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更新日:2025.10.02
ローズステークス2025予想

【ローズステークス2025予想】有力馬・穴馬・展開を過去10年の傾向から徹底予想!

監修者:鶴谷義雄
鶴弥義雄

1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。

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監修者紹介ページ
開催日・発走時間 2025年9月14日(日)15:35予定
開催会場 阪神競馬場
グレード G2(第43回)
ダートor芝・距離 芝・1800m(右・外回り)
出走条件・頭数 3歳牝馬・馬齢/フルゲート18頭
優先出走権 上位3着までに秋華賞(G1)の優先出走権
出走予定頭数 18頭(確定出馬表にて決定)
1着本賞金 5,200万円

2025年9月14日に開催されるローズステークス2025(GII)は3歳牝馬の秋華賞トライアルで、上位3頭に優先出走権。

過去10年は1番人気が5勝と軸は堅めつつ、3連単10万円超が5回ある“本命も穴も狙える”一戦です。

本記事では初心者向けに、過去10年のデータから有力馬・穴馬・展開、そして阪神芝1800m外回りのコース特徴から徹底的に予想します。

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日付 レース名 買い目 払戻金額 回収率
2025/08/31(日) 新潟2R

買い目画像

3,069,360円 63945%
2025/08/31(日) 新潟3R 買い目画像 1,876,600円 39095%
2025/08/17(日) 中京6R 買い目画像 389,680円 8118%

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ローズステークス2025の最終予想

枠順確定後、各馬の状態を踏まえて最終予想をまとめました。

馬連流し(4点)
軸馬:⑪カムニャック
相手:①ルージュソリテール、⑤パラディレーヌ、⑧チェルビアット、⑱ビップデイジー

三連複5頭ボックス(10点)
①ルージュソリテール
⑤パラディレーヌ
⑧チェルビアット
⑪カムニャック
⑱ビップデイジー

三連単フォーメーション(18点)
1着:〔⑪カムニャック・⑧チェルビアット〕
2着:〔⑪カムニャック・⑧チェルビアット・⑤パラディレーヌ・⑱ビップデイジー〕
3着:〔⑪カムニャック・⑧チェルビアット・⑤パラディレーヌ・⑱ビップデイジー・①ルージュソリテール〕

◎本命:カムニャック

オークス馬で実力最上位。夏を越して更なる成長がうかがえ、1週前追い切りではCWコースで6F78秒8(ラスト2F11.1-11.0)という圧巻の好時計をマークし自己ベストを1秒以上更新。

当週は坂路で馬なりながらラスト1F12秒1と順調に調整され、メリハリの利いた仕上げです。長く良い脚を使えるタイプで、休み明けでも仕上がりは上々。

阪神外回り1800mでもその持続力を活かした末脚が期待でき、ここでも軸として信頼できます。

○対抗:パラディレーヌ

オークス4着馬。こちらも休養明けを感じさせない好調ぶりで、最終追い切りはCWコースで馬なりのままラスト1F11秒0と鋭い伸び。1週前にも終い11秒2を計時するなど、この中間はキレのある末脚を連発しています。

折り合いもスムーズで動きに軽快さがあり、調整は順調そのもの。右回りでも問題なく、瞬発力はメンバー随一だけに展開次第では一気に差し切る場面まで十分に考えられます。

▲単穴:チェルビアット

NHKマイルCで3着と牡馬相手に健闘した実力馬。久々の今回も坂路主体で乗り込み、1週前に4F51秒4-1F12秒0(坂路・強め)と自己ベストを更新する好仕上がり。最終追い切りは軽めでしたが、しまい1Fは馬なりで12秒3と余力十分。

序盤行きたがる面を見せつつも我慢が利き、直線では楽に12秒台をマークできるなど、動きはマズマズです。

初の1800mになりますが、調教の動きからは力を出せる態勢。決め手勝負になれば侮れない存在です。

△連下:ルージュソリテール

前走のスイートピーSを勝って以来の実戦となりますが、短期放牧を挟んで馬体はフレッシュ。最終追い切りは芝コースで5F72秒2-ラスト1F12秒0と軽めながらも軽快なフットワークで好調さをアピールしました。

折り合いがつきやすく先行力もある一方、しまいにいい脚を使えるのが強みで、距離1800~2000mにも対応可能とのこと。

内枠①番を活かして好位につければ粘り込みも可能ですし、逆に他の先行勢が総崩れになる展開になれば鋭く突っ込んでくるシーンも。

配当妙味十分の存在で押さえておきます。

△連下:ビップデイジー

昨年の阪神JF2着馬でポテンシャルは高いものの、春のクラシックでは精彩を欠いた一頭。しかし、この夏にリフレッシュされ状態は確実に上向き。1週前に坂路4F52秒3-終い12秒3と負荷をかけ、当週は坂路4F55秒7-終い12秒9を馬なりで消化する理想的な調整過程です。

重い馬場でも真っ直ぐ力強く駆け上がっており、動きに硬さはありません。初コンビの西村淳也騎手も好感触を掴んでいる様子で、本番はゲート裏でメンコ(覆面)を外す工夫も予定されています。

