1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。
| 東京大賞典2025の概要 | |
|---|---|
| 開催日・発走時間 | 2025年12月29日(月)15:40発走 |
| 開催会場 | 大井競馬場 |
| グレード | GI |
| ダート・距離 | ダート・2000m(右) |
| 出走条件 | サラ系3歳以上(国際)・選定馬 |
| 負担重量 | 定量 |
| 1着本賞金 | 1億円 |
東京大賞典2025徹底予想!
東京大賞典は、1年を締めくくるダート王者決定戦。舞台は大井ダート2000mで、スタートから1コーナーまでが長く、外枠でも位置を取りやすいのが特徴です。直線は地方最長級の約386mで、最後まで脚を使えるかが大きなポイントになります。
求められるのは、ダートでの持久力とスタミナ、そして立ち回りの上手さ。ペース次第で前残り・差し台頭の両方が想定される、総合力勝負の一戦です。
本記事では、過去10年の傾向とコース特性を踏まえ、有力馬・穴馬・展開予想まで掘り下げていきます。
目次
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| 日付 | レース名 | 買い目 | 払戻金額 | 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 2025/12/21(日) | 阪神8R |
|
3,008,180円 | 62670% |
| 2025/12/21(日) | 中京5R |
|
1,900,360円 | 39590% |
| 2025/12/21(日) | 阪神4R |
|
882,180円 | 18378% |
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東京大賞典 2025の最終予想
まず初めに、ぶっちゃ競馬の最終予想から紹介します。
詳しくは後述しますが、東京大賞典2025のコース特徴や過去10年のデータをまとめると以下の通りです。
- 2~7枠が好成績で安定
- 逃げ切りは難しく、先行~好位勢が最も信頼できる
- 1~3番人気が中心で、大穴狙いは非効率
- 前走はチャンピオンズC組が優勢で、JBCクラシック組も侮れない
そのうえで、枠順(立ち回りやすさ)+最終追い切りの仕上がり+大井ダート2000mでの総合力を重視し、キングズソードを本命とします。
◎本命 キングズソード
〇対抗 ミッキーファイト
▲単穴 ナルカミ
☆注目 アウトレンジ
◎本命 キングズソード(牡6・岩田望来)

netkeiba
- 帝王賞勝ちなど実績は現役トップ級。近走も安定しており能力は一枚上
- 4枠8番と極端な内外を避けた好配置。立ち回りやすさは十分
- 東京大賞典に直行するローテでも仕上がりは上々。大井2000mも昨年帝王賞で克服済み
- 先行力がありレース巧者。長い直線でも大崩れしにくい総合力が武器
- 1年半前に屈腱炎で長期休養した経緯あり。復帰後3戦目でのピーク維持が課題
- 勝負所でややズブさを見せることも。一瞬の切れ味勝負になると取りこぼしに注意
枠順・展開・実績を総合すると、キングズソードは「盤石の本命馬」と評価できます。
昨年の帝王賞制覇を含め大井2000m実績は十分で、直行ローテでも状態面の不安は少ない様子。絶対能力の高さはメンバー随一で、多少の展開不利があっても崩れにくいタイプです。
岩田望来騎手とのコンビも手が合っており、持久力勝負になればまず崩れない軸馬として信頼できます。
〇対抗 ミッキーファイト(牡4・C.ルメール)

netkeiba
- 7枠13番からの発走だが、外でも先行力がありポジションを取れる
- 帝王賞→JBCクラシックを連勝中で勢いはメンバー随一。充実ぶりが目立つ
- 追い切りはA評価で理想的な調整過程。3頭併せ最終追いでも鋭い伸び
- ルメール騎手とのコンビで信頼度◎。直線でも持続力ある末脚を発揮できる
- 砂を被った経験が少なく、包まれると脆さを見せる可能性もゼロではない
- 大井実戦は帝王賞のみで、他馬に比べてコース慣れの差は若干ある
