「馬連とワイドの違いって何?」
「併用の方法が知りたい!」
馬連は2着までの2頭の組み合わせを順不同で的中させる券種であり、ワイドは3着までの2頭の組み合わせを順不同で的中させる券種です。
両者の的中条件が似通っていることから、違いは何なのか、また併用することができるのかなどの疑問をお持ちではないでしょうか。
実は、これらを賢く併用させることで、不的中(ゼロ)のリスクを減らしつつ勝率をグンと伸ばすことができるのです。
本記事では、監修者である元競馬新聞記者の鶴谷義雄の知見を交えながら、馬連とワイドの違いから、プロも実践する「併用によるリスクヘッジ術」まで徹底解説します。
馬券の安定感を底上げしたい方は、是非、最後までお読みください。
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馬連とワイドの違いは何?
まずは馬連とワイドそれぞれの的中条件を見ていきましょう。
冒頭でお話しした通り、馬連は1着と2着になる馬の馬番号の組合せを当てる馬券です。

上記の場合、的中馬券は以下の通り。

そしてワイドは3着までの2頭を的中させる馬券です。

馬連では2着までの2頭の組み合わせを着順関係なく的中させる馬券で、ワイドでは3着以内を順不同で的中させるという非常に似た的中条件となっています。
どちらも非常に似た的中条件であることがお分かり頂けたところで、気になっている方も多い馬連とワイドの違いを徹底解説します。
それは以下2つです。
- オッズ
- 平均配当
オッズと平均配当が異なることでどのような差が出るのかを説明していきましょう。
違い①:オッズ
馬連とワイドの違いとしてまず挙げられるのがオッズの差です。
この理由は馬連とワイドは的中条件が異なるからです。
冒頭でも少しお話しした通り、馬連は上位2着を順不同で当てる券種で、ワイドは上位3着の内2頭を順不同で当てる券種です。
この2つの的中条件を比較すると、ワイドの方が的中条件が簡単であることがお分かりいただけるかと思います。
そのため、的中条件に応じてオッズも馬連に比べて必然的に低くなります。
違い②:平均配当
次に挙げられる違いは平均配当です。
馬連はワイドよりもオッズが高くなりがちです。
①で解説した通り、馬連はワイドよりもオッズが高くなる傾向にあります。
ですので的中時の配当も馬連の方が多くなるのです。
| 券種 | 平均配当 |
| 馬連 | 6,000円前後 |
| ワイド | 2,000円前後 |
馬連とワイドでは、平均配当になんと4,000円も差があるのです。
つまり、ワイドよりも馬連の方が儲かりやすいです。
逆に言えば、馬連よりもワイドの方が当てやすいとも言えます。
そこで、馬連とワイドを併用することで相乗効果が生まれて勝率を高めることができます。
回収率は同じ
馬連とワイドの共通事項として、回収率は77.5%で全く同じであることが挙げられます。
競馬の馬券では、売り上げの一部が運営元の収益として差し引かれる「控除」が発生します。
馬連とワイドでの控除率はどちらも22.5%です。
馬連とワイドそれぞれで購入額や購入点数が違えば回収率に差は生じますが、根本は同じであるという認識を持っておきましょう。
馬連とワイドを併用するメリット・デメリット
馬連とワイドは併用することで勝率の幅が広がります。
なぜなら併用する分、戦略の幅が必然的に広くなるからです。
しかしながら、併用することで生まれるデメリットも。
そこで、本章では馬連とワイドを併用するメリットとデメリットを解説します。
馬連とワイドを併用するメリット
馬連とワイドを併用するメリットとしては以下2つです。
- 購入点数を抑えつつ広い買い目を確保できる
- 馬の着順の懸念は不要
馬連とワイドを併用することで馬連でカバーし切れない3着をワイドで拾い切ることができます。
そして、購入点数を抑えつつも広い範囲をカバーできる点も大きな魅力です。
馬単のように順位までを的中させる必要はないため、少ない点数で的中を狙うことができます。
馬連とワイドを併用するデメリット
馬連とワイドを併用するデメリットとしては以下2つです。
- 高配当の期待は薄い
- トリガミになることも
馬連もワイドも的中率が高いので必然的に配当は低くなります。
さらに、買い目を広げ過ぎるあまりトリガミが発生することも。
馬連とワイドの併用は的中率が高く、的中しなくても損失を抑えることができる反面、高配当は期待できないのです。
馬連とワイドの併用で効果的な3つの買い方を紹介
次に、馬連とワイドを併用して真価を発揮する買い方を3つ紹介します。