復調気配が漂っており、実績馬が本来の力を出せれば侮れません。

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日付 レース名 買い目 払戻金額 回収率
2025/08/31(日) 新潟2R

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3,069,360円 63945%
2025/08/31(日) 新潟3R 買い目画像 1,876,600円 39095%
2025/08/17(日) 中京6R 買い目画像 389,680円 8118%

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ローズステークス2025の追い切り評価

枠順確定後に行われた最終追い切りの内容をもとに、各馬の動きを総合評価しました。

タイムやフォーム、反応、仕上がり具合をチェックし、瞬発力・持続力・コース適性を加味して
SSS〜C評価でランク付けしています。

夏を越えて成長を見せた馬、休み明けでも力強い動きを見せた馬など、それぞれの状態を把握することが予想に直結します。

【評価SSS】カムニャック

栗東坂路で単走馬なりの最終調整ながら、4F55.1-1F12.1のラップを刻みラストまで軽快。

【1週前にはCWコースで6F78.8秒(終い11.0秒)と自己ベスト更新の猛時計】を叩き出し、ひと夏を越してパワーアップした印象です。

8月中旬から意欲的に乗り込まれ、調整過程は順調そのもの。

重心の低い安定した走りで推進力も十分、休み明け初戦として文句なしの仕上がりでしょう

今回の追い切り評価では堂々のトップ評価です。

【評価SS】パラディレーヌ

栗東CWコースで単走馬なりの最終追い切り。6F85.8-1F11.0を計時し、コーナーから直線にかけてスムーズな加速でラストまで伸びやかに駆け抜けました。

1週前もCWで6F85.6-1F11.2と好時計をマークし、要所の反応も抜群。

休養明けながら動きに重さは感じられず、前走オークスからの成長を感じる鋭い伸びを披露。

調子の良さが伝わる絶好の動きで、今回は高評価の「SS」です。

【評価A】チェルビアット

栗東坂路での最終追いは4F56.0-1F12.3(馬なり)と調整程度でしたが、前半行きたがるのを抑えて折り合いをつけ、しまいは軽く促すと楽に12秒3をマーク。

1週前に坂路で4F51.4秒(終い1F12.0秒)と自己ベストを更新しており、休み明けでもしっかり負荷をかけて態勢を整えました。

坂路主体の調教でも全体時計を1秒以上詰めてきた点は好感が持て、終いの伸びも先週から楽に12秒台を連発。大きな上積みこそ感じませんが、久々でも力は出せる仕上がりです。

【評価A】アイサンサン

中4週と間隔は詰まりますが、坂路主体に乗り込み順調。1週前には坂路で自己ベストを更新しており、最終追いは4F52.0-1F12.8(馬なり)と終い重点の調整でした。

一度使われた上積みで動きは軽快。持てる力を出せる状態にあり、大崩れはなさそうです。

【評価A】ヴーレヴー

こちらも夏の上がり馬で、併用調教でしっかり乗り込み順調。最終追いは坂路で4F52.7-1F12.1(強め)をマークし、併走馬に先着して締めくくりました。

動き自体力強く、良い時の状態に近づいている印象。初の重賞の舞台でも持ち前のスピードを発揮できる態勢です。

【評価A】タガノアビー

約3か月ぶりながら仕上がり上々。栗東CWで単走馬なりの最終追いは6F83.3-1F11.6を計時し、ゆったり入って終いサッと伸ばす内容。

雨の影響が残る馬場でもバランス良く走れており、千田調教師も「いい動き」と好感触。オークス3着の実力馬で、一叩きしたわけではない点を考慮しA評価としましたが、地力は上位です。

【評価A】テレサ

中2ヶ月半で栗東坂路を中心に乗り込み十分。最終は坂路で4F53.3-1F12.1(馬なり)としまい重点でしたが、脚捌きはスムーズで軽快そのもの。

首を上手に使い、集中力も維持。大きな派手さはありませんがデキは安定しており、良い意味で平行線の仕上がり。

前走並みの力は発揮できそうです。

【評価A】ビップデイジー

最終追いは栗東坂路で4F55.7-1F12.9(馬なり)とセーブ気味でしたが、重い馬場でもブレの少ないフォームでまっすぐ駆け上がりました。

先週に4F52.3-1F12.3(強め)の好時計を出しており、松下調教師も「体重は変わらないがリフレッシュできている」と順調な仕上がりをアピール。

春の不振から立て直しに成功し、脚捌きに硬さもなく活気十分。久々でも力を十分発揮できるA評価です。

【評価A】ミッキージュエリー

3連勝中の上がり馬。最終追いは栗東CWで6F84.0-1F11.7(馬なり)と軽めでしたが、直線でスッと加速して伸び脚は良好。

1週前にはCWで6F83.5-1F11.0と鋭い動きを見せており、仕上がりは文句なし。デビュー以来崩れておらず、動きもキビキビしていて好印象です。

重賞でも通用するデキにありA評価。

【評価A】ルージュソリテール

最終追いは芝コースで5F72.2-1F12.0(馬なり)と軽めの内容ながら、フットワークは実に軽く状態の良さを感じさせました。

前走後はオークスを自重し成長を促した効果か、馬体に余裕がありながらも動きはシャープ。折り合いもついており、しまい重点でサッと伸ばす調整内容も好印象です。

強調材料こそ少ないものの、仕上がりは良く力は出せる態勢と見てA評価とします。

【評価B】ダンツエラン

最終追いは栗東CWで併せ馬を行い、6F81.0-1F12.5(強め)をマークして併走先着。序盤から意欲的な走りで全体時計は優秀でしたが、ゴール前でやや脚色が鈍り気味に。

