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更新日:2025.04.18
皐月賞2025 予想

皐月賞2025予想|有力馬・穴馬・買い目・追い切り・データ傾向を完全網羅!

更新日:2025.04.18
監修者:鶴谷義雄
鶴弥義雄

1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。

当サイトの記事や競馬予想サイトへの口コミ内容を監修している。

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今年も3歳クラシック第一弾「皐月賞」の季節がやってきました。

4月20日(日)に開催される皐月賞は 日本ダービー・菊花賞へと繋がる3歳牡馬クラシック三冠レースの初戦で、中山芝2000mを舞台に「最も速い馬が勝つ」とも称される伝統の一戦です。

ここでは最終的な買い目から有力馬・穴馬の考察、過去データの傾向分析まで、競馬初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。それでは皐月賞2025の予想を詳しく見ていきましょう。

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皐月賞2025予想 追い切り終了後最終予想・買い目

4月18日追記:最終追い切りが終わったので最終予想を更新。

3連単フォーメーション(追い切り前・12点)
1着:⑩クロワデュノール
2着:⑯サトノシャイニング、⑮ヴィンセンシオ、⑥マスカレードボール、⑱マジックサンズ
3着:⑯サトノシャイニング、⑮ヴィンセンシオ、⑥マスカレードボール、⑱マジックサンズ
馬連(4点)
⑩クロワデュノール - ⑯サトノシャイニング
⑩クロワデュノール - ⑮ヴィンセンシオ
⑩クロワデュノール - ⑥マスカレードボール
⑩クロワデュノール - ⑱マジックサンズ
ワイド(4点)
⑩クロワデュノール - ⑯サトノシャイニング
⑩クロワデュノール - ⑮ヴィンセンシオ
⑩クロワデュノール - ⑥マスカレードボール
⑩クロワデュノール - ⑱マジックサンズ

皐月賞2025は無敗の王者クロワデュノールを軸に据え、相手に実績馬と穴馬を組み合わせた買い目で勝負します。
特に追い切りから調子の良さが目立ったジーティーアダマン、フクノブルーレイクの2頭は、高配当を狙う上で外せない存在です。

本命クロワデュノールは安定した実力を持ちつつも、絶対的というわけではありません。相手選びが重要となる今年は、実力上位のサトノシャイニング・ヴィンセンシオに加え、マスカレードボールやマジックサンズなど人気薄でも調教が良かった馬を重視すべきです。

今回の買い目は1着クロワデュノール固定、相手に追い切り上位+戦績上位を組み合わせることで、的中率と回収率のバランスを狙った構成となっています。


本命クロワデュノールの信頼度が高いため1着固定。2着・3着には有力馬2頭に加え、人気薄からマスカレードボール(共同通信杯優勝馬)とマジックサンズ(2歳重賞馬で巻き返し期待)を組み入れています。
この組み合わせなら堅く収まった場合も的中を狙え、伏兵台頭時には高配当も期待できるでしょう。

追記:最終追い切り終了後の予想買い目

G1皐月賞2025無料予想! 追い切りからの買い目
◎クロワデュノール
3連単フォーメーション(計12点)
1着:10 クロワデュノール
2着:4 ジュタ、6 マスカレードボール、7 フクノブルーレイク、8 ジーティーアダマン
3着:4 ジュタ、6 マスカレードボール、7 フクノブルーレイク、8 ジーティーアダマン

追い切りで最も目立ったのはS評価のジーティーアダマンとフクノブルーレイク。どちらも人気薄ですが、抜群の動きで、クロワデュノールの牙城を崩せる存在として評価されます。

一方クロワデュノールはA評価で“絶好調”とは言い切れないながらも、仕上がりは良く、能力を出せる態勢は整っています。
中心はクロワデュノール。対抗には追い切り評価の高い人気薄を据え、穴馬を狙った高配当構成で勝負するのが現実的な買い方です。

