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更新日:2025.09.29
スワンステークス2025予想

【スワンステークス2025予想】有力馬・穴馬・展開を過去10年の傾向から徹底予想!

監修者:鶴谷義雄
鶴弥義雄

1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。

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スワンステークス2025の基本情報
開催日・発走時間 2025年10月13日(月・祝)<発走時刻未定>
開催会場 京都競馬場
グレード G2
ダートor芝・距離 芝・1400m(右)
出走条件・頭数 3歳以上(国際)(指定)・別定/フルゲート18頭
優先出走権 マイルチャンピオンシップの優先出走権(1着馬)
出走予定頭数 未定(出馬表公表時に確定)
1着本賞金 未発表(前年度実績:5,900万円)

2025年10月13日(月・祝)のスワンステークス2025(GII)は、秋のマイル王決定戦「マイルチャンピオンシップ」へ向けた前哨戦です。

京都芝1400m(右回り・外回りコース)の舞台には、スプリント戦線・マイル戦線の実力馬が集結し、スピード自慢たちが激突します。距離1400mという設定上、短距離馬とマイラーの交差点となる伝統の一戦であり、毎年ハイレベルかつ波乱含みの熱戦が繰り広げられます。

本記事では初心者にもわかりやすく、過去10年のデータから有力馬・穴馬・展開を分析し、京都芝1400m(外回り)のコース特徴を踏まえて予想をお届けします。

スワンステークス2025の最終予想

最終追い切り終了後、10月10日(金)に更新します。

スワンステークス2025の追い切り評価

最終追い切り終了後、10月10日(金)に更新します。

スワンステークス2025 出走予定馬(想定)

スワンステークス2025の出走予定馬
馬名 騎手
アドマイヤズーム 坂井瑠星
アルテヴェローチェ 佐々木大輔
ウインマーベル 松山弘平
オフトレイル
グレイイングリーン
ショウナンザナドゥ 池添謙一
スカイロケット 田口貫太
ソーダズリング
タイムトゥヘヴン 柴田善臣
ダンツエラン
ドロップオブライト
ナムラクララ
バルサムノート
フォーチュンタイム
ムイ 岩田望来
ランスオブカオス
レッドモンレーヴ
ロジリオン
ワイドラトゥール
ワールズエンド

※出走予定馬は随時更新します。

スワンステークス2025の有力馬3頭

今年のスワンステークスは、秋のマイルCSを見据えるマイル王者候補から短距離路線の実力馬まで多士済々。その中でも軸候補となる3頭をピックアップします。

中でも軸候補となる3頭をピックアップします。

アドマイヤズーム

3歳牡馬で、昨年の2歳G1朝日杯FS覇者。クラシック戦線ではニュージーランドT2着からNHKマイルC14着と振るわなかったものの、潜在能力は世代屈指です。

京都コースでのG1勝利経験があり、繰り出す末脚の破壊力はメンバー随一。成長途上ながらも速い上がり勝負になれば最有力の存在でしょう。

新コンビの坂井瑠星騎手との挑戦で、ここから復権を目指します。

オフトレイル

4歳牡馬で、昨年のスワンS2着馬。春以降は不振続きでしたが、前走の関屋記念で2着に激走し、復調気配を示しました。

Farhh産駒らしくパワーと持続力が持ち味で、1400m~マイル戦で渋い競馬を見せます。昨年このレースで僅差の2着という実績があり舞台適性は証明済み

勢いを取り戻した今、悲願の重賞初制覇が視野に入ります。

ウインマーベル

6歳牡馬。デビュー以来短距離~マイル路線で安定した成績を残す実力馬です。昨年までにG2京王杯SCなど重賞3勝を挙げ、1400m戦の実績はメンバー中トップクラス。近走は勝ち星から遠ざかっていますが、今年も海外1351ターフスプリント2着、安田記念5着と高いパフォーマンスを維持しています。

先行力と勝負根性があり、持ち味のスピードを活かせる流れなら粘り込み必至

実績と安定感を兼ね備えた古豪として侮れません。

スワンステークス2025の穴馬2頭

高速決着になりやすいスワンSですが、展開ひとつで伏兵の台頭も十分にあり得ます。

今年も人気馬が強力な一方で、配当妙味を狙うなら条件が噛み合った穴馬にも目を向けたいところです。

ここでは展開や適性次第で上位進出が期待できる注目の穴馬2頭を紹介します。

タイムトゥヘヴン

7歳牡馬。近走は大きな着順が続いているものの、重賞勝ち(ダービー卿CT)を含む実績馬です。序盤からハナを奪う積極策が持ち味で、昨年の安田記念でも先行して見せ場十分の競馬を演じました。

