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更新日:2025.09.07
ローズステークス2025予想

【ローズステークス2025予想】有力馬・穴馬・展開を過去10年の傾向から徹底予想!

2025年9月14日に開催されるローズステークス2025(GII)は3歳牝馬の秋華賞トライアルで、上位3頭に優先出走権。

過去10年は1番人気が5勝と軸は堅めつつ、3連単10万円超が5回ある“本命も穴も狙える”一戦です。

本記事では初心者向けに、過去10年のデータから有力馬・穴馬・展開、そして阪神芝1800m外回りのコース特徴から徹底的に予想します。


監修者:鶴谷義雄
鶴弥義雄

1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。

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ローズステークス2025の最終予想

最終追い切り終了後、9月12日(金)に更新します。

ローズステークス2025の追い切り評価

最終追い切り終了後、9月12日(金)に更新します。

ローズステークス2025 出走予定馬(想定)

馬名 騎手 前走 主な実績・特徴
カムニャック 川田将雅 優駿牝馬(オークス)①着 オークス馬、世代女王
チェルビアット C.ルメール NHKマイルC③着 半姉ショウナンパンドラ、良血馬
パラディレーヌ 丹内祐次 優駿牝馬(オークス)④着 勝ち馬と0.3秒差、堅実な末脚
ルージュソリテール 横山武史 スイートピーS①着 良血馬、春は桜花賞出走ならず
テレサ 松山弘平 2勝クラス(柳川特別)①着 夏に力をつけた上がり馬
ビップデイジー 未定 優駿牝馬(オークス)13着 阪神JF②着の実績馬、巻き返し狙う
ミッキージュエリー 岩田望来 2勝クラス(芝1800m)①着 3連勝中、レコード勝ち
フェアリーライク 武豊 1勝クラス(芝1800m)①着 名牝エアグルーヴの曾孫、注目血統

この他にも、アイサンサン、ヴーレヴー、インヴォーグ、タイセイプランセス、ダンツエラン、ノーランサンライズ、マトラコーニッシュ、ミッキーマドンナ、ランフォーヴァウ等が出走を予定しています。

桜花賞・オークス組 vs 夏の上がり馬という構図が鮮明で、勢力図が一気に変わる可能性もあります。

ローズステークス2025の有力馬3頭

ここでは、出走予定馬の中から特に注目すべき有力馬3頭をピックアップして解説します。

実績・底力とも高く評価でき、人気にも推されそうな「勝ち負け必至」の3頭です。

カムニャック

オークス馬カムニャックは世代女王の実績最上位馬。

春はフローラS→オークスを連勝し、スタミナ豊富で持続力のある末脚が最大の武器です。オークスでも早めに抜け出し後続を封じる強い内容で、展開不問の安定感があります。

懸念は初距離の1800m。2000m以上では無敗ながら、マイル戦では未勝利と距離短縮に不安を残します。

ただし阪神外回り1800mは中距離寄りの舞台で、春より成長した今なら対応可能と予想しています。

パラディレーヌ

堅実な末脚が魅力のパラディレーヌ。

春はフラワーカップ2着、オークスでは7番人気ながら4着と健闘し、着差は勝ち馬カムニャックからわずか0.3秒。

先行して折り合い、確実に伸びる安定感が持ち味で、掲示板を外さない堅実さを誇ります。

阪神1,800mはベスト条件で、フラワーカップ好走実績もあり舞台適正は十分。課題は勝ち切る決めて不足ですが、相手なりに走れる強みもあり、メンバーが落ち着く今回は重賞初制覇のチャンス。母系が晩成傾向のため、夏を越しての成長にも期待できます。

調教でも好感触を示しており、丹内祐次騎手とのコンビで勝機を狙います。

チェルビアット

マイルGIで激走した快速娘・チェルビアット。

春はクラシック路線ではなくNHKマイルCに挑戦し、12番人気で3着と大健闘。

父ロードカナロア譲りのスピードに加え、半姉は秋華賞馬ショウナンパンドラという良血で、成長力にも期待できます。

レースは差し脚質中心で、直線の長い阪神外回りはプラス。1800mは初距離ですが、血統背景から対応可能と見られます。課題は折り合いですが、坂路追い切りでは軽快な動きを見せ、距離延長にも不安は少なめ。ルメール騎手との新コンビでチャンス十分です。

