購入されている平均の点数が30〜40点と言われている3連単フォーメーション。的中すれば高額払戻も狙えますが、1レースで数千円も使うのは抵抗があるかもしれません。
そのような方におすすめなのが、1,000円以内(10点以内)で3連単フォーメーションを購入する方法です。
ここでは1,000円以内で購入できる組み合わせや、おすすめの買い目を詳しく紹介していきます。3連単フォーメーションでローリスク・ハイリターンを狙いたい方は、ぜひ参考にしてください。
3連単フォーメーションを1,000円(10点)以内で勝負!狙うべきレースの特徴
3連単フォーメーションを1,000円(10点)以内で勝負する場合、下記の条件に当てはまるレースを狙いましょう。
- G1未満の重賞(G2・G3)
- 上位人気の実力が抜けている
- 出走数が少ない
それぞれ詳しく解説していきます。
G1未満の重賞(G2・G3)
中央競馬の重賞はG1・G2・G3に分けられます。中でも狙い目はG2・G3。理由は実力馬がそれほど揃わないからです。
G1に出走する馬は実力馬ばかり。特にダービーや宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念はどの馬も実力と成績を兼ね備えているので、予想が極めて困難です。
一方、G2・G3はG1に比べて実力差が開きやすい傾向です。もちろんレースによって予想の難易度は異なりますが、データを分析し勝負レースを見極めれば、少点数に抑えられます。
上位人気の実力が抜けている
3連単フォーメーションを1,000円(10点)以内に抑えるためには、軸馬を絞らなければいけません。しかし、圧倒的な実力を持つ馬がいれば、軸馬を簡単に決められます。
代表例でいえばイクイノックスやキタサンブラック、オルフェーヴルなどでしょう。歴代最強クラスの馬が誕生するケースは稀ですが、そこまで至らずとも「世代最強クラス」は毎年のように存在します。
実力馬はオッズが低くなるので一攫千金を狙いにくいですが、少点数で勝負する際は必ず狙いにいきましょう。
出走数が少ない
極端な例ですが、18頭立てと5頭立てのレースでは後者の方が予想しやすいですよね。つまり、出走数が少ないレースは的中率も高くなります。
ただし、大荒れする可能性も低いので高額該当はあまり期待できません。なので3連単の点数を5点以内に抑え、各200円で勝負してみるのもおすすめ。
5点各200円であれば購入金額は1,000円。ローリスクで勝負したい方は、出走数の少ないレースを積極的に狙ってみましょう。
反対にこのようなレースは勝負を避ける方がいい
次の条件に当てはまるレースは、3連単フォーメーション1,000円(10点)以内での勝負を避ける方が懸命です。
- 実力馬が揃うG1
- 条件戦やハンデ戦
- クラシック初戦〜2戦目
- 上位〜中位のオッズが均衡している
- 悪天候や重馬場などマイナス要因が多い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
実力馬が揃うG1
G1はトップクラスの実力馬が出走します。また、ジャパンカップは海外の馬が参戦することもあるので、さらに予想の難易度が高くなります。
実力馬が多い=軸馬や相手馬を絞るのが難しく、どうしても多点数になりがち。荒れる可能性も出てくるので、このようなレースは3連単ではなく馬連やワイドなど、的中率の高い券種で勝負する方がいいでしょう。
条件戦やハンデ戦
条件戦とは、牝馬限定や◯歳未勝利戦などのこと。ハンデ戦とは、実績に応じて斤量が変更されるレースのことです。
これらのレースは出走馬の実力が拮抗している傾向なので、上位人気が着外になるケースも多くあります。特にハンデ戦は実力馬が重い斤量を背負うため、本来の実力を発揮できません。対照的に、軽い斤量の馬が激走することも珍しくありません。
裏を返せば大荒れして高配当を狙えるとも言えますがその分、リスクも高いです。
3連単フォーメーション1,000円(10点)以内など、少点数の勝負には不向きなので避けた方が安全です。
クラシック初戦〜2戦目
クラシック初戦である桜花賞や皐月賞は、競馬ファンにとって勝負したくなるレース。しかし、予想の観点から見るとあまりおすすめできません。
というのも桜花賞や皐月賞は、初対決の馬が多くなるからです。ダービーやオークスも同様で、さらにクラシックならではの雰囲気に飲み込まれる馬もいます。
直近で荒れたクラシックといえば、2019年のダービーでしょう。令和最初のダービーを制したのは、なんと単勝オッズ93.1倍のロジャーバローズ(12番人気)でした。しかもレコードを記録しています。
単勝オッズ1.6倍の1番人気・サートゥルナーリアはレース直前に入れ込んでしまい、4着という結果に。当たれば一攫千金ですが、やはりリスクも高いので勝負レースには向いていません。
上位〜中位のオッズが均衡している
