「馬連流しが最強って本当?」
三連単や三連複に比べ、予想難易度が低いものの、配当が高くなる馬連。
そんな馬連には「馬連流し」という購入方法があります。
本記事では馬連流しが最強と言われる理由から馬連の上手な買い方まで徹底解説します。
是非、最後までお読みください。
1:馬連流しが最強と言われる理由とは
まずは馬連流しが最強と言われる理由を、馬連と流しの特徴を踏まえつつ解説します。
1-1:馬連とは
馬連とは、正式名称「普通馬番号二連勝複式勝馬投票法」といい、1着と2着の馬を当てる買い方です。
選んだ馬が1着と2着に入っていれば順番は問わず当たりとなります。
単勝・複勝の次に単純な券種で、的中難易度もそれなりに低いものの、配当が高いのが特徴です。
例えば、馬連で④-⑤を予想した場合のレース結果が1着⑤・2着④・3着⑧となった場合は的中となります。
10頭立てレースの場合馬連の組み合わせは45通りで的中率は2.2%、配当中央値は1,910~2,870円です。
つまり、初心者には心強い馬券と言えます。
関連記事:馬連とは何?おすすめの3つの買い方・馬単との違いを徹底解説
1-2:流しとは
次に流しについて解説します。
流しとは、軸の馬を一頭と相手馬を選んで、その組み合わせが順不同で2着以内に入っていれば的中となる買い方です。
馬券には流しの他にボックス、フォーメーションと計3つの買い方がありますが、流しは購入点数が少ない回収率重視の購入方法です。
例えば、軸の馬を①、相手の馬を②③④⑤にした場合の買い目は以下となります。
- ①-②
- ①-③
- ①-④
- ①-⑤
①が2着までに入り、②③④⑤のいずれかが2着までに入れば的中となります。
一番強いと確信できる馬が出場するレースで真価を発揮する馬券と言えます。
つまり、馬券流しが最強と言われるのは馬券流しとは的中率を担保しつつも回収率も期待できるハイブリッドな購入方法であるからだと筆者は考えます。
2:馬連流しのメリット
次に、馬連流しを購入するメリットについて解説します。
それは以下2つです。
- 高配当が期待できる
- 的中率が高い
馬券流しは軸馬と相手馬を複数選択できるため、他の馬券と比較すると購入点数を抑えつつも的中率を上げることができます。
馬連流しをボックス買いと比較すればそれは一目瞭然。
例えば、5頭を選んでボックス買いした場合の購入点数は10点です。
その一方で一頭を軸にした流しの場合は半分の5点に抑えることができます。
絶対にこの馬が一位または二位に来るという確信があれば馬流しで的中しやすくなるのです。
3:馬連流しのデメリット
ここまでは馬連流しのメリットばかりを紹介してきましたが、もちろんデメリットも存在します。
それは以下2つです。
- トリガミになることがある
- 馬連BOXよりも的中率が低い
ボックス買いとは異なり、馬連流しは軸となる馬を絞るための知識が必要です。
また、的中しても人気馬同士の決着の場合は配当が低くトリガミになる可能性も。
さらに馬券BOXよりも購入点数を抑えつつ購入できるものの、その分的中率が下がります。
的中率を重視するなら馬連BOX買いも視野に入れることをおすすめします。
4:馬連流しを狙うべきシチュエーション
「じゃあ馬連流しはどんな時に使えばいいの?」
そんなあなたのために馬券流しが輝く2つのシチュエーションを紹介します。
4-1:上位人気馬が1頭のみのレース
馬連流しは上位人気馬が一頭のみのレースで購入しましょう。
馬連流しは軸馬を決めて相手に流す購入方法です。
軸馬が外れた場合はどんなにパターンを購入していても全てが不的中となります。
そのため、限りなく馬券に絡む可能性が高い馬券を軸に選ぶ必要があるのです。
4-2:10~14頭のレース
馬連流しが輝くのは出場馬数が10~14頭の時です。
中央競馬では最大18頭までが出馬可能ですが、1頭で的中させるのはハードルが高いです。
10頭の時に2.2%だった的中率は18頭では0.65%まで下がります。
とはいえ8頭の場合は配当が下がります。
10~14頭であれば18頭より難易度が低く8頭よりも配当が良くなります。
5:馬連流しの上手な5つの買い方
最後に、馬連流しで儲かる方法を5つ紹介します。
5-1:軸選びを慎重に行う
前述した通り、馬連流しは軸馬選びが重要です。
軸馬が2着以内にならなければ全て不的中となってしまうからです。
例えば、この馬なら単勝でもいけると確信した場合にのみ軸をその馬に定めるなどの基準を儲けると良いでしょう。
軸馬を選ぶ際には過去の実績や系統などのデータを活用して決めていきましょう。
5-2:2頭が強い時は買わない
2頭がどちらも2着までに入るであろうレースに馬連流しはおすすめしません。
その馬のどちらかを軸馬にして他馬に流しても結局は強い2頭で決まる傾向にあるからです。
その場合は前述しました馬連流しのデメリットであるトリガミが発生しやすくなります。
この場合には馬連流しではなく2頭の組み合わせ1点のみの購入にするなどの対策を講じましょう。
5-3:◎△で買う
『◎△で買う』とは、一番人気の馬と4~6番目くらいの馬で組み合わせるという意味です。
というのも、◎◯では配当が低く、トリガミが発生する可能性があります。
その一方では◎△ではある程度の配当が期待できるのです。
5-4:買い目は5点に絞る
馬連流しの買い目は5点に抑えましょう。
買い目が5点なら本命サイド・中程度・穴がバランス良く狙うことができるからです。
3点では高配当の可能性が少なくなり、6点以上ではトリガミの可能性が高くなります。
5-5:相手馬1頭をパドックで選ぶ
馬連流しは相手馬を5頭選ぶのが一般的ですが、そのうち1頭はデータに関係なくパドックから選びましょう。
思わぬ高配当が得られる可能性があります。
というのも、中央競馬の未勝利戦では過去データが少なく、また地方競馬ではクラスが細分化されていることから力が拮抗しています。
当日調子が良く、好走する馬を拾える可能性があるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では馬連流しについて徹底解説しました。
馬連流しなら、軸馬1頭と相手馬を複数選択できるため、必然的に的中率を上げつつ穴馬も狙うことができるため、高配当が期待できます。
ただし、馬連流しは競馬に関する知識が最低限必要である点や、馬連BOXよりは的中率が下がってしまうデメリットも。
そこで、自分の予想にイマイチ自信が持てない方は『競馬予想サイト』の利用を検討してみるのも1つの手です。
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当記事が少しでも多くの人のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。
当サイトの記事や競馬予想サイトへの口コミ内容を監修している。
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