最後は気合をつけられて踏ん張りましたが、もうひと伸び欲しい印象です。一追いごとの良化は伺えますが、現状では勝ち負けまでどうか。

調教内容からは可もなく不可もなしで、評価はBどまりとします。

【評価B】ミッキーマドンナ

久々を叩いての参戦。美浦ウッドでの最終追い切りでは6F81秒台(馬なり)を記録しましたが、併走馬に半馬身ほど遅れを取る内容でした。

左右の脚捌きにアンバランスさが残り、道中はやや頭が高めでハミを噛む素振りも見られました。動き自体はこの馬なりに走れていますが、もう少しリラックスして走れればベター。

大きな不安はないものの、目立つ良化も感じられず平凡な印象で評価Bです。

【評価B】コンドゥイア

坂路とウッドを併用して乗り込み豊富。最終追いは栗東坂路で4F52.5-1F12.4(馬なり)をマークしましたが、併走馬に半馬身遅れ。それでも自身は4F52秒台と自己ベストを更新しており、動きそのものは前走以上に良化しています。

重賞で相手が一気に強化される中、もう一皮むけた印象はないものの、水準以上のデキには仕上がったと判断。

及第点の動きで評価Bとしました。

【評価C】フェアリーライク

最終追いは栗東坂路で4F52.3-1F12.1(馬なり)と自己ベストに迫る時計を出しました。

しかし道中の行きっぷりは平凡で、促してからの反応も平均的。首の使い方が硬く、推進力が上に逃げがちで走りにフワつきが見られました。

時計自体は悪くないものの、目立つ素材感は感じられず強調しづらい内容。

現状では重賞の壁は厚く、評価Cが妥当でしょう。

【評価C】セナスタイル

栗東CWでの併せ馬では6F82秒台(馬なり)で同入する順調な動きを見せましたが、終始フットワークが大きく力みが取れない印象も受けました。

最終追いの坂路でも4F53秒台と平凡で、もうひと段階良化の余地を残す内容。目立った伸びシロが感じられず、今回は評価を下げています。

現状では決め手に欠け、相手強化の重賞で上位進出となると厳しいかもしれません。

【評価C】マトラコーニッシュ

栗東坂路での最終追いは4F52.0-1F12.2(馬なり)と自己ベストをマーク。動き自体は悪くなく前走以上の気配は見せています。

ただ、序盤の行き脚に乗るまでに少しモタつく場面があり、加速にワンテンポ時間がかかった印象です。ラストも一杯に追われずとも脚色が鈍ったように映り、集中力が続き切らない感じも受けました。

格上挑戦のここではもう一段階の上積みが欲しく、現状では苦戦必至と見て評価Cです。

【評価C】ランフォーヴァウ

半年ぶりの実戦になりますが、中間は乗り込み豊富で坂路・ウッドで自己ベストを連発し調整自体は順調でした。

最終追いも坂路で4F52秒台(馬なり)と水準級の動きを披露。しかし、長期休養明けの分か動きにまだ実戦勘が戻り切っていない印象もあり、動きのキレや迫力では他馬に見劣ります。

良化途上でピーク手前という評価で、ここはC評価とします。まずは叩いてから改めて狙いたい一頭です。

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日付 レース名 買い目 払戻金額 回収率
2025/08/31(日) 新潟2R

買い目画像

3,069,360円 63945%
2025/08/31(日) 新潟3R 買い目画像 1,876,600円 39095%
2025/08/17(日) 中京6R 買い目画像 389,680円 8118%

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ローズステークス2025 出走予定馬(確定・全頭)

