

1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。
当サイトの記事や競馬予想サイトへの口コミ内容を監修している。
監修者紹介ページ福島競馬場で行われる夏の風物詩「七夕賞(GⅢ)」は、毎年のように波乱が起こることで知られる難解なハンデ重賞です。
2025年も、GⅢ好走組から新興勢力まで個性豊かなメンバーが揃い、サマー2000シリーズ第2戦として注目度が高まっています。
本記事では、有力馬・穴馬の評価はもちろん、過去10年の傾向・展開予想・コースの特徴・全頭診断まで網羅的に分析。
今年こそ「願いが叶うレース」を的中させたいという方に向けて、現役予想家の視点で徹底的に予想していきます。
目次
七夕賞2025の最終予想
最終追い切り・枠順確定後の7月11日(金)昼12時に最終的な予想・買い目を公開します。
公開までは各馬の調整過程・想定馬場をチェックし、更新までお待ちください。
七夕賞2025の追い切り評価
※最終追い切り終了後、7月11日更新予定
七夕賞2025の有力馬3頭
今年の七夕賞は、ハンデ差と展開が勝敗を左右する混戦模様。その中でも中心になりそうな実力馬を3頭ピックアップしました。
それぞれの近走内容やコース適性、騎手との相性を踏まえて紹介していきます。
シリウスコルト
小さなガッツポーズは厩舎とシリウスコルトの初重賞制覇へ…
新潟大賞典
シリウスコルト 古川吉洋騎手
田中勝春厩舎重賞初制覇
おめでとうございます!! pic.twitter.com/flSJ1Wis0N— 辣油 (@seasoning_rayu) May 17, 2025
シリウスコルトは今年の七夕賞で最も信頼できる存在です。
4歳馬ながら戦績は充実しており、今年初戦の六甲ステークス2着後に福島民報杯→新潟大賞典とオープン・重賞を連勝して勢いに乗っています。
中間のハンデ発表ではトップハンデの58.5kgとなりましたが、これは近走の実績を考えれば致し方ないところでしょう。
福島コースは福島民報杯を勝っているように相性の良い舞台です。先行力と渋太さというこの馬の持ち味は福島芝2000mで一層活きるはずで、重賞連勝の可能性は十分です。
引き続き古川吉洋騎手とのコンビで、悲願の重賞2連勝に挑みます。
ドゥラドーレス
【七夕賞展望】毎年荒れるハンデ重賞! ドゥラドーレスが中心|WIN!競馬 https://t.co/urvPArCHyV pic.twitter.com/MLGd3nJaU1
— WIN!競馬_総合【公式】 (@winkeiba_dm) July 6, 2025
6歳牡馬のドゥラドーレスも有力な一頭です。
3歳時には菊花賞4着とクラシック戦線で健闘し、その後は3勝クラスからオープン小倉日経賞まで勝ち上がってきました。
前走エプソムカップでは1番人気に支持されましたが、勝ち馬がレコード勝ちするハイレベルな一戦で2着に敗退。しかし、出遅れながら直線で内から鋭く脚を伸ばしており、内容的には「負けて強し」と評されるものでした。
スタートさえ五分に出られれば、能力的にはここでも勝負できる存在でしょう。
昨年末から戸崎圭太騎手が手綱を取っており、エプソムCに続くコンビで重賞制覇を狙います。
シルトホルン
#シルトホルン #大野拓弥 騎手 pic.twitter.com/2xzyr983Zx
— B (@otp24j) June 14, 2025
昨年のラジオNIKKEI賞2着、エプソムC3着と実績を積んできたシルトホルンにも注意が必要です。
25戦して掲示板を外したのは数回という堅実派で、近走も安定感があります。
前走のジューンステークス(オープン)では好位追走から抜け出して快勝し、オープン初勝利を挙げました。
その競馬ぶりからもわかるように、スタートさえ決めて先行できれば最後まで粘り強く脚を使えるタイプです。
福島の小回りコースは初めてですが、父スクリーンヒーロー譲りのパワーと持久力を武器に、自身初の重賞タイトルを狙います。
七夕賞2025の穴馬2頭
七夕賞はハンデ重賞らしく、毎年のように人気薄の台頭があるレース。
