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更新日:2024.11.19
3連単 全通り

競馬の3連単を全通り買うといくら?買い目の計算方法と収支を検証

更新日:2024.11.19

競馬の中でも平均配当が高い、3連単。

3連単は1着から3着までをきっちり順番通り当てる必要があるため難易度が高く、実際に的中させている人もごく少数です。

しかし、競馬のレースを見ていると毎日のように3連単で万馬券が出ていますよね。

そこで、競馬ファンなら一度は思うはずです。

「3連単を全通り買いしたら万馬券もそれに含まれて収支がプラスになるのではないか」と。

そこで、本記事では3連単を全通り買いしたらいくらかかるのか、計算方法と実際に過去のレースで収支を検証していきます。

是非、最後までお読みください。

関連記事:競馬の三連単一点買いは稼げない3つの理由と一点買い向きの券種を紹介

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1:3連単全通りの買い目の計算方法

まずは早速、3連単を全通り買いする場合の買い目の計算方法を解説していきます。

3連単全通り買いの計算式は以下の通りです。

出走頭数×(出走頭数-1)×(出走頭数-2)

例えば、18頭フルゲートのレースでは

18×17×16=4,896通り

17頭のレースであれば

17×16×15=4,080通り

出走頭数が増えれば増えるほど、全通り買いする時の買い目は増えていきます。

的中率を高めるなら出走頭数ができるだけ少ないレースを全通り買いするのが最適です。

また、全通り買いに付随してその都度計算を行うのは大変でしょう。

そこで、次章では3連単全通り買いに必要な買い目総数と馬券代を表にして紹介します。

2:3連単を全通り買うといくらかかる?

では、出走頭数ごとの買い目総数と馬券代を見ていきましょう。

三連単の馬券が発売される条件は「出走頭数が4頭以上の場合」です。

ですので4頭から18頭までの条件で算出します。

今回は馬券代は1つあたり100円で計算しています。

出走頭数 買い目数 馬券代
18通り 4896通り 489,600円
17通り 4080通り 408,000円
16通り 3360通り 336,000円
15通り 2730通り 273,000円
14通り 2730通り 218,400円
13通り 1716通り 171,600円
12通り 1320通り 132,000円
11通り 990通り 99,000円
10通り 720通り 72,000円
9通り 504通り 50,400円
8通り 336通り 33,600円
7通り 210通り 21,000円
6通り 120通り 12,000円
5通り 60通り 6,000円

