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更新日:2025.09.08
オールカマー2025予想

【オールカマー2025予想】有力馬・穴馬・展開を過去10年の傾向から徹底予想!

監修者:鶴谷義雄
鶴弥義雄

1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。

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開催日・発走時間 2025年9月21日(日)15:45予定
開催会場 中山競馬場
グレード G2(第71回)
ダートor芝・距離 芝・2200m(右・外回り)
出走条件・頭数 3歳以上・別定/フルゲート17頭
優先出走権 1着馬に天皇賞(秋)(G1)の優先出走権
出走予定頭数 未定(出馬表公表時に確定)
1着本賞金 6,700万円

2025年9月21日(日)のオールカマー2025(GII)は、天皇賞(秋)への優先出走権が与えられる重要レース。

舞台は中山芝2200m(外回り)で、急坂とロングスパート戦が特徴です。

過去10年は勝ち馬がすべて5番人気以内と軸は堅めですが、三連系では中穴の激走も多い“本命も穴も狙える”一戦

好位で立ち回り、坂を駆け上がる持続力がカギになります。

本記事では初心者にもわかりやすく、過去データから有力馬・穴馬・展開を分析し、中山芝2200mのコース特徴を踏まえて予想をお届けします。

オールカマー2025の最終予想

最終追い切り終了後、9月19日(金)に更新します。

オールカマー2025の追い切り評価

最終追い切り終了後、9月19日(金)に更新します。

オールカマー2025 出走予定馬(想定)

馬名 騎手(想定) 前走 主な実績・特徴
レガレイラ 戸崎圭太 (調整のため前走回避) 2024年有馬記念馬、中山巧者
ドゥレッツァ 未定 宝塚記念(G1)9着 2023年菊花賞馬、秋の巻き返し警戒
ドゥラドーレス 未定 七夕賞(G3)2着 レガレイラの半兄、安定した重賞好走歴
フェアエールング 未定 小倉牝馬S(G3)1着 牝馬、ゴールドシップ×スペシャルウィーク
ホーエリート 未定 目黒記念(G2)2着 4歳牝馬、ルーラーシップ×ステイゴールド
ヨーホーレイク 岩田望来 宝塚記念(G1)17着 ディープ産駒、大舞台実績あり
リビアングラス 鮫島克駿 宝塚記念(G1)3着 中山日経賞2着、充実期の実績馬
リカンカブール 未定 オールカマー2024:3着 中山2000m適性高い、渋太さが武器
コスモキュランダ 未定 札幌記念(G2)8着 皐月賞2着の実績馬、人気落ち狙い目
クロミナンス 未定 アルゼンチン共和国杯(G2)2着 8歳ベテラン、タフな仕上がりが鍵
ショウナンマグマ 未定 (先行脚質でオープンで活躍) 逃げ主体、展開次第でハナを主張可能
ワイドエンペラー 未定 (情報不足) 穴馬候補として侮れない存在

現在の想定では、レガレイラ(戸崎圭太)、ドゥラドーレス(C.ルメール)、ヨーホーレイク(岩田望来)、ホーエリート、フェアエールング(丹内祐次)、クロミナンス、コスモキュランダ、シュバルツクーゲル、ショウナンマグマ、ブレイヴロッカー、リカンカブール、リビアングラス、ワイドエンペラーなどが出走を予定しています。

さらに、昨年の菊花賞馬ドゥレッツァも参戦を視野に入れており、レガレイラとの対決が注目されています。

オールカマー2025の有力馬3頭

GⅠ馬を筆頭に実力馬が揃う今年のオールカマー。

その中でも勝ち負け必至と目される3頭を紹介します。

レガレイラ

昨年の有馬記念を制した実力馬で、本レースでも筆頭格です。夏の札幌記念参戦も検討されましたが、仕上がり具合を考慮して相性の良い中山コースのオールカマー出走を決定しました。

ホープフルステークス、有馬記念と中山芝でGⅠ勝利を挙げており、舞台適性は抜群です。「前哨戦でも無様な競馬は見せられない」とのコメント通り、ここも勝ち負け必至でしょう。

ドゥレッツァ

2023年の菊花賞馬。ドゥレッツァはその菊花賞を逃げ・先行策で制覇しており、以降はドバイシーマクラシック3着、ジャパンカップ2着同着など国内外で好走歴があります。