今年も中位人気以下から一発を狙える伏兵がスタンバイしています。
ここでは展開や馬場状態によって浮上してくる可能性のある穴馬を2頭ピックアップしました。
コスモフリーゲン
コスモフリーゲン × 柴田大知騎手 pic.twitter.com/AwrkucHegf
— りり🫧🪼 (@eclipse__first) January 14, 2024
上位人気以外で警戒したいのが、上がり馬のコスモフリーゲンです。
戦績はまだ8戦と浅いものの4勝2着2回3着1回4着1回と抜群の安定感を誇り、底を見せていません。
前走のサンシャインステークス(3勝クラス)では2番人気に推され、見事1着。オープンクラスへの昇級初戦となる今回も決して軽視できない存在です。
福島コースへの出走は初めてですが、同じ小回りの中山2200mで結果を出しているように、器用さとスタミナを兼ね備えている印象です。
柴田大知騎手とのコンビで一発を狙ってくる可能性は十分あり、人気以上に要注意の伏兵でしょう。
バラジ
バラジ 高杉吏麒騎手
25.4/13 福島民報杯 pic.twitter.com/prd2xOHMZT— 辣油 (@seasoning_rayu) April 13, 2025
もう一頭の穴候補は、実績馬バラジです。
近走は勝ち切れない競馬が続いているものの、昨年末にはオープン特別のディセンバーSで3着、さらに福島民報杯では2着に好走しています。
重賞では掲示板止まりが多いものの、大崩れせず安定した走りが持ち味です。前走のメトロポリタンステークスは7着でしたが、これは距離が長かった印象もあります。
得意の2000m戦に戻る今回は巻き返しが期待できるでしょう。福島コースとの相性も良く、過去に福島芝2000mのレースで馬券圏内に入った経験があります(昨年福島民報杯2着)。
ハンデもおそらく軽め(斤量56kg前後か)に収まりそうで、展開次第では上位進出が可能な実力馬です。
人気があまり無いようなら妙味ある存在と言えます。
七夕賞2025の展開予想
今年の七夕賞は、先行馬が多くハイペース気味の流れが予想されます。
主導権を握りそうなのはショウナンマグマ。内枠を引けば果敢に逃げる展開が濃厚で、シリウスコルトが2〜3番手でマークする形になりそうです。
福島芝2000mは下り坂スタートで前傾ラップになりやすく、縦長の隊列から3コーナー過ぎに各馬が進出し、短い直線へ雪崩れ込む展開が定番。今年も似た形が見込まれます。
シリウスコルトは展開利を活かしての押し切りを狙いたいところですが、前半が速くなればドゥラドーレスやリフレーミングの差し脚が届くシーンも。軽ハンデのセブンマジシャンやコスモフリーゲンも中団から早めに動ければ一角崩しの可能性は十分です。
全体としては「先行有利」な舞台設定ですが、オーバーペースなら後方勢にもチャンスが広がります。各馬の位置取りと仕掛けのタイミングが鍵を握ります。
七夕賞2025の概要
七夕賞(GIII)は福島競馬場・芝2000mで行われるハンデ重賞で、サマー2000シリーズ第2戦として毎年波乱含みの展開で注目されます。
「願いが叶うレース」とも呼ばれ、人気薄の好走例も多く、馬券的にも魅力の高い一戦です。
開催日 | 2025年7月13日(日) |
---|---|
開催場所 | 福島競馬場(芝2000m・右回り) |
出走条件 | 3歳以上・オープン(国際・特指) |
斤量 | ハンデキャップ |
過去の波乱例 | ・2023年:3連単27万馬券 ・2018年:11番人気が勝利 |
七夕賞2025の賞金
七夕賞はハンデGIIIながら賞金額が高く、サマー2000シリーズの重要な一戦です。
優勝馬にGⅠへの優先出走権は与えられませんが、シリーズポイントが加算され、今後のハンデ見直しにも影響します。
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 4,300万円 |
2着 | 1,700万円 |
3着 | 1,100万円 |
4着 | 650万円 |
5着 | 430万円 |
なお、2025年は地方馬・外国馬の出走は予定されていません。