総合力・勢いともにミッキーファイトは対抗最有力です。中央・交流含め重賞3連勝中で充実一途。田中博康厩舎の徹底仕上げで追い切り内容も文句なしです。
7枠でもスタートから前に行ける脚質ゆえ不利は軽微でしょう。長く良い脚を使えるタイプで、大井の長い直線もプラス材料。本命馬に迫る好勝負を期待できる一頭です。
▲単穴 ナルカミ(牡3・戸崎圭太)

netkeiba
- 前走大敗もデキ落ちはなく巻き返し可能。最終追いも良時計で好調維持
- 2枠3番と絶好の内目を確保。コースロスなく好位につけやすい
- 大井2000mはJDD制覇で克服済み。3歳勢ではトップクラスの末脚と潜在能力を秘める
- 3歳でも斤量面のアドバンテージがあり、古馬勢と互角以上に戦える可能性
- 前走チャンピオンズCで見せた揉まれ弱さが課題。今回もハイペースだと苦戦も
- キャリア8戦目で古馬GIの厳しさを味わったばかり。精神面の立て直しが鍵
仕上がりとポテンシャルを考慮すると、ナルカミは「一発逆転の可能性を秘めた単穴候補」です。前走こそ壁にぶつかりましたが、調教師コメントから状態は落ちていないとのこと。
実際、最終追い切りではウッドで好時計をマークし良化を示しました。
大井コースとの相性も良く、スムーズに先行できれば持ち味のしぶとい末脚が炸裂する場面も十分考えられます。人気を落とす今回は狙い目でしょう。
☆注目 アウトレンジ(牡5・松山弘平)

- 今年帝王賞でミッキーファイトとクビ差の2着。GI級で戦える実力は証明済み
- 追い切りは坂路・CWで順調に負荷を消化し、秋3戦目で最高の仕上がりとの評も
- 差し・先行自在の脚質で展開不問。長い直線でもバテずに脚を伸ばせる持久力が強み
- 実績の割に評価が落ちれば怖い伏兵
- 初の大井遠征だった帝王賞で好走した反動が心配。地方輸送2度目の調整が課題
- 決め手比べでは鋭さで数馬に劣る可能性。勝ち切りには展開の助けが欲しい
実力的には上位勢と互角で、アウトレンジは「展開次第で浮上する注目穴馬」です。前走チャンピオンズCでも5着と善戦し、大崩れしない安定感は魅力。
既に交流重賞を勝つ地力があり、今回も状態は前走以上との見方があります。人気的にも盲点になりやすく、ペースが流れて総合力勝負になれば馬券圏内を攪乱する可能性は十分です。
東京大賞典2025予想 全頭追い切り評価
| 評価 | 馬名 | 状態・仕上がり総評 | 追い切りのポイント |
|---|---|---|---|
| S | ミッキーファイト | 重賞3連勝の勢いそのままに、文句なしの絶好仕上がり | 最終追いは美浦Wで3頭併せ。軽快な脚取りで鋭く伸び、動き非の打ち所なし |
| S | ナルカミ | 前走大敗の反動見られず。3歳馬らしくケロッと立て直し成功 | 美浦Wで併せ馬を消化し自己ベスト級の時計。追走併入し、反応鋭く巻き返し態勢 |
| A | キングズソード | 順調そのもの。休み明け3戦目でピークに近い状態 | 栗東坂路で併せ馬先着。手応え良好で、長くいい脚を使い負荷も十分 |
| A | アウトレンジ | 秋3走目で気配最高潮。前走以上に動きに力強さ | 栗東CWで6Fから長めに追われ併走先着。終い11秒台と鋭く、仕上がり万全 |
| A | ナチュラルライズ | 放牧明けでも動き良化。4か月前より明らかにデキアップ | 美浦W単走で終い11秒台を計時。フットワーク大きく、久々を感じさせない |
| A | ディクテオン | 遠征帰りも順調そのもの。海外帰りの不安を感じさせない気配 | 大井で強めに追われ態勢整う。動きに硬さはなく、気合乗りも上々 |
| B | グランブリッジ | 姫路帰厩後じっくり乗り込み、ラストランに向けてまずまずのデキ | 栗東CWで自己ベストを更新し調子維持。大外枠でも折り合い面は不安なし |
| B | ホウオウルーレット | 前走浦和記念から中5週も好状態キープ。目立たずとも確かな仕上がり | 美浦坂路で52秒台をマーク。やや余裕残しだが、動きは滑らかでデキ安定 |
| B | アラジンバローズ | 前走・園田金盃の不本意な内容から立て直し図る | 当地への遠征は慣れあり。調整過程で小回りから大井向きに切り替え、上積みを期待 |