総合力では上位2頭に譲るものの、一発の魅力は随一。高速決着よりもタフな展開や時計の掛かる馬場で真価を発揮するタイプで、人気以上の妙味がありそうです。

ローズステークス2025の穴馬2頭

波乱含みのローズSだけに、人気薄の中から台頭しそうな穴馬もチェックしておきましょう。

ここでは実力に見合わず人気が手頃になりそうな2頭をピックアップします。

過去の傾向からも「穴馬の激走」が珍しくないレースですので、ぜひ押さえておきたいところです。

ルージュソリテール

春の鬱憤を晴らす素質馬・ルージュソリテール。

デビュー戦を快勝後、チューリップ賞は6着に敗れクラシック出走を逃しましたが、スイートピーS(芝1800m)で鋭い差し脚を繰り出し1着

オークスには向かわず休養に入ったのは、秋に備えた陣営の期待の表れです。

阪神芝1800mは初経験ですが、直線の長いコースは末脚を活かせる条件。母レッドオルガ譲りの切れ味も魅力で、展開次第では上位に浮上する可能性があります。

想定オッズは単勝10倍前後と中穴候補ながら、能力は有力馬に引けを取らず、配当妙味ある伏兵として注目です。

ビップデイジー

巻き返しを狙う実力馬・ビップデイジー。

昨年の阪神JFで2着と好走し「世代屈指」と期待されましたが、春はチューリップ賞3着後、桜花賞11着・オークス13着と不振に終わりました。

父サトノダイヤモンド×母父キングカメハメハの配合で、本来は中距離向きの成長力あるタイプ。休養を挟んで立て直された効果で、秋は本来の力を発揮できる可能性があります。

人気は落とす見込みですが、能力は世代上位。渋った馬場やタフな展開になれば一気に浮上も。2020年ローズSでは14番人気ムジカが2着に激走し波乱を演出しましたが、ビップデイジーも同様に穴馬として要警戒の存在です。

ローズステークス2025の展開予想

最後に、レースの展開を予想してみましょう。過去の脚質傾向やメンバー構成から、今年のローズステークスは以下のようなシナリオが考えられます。

①ペースは平均~ややスローか

ローズSは例年落ち着いた流れ。

過去10年で逃げ切り勝ちはゼロ、逃げ馬の連対もわずか2回。先行~中団差しが決まりやすい傾向です。

今年も極端な逃げ馬はおらず、ペースはミドル~ややスローで、隊列も縦長にはならない見込みです。

ハナを切るのはパラディレーヌかタイセイプランセスか。いずれも先行力があり、特にパラディレーヌは折り合いに優れ平均ペースを作りやすいタイプ。前半1000mは59~60秒台の標準的な流れになりそうで、直線勝負で差し馬の末脚が生きる展開が想定されます。

②差し優勢、上がり勝負に

阪神芝1800m外回りは直線が長く急坂もあり、スローペースでも直線入口で馬群が凝縮しやすい舞台。過去データでは上がり最速馬の連対率が80%と高く、瞬発力勝負に強い差し馬が有利です。

今年もカムニャック、チェルビアット、ルージュソリテール、ビップデイジーといった差し馬が揃い、特にチェルビアットは鋭い末脚で脅威。差し・追い込み勢が優勢のシナリオが濃厚です。

ただし先行勢も侮れません。過去10年で逃げ・先行が4勝しており、パラディレーヌやミッキージュエリーのように内で脚を溜めた馬が粘り込むケースも。位置取りと仕掛けどころの駆け引きが、勝敗を分けるポイントになりそうです。

③ポイントは位置取りと末脚

勝負の鍵は「直線でどこに位置するか」と「速い上がりを繰り出せるか」
先行で脚を温存できる馬か、中団後方から鋭く伸びる馬か、いずれにせよ上がり3Fの速さが結果を左右します。

カムニャックは中団前目から早め抜け出しが理想。川田騎手も得意の戦法で力を引き出すでしょう。一方、チェルビアット・ルージュソリテール・ビップデイジーら差し勢は末脚勝負に徹し、阪神外回りの直線+急坂で浮上を狙います。

坂で止まる馬と加速できる馬の差が結果に直結する舞台。総合的には中団差し馬が展開利を得そうですが、先行馬の粘り込みも残る可能性があり、枠順や馬場次第で勢力図が変わる一戦です。