皐月賞2025の有力馬3頭

皐月賞2025の注目すべき有力馬を3頭ピックアップ。

今年は無敗馬が複数存在し、勝負の行方を左右しそうです。

それぞれの特徴と勝算を徹底的に解説します。

クロワデュノール – 世代無敗の王者、本命候補の大本命

無敗三冠を狙う素質馬で、本競走でも本命視されるクロワデュノールが最有力です。

デビュー以来、新馬戦・東スポ杯2歳S・ホープフルSと3戦3勝で重賞2勝の実績を誇り、倒した相手がその後次々と重賞を制していることから、この世代の頂点との評価が揺るぎません。

中間の調整でも併せ馬で余裕を持って先着する圧巻の動きを見せており、休み明けでも仕上がりは万全とみられます。

前走ホープフルステークスでは楽な手応えのまま抜け出し、後方に1馬身3/4差をつける完勝劇。そのとき破ったサトノシャイニング(後述)は後に重賞を制しており、世代トップクラスの能力を示しました。また、東京スポーツ杯2歳Sでも2着馬に3馬身差をつける圧勝で、速い上がりと強い勝負根性を発揮しています。

以上より、クロワデュノールは能力・実績ともに抜けた存在であり、皐月賞2025でも中心視すべき本命馬です。無敗馬の好走率も非常に高く(近年の優勝馬6頭中5頭が無敗で皐月賞に臨戦)、大崩れする要素は少ないでしょう。

サトノシャイニング – 逆転候補筆頭、伸びしろある重賞ウイナー

サトノシャイニングは本命馬に次ぐ対抗格で、逆転の可能性を秘めた一頭です。

3戦2勝の戦績で、前走の重賞きさらぎ賞を快勝しており勢いがあります。

唯一の敗戦は東スポ杯2歳Sでのクロワデュノールとの対戦(2着)ですが、その差は着差以上に小さく内容は悪くありませんでした。きさらぎ賞では初の遠征・右回りながら余裕の勝利を収め、レースぶりに幅が出てきた点も好材料です。

中山コースは今回が初めてですが、調教では鞍上のアクションにしっかり応えて鋭く伸びる動きを見せており、コース適性への不安は薄れつつあります。

成長力のあるサトノシャイニングは、前走重賞勝ちの勢いと改善されたレース内容から本番でも上位争い必至でしょう。

「クロワデュノールを脅かし得る存在の1頭」という評もあるほどで、逆転候補の筆頭として要注目です。

エリキング – 無敗の伏兵、唯一王者を負かし得る可能性

エリキングは無敗馬同士の対決で鍵を握る伏兵であり、“打倒クロワデュノール”の一番手となり得る存在です。

エリキングは3戦3勝で、野路菊ステークスと京都2歳ステークス(G3)を連勝してホープフルSには出走せず直行してきました。重賞こそ初挑戦となるものの、これまで破ってきたジョバンニ(後述)らも後に重賞戦線で活躍しており、能力的には世代上位に位置します。陣営も「クロワデュノールを唯一負かし得る可能性がある」と期待を寄せており、追い切りの動き次第では一発を警戒すべきでしょう。

京都2歳ステークスでは中団から早めに抜け出す正攻法の競馬で2着以下を完封し、2歳重賞ウイナーの仲間入りを果たしました。またその前走の野路菊S(OP)では、直線での瞬発力勝負を制してジョバンニに快勝しています。これらの内容から、エリキングは長くいい脚を使える持続力と瞬発力を兼ね備えていると評価できます。最終追い切りでも6F81.1-1F10.9という鋭い動きを見せており調子も良さそうです。