| B | シーソーゲーム | 3歳時からの成長著しく、古馬相手でも状態面は遜色ない | 最終追いは大井で併せ馬。落ち着きがあり集中して走れている |
| B | ナイトオブファイア | 調教から小回りより広いコース向きの動き。得意条件で力発揮へ | 大井で終い重点に追う。しまいバテず伸びており、調子は維持 |
| B | ヒーローコール | 浦和→大井への転戦もスムーズ。攻め駆けするタイプで気配良し | 南関東実績馬らしく強めにもへこたれず。終いの踏ん張りも上々 |
| B | ナンセイホワイト | 良くも悪くも平行線。ただし近走同様のデキは維持 | 大井で単走追い。派手さはないがラストまでしっかりとした脚取り |
| B | バハルダール | 南関重賞で揉まれてきた分、調整は手慣れたもの。状態は安定域 | 大井で長めに乗り込まれ、息遣い良化。力出せる仕上がり |
| C | パッションクライ | 中間の動き平凡で目立たず。上積みはあまり感じられない | 馬なり中心の調整で強調材料薄。大きな変わり身は期待しづらい |
| C | ベルグラシアス | 3歳牝馬で斤量魅力も、調教からは大きな良化見られず | 最終追いは軽めに留める。動き自体悪くないが、牡馬相手でどこまで |
最終追い切りの評価では、ミッキーファイトとナルカミの2頭がS評価となりました。ミッキーファイトは3週にわたり入念に負荷をかけ、最終追いも併せ馬で鋭い伸びを披露。勢いそのままに万全の仕上がりです。ナルカミも前走のダメージは感じられず、最終追いで自己ベスト級の時計を計測するなど、状態の良さが際立っています。
A評価はキングズソード、アウトレンジ、ナチュラルライズ、ディクテオンの4頭。キングズソードは坂路中心で順調に調整され、叩いて気配が上向き。アウトレンジは秋3戦目で状態がピークに近く、終いの鋭さも目立ちました。ナチュラルライズは放牧明けながら動きが良化し、ディクテオンも海外遠征帰りとは思えない充実した内容です。
B評価は全体的に良好だが、上位勢と比べると一歩譲る印象の組。グランブリッジやホウオウルーレットは安定感ある仕上がりで、地方勢もそれぞれ力を出せる状態にはあります。
C評価はパッションクライ、ベルグラシアスの2頭。追い切り内容が平凡で、今回は強調材料に乏しい印象です。
※12月25~26日の最終追い切りをもとに評価。馬場差を考慮しつつ、時計だけでなく動きの質や反応も加味しています。
東京大賞典2025 出走予定馬・想定オッズ
| 枠 | 馬番 | 印 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 厩舎 | 予想オッズ | 人気 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | △ | ナチュラルライズ | 牡3 | 56.0 | 横山武史 | 美浦 伊藤圭三 | 5.6 | 2 |
| 1 | 2 | — | パッションクライ | 牡4 | 57.0 | 張田昂 | 大井 高野毅 | 18.9 | 9 |
| 2 | 3 | ▲ | ナルカミ | 牡3 | 56.0 | 戸崎圭太 | 美浦 田中博康 | 6.2 | 3 |
| 2 | 4 | — | バハルダール | セ6 | 57.0 | 藤田凌 | 大井 藤田輝信 | 44.8 | 14 |
| 3 | 5 | — | ベルグラシアス | 牝3 | 54.0 | 町田直希 | 大井 市村誠 | 61.5 | 15 |
| 3 | 6 | — | ナンセイホワイト | 牡5 | 57.0 | 安藤洋一 | 大井 米田英世 | 18.1 | 10 |
| 4 | 7 | — | ヒーローコール | 牡5 | 57.0 | 桑村真明 | 浦和 小久保智 | 65.3 | 16 |
| 4 | 8 | ◎ | キングズソード | 牡6 | 57.0 | 岩田望来 | 栗東 寺島良 | 9.1 | 4 |
| 5 | 9 | — | アラジンバローズ | セ8 | 57.0 | 下原理 | 兵庫 新子雅司 | 41.2 | 13 |
| 5 | 10 | — | ディクテオン | セ7 | 57.0 | 矢野貴之 | 大井 荒山勝徳 | 20.3 | 11 |