ローズステークス2025が開催される阪神芝1,800mの特徴

ローズステークス2025予想 阪神競馬場芝1800mの特徴
出典:JRA

ローズステークスは阪神競馬場・芝1800m(外回り)コースで行われます。そのコースの特徴を押さえておきましょう。

コース形態や枠順の有利不利などを理解することで、予想の精度向上に役立ちます。

コースの基本的レイアウト

阪神芝1800m外回りは右回りの中距離コースで、スタートは向正面2コーナー出口付近のポケット。

最初の3コーナーまで約644mの長い直線があり、序盤でポジションを取りやすく枠順の不利は少なめです。コース途中には高低差1.8mの起伏があり、3~4コーナーはスパイラルカーブで緩やかな下り坂になっています。

直線は外回りで473.6m(Aコース時)と長く、さらにゴール前200m地点から120m続く高低差1.8mの急坂が待ち受けます。

つまり「長い直線+急坂」という構造で、瞬発力とスタミナの両方を要求するタフな舞台です。

長い直線と坂の影響

阪神芝1800m外回りは、瞬発力と持久力の両立が求められるコース。直線が長いため早め先頭では押し切りが難しく、後続の差し脚を凌ぐ底力が不可欠です。さらにゴール前の急坂で脚が鈍る馬も多く、坂に強い馬だけが最後まで伸びます。つまり瞬間的な切れ味+坂を駆け上がる持続力が勝敗を分けるポイントとなります。

過去のローズSでもこの特性は顕著で、上がり最速馬の複勝率は80%。反対に逃げ馬は勝利ゼロと苦戦続き。

持続力を備えた先行馬や、一気に差し切れる末脚型が台頭してきました。

また馬場状態も大きく影響します。雨で渋ればスタミナ型やパワー血統が浮上し、高速馬場なら瞬発力勝負に傾きます。

当日の馬場コンディションの見極めが的中への重要なカギとなります。

枠順の有利不利

阪神芝1800m外回りは、長い向正面があるため枠順の差は小さく、内外どちらでもポジションを取りやすいのが特徴です。

過去10年のローズSでも大きな偏りはなく、極端な有利不利は見られません。

統計的には6~7枠が好成績で2勝ずつを記録し連対数も最多。一方で2枠は勝ち星がなく連対率も低調。

ただしこれはサンプルの偏りによる可能性も高く、過度に意識する必要はありません。

むしろ展開や馬の能力の方が重要で、外枠でもスムーズに先行できる馬や、外を回っても脚を使える馬は不利になりにくいです。

逆に内枠でもスタートで後手を踏めば直線で壁になるリスクがあります。

結論として、枠順は参考程度に留め、騎手の立ち回りと展開を重視すべき舞台です。

ローズステークス2025の過去10年のデータと傾向

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 斤量 所属 人気 単勝 騎手
2024年 1 2 2 クイーンズウォーク 牝3 55.0 (栗) 2 4.9 川田将
2 3 4 チェレスタ 牝3 55.0 (栗) 7 26.8 西村淳
3 6 10 セキトバイースト 牝3 55.0 (栗) 11 51.6 藤岡佑
2023年 1 6 12 マスクトディーヴァ 牝3 54.0 (栗) 7 23.2 岩田望
2 3 5 ブレイディヴェーグ 牝3 54.0 (美) 1 2.1 ルメー
3 5 10 マラキナイア 牝3 54.0 (栗) 5 15.4 川田将
2022年 1 5 8 アートハウス 牝3 54.0 (栗) 1 2.7 川田将
2 4 6 サリエラ 牝3 54.0 (美) 2 4.0 ルメー
3 6 9 エグランタイン 牝3 54.0 (栗) 7 19.1 池添謙
2021年 1 6 12 アンドヴァラナウト 牝3 54.0 (栗) 4 5.8 福永祐
2 5 10 エイシンヒテン 牝3 54.0 (栗) 12 49.2 松若風
3 7 14 アールドヴィーヴル 牝3 54.0 (栗) 1 3.6 松山弘
2020年 1 1 1 リアアメリア 牝3 54.0 (栗) 3 5.1 川田将
2 7 13 ムジカ 牝3 54.0 (栗) 14 103.9 秋山真
3 4 8 オーマイダーリン 牝3 54.0 (栗) 11 59.4 和田竜
2019年 1 4 4 ダノンファンタジー 牝3 54.0 (栗) 1 2.2 川田将
2 8 11 ビーチサンバ 牝3 54.0 (栗) 6 16.0 福永祐
3 6 8 ウィクトーリア 牝3 54.0 (美) 2 4.3 戸崎圭
2018年 1 7 13 カンタービレ 牝3 54.0 (栗) 5 9.3 ルメー
2 3 5 サラキア 牝3 54.0 (栗) 2 4.2 池添謙
3 3 4 ラテュロス 牝3 54.0 (栗) 13 88.2 秋山真
2017年 1 7 14 ラビットラン 牝3 54.0 (栗) 8 26.4 和田竜
2 8 16 カワキタエンカ 牝3 54.0 (栗) 6 21.4 横山典
3 3 6 リスグラシュー 牝3 54.0 (栗) 3 6.3 武豊
2016年 1 4 7 シンハライト 牝3 54.0 (栗) 1 1.6 池添謙
2 1 1 クロコスミア 牝3 54.0 (栗) 11 77.6 岩田康
3 2 3 カイザーバル 牝3 54.0 (栗) 6 20.8 四位洋
2015年 1 8 15 タッチングスピーチ 牝3 54.0 (栗) 7 12.2 ルメー
2 4 8 ミッキークイーン 牝3 54.0 (栗) 1 2.6 浜中俊
3 7 13 トーセンビクトリー 牝3 54.0 (栗) 2 6.4 武豊