春の宝塚記念は9着と崩れましたが、実績と能力はメンバー随一で、本来の力を発揮できれば巻き返しが期待されます。

レガレイラと同じく今回人気の中心となる存在で、オッズ上もレガレイラと並ぶ有力視を集めそうです。

ドゥラドーレス

6歳牡馬ながらキャリアは浅く、近走めざましい充実ぶりです。ここ2戦はG3戦でいずれも2着と重賞タイトルにあと一歩まで迫っており、ついに重賞初制覇を狙います。

父ドゥラメンテ、母ロカという良血で、実はレガレイラの半兄(母が同じ)にあたります。今回が半妹レガレイラとの初対決となり、その結果にも注目が集まります。

鋭い末脚を持続できるタイプで、中山2200mでも展開次第で上位進出が可能でしょう。

オールカマー2025の穴馬2頭

堅実な人気馬が強い一戦ですが、過去には伏兵の台頭も目立ちます。

今年も侮れない2頭をピックアップしました。

コスモキュランダ

4歳牡馬。オープンクラスに昇級後も中山コースでは安定した走りを見せており、中山芝2200mは【1-4-1-1】と得意にしています。

前走の札幌記念(G2)は後方から伸びきれず8着と敗れましたが、夏場の洋芝や休み明けの影響もあった可能性があります。

直線の短い中山替わりで一変の可能性があり、人気薄でも警戒したい一頭です。

ホーエリート

4歳牝馬。前走の目黒記念(G2)では勝ち馬とクビ差の2着と牡馬相手に健闘しました。

中山コースは重賞で2度の2着がある相性の良い舞台で、55kgの牝馬重量なら古馬一線級の牡馬相手でも見劣りしません。

スタミナと切れ味を併せ持ち、展開が嵌れば高配当の立役者になる可能性十分です。

オールカマー2025の展開予想

最後に、レースの展開を予想してみましょう。過去の脚質傾向やメンバー構成から、今年のオールカマーは以下のようなシナリオが考えられます

①ペースは平均~ややスローか

ローズSは例年落ち着いた流れ。

少頭数の年も多く、序盤は無理に飛ばす馬がいなければ平均的な流れかややスローペースになる可能性があります。

逃げ脚質の馬にとって絶好の舞台ではありますが、極端にスローになると各馬仕掛け所を探る展開になるでしょう。

②先行優勢、上がり勝負に

基本的には先行~差し脚質の馬が中心で、2019年にスティッフェリオが逃げ切った例があるものの逃げ馬は全体的には苦戦傾向です。

最後の直線が短いため直線だけで差し切るのは難しく、3コーナー過ぎからロングスパートの持久戦になりやすいでしょう。

実際、過去10年の勝ち馬の半数は上がり最速をマークしており、速い末脚の持続力が重要になります。

③ポイントは位置取りと末脚

長い下り坂から急坂のある中山コースでは、どの位置で直線に向くかが勝敗を分けます。

最終コーナーを3番手以内で通過できるかが好走のポイントとも言われ、好位のインで脚を溜められる馬が有利です。

直線では瞬発力よりも持続力勝負になるため、早めに抜け出して坂を駆け上がれる馬を重視したいところです。

オールカマー2025が開催される中山芝2,200mの特徴

オールカマー2025予想 中山競馬場芝2,200mの特徴
出典:JRA

オールカマー2025は中山競馬場・芝2200m(外回り)コースで行われます。そのコースの特徴を押さえておきましょう。

コース形態や枠順の有利不利などを理解することで、予想の精度向上に役立ちます。

コースの基本的レイアウト

中山競馬場・芝2200mは右回りの外回りコースで、スタンド前直線入口付近がスタート地点です。1コーナーまで約432mと比較的十分な距離があり、その後2コーナーまでは緩やかなカーブが続きます。