京都芝1400mは長い下り坂からのスピード勝負になりやすく、流れが速くなれば先行力を活かして粘り込みも可能です。

今年は柴田善臣騎手とのコンビで果敢に運ぶ構え。人気の盲点になりそうな今回は要注意です。

ランスオブカオス

3歳牡馬。前走のNHKマイルCではハイペースの中、ただ1頭逃げ粘って5着と世代トップクラスの地力を示しました。

チャーチルダウンズCを勝利しており重賞ウイナーの肩書も十分。未知の京都コースになりますが、スピードの持続力勝負になれば怖い存在です。

休養明けでも調整次第で力を出せるタイプだけに、展開次第では直線で一気に粘り込むシーンがあっても不思議ではありません。

スワンステークス2025が開催される京都芝1,400m(外回り)の特徴

スワンステークス2025予想 京都競馬場芝1,400mのコース画像
出典:JRA

スワンステークス2025が行われる京都競馬場の芝1400m外回りコースのレイアウトと傾向を押さえておきましょう。

アップダウンを超えてのスピード勝負

スタート地点は2コーナーの出口付近から。向正面の長い直線に入ってすぐに高低差4.3mの「淀の坂」を上ります。

3コーナーの手前で頂上を越えると、4コーナーまでは一気の下り坂。最後の直線は外回りコースで約404mと長く、しかもほぼ平坦です。

このため序盤~3コーナーで脚を溜め、下り坂で加速、直線での瞬発力勝負という展開になりやすいのが特徴です。スピードと瞬発力はもちろん、坂越えに耐えるパワーと持続力も求められます。

枠順の有利不利は小さい

京都芝1400m(外回り)はワンターンでコーナーも緩やかなため内外の枠差は比較的小さいと言われます。向正面が長く、ポジション取りの自由度も高いため、過去の傾向でも枠番による大きな偏りは見られません。

ただしスタート直後から上り坂にかかることでペースが落ち着きやすく、先行勢に有利な展開になりやすい点には注意が必要です。

基本的には地力と展開次第でどの枠からでも勝負になるコースと言えるでしょう。

スワンステークス2025の過去10年のデータと傾向

着順 枠番 馬番 馬名 性齢 斤量 所属 人気 単勝 騎手
2024 1 8 17 ダノンマッキンリー 牡3 55.0 (栗) 5 10.9 松山弘
2 3 6 オフトレイル 牡3 55.0 (栗) 6 12.5 武豊
3 3 5 トゥラヴェスーラ 牡9 57.0 (栗) 13 56.2 藤岡佑
2023 1 2 3 ウイングレイテスト 牡6 57.0 (美) 10 21.6 松岡正
2 7 15 ララクリスティーヌ 牝5 55.0 (栗) 6 10.9 菅原明
3 8 18 ロータスランド 牝6 55.0 (栗) 11 33.7 岩田康
2022
※阪神開催
1 2 4 ダイアトニック 牡7 56.0 (栗) 4 6.6 岩田康
2 2 3 ララクリスティーヌ 牝4 54.0 (栗) 10 31.1 菅原明
3 6 11 ルプリュフォール セ6 56.0 (栗) 11 36.1 武豊
2021
※阪神開催
1 5 9 ダノンファンタジー 牝5 55.0 (栗) 1 3.7 川田将
2 1 2 サウンドキアラ 牝6 54.0 (栗) 5 9.8 松若風
3 3 6 ホウオウアマゾン 牡3 54.0 (栗) 3 6.7 坂井瑠
2020 1 2 4 カツジ 牡5 56.0 (栗) 11 143.7 岩田康
2 8 16 ステルヴィオ 牡5 57.0 (美) 3 5.0 池添謙
3 1 2 アドマイヤマーズ 牡4 58.0 (栗) 2 2.8 川田将
2019 1 8 17 ダイアトニック 牡4 56.0 (栗) 1 2.9 スミヨ
2 5 10 モズアスコット 牡5 57.0 (栗) 2 4.4 岩田康
3 4 8 マイスタイル 牡5 56.0 (栗) 5 12.3 田中勝
2018 1 7 8 ロードクエスト 牡5 56.0 (美) 2 5.6 Mデム
2 8 10 モズアスコット 牡4 58.0 (栗) 1 1.3 ルメー
3 5 5 グァンチャーレ 牡6 56.0 (栗) 8 38.7 古川吉
2017 1 2 3 サングレーザー 牡3 54.0 (栗) 2 5.2 Cデム
2 2 4 ヒルノデイバロー 牡6 56.0 (栗) 12 44.8 四位洋
3 1 2 レッツゴードンキ 牝5 54.0 (栗) 1 3.2 岩田康
2016 1 6 11 サトノアラジン 牡5 57.0 (栗) 2 4.0 川田将
2 1 2 サトノルパン 牡5 56.0 (栗) 8 24.5 和田竜
3 7 13 エイシンスパルタン 牡5 56.0 (栗) 6 13.3 岩田康
2015 1 6 11 アルビアーノ 牝3 52.0 (美) 2 5.5 柴山雄
2 8 14 フィエロ 牡6 56.0 (栗) 1 2.7 Mデム
3 5 9 オメガヴェンデッタ セ4 56.0 (栗) 4 9.2 岩田康

