競馬予想サイト口コミ掲示板「ぶっちゃ競馬」

更新日:2025.07.31
3連単 全通り

競馬の3連単を全通り買うといくら?買い目の計算方法と収支を検証

三連単を全通り買いしたら、いったいいくらかかるのか。
高配当で夢のある馬券として人気の「三連単」ですが、1着~3着をすべて順番通りに当てなければならず、的中難易度は非常に高いことで知られています。

それでも、競馬ファンなら一度は考えたことがあるはずです。
「三連単を全通り買えば、万馬券も拾えてプラスになるのではないか?」

本記事ではその疑問に答えるべく、出走頭数ごとの買い目数と馬券代、そして実際のG1レースを用いた収支シミュレーションをもとに、三連単の全通り買いは本当に儲かるのかを徹底検証します。

三連単を買ってみたい方や、全通り買いを検討している方はぜひ最後までご覧ください。

キーンランドカップ 2025 予想 記事リンクバナー

三連単全通りの買い目の計算方法

まずは、三連単を全通り買いした場合に必要となる買い目数の計算方法を解説します。

三連単の全通り買いは、以下の計算式で求めることができます。

出走頭数 ×(出走頭数 − 1)×(出走頭数 − 2)

たとえば、18頭フルゲートで出走するレースの場合、
18 × 17 × 16 = 4,896通り

17頭立てであれば、
17 × 16 × 15 = 4,080通り

このように、出走頭数が多くなればなるほど、買い目は指数的に増加していきます。

的中率を重視するなら、出走頭数が少ないレースを選んで全通り買いするのが現実的です。

とはいえ、毎回計算するのは手間がかかるため、次章では出走頭数ごとの買い目数と、100円単位での馬券代を一覧表でご紹介します。

三連単を全通り買うといくらかかる?

ここでは、出走頭数ごとの買い目総数と、実際に必要となる馬券代を一覧でご紹介します。

三連単は、出走頭数が4頭以上のレースでのみ発売されるため、今回は4頭〜18頭立てを対象に算出。
馬券は1点100円で購入した場合の金額で統一しています。

出走頭数 買い目数 馬券代
18通り 4896通り 489,600円
17通り 4080通り 408,000円
16通り 3360通り 336,000円
15通り 2730通り 273,000円
14通り 2730通り 218,400円
13通り 1716通り 171,600円
12通り 1320通り 132,000円
11通り 990通り 99,000円
10通り 720通り 72,000円
9通り 504通り 50,400円
8通り 336通り 33,600円
7通り 210通り 21,000円
6通り 120通り 12,000円
5通り 60通り 6,000円

この表を見ると、三連単の全通り買いは頭数が多くなるほど現実的でなくなることが分かります。

特に15頭以上のレースでは、すべての組み合わせを買うには数十万円単位の資金が必要になります。

また、5~6頭立ての少頭数レースは開催数自体が少ないため、実際に「全通り買いで勝負できる」機会も限られています。

つまり、必ず当たっても三連単の全通り買いはコストとリターンのバランスが非常に悪く、現実的な手法とは言いがたいのです。

三連単全通り買いは儲かる?2020年のG1レースで検証

ここからは、三連単を全通り買いした場合に実際に儲かるのか、過去のG1レースを例に検証していきます。

理論的には、全通り買いをしてプラス収支にするには、的中した馬券のオッズが「買い目の数」を上回らなければなりません。

たとえば、18頭立てのフルゲートであれば、18 × 17 × 16 = 4,896通り ですから、オッズ5,000倍以上の三連単が的中しないと利益は出ません。

しかし、G1のような人気馬が多く出走するレースで、5,000倍以上の配当が出るケースは非常に稀です。

では、実際にG1レースで三連単を全通り購入した場合の収支がどうなったのか、具体的なレースを挙げて検証してみましょう。

スプリンターズステークス

最初の検証レースは、秋のスプリントG1・スプリンターズステークスです。
この年のレースは16頭立てで行われ、三連単全通り買いをする場合は以下の通り。

買い目数:16 × 15 × 14 = 3,360通り
馬券代:336,000円(1点100円計算)