向正面に入っても下り坂の影響で中だるみしにくく、全体として序盤はスロー~平均ペースになりやすいコース形態です。

3コーナー手前から各馬が動き始めるロングスパート戦になりやすい点も特徴と言えるでしょう。

ゴール前の坂の影響

最後の直線は約310mと短めですが、その手前に高低差2.4mの急坂(中山名物の心臓破りの坂)が待ち構えています

この坂の存在が勝負のポイントで、一瞬のキレよりも持続力とスタミナ、底力が要求されるレイアウトです。

クラスが上がるにつれて逃げ切りは難しくなり、かといって後方一気も決まりにくいため、長くいい脚を繰り出せるタイプが活躍しやすいコースと言えます。

実際、当コースでは一度好走した馬が繰り返し走る「リピーター」が多い傾向も指摘されています。

当日の馬場コンディションの見極めが的中への重要なカギとなります。

枠順の有利不利

外回りコースでコーナーは緩やかなものの、道中は常にコーナーワークが続くためロスの少ない内枠が有利とされています。

過去のデータでも1枠の複勝率が約30%と最も高く、2枠も含め内寄りの馬番の好走率が目立ちます。

反対に大外枠はやや割引きですが、7~8枠からも勝ち馬が出ているように極端な不利ではありません

理想は「好位のインで我慢できるタイプ」で、経済コースを立ち回れるかどうかが重要になります。

オールカマー2025の過去10年のデータと傾向

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 斤量 所属 人気 単勝 騎手
2024年 1 3 4 レーベンスティール 牡4 57.0 (美) 1 1.5 ルメール
2 3 8 アウスヴァール セ6 57.0 (栗) 10 49.4 田辺裕
3 8 14 リカンカブール 牡5 57.0 (栗) 12 59.8 津村明
2023年 1 7 13 ローシャムパーク 牡4 57.0 (美) 4 5.6 ルメール
2 2 2 タイトルホルダー 牡5 58.0 (美) 1 2.5 横山和
3 5 8 ゼッフィーロ 牡4 57.0 (栗) 7 19.5 戸崎圭
2022年 1 2 2 ジェラルディーナ 牝4 54.0 (栗) 5 19.5 横山武
2 1 1 ロバートソンキー 牡5 56.0 (美) 6 23.9 伊藤工
3 3 3 ウインキートス 牝5 54.0 (美) 7 33.2 松岡正
2021年 1 1 1 ウインマリリン 牝4 55.0 (美) 2 4.7 横山武
2 1 2 ウインキートス 牝4 55.0 (美) 5 12.1 丹内祐
3 6 11 グローリーヴェイズ 牡6 57.0 (美) 3 6.2 M.デムーロ
2020年 1 4 4 センテリュオ 牝5 54.0 (栗) 5 9.1 戸崎圭
2 8 8 カレンブーケドール 牝4 54.0 (美) 2 3.7 津村明
3 7 7 ステイフーリッシュ 牡5 56.0 (栗) 3 4.9 田辺裕
2019年 1 8 9 スティッフェリオ 牡5 56.0 (栗) 4 11.2 丸山元
2 1 1 ミッキースワロー 牡5 56.0 (美) 3 4.9 菊沢一
3 4 4 グレイル 牡4 56.0 (栗) 6 21.4 戸崎圭
2018年 1 6 7 レイデオロ 牡4 57.0 (美) 1 2.0 ルメール
2 1 1 アルアイン 牡4 57.0 (栗) 3 5.0 北村友
3 2 2 ダンビュライト 牡4 57.0 (栗) 2 3.8 武豊
2017年 1 3 6 ルージュバック 牝5 55.0 (美) 5 7.8 北村宏
2 8 8 ステファノス 牡6 56.0 (栗) 1 3.8 戸崎圭
3 5 9 タンタアレグリア 牡5 57.0 (美) 3 5.4 蛯名正
2016年 1 5 6 ゴールドアクター 牡5 58.0 (美) 1 2.0 吉田隼
2 1 1 サトノノブレス 牡6 56.0 (栗) 3 7.0 福永祐
3 5 5 ツクバアズマオー 牡5 56.0 (美) 6 19.4 吉田豊
2015年 1 2 3 ショウナンパンドラ 牝4 55.0 (栗) 3 7.6 池添謙
2 3 4 ヌーヴォレコルト 牝4 55.0 (美) 1 2.8 岩田康
3 5 9 ミトラ セ7 56.0 (美) 7 16.5 柴山雄

ここからは過去10年(2015~2024年)のオールカマーの結果データを振り返り、レース傾向を分析します

人気や配当、血統、そしてローテーション(前走)の観点から傾向を探ってみましょう。

総合傾向

オールカマーは秋の古馬中距離GⅠ戦線に向けた重要な一戦で、毎年実力馬が顔を揃えます。そのため上位人気馬の信頼度が高いのが特徴で、過去10年の勝ち馬はすべて5番人気以内から出ています。