オッズが均衡している(割れている)ということは、それだけ出走馬の実力が横並びだと推測されます。例えばオッズ一桁台の馬が5〜6頭いるレースがあるとします。これだけオッズが割れていると、まず軸馬を1頭選ぶことすら難しいですよね。
さらに3連単フォーメーションを1,000円(10点)以内に抑える場合、相手馬を選ばなければいけません。上位人気だけを組み合わせればいいわけではないため、自然と点数が多くなってしまいます。
もちろん、データを分析して点数を絞ることもできます。ただし、どの馬が入線してもおかしくないため、データに当てはまらない馬が勝つ可能性もあります。
このようなレースは見送り、勝負度合いの高いレースで3連単フォーメーションを購入しましょう。
悪天候や重馬場などマイナス要因が多い
予想するうえで重要な要素を「ファクター」といいます。血統やコース適性などさまざまありますが、マイナス要因が多くなるほどレースも荒れやすくなります。
代表的なものが天候と馬場状態。雨が振り芝の状態が重くなると、スピードよりスタミナが求められます。直線一気も決まりにくく、逃げ〜先行馬を狙うのが定石です。
穴馬を狙って美味しい配当を得られる可能性がある一方、どの馬が好走するか予想するのも困難。そのため勝負するには向いていないレースといえます。
3連単フォーメーションを1,000円以内で抑えるおすすめの買い方
ここからは、資金を1,000円以内で抑えられるおすすめの買い方を紹介していきます。バランス重視・的中率重視・回収率重視という目的別にまとめたので、3連単フォーメーションを買うときの参考にしてみてください。
バランス重視:軸1頭-3頭-4頭
1-3-4の組み合わせは9点で収まります。実力馬を軸にし、相手には中穴を絡めるようなイメージ。
本命馬は自信があるものの、対抗馬がなかなか選べないという時におすすめの買い方です。実力馬同士で決着しそうな場合は、買い目に上位人気を入れればOK。
臨機応変にフォーメーションを変更できる、使い勝手のいい買い方です。
バランス重視:軸2頭-3頭-4頭
上位馬の実力は明白だけど、データ的に中穴が絡みそう…というときに効果的です。実力2頭を軸に、中穴を紐に入れる形。
点数が8点なので資金的な負担が少なく、決着次第では高額払戻も狙えます。とはいえ紐を絞る必要があるので、候補馬は慎重に選出しなければいけません。
的中率重視:軸1頭-2頭-6頭
3着に穴馬が入ってきそうなレースで有効な買い目です。実力の抜けている人気馬を1・2着に入れ、中穴〜穴馬を3着に入れる形。
平場から重曹まで幅広いレースで活用できるので、覚えておいて損はありません。
的中率重視:軸2頭-2頭-5頭
上位2頭の実力が拮抗しているレースでは、2-2-5の買い目が効果的です。1・2着を2頭に絞る必要がありますが、その代わりに3着を広く取れるメリットがあります。
過去の傾向やデータを分析し、3着に入りそうな馬をピックアップしましょう。
回収率重視:軸1頭-2頭-3頭
回収率を重視するなら、1-2-3の買い目がおすすめ。どちらかというと堅いレースに適しており、4点各200円で購入することで高額払戻を狙う形です。
数十万馬券など一攫千金を得るのは難しいですが、上位人気で決着しそうなレースで勝負したい方に向いています。
回収率重視:軸2頭-2頭-3頭
やや変則形ですが、2-2-3の買い目も5点で収まるため、各200円で購入しても予算は1,000円で足ります。
こちらも上位人気で決着しそうな堅いレースに適しています。
3連単フォーメーションを1,000円以内に抑えるメリット・デメリット
組み合わせ次第では、少額投資で高額払戻を狙える3連単フォーメーション。しかし、1,000円以内で抑える組み合わせはメリットだけでなくデメリットも伴います。
それぞれを把握したうえで、勝負するかどうかを判断しましょう。
メリットはローリスク・ハイリターンを狙えること
3連単と聞くと、どうしても点数が多くなると思うかもしれません。しかし狙い馬を徹底的に絞れば、組み合わせを10点以内に抑えることができます。
この際のポイントは、オッズを重視しすぎないこと。「オッズ◯倍台、かつ◯番人気以内が好走する」などのデータもありますが、それより大切な要素は血統やコース適性、ローテーションなどです。
このようなデータは競馬予想サイトを活用すれば簡単に分析できるので、ぜひ活用してみてください。
デメリットは的中率が低くなること
予算が1,000円なので、点数を5〜10点に抑えなければいけません。候補馬を数頭に絞る必要があるため、的中率も低くなってしまいます。
極端な話、候補馬が5頭と10頭では、後者の方が当てやすいですよね。
そのため5〜10点以内に抑えるなら、いかに勝負レースを厳選するかがポイントです。狙い目は、上位馬の実力が抜けているレース。実力馬を軸にすることで、点数を抑えつつ勝負できます。
まとめ
3連単フォーメーションを1,000円(10点)以内で抑えることは、予算的な負担が少なくなる反面、的中率も低くなります。3連単フォーメーションは一長一短あるので、勝負するレースに応じて券種や点数を変えるといいでしょう。