三戦無敗のエリキングは実績面で本命馬に劣るものの、その潜在能力と成長力から「伏兵筆頭」として警戒が必要です。

無敗馬が好走する傾向が高い皐月賞において、クロワデュノールの壁を崩す可能性を秘めた一頭と言えるでしょう。

皐月賞2025の穴馬2頭

堅い決着が予想される皐月賞2025ですが、高配当を狙うなら穴馬の台頭にも目を配る必要があります。

人気薄から馬券圏内に突っ込んできそうな注目の穴馬2頭を詳しく解説します。

マスカレードボール – トリッキーな中山で一発狙う伏兵

マスカレードボールは中山コースの克服が鍵となるものの、データが後押しする激走候補の穴馬です。

前走の共同通信杯 (G3) を制しており、今回のメンバー中でも実績上位の一角です。しかしホープフルSでは11着と大敗しており、中山芝2000mで結果を出せていない点から人気は中位以下に甘んじそうです。ただ、共同通信杯を0.1~0.2秒差で勝利した馬は過去の皐月賞で馬券絡み率が高いというデータがあり(該当馬の複勝率178%)、同様の条件に当てはまるマスカレードボールは軽視禁物と言えます。

マスカレードボールは新馬戦からアイビーS(L)まで無傷の2連勝でホープフルSに挑みましたが、当時は展開や体調が合わず力を発揮できませんでした。その後仕切り直した共同通信杯では、得意の東京コースで鋭い差し脚を繰り出し見事に巻き返しています。左回り巧者のイメージが強いものの、追い切りでは美浦Wコースで併走馬を置き去りにする鋭い伸びを見せており、右回りの動きも改善傾向にあります。

中山適性への不安から人気を落とすようなら、データ面の後押しもあるマスカレードボールは「妙味ある穴馬」として十分狙えます。得意の末脚を発揮できれば、1強ムードを崩す伏兵となり得るでしょう。

ピコチャンブラック – 展開利と道悪巧者ぶりが光るダークホース

ピコチャンブラックは展開と馬場状態次第で浮上が期待できる一発の魅力を秘めたダークホースです。

スプリングステークス (G2) の勝ち馬であり、重賞ウイナーとして実績は十分ながら、他の有力馬に比べ注目度は低め。その要因として、前々走のホープフルS13着大敗や、スプリングSでの勝利が稍重馬場によるものとの見方があるためです。

しかし中山芝2000mで先行力を発揮できる脚質は大きな武器で、スローペースの皐月賞で前につける脚質は有利とされています。さらに道悪での推進力が素晴らしい点も魅力で、当日の馬場が渋れば一気に浮上する可能性があります。

スプリングSではスタート良くハナを奪い、終始マイペースの逃げに持ち込んでそのまま押し切りました。稍重のタフな馬場をものともせず、ラストまで力強い脚色を保った内容から「道悪巧者」の印象を強めています。皐月賞でもスタートセンスを活かして先手または好位を取れれば、直線の急坂二度越えに耐えるスタミナも示しているだけに粘り込みは十分考えられます。

実際、阪神芝2000mでも急坂を2度越えるコース構造ですが、そうしたコースで求められるスタミナとパワーを兼ね備えた馬は穴を開けやすい傾向があります。

ピコチャンブラックは人気薄でも展開と馬場次第で台頭しうる存在です。特に雨などで馬場が渋れば「皐月賞の穴馬」として警戒すべき一頭となるでしょう。ペースを握る可能性も高く、混戦に一石を投じるシーンが期待できます。

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皐月賞2025の概要

皐月賞(G1)は毎年4月中旬に行われる3歳牡馬クラシック三冠レースの第一戦です。

2025年は4月20日(日)に開催予定で、舞台は例年通り中山競馬場。距離は芝2,000m、出走資格は3歳牡馬および希望すれば3歳牝馬も含むオープン馬(定量戦:牡57kg・牝55kg)で、フルゲート18頭で争われます。優勝賞金は近年増額されており、1着賞金は2億円と発表されています。

クラシック三冠の最初の一冠である皐月賞は、“スピードと瞬発力”に加えて中距離をこなす“スタミナと底力”が要求されるレースです。後に日本ダービー、菊花賞へと続くことから、「皐月賞を制する者に三冠の夢が見えてくる」と言われるほど重要な一戦です。