ここからは過去10年のデータからスワンステークスの予想を深めていきます(※21・22年は阪神)。

過去10年の人気別傾向

スワンステークス 人気別成績(2014〜2023)
人気 着別度数 勝率 連対率 複勝率 1着占有率 3着内占有率
1番人気 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0% 20.0% 16.7%
2番人気 4-1-2-3 40.0% 50.0% 70.0% 40.0% 23.3%
3番人気 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0.0% 3.3%
4番人気 0-2-2-6 0.0% 20.0% 40.0% 0.0% 13.3%
5番人気 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0% 10.0% 3.3%
6番人気 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0% 0.0% 10.0%
7番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
8番人気 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0% 10.0% 10.0%
9番人気 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
10番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0% 10.0% 6.7%
11番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0% 10.0% 6.7%
12番人気 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1% 0.0% 3.3%
13番人気 0-0-1-8 0.0% 0.0% 11.1% 0.0% 3.3%
14番人気 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
15番人気 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
16番人気 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
17番人気 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%
18番人気 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

人気別成績を見ると、1番人気は勝率20%・複勝率50%と信頼度はやや低め。一方で2番人気が勝率40%・複勝率70%と突出しており、このレースの“軸”として最も安定しています。

3番人気は不振傾向で、4番人気・6番人気あたりが穴で食い込むことが多いのが特徴。さらに8番人気・10番人気・11番人気からも勝ち馬が出ているため、下位人気でも軽視は禁物です。

総じて「本命は2番人気、波乱は中穴~二桁人気」という二極化した傾向がスワンSの特徴といえるでしょう。

過去10年の血統傾向

スワンステークス 父系統別成績(2014〜2023)
系統 着別度数 勝率 連対率 複勝率
サンデーサイレンス系 6-4-4-6/20 30.0% 50.0% 70.0%
ミスタープロスペクター系 2-2-3-7/14 14.3% 28.6% 50.0%
ノーザンダンサー系 1-2-2-6/11 9.1% 27.3% 45.5%
ロベルト系 1-1-1-4/7 14.3% 28.6% 42.9%
ナスルーラ系 0-0-0-0/0
その他 0-1-0-2/3 0.0% 33.3% 33.3%

血統面ではサンデー系が圧倒的優勢で勝率30%・複勝率70%と抜群の安定感。

ミスプロ系・ノーザンダンサー系も一定の好走率を残し、ロベルト系は渋った馬場やタフな展開で浮上

基本はサンデー系を軸に持続力血統を相手に組み立てるのが近年の傾向です。

過去10年の枠順傾向

スワンステークス 枠番別成績(2014〜2023)
枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率 1着占有率 3着内占有率
1枠 0-1-2-13 0.0% 6.3% 18.8% 0.0% 10.0%
2枠 3-1-0-13 17.6% 23.5% 23.5% 30.0% 13.3%
3枠 0-1-1-15 0.0% 5.9% 11.8% 0.0% 6.7%
4枠 0-0-2-17 0.0% 0.0% 10.5% 0.0% 6.7%
5枠 0-1-3-15 0.0% 5.3% 21.1% 0.0% 13.3%
6枠 2-1-0-17 10.0% 15.0% 15.0% 20.0% 10.0%
7枠 3-1-1-19 12.5% 16.7% 20.8% 30.0% 16.7%
8枠 2-4-1-18 8.0% 24.0% 28.0% 20.0% 23.3%