| 6 | 11 | — | シーソーゲーム | 牡3 | 56.0 | 笹川翼 | 大井 藤田輝信 | 12.8 | 6 |
| 6 | 12 | — | ホウオウルーレット | 牡6 | 57.0 | 岩田康誠 | 美浦 栗田徹 | 11.6 | 5 |
| 7 | 13 | 〇 | ミッキーファイト | 牡4 | 57.0 | C.ルメ | 美浦 田中博康 | 4.7 | 1 |
| 7 | 14 | — | ナイトオブファイア | 牡3 | 56.0 | 吉原寛人 | 大井 渡辺和雄 | 16.2 | 8 |
| 8 | 15 | ☆ | アウトレンジ | 牡5 | 57.0 | 松山弘平 | 栗東 大久保龍 | 14.5 | 7 |
| 8 | 16 | — | グランブリッジ | 牝6 | 55.0 | 川田将雅 | 栗東 新谷功一 | 21.0 | 12 |
東京大賞典2025の展開予想
大井ダート2000mはスタートから1コーナーまでが長く、序盤は無理に競り合いにくい舞台。今回は明確な大逃げ候補が見当たらず、ペースは平均~やや落ち着いた流れを想定します。
先手を取りに行くのはアラジンバローズやシーソーゲームあたりで、外からアウトレンジ、内目でナンセイホワイトが好位を確保。ミッキーファイトも7枠13番からスムーズに前目を取りに行けるため、道中は先行~好位勢が厚い隊列になりそうです。
中団にはキングズソードがロスを抑えて運び、ナルカミは2枠3番を活かして中団やや前の内で脚を溜める形。後方寄りにはナチュラルライズ、ディクテオン、ホウオウルーレットが構え、勝負所で一気に進出するイメージです。
3~4コーナーで各馬が早めに動き、直線はアウトレンジとミッキーファイトが粘り込みを図るところを、内からキングズソードが捉えにかかる展開。さらにナルカミが内目からしぶとく伸び、外からはナチュラルライズの差しが3着争いに加わる形を想定します。
総合力勝負になれば中央勢が優勢ですが、直線が長い分だけ差しが届く余地も残るため、3着争いは展開ひとつで入れ替わる可能性があります。
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|
3,008,180円 | 62670% |
| 2025/12/21(日) | 中京5R |
|
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| 2025/12/21(日) | 阪神4R |
|
882,180円 | 18378% |
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大井ダート2000mの特徴【東京大賞典2025開催コース】
大井競馬場ダート2000mは、4コーナー出口付近からスタートし、外回りをほぼ1周するレイアウトです。1コーナーまで約500mと長く、序盤のポジション争いは激しくなりにくいため、外枠の馬でも先行しやすい傾向があります。コース全体が広く、直線も約386mと地方最長クラスで、小回り中心の地方競馬では異質な持久力勝負の舞台です。
最大の特徴は、最後の直線が非常に長い点にあります。直線入口で先頭でも、ゴールまで脚を持続できなければ差されるケースが多く、スパートの持続力とパワーが重要。一方でコーナーが多く道中で息を入れやすいため、ペース次第では逃げ・先行が残る展開も見られます。
枠順は内外ともに一長一短で、近年は1枠と8枠がやや不振。その一方で2~7枠の中枠は安定傾向にあります。先行決着・差し決着の年がはっきり分かれるコースでもあり、馬場状態とペースを踏まえた展開読みが重要。総合力の高い馬ほど結果を残しやすい舞台と言えるでしょう。
東京大賞典 過去10年のデータ傾向
最後に、予想の参考として過去10年(2015~2024年)の東京大賞典データを振り返ります。人気・配当・中央/地方の所属、枠順、脚質、前走ローテーションなど、主要ファクター別に傾向を整理しました。
データは2015~2024年の結果を対象(2017年のみ大井11R、それ以外は大井9R)。近年の傾向を押さえることで、今年のレース像がより明確になります。
過去10年の人気別傾向