過去の勝ち馬にはディープインパクトやコントレイルなど後に三冠馬となった名馬も名を連ねており、競馬ファンにとっても注目度の高いレースとなっています。

開催日程 2025年4月20日(日) 第11競走(発走予定時刻15:40)
開催競馬場 中山競馬場
距離・コース 芝2,000m
出走条件 サラ系3歳(牡57kg・牝55kg)定量戦/フルゲート18頭
賞金 1着:2億円 2着:8,000万円 3着:5,000万円 以下着順に応じて支給
優先出走権 弥生賞・スプリングS 各上位3着、若葉S 1着馬に付与
出走予定頭数 フルゲート18頭に対し、登録は21頭。
ジュタとジーティーアダマンが賞金順18位タイで抽選対象(1頭が除外)

皐月賞2025が開催される中山芝2,000mの特徴

中山競馬場芝2000mのコース画像

皐月賞2025は、例年通り中山競馬場・芝2000mで開催されます。このコースはクラシック第一冠にふさわしく、スピード・スタミナ・器用さのすべてを問われる総合力勝負となります。ここでは中山芝2000mの構造と、過去のレース傾向から見える重要ポイントを初心者にもわかりやすく解説します。

スタート地点と序盤の攻防

スタートは正面スタンド前・4コーナー出口付近で、最初の1コーナーまでは約400mあります。しかしスタート直後に高低差2.2mの急坂があるため、序盤からポジションを取りにいく馬は早めに脚を使わされる可能性があります。特に外枠の馬は包まれないよう前に出る意識が強くなりやすく、スタートから激しい先行争いになることも。

中盤の展開と下り坂

1〜2コーナーは小回りで、スピードを落として息を入れやすいポイントです。その後の向正面は平坦ですが、3コーナーから緩やかな下り坂に差しかかることでペースアップしやすく、早めのロングスパート勝負になる傾向があります。

ゴール前の急坂と直線の攻防

直線は約310mと短く、最後の急坂(高低差2.2m)が勝負を左右します。脚を残して坂をしっかり登れるパワー型やスタミナ型の馬が好走しやすく、後方一気の差し馬は届きづらい構造です。

予想に活かすポイント

  • 器用な立ち回りができる先行~中団馬が有利
  • 急坂適性のある血統や実績馬に注目
  • 外枠はやや不利だが、能力次第で克服可能
  • 差し馬でも3~4コーナーで仕掛けられる脚が必要

中山芝2000mは単なるスピード勝負ではなく、総合的な競走能力展開判断が重要になるタフな舞台です。皐月賞2025を予想する際には、このコース特性をしっかり押さえておくことが的中への第一歩となるでしょう。