いかがでしょうか。

表を見る限り、全通り買いが現実的に可能であるのはせいぜい5~11通りのレースくらいではないでしょうか。

さらに言えば、競馬では出走頭数が5~6頭のレースはそこまで頻出しません。

つまり、そもそも3連単の全通り買いはあまり現実的ではないことがお分かりいただけるでしょう。

3:3連単全通り買いは儲かる?過去レースで検証

続いて、実際に3連単の全通り買いを行った場合に儲けることはできるのか、過去のG1レースで検証していきます。

3連単を全通り買いして収支をプラスにする場合、オッズが全通り以上の数字になる必要があります。

例えば、18頭立てフルゲートのレースの場合は4896通りあるので5,000倍以上のオッズが出なければ利益が出ません。

どんなに平均配当が高い3連単だとしてもオッズ5,000倍はそう出る数値でないことは分かるでしょう。

では、実際に見ていきましょう。

3-1:スプリンターズステークス

まず1レース目はスプリンターズステークス。

このG1レースは16頭立てで開催されました。

16頭立てレースの場合、全通りの買い目は3360通りの336,000円。

では結果を見ていきましょう。

日程 10月4日(日)
競馬場 中山競馬場11R
出走頭数 16頭
馬券代 336,000円
払い戻し金額 22,540円
収支 −313,460円

結果としては1番人気であるグランアレグリアが1着、2着にダノンスマッシュ、3着にアウィルアウェイが続きました。

3連単のオッズは225.4倍で払い戻しは22,540円。

結果として313,460円のマイナスとなりました。

3-2:秋華賞

2レース目は秋華賞で18頭立てで行われました。

18頭立てレースの場合、全通りの買い目は4896通りの489,600円。

では結果を見ていきましょう。

日程 10月18日(日)
競馬場 京都競馬場11R
出走頭数 18頭
馬券代 489,600円
払い戻し金額 44,110円
収支 −445,490円

結果としては、1番人気かつ3冠にリーチがかかっていたデアリングダクトが1着で、牡馬3冠を達成しました。

2着にマジックキャッスル、3着にはソフトフルートが続きました。

3連単のオッズは441倍で44,100円の払い戻しです。

結果として445,500円のマイナスとなりました。

3-3:菊花賞

3レース目は菊花賞で18頭立てで行われました。

18頭立てレースの場合、全通りの買い目は4896通りの489,600円。

では結果を見ていきましょう。

日程 10月25日(日)
競馬場 京都競馬場11R
出走頭数 18頭
馬券代 489,600円
払い戻し金額 8,740円
収支 −480,860円

結果としては、1番人気かつ3冠にリーチがかかっていたコントレイルが1着で、こちらも3冠を達成しました。

そして2着にアリストテレス、3着にはサトノフラッグが続きました。

上位人気かつ実力馬の入線によりオッズは低くなり、87.4倍で8,740円の払い戻しです。

結果としては480,860円のマイナスです。

3-4:天皇賞秋

4レース目は天皇賞秋で18頭立てで行われました。

12頭立てレースの場合、全通りの買い目は1320通りの132,000円。

では結果を見ていきましょう。

日程 11月1日(日)
競馬場 東京競馬場11R
出走頭数 12頭
馬券代 132,000円
払い戻し金額 4,130円
収支 −127,870円

結果としては一番人気のアーモンドアイが期待通り1着となり、史上初の8冠を達成。

そして2着にアリストテレス、3着にはサトノフラッグが続きました。

有名馬の入線により、12頭立てという少数頭数のレースであったにも関わらず、払い戻しはたったの4,130円で127,870円のマイナスとなりました。

3-5:エリザベス女王杯

5レース目はエリザベス女王杯で頭立てで行われました。

18頭立てレースの場合、全通りの買い目は4896通りの489,600円。

では結果を見ていきましょう。

日程 11月15日(日)
競馬場 阪神競馬場11R
出走頭数 18頭
馬券代 489,600円
払い戻し金額 21,050円
収支 −468,550円

このレースでも一番人気のラッキーライラックが期待通り1着となり、2・3着も人気馬が入線したものの三連単のオッズは210.5倍となかなかの高水準です。

しかしながら、全通り買いに当てはめると払い戻し金額は21,050円で、468,550円のマイナスという結果になりました。

3-6:マイルチャンピオンシップ

6レース目はマイルチャンピオンシップで17頭立てで行われました。

17頭立てレースの場合、全通りの買い目は4080通りの408,000円。