| 人気 | 勝ち数 | 2着数 | 3着数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 4 | 3 | 2 | 40.0% | 70.0% | 90.0% |
| 2番人気 | 2 | 3 | 2 | 20.0% | 50.0% | 70.0% |
| 3番人気 | 3 | 2 | 2 | 30.0% | 50.0% | 70.0% |
| 4番人気 | 0 | 0 | 2 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
| 5番人気 | 1 | 1 | 0 | 10.0% | 20.0% | 20.0% |
| 6番人気以下 | 0 | 1 | 2 | 0.0% | 1.1% | 3.4% |
※2015~2024年東京大賞典の成績をもとに独自集計(詳細な出典は下部参照
過去10年の東京大賞典を人気別に見ると、1番人気の信頼度が非常に高いレースであることが分かります。1番人気は【4勝・連対率70%・複勝率90%】と安定感抜群で、年末の大舞台でも実力通りに走りやすい傾向です。また2~3番人気も複勝率50~70%と堅実で、上位3番人気までで3着内馬の約8割を占めています。
一方、6番人気以下の3着内率はわずか3.4%と低く、大穴の台頭はほとんどありません。過去10年で10番人気以下の好走例はなく、2019年の波乱年でも中穴までにとどまっています。
総合すると、軸は1~3番人気、ヒモも中穴までが基本。極端な高配当狙いより、実力重視の馬券構成が向くレースと言えるでしょう。
過去10年の配当傾向
| 券種 | 最高配当 | 最低配当 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 1,630円(2016年) | 130円(2017年他) | 平均:約400円 |
| 馬連 | 2,200円(2020年) | 340円(2018年) | 平均:約1,500円 |
| 馬単 | 4,110円(2016年) | 560円(2018年) | 平均:約1,500円 |
| 3連複 | 8,650円(2015年) | 590円(2016年) | 平均:約3,000円 |
| 3連単 | 38,690円(2019年) | 1,400円(2018年) | 平均:約10,000円 |
※2015~2024年東京大賞典の払戻金をもとに独自集計
配当面も、東京大賞典は基本的に非常に堅めのレースです。
単勝の最高配当は2016年アポロケンタッキーの1630円で、それ以外は200~500円台が中心。馬連・馬単も数百円~数千円程度に収まる年が多く、3連複も平均約3000円と低水準です。近年は3連単でも10万円超えはなく、最高配当は2019年の3万8690円にとどまっています。
そのため、馬券戦略は堅実寄りが基本。点数を絞って確実に配当を取りに行くか、高配当狙いでも中穴1頭絡みまでが無難です。過去には極端な低配当決着もあり、欲張りすぎない組み立てが求められるレースと言えるでしょう。
過去10年の所属別成績
| 所属 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| JRA | 10-8-9-41 | 15.2% | 27.3% | 39.4% |
| 地方 | 0-2-1-66 | 0.0% | 2.9% | 4.3% |
※2015~2024年の3着内馬30頭中、JRA所属26頭・地方所属4頭
所属別では、東京大賞典は中央(JRA)勢が圧倒的に優勢です。過去10年の勝ち馬はすべてJRA所属で、3着以内30頭中26頭を占めており、基本的には中央馬中心のレースと言えます。
地方所属馬の好走はごく少数で、2019年のノンコノユメ、モジアナフレイバーなど一部の実力馬が馬券に絡んだ程度。いずれも南関東所属の上位馬に限られている点は重要です。
今年も地方勢は参戦しますが、データ的には南関トップクラスのみを押さえる程度で十分。よほどの実績がない限り、地方馬は評価を下げるのが妥当でしょう。
過去10年の枠番別傾向
| 枠番 | 勝ち数 | 2着数 | 3着数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% | 7.7% |