では、実際の結果を見てみましょう。

日程 10月4日(日)
競馬場 中山競馬場11R
出走頭数 16頭
馬券代 336,000円
払い戻し金額 22,540円
収支 −313,460円

1着には1番人気のグランアレグリア、2着にダノンスマッシュ、3着にはアウィルアウェイが入り、比較的人気馬同士での決着となりました。

このときの三連単オッズは225.4倍。

全通り購入して的中しても、払い戻しは22,540円であり、大きく赤字となる結果に。

最終的な収支は、−313,460円のマイナスでした。

秋華賞

2レース目の検証は、3歳牝馬三冠の最終戦・秋華賞です。
この年は18頭立てのフルゲートで行われ、三連単全通り買いの場合の条件は以下の通りです。

買い目数:18 × 17 × 16 = 4,896通り
馬券代:489,600円(1点100円換算)

それでは、実際の結果を見てみましょう。

日程 10月18日(日)
競馬場 京都競馬場11R
出走頭数 18頭
馬券代 489,600円
払い戻し金額 44,110円
収支 −445,490円

レースは、1番人気で三冠がかかっていたデアリングタクトが危なげなく勝利し、無敗での牝馬三冠を達成。
2着にマジックキャッスル、3着にソフトフルートが入り、波乱は起きませんでした。

三連単のオッズは441倍。全通り買いで的中しても、払い戻しは44,110円にとどまり、

収支は−445,490円の大幅マイナスとなりました。

菊花賞

3レース目は、クラシック三冠の最終戦・菊花賞。
この年は18頭立てのフルゲートで行われ、三連単を全通り買いした場合の条件は以下の通りです。

買い目数:18 × 17 × 16 = 4,896通り
馬券代:489,600円(1点100円換算)

では、実際の結果を見てみましょう。

日程 10月25日(日)
競馬場 京都競馬場11R
出走頭数 18頭
馬券代 489,600円
払い戻し金額 8,740円
収支 −480,860円

レース結果は、1番人気のコントレイルが危なげなく勝利し、史上3頭目となる無敗の三冠馬に輝きました。
2着はアリストテレス、3着はサトノフラッグと、人気上位馬による順当な決着。

このときの三連単オッズは87.4倍。
全通り買いして的中しても払い戻しは8,740円にとどまり、

最終的な収支は−480,860円の大幅マイナスでした。

天皇賞秋

4レース目は秋の中距離王決定戦・天皇賞(秋)。
この年は12頭立てで開催され、三連単を全通り買いした場合の条件は以下の通りです。

買い目数:12 × 11 × 10 = 1,320通り
馬券代:132,000円(1点100円計算)

では、レース結果を見てみましょう。

日程 11月1日(日)
競馬場 東京競馬場11R
出走頭数 12頭
馬券代 132,000円
払い戻し金額 4,130円
収支 −127,870円

1着には断然人気のアーモンドアイが入り、史上初となる芝G1・8勝目の大記録を達成。
2着はアリストテレス、3着にサトノフラッグが続き、人気馬中心の決着となりました。

払い戻しはわずか4,130円で、
全通り買いの結果は−127,870円の大きな赤字となりました。

エリザベス女王杯

5レース目は、牝馬最強決定戦ともいえるエリザベス女王杯。
この年はフルゲート18頭で行われ、三連単全通り買いの場合は以下の通りです。

買い目数:18 × 17 × 16 = 4,896通り
馬券代:489,600円(1点100円換算)

それでは、実際のレース結果を確認してみましょう。

日程 11月15日(日)
競馬場 阪神競馬場11R
出走頭数 18頭
馬券代 489,600円
払い戻し金額 21,050円
収支 −468,550円

レースは、1番人気のラッキーライラックが1着となり、2着・3着にも上位人気馬が入る堅い決着となりました。

三連単のオッズは210.5倍とやや高めでしたが、
全通り買いに対する回収額は21,050円にとどまり、最終的な収支は−468,550円の大幅マイナスとなりました。

マイルチャンピオンシップ

6レース目は、秋のマイル王決定戦・マイルチャンピオンシップ。
この年は17頭立てで開催され、三連単の全通り買いは以下の通りです。

買い目数:17 × 16 × 15 = 4,080通り
馬券代:408,000円(1点100円換算)

それでは、実際のレース結果を見てみましょう。

日程 11月22日(日)
競馬場 阪神競馬場11R
出走頭数 17頭
馬券代 408,000円
払い戻し金額 4,480円
収支 −403,520円

レースは、スプリンターズステークスを制したグランアレグリアが1着。
2着にインディチャンプ、3着にはアドマイヤマーズと、上位人気馬3頭の順当な決着となりました。

このときの三連単オッズはわずか44.8倍。
全通り買いで的中しても払い戻しは4,480円にとどまり、収支は−403,520円の大幅マイナスとなりました。

ジャパンカップ

7レース目は、2020年の伝説的な対決が実現したジャパンカップ。
この年は15頭立てで行われ、三連単全通り買いをした場合の条件は以下の通りです。

買い目数:15 × 14 × 13 = 2,730通り
馬券代:273,000円(1点100円換算)