では結果を見ていきましょう。

日程 11月22日(日)
競馬場 阪神競馬場11R
出走頭数 17頭
馬券代 408,000円
払い戻し金額 4,480円
収支 −403,520円

スプリンターズステークスを制したグランアレグラが1着になり、2着はインディチャンプ、3着はアドマイナマーズで上位人気3頭が入線しました。

その結果、オッズは44.8倍まで下がり4,480円の払い戻し金額、全通り買いの結果としては403,520円のマイナスです。

3-7:ジャパンカップ

7レース目はジャパンカップで15頭立てで行われました。

15頭立てレースの場合、全通りの買い目は2730通りの273,000円。

では結果を見ていきましょう。

日程 11月29日(日)
競馬場 東京競馬場12R
出走頭数 15頭
馬券代 273,000円
払い戻し金額 1,340円
収支 −271,660円

ジャパンカップはアーモンドアイの引退レースで三冠馬のコントレイル・デアリングタクトとの直接対決ということで、2020年の名レースと言っても過言ではないはず。

結果としては1着にアーモンドアイ、2着にコントレイル、3着にデアリングタクトという人気順の結果に。

それに伴い、オッズは13.4倍という未だかつてない低さで払い戻し金額は1,340円で271,660円のマイナスです。

3-8:チャンピオンズカップ

8レース目はチャンピオンズカップで16頭立てで行われました。

16頭立てレースの場合、全通りの買い目は3360通りの336,000円。

では結果を見ていきましょう。

日程 12月6日(日)
競馬場 中京競馬場11R
出走頭数 16頭
馬券代 336,000円
払い戻し金額 206,940円
収支 −129,060円

このレースでは、4番人気のチュウワウィザードが1着となり、ファンの期待に反する結果となりました。

そして2着にゴールドドリーム、3着にはインティが続きました。

その結果、オッズは2,069.4倍にまで上がりましたが全通り買いの場合は129,060円のマイナスです。

3-9:阪神ジュベナイルF

9レース目は阪神ジュベナイルFで18頭立てで行われました。

18頭立てレースの場合、全通りの買い目は4896通りの489,600円。

では結果を見ていきましょう。

日程 12月13日(日)
競馬場 阪神競馬場11R
出走頭数 18頭
馬券代 489,600円
払い戻し金額 17,260円
収支 −472,340円

阪神ジュベナイルFでは一番人気のソダシが白毛馬としては初のG1勝利を上げたということで知られています。

2着にはサトノレイナス、3着にはユーバーレーベンが続き、オッズは172.6倍の17,260円が払い戻し金額です。

結果としては472,340円のマイナスとなりました。

3-10:朝日杯フューチュリティS

10レース目は朝日杯フューチュリティSで16頭立てで行われました。

16頭立てレースの場合、全通りの買い目は3360通りの336,000円。

では結果を見ていきましょう。

日程 12月20日(日)
競馬場 阪神競馬場11R
出走頭数 16頭
馬券代 336,000円
払い戻し金額 51,360円
収支 −284,640円

1着にはグレナディアガーズ、2着にはステラヴェローチェ、3着にはレッドベルオーブが続きました。

グレナディアガーズが7番人気であったものの、2・3着は人気上位馬であったことからオッズは513.6倍と、そこまで膨らみませんでした。

結果としては51,360円の払い戻しで284,640円のマイナスです。

3-11:中山大障害

11レース目は中山大障害という障害レースで14頭立てで行われました。

14頭立てレースの場合、全通りの買い目は2184通り の218,400円。

では結果を見ていきましょう。

日程 12月26日(日)
競馬場 中山競馬場10R
出走頭数 14頭
馬券代 218,400円
払い戻し金額 35,900円
収支 −182,500円

1着にメイショウダッサイ、2着にケンホファヴァルト、3着にはタゴノエスプレッソという結果に。

3連単のオッズは359倍で182,500円のマイナスです。

3-12:有馬記念

12レース目は2020年に開催された有馬記念で15頭立てで行われました。

15頭立てレースの場合、全通りの買い目は2730通り の273,000円。

では結果を見ていきましょう。

日程 12月27日(日)
競馬場 中山競馬場11R
出走頭数 15頭
馬券代 273,000円
払い戻し金額 50,150円
収支 −222,850円

1着には1番人気のクロノジェネシスが、2着には11番人気のサラキア、3着にはフィエールマンという結果になりました。