| 2枠 | 2 | 3 | 1 | 10.0% | 25.0% | 30.0% |
| 3枠 | 1 | 2 | 1 | 5.6% | 16.7% | 22.2% |
| 4枠 | 2 | 1 | 2 | 11.1% | 16.7% | 27.8% |
| 5枠 | 1 | 0 | 3 | 5.6% | 5.6% | 22.2% |
| 6枠 | 2 | 1 | 1 | 11.1% | 16.7% | 22.2% |
| 7枠 | 2 | 1 | 0 | 11.1% | 16.7% | 16.7% |
| 8枠 | 0 | 2 | 1 | 0.0% | 9.1% | 13.6% |
※2015~2024年東京大賞典の枠番別成績をもとに独自集計(詳細な出典は下部参照
枠順傾向では、東京大賞典は内外の極端な枠がやや不振というデータが出ています。1枠は過去10年で連対ゼロ、近年は馬券絡み自体がなく、包まれやすさが大きなマイナス。一方で8枠も勝ち星がなく、コースロスの影響から成績は伸び悩んでいます。
安定しているのは2~7枠の中枠勢。特に2枠は勝ち馬を複数輩出し、6~7枠も好成績です。極端な枠よりも、枠なりにスムーズな競馬ができるかが重要で、中枠は立ち回りの自由度が高い分、有利になりやすいと言えるでしょう。
以上を踏まえると、
・1~2枠の人気馬は過信禁物
・8枠は軸には不向きでヒモまで
・2~7枠なら素直に評価
が基本。ただし外枠でも能力上位の中央馬は例外的に押さえが必要です。
過去10年の前走レース傾向
| 前走レース | 成績(勝-2着-3着-着外) | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| チャンピオンズC | 【8-4-5-17】 | 25.0% | 37.5% | 53.1% |
| JBCクラシック | 【2-0-0-5】 | 28.6% | 28.6% | 28.6% |
| 浦和記念 | 【0-2-1-12】 | 0.0% | 12.5% | 18.8% |
| 勝島王冠(大井SII) | 【0-1-2-9】 | 0.0% | 7.7% | 23.1% |
| その他 | 【0-3-2-64】 | 0.0% | 4.3% | 7.1% |
※2015~2024年3着内馬30頭の前走別集計(主なレースのみ抜粋)
前走ローテでは、チャンピオンズC組が圧倒的に優勢です。過去10年の勝ち馬10頭中8頭、3着内30頭中22頭が同レース経由。特にチャンピオンズCで5着以内だった馬は東京大賞典でも複勝率78.6%と高く、最大の主力ステップと言えます。今年はアウトレンジ(前走5着)などが該当します。
次点はJBCクラシック組で、2018・2019年にはオメガパフュームが連勝。数は多くないものの、キングズソードのように実績上位馬が直行するケースは軽視できません。
地方勢では、馬券に絡んだ例の多くが勝島王冠や浦和記念からの参戦。同じ大井2000mを使っている点は強みですが、全体的にはJRA勢に分が悪い傾向です。また前走6着以下からの巻き返しは低調で、前走5着以内の善戦馬を重視するのが基本戦略と言えるでしょう。
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東京大賞典2025予想まとめ
大井ダート2000mは、広いコースと長い直線を持つタフな舞台で、ダート適性・持久力・パワーが強く問われます。東京大賞典は例年、ダートGI戦線で実績を積んだ中央の有力馬同士の決着が多く、1~3番人気の信頼度が非常に高いレースです。基本的には人気サイドを素直に評価するスタンスが有効でしょう。
一方で、展開次第では中穴の台頭もゼロではありません。近年は地方馬が2~3着に絡むケースもあり、特に南関東の実績馬には注意が必要です。また枠順では内の1枠や大外枠が減点材料になりやすく、この点も見逃せません。
今年は実績馬が揃い、順当なら堅い決着が濃厚。それでも年末の大一番だけに、伏兵が一矢報いる可能性も秘めています。上位馬の力関係と展開を見極めつつ、2025年最後のGIレースを見届けたいところです。
参考・参照元一覧