ここからは過去10年(2015~2024年)のローズステークスの結果データを振り返り、レース傾向を分析します。

人気や配当、血統、そしてローテーション(前走)の観点から傾向を探ってみましょう。

総合傾向

過去10年のローズSは「本命決着」と「波乱決着」がほぼ半々。1番人気は【5-2-0-3】で勝率50%、連対率70%とまずまず安定しており、順当に勝つ年も多い一方で、敗れた年は中~大波乱にています。

特に目立つのが6~9番人気の伏兵馬で、7番人気からは2頭の勝ち馬を輩出。8番人気や5番人気も勝利例があり、単勝10~20倍台の馬は【3-3-4-34】と好走多数。実際、3連単10万円超えは過去10年で5回、最高は2020年の100万円超えでした。

また、このレースは秋華賞トライアルという性格上、多くの有力馬が休み明け初戦となるのも特徴。春の実績馬が仕上がり不足で取りこぼす一方、夏を越して成長した馬が一気に台頭するケースも少なくありません。「春の実績=秋の結果ではない」点が大きなポイントです。

【血統】傾向

種牡馬 条件 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ディープインパクト 当該重賞 5-4-2-24 / 35 14.3% 25.7% 31.4%
当該条件 (同距離 & WIN5対象; 推定)
キズナ 当該重賞 1-0-1-11 / 13 8% 8% 15%
当該条件 1-2-1-12 / 16 6% 19% 25%
ルーラーシップ 当該重賞 1-0-0-5 / 6 17% 17% 17%
当該条件 2-2-0-13 / 17 12% 24% 24%
ハービンジャー 当該重賞 0-1-0-7 / 8 0% 13% 13%
当該条件 4-1-1-18 / 24 17% 21% 25%
エピファネイア 当該重賞 0-1-0-7 / 8 0% 13% 13%
当該条件 0-1-0-3 / 4 0% 25% 25%
ロードカナロア 当該重賞 0-1-0-2 / 3 0% 33% 33%
当該条件 3-2-0-6 / 11 27% 46% 46%
キタサンブラック 当該重賞 0-0-0-3 / 3 0% 0% 0%
当該条件 0-0-0-2 / 2 0% 0% 0%
サトノダイヤモンド 当該重賞 0-0-0-1 / 1 0% 0% 0%
当該条件 0-0-0-0 / 0 0% 0% 0%

ローズSはサンデーサイレンス系が主流で、ディープインパクト産駒は過去10年で3勝と好相性。エピファネイア産駒アンドヴァラナウトやルーラーシップ産駒クイーンズウォークなど、中距離型でスタミナと切れを兼備した血統が活躍しています。

近年はルーラーシップ×ディープのマスクトディーヴァのように配合の多様化も進みますが、舞台特性からは依然として瞬発力血統が優勢

さらに母系ではエアグルーヴやシーザリオなど名牝系出身馬の活躍も多く、2025年も良血馬の台頭に注目です。

【馬齢】傾向

ローズSは3歳牝馬限定戦のため馬齢差はありませんが、「3歳秋の成長力」が勝敗を左右します。

春の実績馬が順当に勝つ年もあれば、夏を経て力をつけた馬が一気に逆転するケースも。典型は2023年マスクトディーヴァで、春は未勝利上がりながら夏に力をつけ、ローズSを7番人気で制しました