七夕賞2025が開催される会場の特徴
七夕賞が行われる福島競馬場(芝2000m)は、小回り&アップダウンのあるタフなコース。
展開や立ち回りが結果を左右しやすく、波乱を呼ぶ要因にもなります。ここでは注目すべき3つの特徴を整理します。
小回り右回り&直線の短さ
芝2000mの舞台は1周約1600mで直線はわずか292m。
最後の直線で差し切るのは難しく、基本的には先行有利。特に早めに動ける器用なタイプが強みを活かせます。
ハイペース展開になりやすい
スタート直後は下り坂で、最初のコーナーまで約500mあるため序盤からペースが上がりやすい構造です。
向正面で一旦落ち着いた後、3~4コーナーの下りで再加速し、短い直線へと向かいます。
高低差1.9mの起伏構成
コース全体に緩やかなアップダウンがあり、最後の直線も途中に上り坂が待ち構えます。
スタミナを消耗しやすく、消耗戦に強い馬が台頭しやすい傾向です。
七夕賞2025の出走予定馬
2025年七夕賞の出走予定馬と想定騎手、予想オッズは以下の通りです。
馬名(性齢) | 想定騎手 | 予想オッズ(単勝) |
---|---|---|
シリウスコルト (牡4) | 古川吉洋 | 3.8 |
ドゥラドーレス (牡6) | 戸崎圭太 | 4.1 |
コスモフリーゲン (牡5) | 柴田大知 | 7.6 |
シルトホルン (牡5) | 大野拓弥 | 8.4 |
リフレーミング (牡7) | M.デムーロ | 10.0前後 |
セブンマジシャン (牡5) | 丸山元気 | 12.0前後 |
バラジ (セ6) | 荻野極 | 15.9 |
マテンロウオリオン (牡6) | 横山典弘 | 20.0前後 |
ダンディズム (セ9) | 柴田善臣? | 30.0前後 |
ニシノレヴナント (セ5) | 田辺裕信 | 31.7 |
ギャラクシーナイト (牡6) | 菊沢一樹 | 50.0前後 |
パラレルヴィジョン (牡6) | 津村明秀 | 51.0 |
ダンテスヴュー (牡6) | 内田博幸 | 96.6 |
オニャンコポン (セ6) | 菅原明良 | 99.3 |
ショウナンマグマ (牡6) | 三浦皇成 | 123.7 |
ドラゴンヘッド (牡5) | 未定 | 75.8 |
上位人気はシリウスコルト・ドゥラドーレスで拮抗。
中位人気には勢いあるコスモフリーゲンや堅実なシルトホルンが続きます。下位人気勢も混戦で、波乱の余地は十分です。
七夕賞2025の過去10年のデータと傾向
年 | 馬場 | 着順 | 馬番 | 馬名 | 人気 | 前走 | 前走着順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2024 | 良 | 1 | 4 | レッドラディエンス | 2 | メトロポリタンS(OP) | 2 |
2024 | 良 | 2 | 11 | キングズパレス | 1 | 新潟大賞典(G3) | 2 |
2024 | 良 | 3 | 7 | ノッキングポイント | 8 | 新潟大賞典(G3) | 8 |
2023 | 良 | 1 | 15 | セイウンハーデス | 2 | 新潟大賞典(G3) | 2 |
2023 | 良 | 2 | 4 | ククナ | 9 | 大阪-ハンブルクC(OP) | 6 |
2023 | 良 | 3 | 2 | ホウオウエミーズ | 13 | マーメイドS(G3) | 3 |
2022 | 良 | 1 | 16 | エヒト | 6 | 京都記念(G2) | 7 |
2022 | 良 | 2 | 6 | ヒートオンビート | 1 | 天皇賞(春)(G1) | 4 |
2022 | 良 | 3 | 11 | アンティシペイト | 2 | 福島民報杯(L) | 1 |
2021 | 稍 | 1 | 4 | トーラスジェミニ | 2 | 安田記念(G1) | 5 |
2021 | 稍 | 2 | 2 | ロザムーロ | 7 | 福島牝馬S(G3) | 13 |
2021 | 稍 | 3 | 6 | ショウナンバルディ | 9 | 鳴尾記念(G3) | 2 |