それでは、実際の結果を見てみましょう。

日程 11月29日(日)
競馬場 東京競馬場12R
出走頭数 15頭
馬券代 273,000円
払い戻し金額 1,340円
収支 −271,660円

レースは、G1最多勝を誇るアーモンドアイの引退戦として大きな注目を集め、
三冠馬コントレイルデアリングタクトとの夢の対決が実現しました。

結果はそのまま人気順で決着し、三連単のオッズはわずか13.4倍。
全通り買いでは払い戻し1,340円にとどまり、収支は−271,660円の大幅マイナスでした。

チャンピオンズカップ

8レース目は、ダートG1の中でも注目度の高いチャンピオンズカップ。
この年は16頭立てで行われ、三連単の全通り買いは以下の通りです。

買い目数:16 × 15 × 14 = 3,360通り
馬券代:336,000円(1点100円計算)

では、実際の結果を見てみましょう。

日程 12月6日(日)
競馬場 中京競馬場11R
出走頭数 16頭
馬券代 336,000円
払い戻し金額 206,940円
収支 −129,060円

レースは、4番人気のチュウワウィザードが勝利し、1番人気不在のやや波乱含みの展開に。
2着にゴールドドリーム、3着にインティが入り、三連単の配当は2,069.4倍という高額配当となりました。

しかしながら、全通り買いでかかった費用を考慮すると、
払い戻しが206,940円にとどまり、収支は−129,060円のマイナスでした。

阪神ジュベナイルF

9レース目は、2歳牝馬チャンピオン決定戦・阪神ジュベナイルフィリーズ。
この年は18頭立てのフルゲートで行われ、三連単を全通り買いした場合の条件は以下の通りです。

買い目数:18 × 17 × 16 = 4,896通り
馬券代:489,600円(1点100円計算)

それでは、実際のレース結果を見てみましょう。

日程 12月13日(日)
競馬場 阪神競馬場11R
出走頭数 18頭
馬券代 489,600円
払い戻し金額 17,260円
収支 −472,340円

この年のレースでは、1番人気のソダシが白毛馬として史上初のG1制覇を達成。
2着にはサトノレイナス、3着にはユーバーレーベンが入り、比較的堅めの決着となりました。

三連単のオッズは172.6倍で、払い戻しは17,260円。
結果として、全通り買いによる収支は−472,340円の大幅マイナスでした。

朝日杯フューチュリティS

10レース目は、2歳牡馬マイルG1の決定戦・朝日杯フューチュリティステークス。
この年は16頭立てで開催され、三連単を全通り買いした場合の条件は以下の通りです。

買い目数:16 × 15 × 14 = 3,360通り
馬券代:336,000円(1点100円計算)

それでは、実際のレース結果を見てみましょう。

日程 12月20日(日)
競馬場 阪神競馬場11R
出走頭数 16頭
馬券代 336,000円
払い戻し金額 51,360円
収支 −284,640円

勝利したのは7番人気のグレナディアガーズ
2着にステラヴェローチェ、3着にレッドベルオーブが入り、波乱とまではいかないまでも配当はやや高めとなりました。

三連単のオッズは513.6倍。
それでも全通り買いの回収額は51,360円にとどまり、収支は−284,640円のマイナスとなりました。

中山大障害

11レース目は、年末の名物障害G1・中山大障害。
この年は14頭立てで行われ、三連単を全通り買いした場合の条件は以下の通りです。

買い目数:14 × 13 × 12 = 2,184通り
馬券代:218,400円(1点100円換算)

それでは、実際のレース結果を見てみましょう。

日程 12月26日(日)
競馬場 中山競馬場10R
出走頭数 14頭
馬券代 218,400円
払い戻し金額 35,900円
収支 −182,500円

レース結果は、1着にメイショウダッサイ、2着にケンホファヴァルト、3着にタガノエスプレッソという組み合わせ。

三連単のオッズは359倍とまずまずの配当となりましたが、
全通り買いでは払い戻しは35,900円にとどまり、収支は−182,500円のマイナスでした。

有馬記念

12レース目は、2020年のグランプリレース・有馬記念。
この年は15頭立てで行われ、三連単を全通り買いした場合の条件は以下の通りです。

買い目数:15 × 14 × 13 = 2,730通り
馬券代:273,000円(1点100円換算)