枠順別成績を見ると、極端な有利不利はなくフラットな傾向です。
内では2枠が勝率17.6%・複勝率23.5%と好走が目立ち、内枠からスムーズに立ち回れれば馬券圏に入りやすいことが分かります。

中枠(3~5枠)はやや不振で勝ち星ゼロと苦戦傾向。逆に外枠の7枠(勝率12.5%)・8枠(複勝率28.0%)は安定した好走率を残しており、京都外回りの1400mらしく直線勝負に持ち込みやすい条件が後押ししています。

総じて「内なら立ち回り型、外なら差し脚質」といった戦略がはまりやすい枠順傾向です。

過去10年の前走ローテ傾向

スワンステークス 前走レース別成績(2014〜2023)
前走レース 着別度数 勝率 連対率 複勝率 1着占有率 3着内占有率
京成杯AH 3-0-0-10 23.1% 23.1% 23.1% 30.0% 10.0%
安田記念 2-3-3-7 13.3% 33.3% 53.3% 20.0% 26.7%
オパールS 1-1-0-9 9.1% 18.2% 18.2% 10.0% 6.7%
ポートアイ 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0% 10.0% 6.7%
キーンラン 1-0-1-4 16.7% 16.7% 33.3% 10.0% 6.7%
仲秋S 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0% 10.0% 3.3%
安土城S 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0% 10.0% 3.3%
毎日王冠 0-2-0-1 0.0% 66.7% 66.7% 0.0% 6.7%
スプリンタ 0-1-1-19 0.0% 4.8% 9.5% 0.0% 6.7%
関屋記念 0-1-1-3 0.0% 20.0% 40.0% 0.0% 6.7%
京王杯SC 0-1-1-2 0.0% 25.0% 50.0% 0.0% 6.7%
セントウル 0-0-1-5 0.0% 0.0% 16.7% 0.0% 3.3%
函館記念 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0% 0.0% 3.3%
都大路S 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0% 0.0% 3.3%
その他 0-0-0-57 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0%

前走ローテを見ると、安田記念組が【2-3-3-7】で複勝率53%と安定感抜群。1400mでも一線級のマイラーが格の違いを見せるケースが多く、上位人気馬が順当に好走しています。

京成杯AH組も3勝を挙げ、勝率23%と好相性。ハンデ戦を好走してきた上がり馬がそのまま勢いで通用するパターンです。

その他ではオパールSやポートアイランドSからのステップがそれぞれ勝ち馬を出しており、ローカル・リステッドからの激走も侮れません。一方でスプリンターズS組は【0-1-1-19】と苦戦。距離延長で結果を出すのは簡単ではなく、割引が必要です。

総じて「安田記念・京成杯AHの実績馬」+「条件戦やリステッドで勢いある馬」が馬券の中心になる傾向です。

スワンステークス2025予想まとめ

以上、スワンステークス2025予想をお届けしました。

データとメンバー構成を総合すると、京都外回り1400mは下りで加速して直線の瞬発力が問われやすく、サンデー系×切れ味を備えたマイル寄りが軸。実績と完成度を兼ね備えるウインマーベル、舞台適性が明確なオフトレイル、京都実績と上がり性能で勝負できるアドマイヤズームが優勝争いの中心という評価です。

相手筆頭は、先行してしぶといタイムトゥヘヴンや、ハイラップ耐性で前粘りが見込めるランスオブカオス。馬場やペース次第ではレッドモンレーヴ、ソーダズリング、ロジリオンなど差し脚の切れで台頭するシーンにも注意したいところです。

基本戦略は「実績馬を軸に、中穴の先行・差しまで厚め」。人気の二極化傾向を踏まえつつ、本線は堅く、妙味は中穴~二桁人気の一撃で狙う構成が有効です。

当日は馬場コンディションと枠順、直前の気配を最終チェックし、展開読み(ハイ=差し、スロー=先行)で配分を微調整。マイルCSへ弾みをつける一頭を見極めましょう。

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