2020 | 重 | 1 | 3 | クレッシェンドラヴ | 3 | 中山金杯(G3) | 7 |
2020 | 重 | 2 | 13 | ブラヴァス | 7 | 新潟大賞典(G3) | 4 |
2020 | 重 | 3 | 12 | ヴァンケドミンゴ | 6 | エールS(3勝) | 1 |
2019 | 稍 | 1 | 12 | ミッキースワロー | 3 | エプソムC(G3) | 10 |
2019 | 稍 | 2 | 15 | クレッシェンドラヴ | 2 | 福島民報杯(L) | 2 |
2019 | 稍 | 3 | 9 | ロードヴァンドール | 12 | 天皇賞(春)(G1) | 12 |
2018 | 良 | 1 | 4 | メドウラーク | 11 | 米子S(OP) | 11 |
2018 | 良 | 2 | 5 | マイネルサージュ | 4 | 福島民報杯(OP) | 1 |
2018 | 良 | 3 | 8 | パワーポケット | 12 | 夏至S(1600万) | 8 |
2017 | 良 | 1 | 8 | ゼーヴィント | 1 | AJCC(G2) | 2 |
2017 | 良 | 2 | 11 | マイネルフロスト | 5 | 鳴尾記念(G3) | 3 |
2017 | 良 | 3 | 12 | ソールインパクト | 7 | 芦ノ湖特別(1000万) | 1 |
2016 | 良 | 1 | 8 | アルバートドック | 3 | エプソムC(G3) | 7 |
2016 | 良 | 2 | 4 | ダコール | 5 | 新潟大賞典(G3) | 4 |
2016 | 良 | 3 | 12 | オリオンザジャパン | 11 | アハルテケS(OP) | 4 |
2015 | 良 | 1 | 11 | グランデッツァ | 2 | 鳴尾記念(G3) | 5 |
2015 | 良 | 2 | 12 | ステラウインド | 8 | 目黒記念(G2) | 12 |
2015 | 良 | 3 | 7 | マデイラ | 16 | 福島民報杯(OP) | 10 |
七夕賞は波乱傾向が強く、馬齢・前走レース・人気などからも偏った傾向が見られます。
中心は4〜5歳、特に5歳馬が好調
過去10年の勝ち馬で最も多いのは5歳馬(4勝)、次いで4歳馬(3勝)。4〜5歳で計7勝を挙げ、連対率・複勝率もともにトップクラスです。
一方、7歳以上の高齢馬は【1勝・連対例わずか】と苦戦傾向。年齢面では充実期の中堅世代が狙い目です。
前走重賞組は評価できる
3着以内計30頭のうち、過半数の19頭が前走G1〜G3出走馬。人気や着順を問わず「格のある舞台」を経験していた馬が巻き返すケースが目立ちます。
たとえば、
・2023年:セイウンハーデス(新潟大賞典2着)
・2022年:アンティシペイト(福島民報杯1着)
・2021年:トーラスジェミニ(安田記念5着)など。
今年も新潟大賞典組や中山記念組といった重賞経由の馬は素直に評価したいところです。
七夕賞2025 過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 【1-2-0-7】 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
2番人気 | 【4-1-1-4】 | 40.0% | 50.0% | 60.0% |
3番人気 | 【3-0-0-7】 | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
4~6番人気 | 【1-3-1-25】 | 3.3% | 13.3% | 16.7% |
7~9番人気 | 【0-4-3-23】 | 0.0% | 13.3% | 23.3% |
10番人気以下 | 【1-0-5-55】 | 1.6% | 1.6% | 9.8% |
七夕賞は人気と着順の乖離が大きく、予想が難解なレースとして知られています。
1番人気は信頼しきれない
1番人気は過去10年で【1-2-0-7】と信頼度は低め。勝率はわずか10%、3着以内も30%にとどまります。