つまり春の実績=秋の結果とは限らないのが特徴。斤量は全馬55kgで差はなく、重要なのは「今の充実度」と「成長度合い」です。

春の実績馬を過信せず、夏を越えて伸びてきた馬にも注目することがポイントです。

ローズステークス2025の過去10年の人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 1着占有率 3着以内占有率
1番人気 5-2-0-3 50.0% 70.0% 70.0% 50.0% 23.3%
2番人気 1-2-2-5 10.0% 30.0% 50.0% 10.0% 16.7%
3番人気 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0% 0.0% 6.7%
4番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
5番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0% 10.0% 6.7%
6番人気 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0% 0.0% 10.0%
7番人気 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0% 20.0% 10.0%
8番人気 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0% 10.0% 3.3%
9番人気 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0.0% 6.7%
10番人気 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0.0% 6.7%
11番人気 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1% 0.0% 3.3%
12番人気 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
13番人気 0-0-1-7 0.0% 0.0% 12.5% 0.0% 3.3%
14番人気 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-1-0-6 0.0% 14.3% 14.3% 0.0% 3.3%
16番人気 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
17番人気 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
18番人気 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

次に、人気順による成績を詳しく見てみましょう。

どの人気まで馬券圏内に食い込んでいるのか、またどの程度波乱傾向なのかを分析します。

1番人気は比較的安定

ローズSの1番人気は【5勝・連対率70%・複勝率70%】と比較的安定。

他のトライアルより信頼度は高く、能力上位馬が結果を出しやすい舞台です。大崩れはほぼなく、掲示板は確保するケースが大半。単勝1倍台の圧倒的な人気馬(ジェンティルドンナやダノンファンタジー)は順当に勝利しています。

ただし今年のように抜けた存在が不在で、カムニャックが2倍台前半程度の人気にとどまる状況では信頼度は相対的に下がります。こうした年は過去にも波乱が起きており、本命軸+伏兵警戒のスタンスが妥当です。

ヒモ荒れに要警戒

1番人気は安定している一方、相手には波乱が多いのがローズSの特徴です。特に3~4番人気は勝ち星ゼロで不振傾向。

その分5番人気以下が健闘し、2015年は5番人気→7番人気→11番人気で決着し3連単108万円の大波乱となりました。

例年7~8番人気の伏兵が台頭しやすく、ビップデイジー(想定7~8番人気)、ルージュソリテール(過小評価なら人気薄も)、ミッキージュエリー(重賞初挑戦の3連勝馬)などは要注意。

馬券戦術としては「人気サイド+中穴」の組み合わせが有効です。1番人気から手広く流す、あるいは人気薄を2~3着に据えるフォーメーションが狙い目。過去10年の3連単平均配当は約13万円と高く、本命+穴のバランスを意識することが高配当攻略のカギです。

ローズステークス2025の過去10年の枠番別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 1着占有率 3着以内占有率
1枠 1-1-1-12 6.7% 13.3% 20.0% 10.0% 10.0%
2枠 0-1-2-14 0.0% 5.9% 17.6% 0.0% 10.0%
3枠 1-2-2-13 5.6% 16.7% 27.8% 10.0% 16.7%
4枠 2-1-0-15 11.1% 16.7% 16.7% 20.0% 10.0%
5枠 1-0-1-17 5.3% 5.3% 10.5% 10.0% 6.7%
6枠 2-1-1-16 10.0% 15.0% 20.0% 20.0% 13.3%
7枠 2-2-2-16 9.1% 18.2% 27.3% 20.0% 20.0%
8枠 1-2-1-20 4.2% 12.5% 16.7% 10.0% 13.3%

枠順による成績の偏りについても確認しておきます。

前述のコース特徴でも触れたように、阪神芝1800m外回りは枠順による大きな差はないとされています。ただデータ上、ごくわずかながら傾向は出ています。

外枠がやや優勢

過去10年のローズSは1~8枠すべてで勝ち馬が出ており、極端な内外の不利は見られません

ただし6枠・7枠が2勝ずつで連対数も最多、次いで8枠も好走が多いのに対し、2枠は勝ち星ゼロで低調。

統計的には「外目の枠がやや有利」といえます。

外枠の利点は、向正面の長い直線でスムーズにポジションを取れること。コーナーで外を回されても距離ロスが少なく済みます。一方、内枠は包まれるリスクがあり、位置を下げると挽回が難しくなります。ただし差は小さく、展開次第で覆る程度です。

今年、仮にカムニャックが6枠、チェルビアットが7枠、ルージュソリテールが8枠ならデータ的には追い風ですが、最終的には枠順より馬の力と騎手の立ち回りが結果を左右するでしょう。