サラキアが11番人気であったもののクロノジェネシスは1番人気、フィエールマンは3番人気でオッズは501.5倍でした。

全通り買いとしては222,850円のマイナスです。

3-13:ホープフルS

13レース目は2歳馬限定のホープフルSで14頭立てで行われました。

頭立てレースの場合、全通りの買い目は2184通りの218,400円。

では結果を見ていきましょう。

日程 12月27日(日)
競馬場 中山競馬場11R
出走頭数 14頭
馬券代 218,400円
払い戻し金額 5,560円
収支 −212,840円

結果としては人気順できっちり決着がついたこともありオッズは55.6倍と低め。

三連単全通り買いとしては212,840円のマイナスです。

4:3連単全通り買いのメリット・デメリット

3章で紹介した結果から、3連単全通り買いにて収支をプラスにすることは現実的にかなり難しいことがお分かりいただけたかと思います。

では、全通り買いを行うメリットとデメリットは何なのでしょうか。

4-1:3連単全通り買いのメリット

3連単全通り買いのメリットとしては100%当たるという点に限るでしょう。

全パターンを購入するため、レース結果がどうであっても必ず的中します。

今回の検証では全てがマイナスとなりましたが荒れるレースをどうにか選定できれば、もしかしたら収支をプラスにできるかもしれません。

荒れるレースであっても必ず的中できるのが全通り買いの強みですが、的中しなかった場合の損失も激しいのでハイリスクハイリターンの買い方であることに間違いはありません。

4-2:3連単全通り買いのデメリット

全通り買いのデメリットは、回収率が低いという点です。

3章で検証した通り、15~18頭立てのレースで全通り買いすると馬券代がかなり高値になります。

実際に18頭立てフルゲートのレースでは馬券代だけで489,600円となり、この時点で回収は相当難しいことがなんとなく分かります。

プラス収支にするには5,000倍のオッズになる必要があるので収支をプラスにするのはかなりハードルが高いです。

5:3連単で利益を出すなら買い目を絞り込む

3連単全通り買いで利益を出すことはかなり難しいことがお分かりいただけたでしょう。

三連単で収支をプラスにするなら、買い目をしっかりと絞って馬券代を削減する必要があります。

そこで、最後に本章では3連単での馬券の絞り込み方を解説します。

5-1:軸馬を定めて買う

3連単で的中させるにはまずは軸馬を定めましょう。

馬券代を少しでも減らすなら、馬券を買う馬と買わない馬をしっかりと取捨選択する必要があります。

過去のデータや人気馬、競馬場の特徴などから軸馬を定めましょう。

5-2:2・3着に入線している馬を探す

軸馬を定めたら、次は残りの2頭を選択します。

これに関しても過去の実績などから2~3着に入線しそうな馬を選びましょう。

また、2~3着にくる相手馬を予想する際にも対抗の馬が増えると必然的に買い目も広がってしまいます。

軸馬のライバルになりえる馬を3頭以内に絞るのが理想でしょう。

5-3:単勝10~50倍の馬を狙う

2~3着に入線する馬の予想が難しい場合はオッズを指標にするのも1つの手です。

候補の馬をオッズごとに分けた時に、単勝オッズ10~50倍の馬は1着までは行かないものの2~3着に入線する可能性があります。

逆に、単勝では50倍以上の馬は上位3着に入ることが滅多にありません。

この指標を持っておくだけでも全通り買いに比べて不要な馬券を削れること間違いないなしです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では3連単の全通り買いについて検証を含めて徹底解説しました。

結論からお話しすると、筆者は3連単全通り買いをあまりおすすめしません。

3連単18頭フルゲートにて全通り買いを行い収支をプラスにするにはオッズ5,000倍が必要になります。

本記事内で検証した通り、そのようなレースが出る確率は低く、相当荒れるレースを見極めて全通り買いする必要があります。

さらに、全通り買いした時の馬券代もかなりかさむためハイリスクハイリターンであることに間違いはありません。

3連単を全通り買いでなくとも当てに行くなら、以下の方法を通して不要な馬券を少しでも減らしましょう。

  • 軸馬を定めて買う
  • 2・3着に入線している馬を探す
  • 単勝10~50倍の馬を狙う

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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