2020年のブラヴァスが2着、2023年のヒートオンビートは出走取消と、必ずしも軸にしやすい存在とは言えません。
本命にはできても、相手に伏兵を絡める余地は十分あると考えるべきでしょう。
中穴〜大穴が毎年のように激走
4~6番人気は複勝率16.7%、7~9番人気は23.3%と、人気薄でも馬券圏内のチャンスは十分。
2015年の16番人気マデイラや2019年の12番人気ロードヴァンドールなど、2桁人気の激走も見逃せません。
上位人気を信頼し過ぎず、4番人気以下の中穴・大穴も積極的に拾っておくことも考えておきましょう。
七夕賞2025の過去10年の枠番別成績
枠番 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 【0-1-1-15】 | 0.0% | 5.9% | 11.8% |
2枠 | 【2-2-0-14】 | 11.1% | 22.2% | 22.2% |
3枠 | 【1-1-1-15】 | 5.6% | 11.1% | 16.7% |
4枠 | 【2-0-2-14】 | 11.1% | 11.1% | 22.2% |
5枠 | 【0-1-1-18】 | 0.0% | 5.0% | 10.0% |
6枠 | 【3-2-4-11】 | 15.0% | 25.0% | 45.0% |
7枠 | 【0-1-0-19】 | 0.0% | 5.0% | 5.0% |
8枠 | 【2-2-1-15】 | 10.0% | 20.0% | 25.0% |
福島芝2000mは枠順の有利不利が比較的はっきり出やすいコースです。
以下では、過去10年のデータから見える傾向を解説します。
6枠が圧倒的に好成績
勝率・連対率・複勝率すべてでトップなのが6枠。
【3-2-4-11】で複勝率45.0%と非常に安定しており、最も狙いが立つ枠です。
内枠(1〜2枠)は明暗が分かれる
1枠は未勝利で苦戦傾向。
一方、2枠は【2-2-0-14】で複勝率22.2%と善戦しており、内でも馬格や脚質により評価が分かれます。
外枠は7枠よりも8枠が狙い目
8枠は【2-2-1-15】で複勝率25.0%。
2018年メドウラーク、2023年セイウンハーデスなどの勝利実績もあります。
逆に7枠は勝ち鞍ゼロでやや不振ということには注意しましょう。
七夕賞2025の過去10年の前走レース別成績
前走着順 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1着 | 【0-1-3-11】 | 0.0% | 6.7% | 26.7% |
2着 | 【3-2-1-8】 | 21.4% | 35.7% | 42.9% |
3着 | 【0-1-1-7】 | 0.0% | 11.1% | 22.2% |
4着 | 【0-3-1-6】 | 0.0% | 30.0% | 40.0% |
5着 | 【2-0-0-7】 | 22.2% | 22.2% | 22.2% |
6~9着 | 【3-1-2-36】 | 7.1% | 9.5% | 14.3% |
10着以下 | 【2-2-2-46】 | 3.8% | 7.7% | 11.5% |
前走の着順やレース格によって、七夕賞本番でのパフォーマンスに違いが出るのか。
前哨戦として好相性なレースや着順傾向について整理しておきます。
前走2着馬が最も安定
過去10年で【3-2-1-8】と高成績。巻き返しのパターンとして最も信頼度が高く、本命級に推せる存在です。
シリウスコルト(前走:新潟大賞典・1着 → ただし2走前が2着)※前走が対象外のため除外
※セブンマジシャンが唯一の「明確な前走2着馬」として該当します。
着順が悪くても巻き返し可能
「6〜9着」「10着以下」からの巻き返しが複数あり、人気薄の一発も十分視野となります。
ニシノレヴナント(前走:目黒記念・15着)
リフレーミング(前走:中山記念・15着)
ショウナンマグマ(前走:福島民報杯・14着)
パラレルヴィジョン(前走:新潟大賞典・11着)