枠番 馬番 馬名 騎手 前走 主な実績・特徴
1 1 ルージュソリテール 横山武史 スイートピーS①着 良血馬、春は桜花賞出走ならず
1 2 ミッキーマドンナ J.モレイラ 未勝利条件 or 1勝クラス 実績が浅いが動きに注目の馬
2 3 ダンツエラン 団野大成 条件クラス戦 上がり馬で勢いあり
2 4 フェアリーライク 武豊 1勝クラス勝ち 良血の名牝系、注目血統
3 5 パラディレーヌ 丹内祐次 オークス④着 安定した末脚の持ち主
3 6 ヴーレヴー 浜中俊 夏の条件戦など 距離延長で変わり身期待
4 7 ミッキージュエリー 岩田望来 2勝クラス(芝1800m)①着 3連勝中、レコード勝ちの実績
4 8 チェルビアット C.ルメール NHKマイルC③着 良血・切れ味タイプ
5 9 タガノアビー 藤岡佑介 オークス出走または長久手特別勝ちなど 潜在力あり、前走上がり脚良好
5 10 テレサ 松山弘平 柳川特別2勝クラス①着 夏の上がり馬、勢い重視
6 11 カムニャック 川田将雅 優駿牝馬(オークス)①着 オークス馬、世代女王
6 12 マトラコーニッシュ 池添謙一 条件戦勝ちなど 幅を持たせてきた馬、注目される
7 13 アイサンサン 田山旺佑 条件戦などで安定感あり 差し脚次第で上位進出もあり得る
7 14 セナスタイル 岩田康誠 2勝クラスまたは昇格戦 ここにきて上昇気配
7 15 タイセイプランセス 石橋脩 条件戦/前走オークスなど 前残り対応可能な先行脚質
8 16 コンドゥイア 鷲頭虎太 1勝クラス勝ちなど 馬場状態が合えば伸びしろあり
8 17 ランフォーヴァウ 横山典弘 未勝利・条件戦中心 外枠からの差し込みを期待したい馬
8 18 ビップデイジー 西村淳也 優駿牝馬(オークス)13着 阪神JF2着の実績馬、巻き返し狙う

ローズステークス2025の有力馬3頭

ここでは、出走予定馬の中から特に注目すべき有力馬3頭をピックアップして解説します。

実績・底力とも高く評価でき、人気にも推されそうな「勝ち負け必至」の3頭です。

カムニャック

オークス馬カムニャックは世代女王の実績最上位馬。

春はフローラS→オークスを連勝し、スタミナ豊富で持続力のある末脚が最大の武器です。オークスでも早めに抜け出し後続を封じる強い内容で、展開不問の安定感があります。

懸念は初距離の1800m。2000m以上では無敗ながら、マイル戦では未勝利と距離短縮に不安を残します。

ただし阪神外回り1800mは中距離寄りの舞台で、春より成長した今なら対応可能と予想しています。

パラディレーヌ

堅実な末脚が魅力のパラディレーヌ。

春はフラワーカップ2着、オークスでは7番人気ながら4着と健闘し、着差は勝ち馬カムニャックからわずか0.3秒。

先行して折り合い、確実に伸びる安定感が持ち味で、掲示板を外さない堅実さを誇ります。

阪神1,800mはベスト条件で、フラワーカップ好走実績もあり舞台適正は十分。課題は勝ち切る決めて不足ですが、相手なりに走れる強みもあり、メンバーが落ち着く今回は重賞初制覇のチャンス。母系が晩成傾向のため、夏を越しての成長にも期待できます。

調教でも好感触を示しており、丹内祐次騎手とのコンビで勝機を狙います。

チェルビアット

マイルGIで激走した快速娘・チェルビアット。

春はクラシック路線ではなくNHKマイルCに挑戦し、12番人気で3着と大健闘。

父ロードカナロア譲りのスピードに加え、半姉は秋華賞馬ショウナンパンドラという良血で、成長力にも期待できます。

レースは差し脚質中心で、直線の長い阪神外回りはプラス。課題は折り合いですが、坂路追い切りでは軽快な動きを見せ、距離延長にも不安は少なめ。ルメール騎手との新コンビでチャンス十分です。

総合力では上位2頭に譲るものの、一発の魅力は随一。高速決着よりもタフな展開や時計の掛かる馬場で真価を発揮するタイプで、人気以上の妙味がありそうです。

ローズステークス2025の穴馬2頭

波乱含みのローズSだけに、人気薄の中から台頭しそうな穴馬もチェックしておきましょう。

ここでは実力に見合わず人気が手頃になりそうな2頭をピックアップします。

過去の傾向からも「穴馬の激走」が珍しくないレースですので、ぜひ押さえておきたいところです。

ルージュソリテール

春の鬱憤を晴らす素質馬・ルージュソリテール。

デビュー戦を快勝後、チューリップ賞は6着に敗れクラシック出走を逃しましたが、スイートピーS(芝1800m)で鋭い差し脚を繰り出し1着

オークスには向かわず休養に入ったのは、秋に備えた陣営の期待の表れです。

阪神芝1800mは初経験ですが、直線の長いコースは末脚を活かせる条件。母レッドオルガ譲りの切れ味も魅力で、展開次第では上位に浮上する可能性があります。

想定オッズは単勝10倍前後と中穴候補ながら、能力は有力馬に引けを取らず、配当妙味ある伏兵として注目です。

ビップデイジー

巻き返しを狙う実力馬・ビップデイジー。

昨年の阪神JFで2着と好走し「世代屈指」と期待されましたが、春はチューリップ賞3着後、桜花賞11着・オークス13着と不振に終わりました。

父サトノダイヤモンド×母父キングカメハメハの配合で、本来は中距離向きの成長力あるタイプ。休養を挟んで立て直された効果で、秋は本来の力を発揮できる可能性があります。