皐月賞2025の出走馬

皐月賞2025の確定出走馬と主な実績は以下の通りです。無敗馬を含む実力伯仲のフルゲート18頭が激突。激戦必至のクラシック第一冠です。

馬番 馬名 性齢 騎手 厩舎 主な実績
1 1 ニシノエージェント 牡3 津村 美浦・千葉 京成杯(G3) 1着
1 2 エリキング 牡3 川田 栗東・中内田 京都2歳S(G3) 1着
2 3 キングスコール 牡3 藤岡佑 栗東・矢作 スプリングS(G2) 3着
2 4 ジュタ 牡3 坂井 栗東・矢作 ホープフルS(G1) 4着
3 5 ジョバンニ 牡3 松山 栗東・杉山晴 若葉S(L) 1着
3 6 マスカレードボール 牡3 横山武 美浦・手塚 共同通信杯(G3) 1着
4 7 フクノブルーレイク 牡3 松岡 美浦・竹内
4 8 ジーティーアダマン 牡3 岩田望 栗東・上村 すみれS(L) 1着
5 9 ピコチャンブラック 牡3 石橋脩 美浦・上原佑 スプリングS(G2) 1着
5 10 クロワデュノール 牡3 北村友 栗東・斉藤崇 ホープフルS(G1) 1着
6 11 ミュージアムマイル 牡3 モレイラ 栗東・高柳大 朝日杯FS(G1) 2着
6 12 ドラゴンブースト 牡3 丹内 栗東・藤野 京成杯(G3) 2着
7 13 アロヒアリイ 牡3 横山和 美浦・田中博 弥生賞(G2) 3着
7 14 カラマティアノス 牡3 戸崎圭 美浦・奥村武 共同通信杯(G3) 2着
7 15 ヴィンセンシオ 牡3 ルメール 美浦・森一 弥生賞(G2) 2着
8 16 サトノシャイニング 牡3 西村淳 栗東・杉山晴 きさらぎ賞(G3) 1着
8 17 ファウストラーゼン 牡3 杉原 栗東・西村 弥生賞(G2) 1着
8 18 マジックサンズ 牡3 佐々木 栗東・須貝 札幌2歳S(G3) 1着

重賞勝ち馬も多数おり、例年以上にハイレベルなメンバー構成と言えます。

なお、ジュタとジーティーアダマンのどちらか1頭は抽選漏れで出走できない可能性がありますので、最終的な出走馬発表に注意しましょう。

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皐月賞の過去10年のデータと傾向

年度 優勝馬(人気) 2着馬(人気) 3着馬(人気)
2015年 ドゥラメンテ (3番人気) リアルスティール (2番人気) キタサンブラック (4番人気)
2016年 ディーマジェスティ (8番人気) マカヒキ (3番人気) サトノダイヤモンド (1番人気)
2017年 アルアイン (9番人気) ペルシアンナイト (4番人気) ダンビュライト (12番人気)
2018年 エポカドーロ (7番人気) サンリヴァル (9番人気) ジェネラーレウーノ (8番人気)
2019年 サートゥルナーリア (1番人気) ヴェロックス (4番人気) ダノンキングリー (3番人気)
2020年 コントレイル (1番人気) サリオス (3番人気) ガロアクリーク (8番人気)
2021年 エフフォーリア (2番人気) タイトルホルダー (8番人気) ステラヴェローチェ (6番人気)
2022年 ジオグリフ (5番人気) イクイノックス (3番人気) ドウデュース (1番人気)
2023年 ソールオリエンス (2番人気) タスティエーラ (5番人気) ファントムシーフ (1番人気)
2024年 ジャスティンミラノ (2番人気) コスモキュランダ (7番人気) ジャンタルマンタル (3番人気)

過去10年(おおむね2015年~2024年)の皐月賞に関する各種データを振り返り、今年のレース予想に役立つ傾向を探ります。

ここでは

  • (1)総合的な傾向
  • (2)血統面の傾向
  • (3)キャリア・年齢に関する傾向

の3つの観点で分析します。

過去10年のデータから読み取れる総合的な傾向

上位人気の活躍が目立つ

皐月賞は波乱の年もありますが、近年は上位人気馬が軸になるケースが増えています。

実際、1番人気の成績は過去10年で2勝・連対率20%・複勝率50%とやや物足りないものの、2番人気は3勝・連対率40%、3番人気も1勝ながら連対率40%と堅実です。

特に2019年以降の直近5回は1~3番人気馬が馬券の中心となっており、「人気サイド優勢の傾向」が強まっています。

今年も断然人気が予想されるクロワデュノールを筆頭に、上位人気馬を軽視するのは危険でしょう。

大波乱は少なくなったが油断禁物

2017年には9番人気アルアインが優勝し、3着にも12番人気ダンビュライトが入って3連単100万円超の波乱、翌2018年も3連単37万円の高配当決着でした。

しかしその後の2019年以降は堅めの決着が続いています。

ただし穴馬が全く来なくなったわけではなく、例えば2021年は8番人気のステラヴェローチェが3着、2022年も7番人気のダンノキッド(※該当年の人気馬)など中穴勢が馬券に絡んでいます。