一方で、牝馬の参戦も多く、近年はウインマリリンやジェラルディーナなど牝馬の活躍も目立ちます(過去10年の勝ち馬10頭中、牝馬5頭・牡馬5頭)。

総じて実績馬が順当に結果を残しやすいレースですが、展開次第ではヒモ荒れもあるため注意が必要です。

【血統】傾向

スタミナと底力が問われる中山2200mということもあり、父系ではディープインパクト産駒が最多勝利数を誇ります。

次いでモーリス、ハーツクライ、キングカメハメハ、ゴールドシップといったスタミナ色の強い血統が好成績を収めています。

ロベルト系の血を持つ馬(例:モーリス産駒)や欧州型の持久力ある血統にも要注目です。過去の勝ち馬には母父メジロ系(2019年スティッフェリオなど)やスタミナ型配合の馬が多く、夏場を越えて馬力のいる馬が台頭する傾向があります。

【馬齢】傾向

4歳馬の成績が突出しており、勝率・連対率・複勝率いずれも4歳馬が最も優秀です。

実際、近10年の勝ち馬の半数以上を4歳馬が占めています。一方、5歳馬も出走頭数が多い分3着以内延べ頭数では最多となっており、実力馬なら4歳・5歳が中心と言えます。

6歳以上になると途端に苦戦傾向が強く、過去10年では6歳以上の優勝例はありません。高齢馬より勢いのある明け4歳・5歳馬を重視するデータが出ています。

オールカマー2025の過去10年の人気別成績

人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 勝ち馬占有率 3着以内占有率
1番人気 3-3-0-4 30.0% 60.0% 60.0% 30.0% 20.0%
2番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0% 10.0% 10.0%
3番人気 1-3-3-3 10.0% 40.0% 70.0% 10.0% 23.3%
4番人気 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0% 20.0% 6.7%
5番人気 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0% 30.0% 13.3%
6番人気 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0% 0.0% 10.0%
7番人気 0-0-3-7 0.0% 0.0% 30.0% 0.0% 10.0%
8番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
9番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1% 0.0% 3.3%
11番人気 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
12番人気 0-0-1-7 0.0% 0.0% 12.5% 0.0% 3.3%
13番人気 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
14番人気 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
17番人気 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
18番人気 0-0-0-0 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

過去10年の人気別成績をまとめました。

勝ち馬は上位人気から出る傾向が強い一方で、3連系の馬券では伏兵の台頭もあり注意が必要です。

1番人気は比較的安定

過去の傾向では上位人気馬が堅実に結果を残しており、1番人気の信頼度は高めです。1番人気馬は過去10年で2勝・2着3回と馬券圏内率50%を確保しており、勝ち馬も5番人気以内から出るのがセオリーです。

逆に8番人気以下の大穴馬は連対(1~2着)が0回と、勝ち負けに絡むことは稀です。

まずは実績上位の人気馬を中心に予想を組み立てるのが定石と言えるでしょう。

ヒモ荒れに要警戒

人気サイドが強いレースとはいえ、ヒモ荒れ(相手候補の高配当馬台頭)には注意が必要です。

7番人気以下の伏兵も3着までには計4頭入っており、3連系の馬券では波乱の要素があります。実際、近年でも2024年は12番人気リカンカブールが3着に食い込み3連単は8万円台、2022年も7番人気ウインキートスが3着で3連複が2.9万円と穴馬が絡むケースが見られました。

人気薄でも侮れない実力馬が潜んでいるレースだけに、相手選びは手広く構えておくと安心です。

オールカマー2025の過去10年の枠番別成績

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 勝ち馬占有率 3着以内占有率
1枠 1-5-0-6 8.3% 50.0% 50.0% 10.0% 20.0%
2枠 2-2-1-10 13.3% 26.7% 33.3% 20.0% 16.7%
3枠 2-1-1-11 13.3% 20.0% 26.7% 20.0% 13.3%
4枠 1-1-1-13 6.3% 12.5% 18.8% 10.0% 10.0%
5枠 1-0-4-13 5.6% 5.6% 27.8% 10.0% 16.7%
6枠 1-0-1-16 5.6% 5.6% 11.1% 10.0% 6.7%
7枠 1-0-1-17 5.3% 5.3% 10.5% 10.0% 6.7%
8枠 1-1-1-18 4.8% 9.5% 14.3% 10.0% 10.0%

過去10年のオールカマーにおける枠順別の成績データです。

内枠がやや優勢

中山芝2200mの枠順傾向でも述べた通り、内枠有利の傾向が数字に表れています。過去10年で1枠の複勝率は約50%と突出しており、最内枠から多く馬券絡みしています。2枠も含めた内寄りの枠が有利で、コーナーの多いコースだけにロスの少ない内枠の恩恵は大きいようです。