人気は落とす見込みですが、能力は世代上位。渋った馬場やタフな展開になれば一気に浮上も可能

ローズステークス2025の展開予想

最後に、レースの展開を予想してみましょう。過去の脚質傾向やメンバー構成から、今年のローズステークスは以下のようなシナリオが考えられます。

①ペースは平均~ややスローか

ローズSは例年落ち着いた流れ。

過去10年で逃げ切り勝ちはゼロ、逃げ馬の連対もわずか2回。先行~中団差しが決まりやすい傾向です。

今年も極端な逃げ馬はおらず、ペースはミドル~ややスローで、隊列も縦長にはならない見込みです。

ハナを切るのはパラディレーヌかタイセイプランセスか。いずれも先行力があり、特にパラディレーヌは折り合いに優れ平均ペースを作りやすいタイプ。前半1000mは59~60秒台の標準的な流れになりそうで、直線勝負で差し馬の末脚が生きる展開が想定されます。

②差し優勢、上がり勝負に

阪神芝1800m外回りは直線が長く急坂もあり、スローペースでも直線入口で馬群が凝縮しやすい舞台。過去データでは上がり最速馬の連対率が80%と高く、瞬発力勝負に強い差し馬が有利です。

今年もカムニャック、チェルビアット、ルージュソリテール、ビップデイジーといった差し馬が揃い、特にチェルビアットは鋭い末脚で脅威。差し・追い込み勢が優勢のシナリオが濃厚です。

ただし先行勢も侮れません。過去10年で逃げ・先行が4勝しており、パラディレーヌやミッキージュエリーのように内で脚を溜めた馬が粘り込むケースも。位置取りと仕掛けどころの駆け引きが、勝敗を分けるポイントになりそうです。

③ポイントは位置取りと末脚

勝負の鍵は「直線でどこに位置するか」と「速い上がりを繰り出せるか」
先行で脚を温存できる馬か、中団後方から鋭く伸びる馬か、いずれにせよ上がり3Fの速さが結果を左右します。

カムニャックは中団前目から早め抜け出しが理想。川田騎手も得意の戦法で力を引き出すでしょう。一方、チェルビアット・ルージュソリテール・ビップデイジーら差し勢は末脚勝負に徹し、阪神外回りの直線+急坂で浮上を狙います。

坂で止まる馬と加速できる馬の差が結果に直結する舞台。総合的には中団差し馬が展開利を得そうですが、先行馬の粘り込みも残る可能性があり、枠順や馬場次第で勢力図が変わる一戦です。

ローズステークス2025が開催される阪神芝1,800mの特徴

ローズステークス2025予想 阪神競馬場芝1800mの特徴
出典:JRA

ローズステークスは阪神競馬場・芝1800m(外回り)コースで行われます。そのコースの特徴を押さえておきましょう。

コース形態や枠順の有利不利などを理解することで、予想の精度向上に役立ちます。

コースの基本的レイアウト

阪神芝1800m外回りは右回りの中距離コースで、スタートは向正面2コーナー出口付近のポケット。

最初の3コーナーまで約644mの長い直線があり、序盤でポジションを取りやすく枠順の不利は少なめです。コース途中には高低差1.8mの起伏があり、3~4コーナーはスパイラルカーブで緩やかな下り坂になっています。

直線は外回りで473.6m(Aコース時)と長く、さらにゴール前200m地点から120m続く高低差1.8mの急坂が待ち受けます。

つまり「長い直線+急坂」という構造で、瞬発力とスタミナの両方を要求するタフな舞台です。

長い直線と坂の影響

阪神芝1800m外回りは、瞬発力と持久力の両立が求められるコース。直線が長いため早め先頭では押し切りが難しく、後続の差し脚を凌ぐ底力が不可欠です。さらにゴール前の急坂で脚が鈍る馬も多く、坂に強い馬だけが最後まで伸びます。つまり瞬間的な切れ味+坂を駆け上がる持続力が勝敗を分けるポイントとなります。