ローズステークス2025の過去10年の前走レース別成績

前走レース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 勝ち馬数 主な勝ち馬
優駿牝馬(オークス) 6-2-3-34 / 45 13.3% 17.8% 24.4% 6頭 カンタービレ(18)・ダノンファンタジー(19)・リアアメリア(20)・アートハウス(22)・クイーンズウォーク(24)
1勝クラス 4-4-2-43 / 53 7.5% 15.1% 18.9% 4頭 タッチングスピーチ(15)・ラビットラン(17)・アンドヴァラナウト(21)・マスクトディーヴァ(23)
2勝クラス 0-2-5-24 / 31 0.0% 6.5% 22.6% 0頭
3勝クラス 0-0-0-3 / 3 0.0% 0.0% 0.0% 0頭
フローラS 0-1-0-2 / 3 0.0% 33.3% 33.3% 0頭
桜花賞 0-0-0-3 / 3 0.0% 0.0% 0.0% 0頭
NHKマイルC 0-0-0-4 / 4 0.0% 0.0% 0.0% 0頭
クイーンS 0-0-0-2 / 2 0.0% 0.0% 0.0% 0頭

最後に、各馬が前走にどのレースを使っていたかによる成績の違いを見てみます。

ローズステークスは桜花賞・オークス後の秋初戦となる馬が多いため、前走レースの傾向=どの路線組が活躍しているかが読み取れます。

①優駿牝馬(オークス)組

ローズSで圧倒的に強いのが前走オークス組。過去10年の勝ち馬のうち7頭を占め、連対率・3着内率も他路線を大きく上回ります。

G1を経験した底力はやはり信頼度が高く、「ローズS=オークス組主役」の構図が明確です。

今年もカムニャック(オークス1着)、パラディレーヌ(オークス4着)らが該当し、軽視は禁物。特に本番で上位人気・好走した馬は信頼度が高く、2018年カンタービレ(オークス3着→ローズS勝利)、2022年アートハウス(オークス7着も1番人気→勝利)の例があります。

逆に大敗からの巻き返しは少ないですが、2020年リアアメリア(オークス15着→ローズS勝利)のように例外もあり、見限れない存在です。

②条件クラス組

オークス不出走や別路線組の中で、条件戦からの参戦馬も侮れません。過去10年で3頭の勝ち馬が出ており、その内訳は1勝クラス経由2頭、2勝クラス経由1頭。代表例は2023年マスクトディーヴァ(1勝クラス勝ち→ローズS制覇)、2015年タッチングスピーチ(2勝クラス勝ち→優勝)です。

この組は夏に力をつけてきた上がり馬が多く、成長力と勢いで一気に通用するケースがあります。特に1勝クラス組は【2-0-1-14】と2頭の勝ち馬を輩出し、データ的にも軽視禁物。

今年はミッキージュエリー(2勝クラス1着)、テレサ(2勝クラス1着)、ルージュソリテール(1勝クラス→L勝ち)が該当。いずれも勢い十分で、大穴演出の候補はこの組からと言えるでしょう。

③その他の路線

オークス組・条件戦組以外では桜花賞組やNHKマイルC組、クイーンS組などがいますが、過去10年で勝ち馬はゼロ。連対例も少なく、基本的には割引きが必要です。

今年はチェルビアット(前走NHKマイルC)、ビップデイジー(桜花賞→オークス参戦も大敗)、インヴォーグ(1勝クラス)などが該当。特にチェルビアットは異色で、データが少なく判断が難しい存在です。ただ近年はトライアルの分散開催により、別路線組が出走するケースも増えており、新風を吹き込む可能性はあります。

とはいえ総じて図式は「オークス組vs上がり馬」。基本はこの構図を重視しつつ、別路線からの伏兵を“押さえ”程度に扱うのが賢明でしょう。

ローズステークス2025予想まとめ

以上、ローズステークス2025予想でした。

本命はオークス馬カムニャック。安定感抜群で1800mも対応可能と見ます。対抗はパラディレーヌ、成長力と安定感で連軸候補。

単穴はチェルビアット。切れ味鋭く一発あり。穴馬はルージュソリテールとビップデイジーで、特にビップは人気落ちで巻き返しに注目。

過去傾向からは人気馬+伏兵決着が多く、波乱含み。当日の馬場やパドックも確認しつつ、人気サイドと中穴をバランス良く押さえるのが狙い目です。

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