一方、大外枠(8枠)は勝率・連対率では見劣るものの複勝率自体は1割台後半を維持しており、完全な軽視は禁物です。

総じて内枠有利だが、展開次第では外枠からの差し込みも十分あり得ると考えておきましょう。

オールカマー2025の過去10年の前走レース別成績

前走レース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 勝ち馬占有率 3着以内占有率
宝塚記念 2-2-1-9 14.3% 28.6% 35.7% 20.0% 16.7%
天皇賞春 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0% 20.0% 10.0%
函館記念 1-0-1-7 11.1% 11.1% 22.2% 10.0% 6.7%
小倉記念 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3% 10.0% 3.3%
マーメイドS 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0% 10.0% 3.3%
エプソムC 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3% 10.0% 3.3%
ヴィクトリアM 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0% 10.0% 3.3%
ドバイSC 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0% 10.0% 3.3%
札幌記念 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0% 0.0% 6.7%
QE2世C 0-1-1-1 0.0% 33.3% 66.7% 0.0% 6.7%
七夕賞 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1% 0.0% 3.3%
安田記念 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0% 0.0% 3.3%
日本海S 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0% 0.0% 3.3%
京都記念 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0% 0.0% 3.3%
目黒記念 0-0-3-3 0.0% 0.0% 50.0% 0.0% 10.0%
福島テレビOP 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0% 0.0% 3.3%
札幌日経OP 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0% 0.0% 3.3%
AJCC 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0% 0.0% 3.3%
中日新聞杯 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0% 0.0% 3.3%
その他 0-0-0-57 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

最後に、各馬が前走にどのレースを使っていたかによる成績の違いを見てみます。

①宝塚記念組

春のグランプリ・宝塚記念から直行してくる組は、本レースの有力なステップです。特に宝塚記念で凡走(着順二桁など)からの巻き返しが多く見られます

例えば2019年の優勝馬スティッフェリオは宝塚記念7着→オールカマー1着、2016年2着サトノノブレスも宝塚記念8着から巻き返しました。

春のGⅠで力を出し切れなかった馬が、メンバー弱化するGⅡ戦で一変するケースが目立ちます。

今年も宝塚記念組としてドゥレッツァ(9着)、レガレイラ(11着)、ヨーホーレイク(17着)が参戦予定で、状態次第では十分上位争いに加わってくるでしょう。

②条件クラス・夏のG3組

夏場のローカル重賞・オープン特別を経由してくる組にも要注目です。

年では函館記念組から活躍馬が出ており、2023年の勝ち馬ローシャムパークは函館記念1着から勢いそのままにオールカマーも制しました。

格下からの挑戦でも侮れず、例えば七夕賞や新潟記念などG3組も馬券圏内に絡むケースがあります。また条件クラス(3勝クラス)を勝ち上がったばかりの馬が健闘する例もあり、近年では2017年優勝のルージュバックが前走リステッドのしらさぎ賞7着から巻き返しています。

夏の上がり馬や実力馬の叩き台参戦には注意が必要です。

③その他の路線(札幌記念など)

札幌記念組も秋初戦として主要なローテーションの一つです。過去には札幌記念で大敗後に本番で巻き返す例があり、2024年2着アウスヴァール(札幌記念7着)、2021年2着ウインキートス(札幌記念9着)はともに前走から一変して好走しました。

札幌記念は一線級が集まるGⅡでレベルが高く、そこでの着順が振るわなくても本番では実績上位の存在となります。

この他、天皇賞(春)からの距離短縮組や海外遠征帰りの馬が出走してくる年もありますが、近年の好走例は少なめ。

それでも実力馬がいきなり能力を示すケースもあり得るため、前走ローテに囚われすぎず各馬の適性を見極めたいところです。

オールカマー2025予想まとめ

以上、オールカマー2025予想でした。

以上の分析を踏まえると、GⅠ馬同士の直接対決となるレガレイラとドゥレッツァの実績が一枚上手で、有力視は当然でしょう。

中山巧者のドゥラドーレスも含めこの3頭が勝ち負けの中心と考えられます。その一方で、ペース次第ではコスモキュランダの粘り込みやホーエリートの差し込みなど波乱の目も存在します。

上位人気を信頼しつつ、穴馬の台頭にも目を配り、狙い馬の取捨選択をしていきたいところです。

レース当日は展開と馬場傾向にも注意し、秋初戦を制するに相応しい一頭を見極めましょう。

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