過去のローズSでもこの特性は顕著で、上がり最速馬の複勝率は80%。反対に逃げ馬は勝利ゼロと苦戦続き。

持続力を備えた先行馬や、一気に差し切れる末脚型が台頭してきました。

また馬場状態も大きく影響します。雨で渋ればスタミナ型やパワー血統が浮上し、高速馬場なら瞬発力勝負に傾きます。

当日の馬場コンディションの見極めが的中への重要なカギとなります。

枠順の有利不利

阪神芝1800m外回りは、長い向正面があるため枠順の差は小さく、内外どちらでもポジションを取りやすいのが特徴です。

過去10年のローズSでも大きな偏りはなく、極端な有利不利は見られません。

統計的には6~7枠が好成績で2勝ずつを記録し連対数も最多。一方で2枠は勝ち星がなく連対率も低調。

ただしこれはサンプルの偏りによる可能性も高く、過度に意識する必要はありません。

むしろ展開や馬の能力の方が重要で、外枠でもスムーズに先行できる馬や、外を回っても脚を使える馬は不利になりにくいです。

逆に内枠でもスタートで後手を踏めば直線で壁になるリスクがあります。

結論として、枠順は参考程度に留め、騎手の立ち回りと展開を重視すべき舞台です。

ローズステークス2025の過去10年のデータと傾向

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 斤量 所属 人気 単勝 騎手
2024年 1 2 2 クイーンズウォーク 牝3 55.0 (栗) 2 4.9 川田将
2 3 4 チェレスタ 牝3 55.0 (栗) 7 26.8 西村淳
3 6 10 セキトバイースト 牝3 55.0 (栗) 11 51.6 藤岡佑
2023年 1 6 12 マスクトディーヴァ 牝3 54.0 (栗) 7 23.2 岩田望
2 3 5 ブレイディヴェーグ 牝3 54.0 (美) 1 2.1 ルメー
3 5 10 マラキナイア 牝3 54.0 (栗) 5 15.4 川田将
2022年 1 5 8 アートハウス 牝3 54.0 (栗) 1 2.7 川田将
2 4 6 サリエラ 牝3 54.0 (美) 2 4.0 ルメー
3 6 9 エグランタイン 牝3 54.0 (栗) 7 19.1 池添謙
2021年 1 6 12 アンドヴァラナウト 牝3 54.0 (栗) 4 5.8 福永祐
2 5 10 エイシンヒテン 牝3 54.0 (栗) 12 49.2 松若風
3 7 14 アールドヴィーヴル 牝3 54.0 (栗) 1 3.6 松山弘
2020年 1 1 1 リアアメリア 牝3 54.0 (栗) 3 5.1 川田将
2 7 13 ムジカ 牝3 54.0 (栗) 14 103.9 秋山真
3 4 8 オーマイダーリン 牝3 54.0 (栗) 11 59.4 和田竜
2019年 1 4 4 ダノンファンタジー 牝3 54.0 (栗) 1 2.2 川田将
2 8 11 ビーチサンバ 牝3 54.0 (栗) 6 16.0 福永祐
3 6 8 ウィクトーリア 牝3 54.0 (美) 2 4.3 戸崎圭
2018年 1 7 13 カンタービレ 牝3 54.0 (栗) 5 9.3 ルメー
2 3 5 サラキア 牝3 54.0 (栗) 2 4.2 池添謙
3 3 4 ラテュロス 牝3 54.0 (栗) 13 88.2 秋山真
2017年 1 7 14 ラビットラン 牝3 54.0 (栗) 8 26.4 和田竜
2 8 16 カワキタエンカ 牝3 54.0 (栗) 6 21.4 横山典
3 3 6 リスグラシュー 牝3 54.0 (栗) 3 6.3 武豊
2016年 1 4 7 シンハライト 牝3 54.0 (栗) 1 1.6 池添謙
2 1 1 クロコスミア 牝3 54.0 (栗) 11 77.6 岩田康
3 2 3 カイザーバル 牝3 54.0 (栗) 6 20.8 四位洋
2015年 1 8 15 タッチングスピーチ 牝3 54.0 (栗) 7 12.2 ルメー
2 4 8 ミッキークイーン 牝3 54.0 (栗) 1 2.6 浜中俊
3 7 13 トーセンビクトリー 牝3 54.0 (栗) 2 6.4 武豊

ここからは過去10年(2015~2024年)のローズステークスの結果データを振り返り、レース傾向を分析します。

人気や配当、血統、そしてローテーション(前走)の観点から傾向を探ってみましょう。

総合傾向

過去10年のローズSは「本命決着」と「波乱決着」がほぼ半々。1番人気は【5-2-0-3】で勝率50%、連対率70%とまずまず安定しており、順当に勝つ年も多い一方で、敗れた年は中~大波乱にています。

特に目立つのが6~9番人気の伏兵馬で、7番人気からは2頭の勝ち馬を輩出。8番人気や5番人気も勝利例があり、単勝10~20倍台の馬は【3-3-4-34】と好走多数。実際、3連単10万円超えは過去10年で5回、最高は2020年の100万円超えでした。

また、このレースは秋華賞トライアルという性格上、多くの有力馬が休み明け初戦となるのも特徴。春の実績馬が仕上がり不足で取りこぼす一方、夏を越して成長した馬が一気に台頭するケースも少なくありません。「春の実績=秋の結果ではない」点が大きなポイントです。

【血統】傾向

種牡馬 条件 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ディープインパクト 当該重賞 5-4-2-24 / 35 14.3% 25.7% 31.4%
当該条件 (同距離 & WIN5対象; 推定)
キズナ 当該重賞 1-0-1-11 / 13 8% 8% 15%
当該条件 1-2-1-12 / 16 6% 19% 25%
ルーラーシップ 当該重賞 1-0-0-5 / 6 17% 17% 17%
当該条件 2-2-0-13 / 17 12% 24% 24%
ハービンジャー 当該重賞 0-1-0-7 / 8 0% 13% 13%
当該条件 4-1-1-18 / 24 17% 21% 25%
エピファネイア 当該重賞 0-1-0-7 / 8 0% 13% 13%
当該条件 0-1-0-3 / 4 0% 25% 25%
ロードカナロア 当該重賞 0-1-0-2 / 3 0% 33% 33%
当該条件 3-2-0-6 / 11 27% 46% 46%
キタサンブラック 当該重賞 0-0-0-3 / 3 0% 0% 0%
当該条件 0-0-0-2 / 2 0% 0% 0%
サトノダイヤモンド 当該重賞 0-0-0-1 / 1 0% 0% 0%
当該条件 0-0-0-0 / 0 0% 0% 0%