それでは、実際のレース結果を見てみましょう。

日程 12月27日(日)
競馬場 中山競馬場11R
出走頭数 15頭
馬券代 273,000円
払い戻し金額 50,150円
収支 −222,850円

1着は1番人気のクロノジェネシス、2着に11番人気のサラキア、3着にフィエールマンという結果に。
サラキアの激走もあり、三連単のオッズは501.5倍と高配当になりました。

それでも全通り買いの場合、
払い戻しは50,150円にとどまり、収支は−222,850円のマイナスでした。

ホープフルS

13レース目は、2歳牡馬による中距離G1・ホープフルステークス。
この年は14頭立てで行われ、三連単を全通り買いした場合の条件は以下の通りです。

買い目数:14 × 13 × 12 = 2,184通り
馬券代:218,400円(1点100円換算)

それでは、実際のレース結果を見てみましょう。

日程 12月27日(日)
競馬場 中山競馬場11R
出走頭数 14頭
馬券代 218,400円
払い戻し金額 5,560円
収支 −212,840円

レースは人気上位馬が順当に上位を占める形となり、
三連単の配当は55.6倍と低めの水準にとどまりました。

全通り買いでは払い戻しが5,560円となり、収支は−212,840円の大幅マイナスでした。

結果まとめ

レース名 日程 競馬場 頭数 買い目数 馬券代 オッズ 払い戻し 収支
スプリンターズS 10月4日 中山 16 3,360 336,000円 225.4 22,540円 -313,460円
秋華賞 10月18日 京都 18 4,896 489,600円 441.1 44,110円 -445,490円
菊花賞 10月25日 京都 18 4,896 489,600円 87.4 8,740円 -480,860円
天皇賞秋 11月1日 東京 12 1,320 132,000円 41.3 4,130円 -127,870円
エリザベス女王杯 11月15日 阪神 18 4,896 489,600円 210.5 21,050円 -468,550円
マイルCS 11月22日 阪神 17 4,080 408,000円 44.8 4,480円 -403,520円
ジャパンC 11月29日 東京 15 2,730 273,000円 13.4 1,340円 -271,660円
チャンピオンズC 12月6日 中京 16 3,360 336,000円 2,069.4 206,940円 -129,060円
阪神JF 12月13日 阪神 18 4,896 489,600円 172.6 17,260円 -472,340円
朝日杯FS 12月20日 阪神 16 3,360 336,000円 513.6 51,360円 -284,640円
中山大障害 12月26日 中山 14 2,184 218,400円 359.0 35,900円 -182,500円
有馬記念 12月27日 中山 15 2,730 273,000円 501.5 50,150円 -222,850円
ホープフルS 12月27日 中山 14 2,184 218,400円 55.6 5,560円 -212,840円
項目 金額/割合
合計馬券代 4,489,200円
合計払い戻し 473,560円
合計収支 -4,015,640円
回収率 10.55%

検証してきた全13レースの三連単全通り買いについて、各レースのデータと収支結果を一覧にまとめました。

頭数や配当の傾向によって多少の変動はあるものの、全体を通して共通しているのは「ほぼすべてが大きなマイナスで終わっている」という事実です。

中には2,000倍を超える高配当が出たレースもありましたが、それでも全通り買いの莫大なコストを回収するには至らず、収支は赤字。

回収率はわずか10.55%と、三連単全通り買いがいかに非現実的な戦略であるかが、数字ではっきりと示されています。

三連単で勝ちたいと考えるなら、全通りではなく、しっかりと買い目を絞って狙い撃つことが大切です。

三連単全通り買いのメリット・デメリット

検証した通り、三連単を全通りで購入して収支をプラスにするのは非常に難しいことが明らかになりました。

では、それでも全通り買いを選ぶメリットと、避けるべき理由となるデメリットとは何でしょうか。

三連単全通り買いのメリット

最大のメリットは「必ず的中する」という点に尽きます。
すべての組み合わせを購入するため、どんな結果になろうと的中は確実です。

今回の検証ではすべてマイナス収支となったものの、仮に高額配当が飛び出すような荒れたレースを見抜ければ、収支がプラスになる可能性もゼロではありません。

全通り買いは「当てたい人」には安心感のある買い方ですが、馬券代も膨大になるため、極めてハイリスク・ハイリターンな戦法であることに注意が必要です

三連単全通り買いのデメリット

最も大きなデメリットは「極端に低い回収率」です。
3章でも明らかになったように、出走頭数が15頭以上のレースでは、全通り買いの馬券代は数十万円にのぼります。

たとえば18頭立てのフルゲートでは、4,896通り=489,600円ものコストが必要になります。
この時点で、回収できるオッズが5,000倍以上でなければ黒字にはなりません。