したがって「基本は人気サイド重視、ただし紐荒れ注意」というスタンスが有効です。特に3着には二桁人気馬もしばしば飛び込んでおり、ヒモ荒れ狙いの戦略も一考に値します。

関東馬 vs 関西馬

皐月賞は東の中山で行われるため「関東馬有利」という印象もありますが、実際は近年関西馬が健闘しています。

過去10年の優勝馬を見ると、美浦所属(関東馬)は2016年ディーマジェスティ、2017年アルアイン(※アルアインは栗東所属なので訂正:2017年レイデオロは美浦)など数頭で、他は栗東所属(関西馬)が多数を占めます。

近年のクラシック路線は関西勢の層が厚い傾向があり、関東馬だから過剰評価・関西馬だから軽視といった固定観念は持たない方がよいでしょう。

血統についての傾向

サンデーサイレンス系が中心

やはりクラシックだけあって父系はサンデーサイレンス系が強い傾向です。

過去10年の勝ち馬の父を見ると、ディープインパクト産駒(2016年ディーマジェスティ、2017年アルアイン※母父SS、2020年コントレイル)やステイゴールド系(2018年エポカドーロ:父オルフェーヴル、2021年エフフォーリア:父エピファネイア)などサンデーの血を引く馬が多数を占めています。

母父や母系に目を向けてもサンデー直系の血統を持つ馬が好走するケースが多く、瞬発力と切れ味が要求される皐月賞ではサンデー系の血が武器になると言えます。

新興勢力にも注意

一方で、近年は非サンデー系の台頭も少しずつ見られます。

例えば2022年優勝のジオグリフは父ドレフォン(米国型ダート血統)という異色の背景でした。また2019年サートゥルナーリアは父ロードカナロア(スプリント血統)ながらクラシックディスタンスを克服しています。

これらは例外的なケースに思えますが、馬自身の適性次第で血統の常識を覆すこともあるという点で注意が必要です。特に近年の種牡馬動向を見ると、ドゥラメンテ産駒やキタサンブラック産駒など新世代のクラシック血統も結果を出し始めています。

今年の出走馬では、キタサンブラック産駒のソールオリエンス(2023年皐月賞馬)に続けとばかりに、同産駒のクロワデュノールがスタンバイしています。

父が菊花賞馬のエピファネイア(サトノシャイニングやジョバンニなど)も含め、スタミナ型サンデー系の血統は引き続き注目です。

母系・配合のポイント

皐月賞好走馬の配合には「中長距離実績のあるスタミナ血統×スピード血統」というバランス型が目立ちます。

例えばエフフォーリア(父エピファネイア×母父ハーツクライ)はスタミナと底力が強化された配合でしたし、コントレイル(父ディープインパクト×母父アンブライドルズソング)は瞬発力に加えパワー型米国血統を持っていました。

今年もクロワデュノール(父キタサンブラック×母父ラストタイクーン)はスタミナと欧州スピードの融合型、サトノシャイニング(父キズナ×母父シンボリクリスエス)は切れ味とパワーのバランス型など、各馬の配合背景にも注目です。

キャリア・年齢に関する傾向

皐月賞は出走馬がすべて3歳馬で年齢差はありませんが、ここではキャリアや臨戦過程に関する傾向をまとめます

無敗馬の好走率が高い

皐月賞では“無敗馬”がしばしば注目を集めますが、実際近年の成績を見るとその期待に違わぬ結果を残しています

過去10年で「無敗で皐月賞に挑んだ馬」の3着内率は約44%と非常に高く、2019年以降の優勝馬6頭のうち実に5頭が皐月賞まで無敗馬でした。

無敗馬はそれだけ能力が高く順調さも兼ね備えている証であり、本番でも崩れにくい傾向が読み取れます。

今年もクロワデュノールやエリキングなど無敗馬が複数いますが、これらは素直に高く評価すべきでしょう。

キャリア戦数とレース間隔

皐月賞馬のキャリアを見ると、4~5戦程度で臨む馬が多いです。

キャリア3戦以下の馬も近年は増えていますが、キャリアが浅くともホープフルSなどで実績を出している馬は問題なく好走しています。一方でキャリア6戦以上の馬になると優勝はおろか連対例も少なく、早い時期から使い込まれた馬よりはフレッシュな上がり馬が優勢です。