ローズSはサンデーサイレンス系が主流で、ディープインパクト産駒は過去10年で3勝と好相性。エピファネイア産駒アンドヴァラナウトやルーラーシップ産駒クイーンズウォークなど、中距離型でスタミナと切れを兼備した血統が活躍しています。

近年はルーラーシップ×ディープのマスクトディーヴァのように配合の多様化も進みますが、舞台特性からは依然として瞬発力血統が優勢

さらに母系ではエアグルーヴやシーザリオなど名牝系出身馬の活躍も多く、2025年も良血馬の台頭に注目です。

【馬齢】傾向

ローズSは3歳牝馬限定戦のため馬齢差はありませんが、「3歳秋の成長力」が勝敗を左右します。

春の実績馬が順当に勝つ年もあれば、夏を経て力をつけた馬が一気に逆転するケースも。典型は2023年マスクトディーヴァで、春は未勝利上がりながら夏に力をつけ、ローズSを7番人気で制しました

つまり春の実績=秋の結果とは限らないのが特徴。斤量は全馬55kgで差はなく、重要なのは「今の充実度」と「成長度合い」です。

春の実績馬を過信せず、夏を越えて伸びてきた馬にも注目することがポイントです。

ローズステークス2025の過去10年の人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 1着占有率 3着以内占有率
1番人気 5-2-0-3 50.0% 70.0% 70.0% 50.0% 23.3%
2番人気 1-2-2-5 10.0% 30.0% 50.0% 10.0% 16.7%
3番人気 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0% 0.0% 6.7%
4番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
5番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0% 10.0% 6.7%
6番人気 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0% 0.0% 10.0%
7番人気 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0% 20.0% 10.0%
8番人気 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0% 10.0% 3.3%
9番人気 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0.0% 6.7%
10番人気 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0.0% 6.7%
11番人気 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1% 0.0% 3.3%
12番人気 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0-0-1-7 0.0% 0.0% 12.5% 0.0% 3.3%
14番人気 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-1-0-6 0.0% 14.3% 14.3% 0.0% 3.3%
16番人気 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
17番人気 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
18番人気 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

次に、人気順による成績を詳しく見てみましょう。

どの人気まで馬券圏内に食い込んでいるのか、またどの程度波乱傾向なのかを分析します。

1番人気は比較的安定

ローズSの1番人気は【5勝・連対率70%・複勝率70%】と比較的安定。

他のトライアルより信頼度は高く、能力上位馬が結果を出しやすい舞台です。大崩れはほぼなく、掲示板は確保するケースが大半。単勝1倍台の圧倒的な人気馬(ジェンティルドンナやダノンファンタジー)は順当に勝利しています。

ただし今年のように抜けた存在が不在で、カムニャックが2倍台前半程度の人気にとどまる状況では信頼度は相対的に下がります。こうした年は過去にも波乱が起きており、本命軸+伏兵警戒のスタンスが妥当です。

ヒモ荒れに要警戒

1番人気は安定している一方、相手には波乱が多いのがローズSの特徴です。特に3~4番人気は勝ち星ゼロで不振傾向。

その分5番人気以下が健闘し、2015年は5番人気→7番人気→11番人気で決着し3連単108万円の大波乱となりました。

例年7~8番人気の伏兵が台頭しやすく、ビップデイジー(想定7~8番人気)、ルージュソリテール(過小評価なら人気薄も)、ミッキージュエリー(重賞初挑戦の3連勝馬)などは要注意。

馬券戦術としては「人気サイド+中穴」の組み合わせが有効です。1番人気から手広く流す、あるいは人気薄を2~3着に据えるフォーメーションが狙い目。過去10年の3連単平均配当は約13万円と高く、本命+穴のバランスを意識することが高配当攻略のカギです。

ローズステークス2025の過去10年の枠番別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 1着占有率 3着以内占有率
1枠 1-1-1-12 6.7% 13.3% 20.0% 10.0% 10.0%
2枠 0-1-2-14 0.0% 5.9% 17.6% 0.0% 10.0%
3枠 1-2-2-13 5.6% 16.7% 27.8% 10.0% 16.7%
4枠 2-1-0-15 11.1% 16.7% 16.7% 20.0% 10.0%
5枠 1-0-1-17 5.3% 5.3% 10.5% 10.0% 6.7%
6枠 2-1-1-16 10.0% 15.0% 20.0% 20.0% 13.3%
7枠 2-2-2-16 9.1% 18.2% 27.3% 20.0% 20.0%
8枠 1-2-1-20 4.2% 12.5% 16.7% 10.0% 13.3%