当然ながら、G1クラスでも5,000倍の三連単はそう頻繁に出るものではなく、収支をプラスにするのは非常に困難です。

三連単で利益を出すなら買い目を絞り込む

ここまでの検証で、三連単を全通り買いしても利益を出すことは非常に難しいという現実が浮き彫りになりました。

では、三連単で本当にプラス収支を目指すにはどうすればいいのでしょうか。

答えは「買い目を絞ること」。
的中率は下がるかもしれませんが、無駄な馬券代を抑えることで、回収率を上げることが可能です。

この章では、三連単で利益を狙うための買い目の絞り方について、実践的なアプローチを解説していきます。

軸馬を定めて買う

三連単で的中を狙ううえで、最も基本となるのが「軸馬をしっかりと定めること」です。

買い目を絞るためには、すべての馬をフラットに買うのではなく、信頼できる1頭を軸にして他の馬を選ぶ必要があります。

そのためには、過去の成績、脚質、枠順、競馬場の傾向、さらには当日の気配などを総合的に判断して、軸馬としてふさわしい馬を見極めましょう。

無駄な点数を省ければ、馬券代を抑えつつ回収率を高めることが可能です。

2・3着に入線している馬を探す

軸馬を決めたら、次に重要なのは2着・3着に入りそうな相手馬の選定です。

ここでも、過去の実績やコース適性、脚質、展開などの要素から、「勝ちきれないが2~3着には入りそうな馬」を見極めましょう。

ただし、対抗馬の候補を増やしすぎると、買い目が一気に膨れ上がってしまいます。
そのため、相手馬は3頭以内に絞るのが理想的です。

絞り込むことで、的中時の効率を最大化できます。

単勝10〜50倍の馬を狙う

2〜3着に入る馬の予想が難しい場合は、オッズを参考にするのも1つの有効な方法です。

過去の傾向から見ると、単勝オッズが10〜50倍の馬は1着までは届かないまでも、2着や3着に食い込むケースが比較的多く見られます。

一方で、単勝50倍以上の大穴馬が3着以内に入る確率はかなり低いため、そういった馬は思い切って除外することも重要です。

このようにオッズを「フィルター」として使うことで、買い目を無駄に広げずに済み、全通り買いと比べて遥かに効率の良い戦略が取れます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
本記事では、三連単の全通り買いについて、その理論と実践結果をもとに徹底検証してきました。

結論として、三連単の全通り買いはおすすめできる戦法ではありません。
特に18頭立てのフルゲートでは、全通り買いに必要な馬券代が約50万円にものぼり、回収するにはオッズ5,000倍以上が求められます。

しかし、そのような高配当が発生するケースは非常に稀であり、現実的にはほとんどのレースで大きなマイナスとなってしまうのが実情です。

また、全通り買いは確実に当たるという安心感がある一方で、ハイリスク・ローリターンになりやすく、資金効率の面でも非効率と言わざるを得ません。

とはいえ、三連単で当てに行く戦略自体は大いに魅力があります。
その場合は、以下のように買い目を絞る工夫をすることで、回収率を高めることが可能です。

  • 軸馬を定めて買う
  • 2・3着に入線しやすい馬を選ぶ
  • 単勝10〜50倍の中穴を相手に組み込む

少しの工夫で不要な馬券を減らし、堅実に三連単的中を狙っていくことは十分可能です。
ぜひあなた自身のスタイルに合わせて、より賢い買い方を選んでみてください。

LINE公式アカウント始動
以前のLINEに登録していた方も必ずこちらの新アカウントへ登録をお願いします! ぶっちゃ競馬LINE公式アカウントQR
監修者:鶴谷義雄
鶴弥義雄

1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。

続きを読む

当サイトの記事や競馬予想サイトへの口コミ内容を監修している。

監修者紹介ページ