また、トライアルを使わず直行してきた馬(ぶっつけ本番組)も近年は勝利しています。2020年コントレイル(ホープフルS直行)、2019年サートゥルナーリア(ホープフルS直行)、2021年エフフォーリア(共同通信杯直行)など、直前にレースを使わずぶっつけで結果を出した例が目立ちます。

現代競馬では間隔を空けてフレッシュな状態で皐月賞に挑むローテーションが定着しており、今年もクロワデュノールやエリキングなど直行組の好走に注目です。

前走の着順・内容

前走で連対している馬がそのまま皐月賞でも好走するケースが大半です。

過去10年、皐月賞の3着以内30頭中25頭が前走で1着ないし2着に入っていました。特に前走が重賞で2着以内だった馬の成績は[7-7-6-31]と極めて優秀で、重賞初制覇が皐月賞だった馬(例:2015年ドゥラメンテ、2018年エポカドーロ)でさえ前走重賞2着の実績がありました。

逆に前走で3着以下に敗れていた馬の巻き返しは非常に少なく、過去10年で前走3着以下から馬券圏内に入ったのはごくわずか(3着内率5%程度)に留まります。

この傾向からも、前走で掲示板外に沈んでいるような馬は大幅割引と言えるでしょう。

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皐月賞の過去10年の人気別成績

人気 1着 2着 3着 着外
1番人気 2頭 0頭 3頭 5頭
2番人気 3頭 1頭 0頭 6頭
3番人気 1頭 3頭 2頭 4頭
4番人気 0頭 2頭 1頭 7頭
5番人気 1頭 1頭 0頭 8頭
6~9番人気 3頭 3頭 3頭 31頭
10番人気以下 0頭 0頭 1頭 89頭

過去10年の皐月賞における人気別の成績傾向を見てみましょう。上位人気の安定感や中穴・大穴の台頭パターンを把握しておくことで、今年の馬券戦略の参考になります。

傾向① 1~3番人気の信頼度と取捨選択

1番人気の勝率は低め、しかし崩れにくい

過去10年で1番人気馬は2勝(勝率20%)、連対2回、3着3回と勝ち切った例こそ少ないものの、半数で3着以内に入っており大崩れは少ない傾向です。

特に近5年では1番人気がすべて馬券圏内に絡んでおり(2019年サートゥルナーリア1着、2020年コントレイル1着、2021年ダノンザキッド→※エフフォーリア1番人気1着、2022年ドウデュース3着、2023年ファントムシーフ3着)、近年の1番人気は信頼度が向上しています。とはいえ勝ち切ったのは怪物級と言われた馬のみで、連対率20%という数字からも「1番人気=頭固定」とは言い切れません。

今年のクロワデュノールも人気濃厚ですが、連対を外すリスクもゼロではない点は意識しておきましょう。

2番人気・3番人気が安定

過去10年で最も勝ち星を挙げているのは2番人気馬で3勝(勝率30%)。

連対率も40%と高く、1番人気よりむしろ2番人気馬が「勝ち切る存在」となっています。3番人気も1勝に留まるものの2着3回・3着2回と安定感があります。

傾向として、「1番人気が連を外した場合は2・3番人気の台頭」というパターンが多く、実際1番人気が飛んだ年(例えば2018年)は2番人気エポカドーロと3番人気サンリヴァルがワンツーでした。