- 馬連・ワイド1点
- 馬連・ワイド15点
- ワイドメインのボーナス狙い
併用を考えている方は参考にしてみてください。
馬連・ワイド1点
馬連・ワイド1点買いは、馬連とワイドをそれぞれ1点ずつ購入する買い方です。
これは「上位2着を当てる必要がある馬連」に「上位3着の内2頭を当てるワイド」を掛け合わせることで的中率のカバーができる、リスクヘッジに優れた買い方と言えます。
選択する馬は「人気上位2頭」と「人気馬+中穴馬」です。
的中率を担保しつつも回収率が期待できるので参考にしてみてください。
馬連・ワイド15点
次に紹介するのは馬連・ワイド15点購入です。
これは、馬連とワイド併用15点で勝負すると勝率が上がる法則「15点理論」に基づいたものです。
馬連はフォーメーションで9点、ワイドは5頭ボックスで6点購入します。
| 馬連 | ワイド |
| 1着:①,②
2着:①,②,③,④,⑤,⑥ |
5頭ボックス |
| 計:9点 | 計:6点 |
ただし、人気馬ばかり選択するとトリガミになることもあるので中穴馬も確実に選択しましょう。
ワイドメインのボーナス狙い
ワイドをメインに的中させることに全振りした買い方です。
ワイドは馬連よりも的中させやすいためリスクヘッジができる購入方法でしたよね。
そこで、今度はワイド購入の比重を増やして的中率を上げるのです。
馬連はボーナス狙いで、的中した時に高配当が得られるように馬を選びます。
この買い方ならワイドで不的中を避けつつも馬連が的中した際には大きな配当を得ることができます。
馬連とワイドの併用事例
最後に、馬連とワイドを併用して成功した事例を2パターン紹介します。
馬連1点の保険でワイドを購入
1つ目の事例は、2021年の根岸Sです。
このレースでの1番人気はレッドルゼル、2番人気はタイムフライヤー、3番人気はステルヴィオでした。
これらの馬の来歴を考慮すると1・2番人気の一騎打ちが予想され、馬連なら1点勝負が推奨されるレースでした。
しかしながら、結果は1番人気のレッドルゼルが1着に入線したものの、2番人気のタイムフライヤーは3着、2着には10番人気のワンダーリーデルが入線したことで、馬連は5,440円という大荒れの結果となりました。
馬連ワイドの併用なら、このような展開でも対応することができます。
馬連にて1番人気の1点勝負に加えて、同じ買い目のワイドを保険で抑えておくことでワイド360円が的中します。
このように、馬連が外れたとしても同額をワイドにて保険で賭けておくことでプラスに、少なめで購入したとしても回収0円という最悪の事態は避けることができます。
馬連流しの保険でワイドを購入
2つ目の事例は2022年の中山金杯です。
このレースでの1番人気はヒートオンビートでした。
しかしながら、結果はヒートオンビートは3着という結果に。
1着は7番人気のレッドガラン、2着には4番人気のスカーフェイスが入線しました。
相手に1・2着が含まれているワイド流しならヒートオンビートが3着に入線しているため、的中となります。
的中した2点の配当は630円と1,090円であるため回収0円という結果を避けることができました。
軸馬が決まったものの、相手馬が絞りきれない場合は馬連と同じ買い目をワイドで抑えることも視野に入れてみましょう。
まとめ
本記事では、馬連とワイドの仕組みの違いと、それらを併用する具体的なメリット・買い方について解説しました。
馬連の「配当の高さ」と、ワイドの「的中率の高さ」。この二つを組み合わせることで、「馬連で大きく勝ちにいきつつ、もし3着にズレてもワイドで資金を回収する」という、非常に安定感のある馬券運用が可能になります。
もちろん、何でもかんでも併用すれば良いわけではなく、人気馬同士の決着ではトリガミ(赤字)になるリスクも伴います。本記事で紹介した「15点理論」や「ボーナス狙い」などの買い方を、レースの波乱度合いに合わせて使い分けてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
私からのアドバイスは、併用する際の「資金配分」にメリハリをつけることです。「絶対に2着に来る」と信じるなら馬連を厚く(攻め重視)、「3着に滑り込むかも」という穴馬ならワイドを厚く(守り重視)するなど、自信度によって比率を変えるのがプロの買い方です。
「両方同じ額を買って、当たったのにトリガミ(赤字)だった」とならないよう、オッズを確認して資金を割り振る癖をつけてみてくださいね。
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