枠順による成績の偏りについても確認しておきます。

前述のコース特徴でも触れたように、阪神芝1800m外回りは枠順による大きな差はないとされています。ただデータ上、ごくわずかながら傾向は出ています。

外枠がやや優勢

過去10年のローズSは1~8枠すべてで勝ち馬が出ており、極端な内外の不利は見られません

ただし6枠・7枠が2勝ずつで連対数も最多、次いで8枠も好走が多いのに対し、2枠は勝ち星ゼロで低調。

統計的には「外目の枠がやや有利」といえます。

外枠の利点は、向正面の長い直線でスムーズにポジションを取れること。コーナーで外を回されても距離ロスが少なく済みます。一方、内枠は包まれるリスクがあり、位置を下げると挽回が難しくなります。ただし差は小さく、展開次第で覆る程度です。

今年、仮にカムニャックが6枠、チェルビアットが7枠、ルージュソリテールが8枠ならデータ的には追い風ですが、最終的には枠順より馬の力と騎手の立ち回りが結果を左右するでしょう。

ローズステークス2025の過去10年の前走レース別成績

前走レース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 勝ち馬数 主な勝ち馬
優駿牝馬(オークス) 6-2-3-34 / 45 13.3% 17.8% 24.4% 6頭 カンタービレ(18)・ダノンファンタジー(19)・リアアメリア(20)・アートハウス(22)・クイーンズウォーク(24)
1勝クラス 4-4-2-43 / 53 7.5% 15.1% 18.9% 4頭 タッチングスピーチ(15)・ラビットラン(17)・アンドヴァラナウト(21)・マスクトディーヴァ(23)
2勝クラス 0-2-5-24 / 31 0.0% 6.5% 22.6% 0頭
3勝クラス 0-0-0-3 / 3 0.0% 0.0% 0.0% 0頭
フローラS 0-1-0-2 / 3 0.0% 33.3% 33.3% 0頭
桜花賞 0-0-0-3 / 3 0.0% 0.0% 0.0% 0頭
NHKマイルC 0-0-0-4 / 4 0.0% 0.0% 0.0% 0頭
クイーンS 0-0-0-2 / 2 0.0% 0.0% 0.0% 0頭

最後に、各馬が前走にどのレースを使っていたかによる成績の違いを見てみます。

ローズステークスは桜花賞・オークス後の秋初戦となる馬が多いため、前走レースの傾向=どの路線組が活躍しているかが読み取れます。

①優駿牝馬(オークス)組

ローズSで圧倒的に強いのが前走オークス組。過去10年の勝ち馬のうち7頭を占め、連対率・3着内率も他路線を大きく上回ります。

G1を経験した底力はやはり信頼度が高く、「ローズS=オークス組主役」の構図が明確です。

今年もカムニャック(オークス1着)、パラディレーヌ(オークス4着)らが該当し、軽視は禁物。特に本番で上位人気・好走した馬は信頼度が高く、2018年カンタービレ(オークス3着→ローズS勝利)、2022年アートハウス(オークス7着も1番人気→勝利)の例があります。

逆に大敗からの巻き返しは少ないですが、2020年リアアメリア(オークス15着→ローズS勝利)のように例外もあり、見限れない存在です。

②条件クラス組

オークス不出走や別路線組の中で、条件戦からの参戦馬も侮れません。過去10年で3頭の勝ち馬が出ており、その内訳は1勝クラス経由2頭、2勝クラス経由1頭。代表例は2023年マスクトディーヴァ(1勝クラス勝ち→ローズS制覇)、2015年タッチングスピーチ(2勝クラス勝ち→優勝)です。

この組は夏に力をつけてきた上がり馬が多く、成長力と勢いで一気に通用するケースがあります。特に1勝クラス組は【2-0-1-14】と2頭の勝ち馬を輩出し、データ的にも軽視禁物。

今年はミッキージュエリー(2勝クラス1着)、テレサ(2勝クラス1着)、ルージュソリテール(1勝クラス→L勝ち)が該当。いずれも勢い十分で、大穴演出の候補はこの組からと言えるでしょう。

③その他の路線

オークス組・条件戦組以外では桜花賞組やNHKマイルC組、クイーンS組などがいますが、過去10年で勝ち馬はゼロ。連対例も少なく、基本的には割引きが必要です。

今年はチェルビアット(前走NHKマイルC)、ビップデイジー(桜花賞→オークス参戦も大敗)、インヴォーグ(1勝クラス)などが該当。特にチェルビアットは異色で、データが少なく判断が難しい存在です。ただ近年はトライアルの分散開催により、別路線組が出走するケースも増えており、新風を吹き込む可能性はあります。

とはいえ総じて図式は「オークス組vs上がり馬」。基本はこの構図を重視しつつ、別路線からの伏兵を“押さえ”程度に扱うのが賢明でしょう。

ローズステークス2025予想まとめ

以上、ローズステークス2025予想でした。

本命はオークス馬カムニャック。安定感抜群で1800mも対応可能と見ます。対抗はパラディレーヌ、成長力と安定感で連軸候補。

単穴はチェルビアット。切れ味鋭く一発あり。穴馬はルージュソリテールとビップデイジーで、特にビップは人気落ちで巻き返しに注目。

過去傾向からは人気馬+伏兵決着が多く、波乱含み。当日の馬場やパドックも確認しつつ、人気サイドと中穴をバランス良く押さえるのが狙い目です。

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