ダンテスヴュー(前走:福島民報杯・7着)
オニャンコポン(前走:条件戦・二桁着順)
※これらは人気薄ながらも過去のデータ的には「激走例」があるタイプ。
七夕賞2025全頭考察
ドゥラドーレス
父:ドゥラメンテ / 母父:ハービンジャー
重賞で善戦が続く安定感のある差し馬。
前走エプソムCは出遅れながら2着と好内容で、末脚は堅実。
小倉の勝ち鞍もあり小回り適性も問題なく、展開ひとつで突き抜け可能。
シリウスコルト
父:マクフィ / 母父:ゼンノロブロイ
福島民報杯→新潟大賞典を連勝し波に乗る4歳馬。
58.5kgの斤量は課題だが、先行力と勝負根性はメンバー随一。
地力勝負なら主役候補。
コスモフリーゲン
父:スクリーンヒーロー / 母父:ダンスインザダーク
8戦4勝で底を見せていない新興勢力。
前走の勝ちっぷりも良く、軽ハンデとローカルの小回りも追い風。
人気以上に妙味あり。
セブンマジシャン
父:ジャスタウェイ / 母父:キングカメハメハ
前走2着からの格上挑戦。
重賞実績はあるが決め手に欠けるタイプ。
ブリンカー効果で集中力が増しており、斤量差を活かせば馬券圏内も。
リフレーミング
父:キングヘイロー / 母父:バトルプラン
昨年の小倉記念勝ち馬で、末脚の破壊力は魅力。
中山記念は大敗も条件不向きで度外視可能。
転厩初戦での一変もあり得る
シルトホルン
父:スクリーンヒーロー / 母父:Langfuhr
掲示板率の高い堅実派。前走ジューンSを快勝し勢い十分。
小回り初だが、先行してしぶとい脚を使えるので福島も合いそう。
バラジ
父:ヴァンセンヌ / 母父:シンボリクリスエス
堅実だが勝ち切れないタイプ。2000mはベストで、福島民報杯2着の舞台なら軽視できない。
展開が向けば一発あり。
マテンロウオリオン
父:ダイワメジャー / 母父:キングカメハメハ
近走は不振も、かつてのGⅠ実績馬。
距離延長は好材料で、横山典騎手の手綱に期待。
復調気配があれば注意。
ニシノレヴナント
父:ネロ / 母父:スペシャルウィーク
ムラがあるが消耗戦には強いタイプ。
前走は度外視で、軽ハンデを味方にできればローカルで一発も。
パラレルヴィジョン
父:キズナ / 母父:French Deputy
才能を評価されながらも成績低迷中。
津村騎手との再コンビで復調があれば掲示板争いは可能だが、今回は様子見が妥当。
ドラゴンヘッド
父:ゴールドシップ / 母父:アドマイヤコジーン
福島2000mでの勝利歴あり。叩き2戦目での上積みに期待。
ハンデは軽く、展開がハマれば穴で一考。
ダンテスヴュー
父:キングカメハメハ / 母父:Unbridled’s Song
績の割に詰めの甘いタイプ。
末脚はあるが届かないケースが多く、展開次第。掲示板争いが目標か。
オニャンコポン
父:エイシンフラッシュ / 母父:バゴ
重賞勝ち馬だが長い不振が続く。
小回りと距離は合うが、近走の内容から大きな上積みは見込みづらい。
ショウナンマグマ
父:ザファクター / 母父:フレンチデピュティ
逃げ脚は強烈だが重賞では通用していない。
単騎でマイペースなら粘り込みもあるが、他の先行勢次第。
ギャラクシーナイト
父:エピファネイア / 母父:アグネスタキオン
昇級後は厳しい内容が続いており、実力的にも見劣り。
展開・馬場が味方しても掲示板までが現実的。
七夕賞2025の予想まとめ
七夕賞2025の予想は、実績馬の安定感・新興勢力の勢い・軽量馬の一発が交錯する構図。
中心はシリウスコルトとドゥラドーレスの2強ですが、ローカルのハンデ重賞らしく波乱含みの一戦です。
過去10年でも1番人気の信頼度は低く、中穴・大穴の好走が目立つ傾向。狙いは5歳の充実世代や、前走重賞組の巻き返し。軽ハンデのコスモフリーゲンやセブンマジシャンも侮れません。
展開のカギはショウナンマグマの逃げ。速い流れになれば差し勢にも出番あり。
【結論】本命シリウスコルト、対抗ドゥラドーレス。
伏兵にはコスモフリーゲンやバラジなど、波乱も見据えた広い構えで挑むべきレースです。
(※最終予想は枠順・当日馬場状態を踏まえてレース前日に更新します。)