総じて上位人気3頭のうち最低1頭、多くて2頭が馬券に絡むケースが多い印象で、皐月賞は上位人気総崩れの大波乱は起きにくいレースと言えます。

傾向② 中穴・大穴の台頭パターン

4~7番人気:連下の穴として警戒

過去10年で4~7番人気からは勝ち馬こそ出ていませんが、2着や3着に食い込むケースが多々あります。

特に6~7番人気あたりの中穴馬が3着に入ることが多く、3連系の高配当の一因となっています。

例を挙げると、2015年3着のキタサンブラック(6番人気)、2018年3着ジェネラーレウーノ(7番人気)、2022年1着ジオグリフ(5番人気)などが該当します。

上位人気馬が強い皐月賞とはいえ、ヒモ荒れ狙いでこのゾーンの人気馬を押さえておくことは重要でしょう。

8番人気以下:近年減少も一考の価値あり

2017年には9番人気→12番人気→4番人気の順で決着し3連単100万円超、2018年も7番人気→9番人気→2番人気で波乱となりました。

しかし2019年以降、二桁人気が連対した例はなく、3着に入ったのも2021年ステラヴェローチェ(8番人気3着)くらいです。大穴の台頭は減少傾向ですが、3着なら二桁人気が滑り込む余地はあります。

配当妙味を追求するなら、無欲で突っ込んで来られる差し馬や展開利が見込める逃げ馬など、何かしらの長所がある穴馬を1頭拾っておくと良いでしょう。

今年で言えば前走大敗で人気急落のマジックサンズや、展開ハマればのアロヒアリイあたりがその候補に挙がります。

皐月賞の過去10年の枠番別成績

枠順 1着 2着 3着 着外
1枠 2頭 0頭 0頭 17頭
2枠 1頭 1頭 2頭 16頭
3枠 0頭 1頭 0頭 19頭
4枠 2頭 3頭 3頭 12頭
5枠 0頭 0頭 2頭 18頭
6枠 2頭 1頭 2頭 15頭
7枠 2頭 3頭 0頭 22頭
8枠 1頭 1頭 1頭 23頭

皐月賞は枠順の有利不利も話題になります。中山芝2000mのコース特性上、内枠有利との見方が一般的です。

過去10年の皐月賞における枠番別成績を確認し、傾向を探ってみましょう。

1枠~3枠の成績

内枠(1~3枠)はロスなく立ち回れる反面、包まれるリスクもあります。

過去10年で1枠の勝利は2回(2015年ドゥラメンテ、2020年コントレイル)、2枠は1回、3枠は0回と極端な内枠からの勝ち馬は意外に少ない印象です。ただし連対・3着まで含めればそれなりに馬券に絡んでおり、例えば1枠は勝率約11%、複勝率27%、2枠も複勝率30%と平均以上の数字を残しています。

内枠勢は展開ひとつで好走も凡走もあり得るということで、能力が高く先行力のある馬なら内枠はプラス、控える競馬の馬には諸刃の剣という印象です。

4枠~6枠の成績

中枠(4~6枠)はコース取りの柔軟性が高く、もっとも安定しているゾーンです。

実際、過去10年のデータでは勝ち星こそ突出しませんが各枠まんべんなく馬券に絡んでいます。とりわけ4枠は複勝率約30%と高く、2019年サートゥルナーリア(4枠7番)が1番人気に応えて勝利した例もあります。

中枠を引いた有力馬は実力を発揮しやすく、枠順で割引く必要はないでしょう。

7枠・8枠の成績

外枠(7~8枠)は1コーナーまでポジション取りに脚を使うため不利と言われます。ただ、過去10年の成績を見ると8枠から最多の3勝が出ており、必ずしも悲観すべきではありません。

勝率では8枠がトップ(13.0%)というデータもあり、強い馬は外枠でも力を出し切っているケースが目立ちます。

もっとも8枠は延べ出走頭数も多いため勝利数が多い面もありますが、2016年ディーマジェスティ(8枠)、2018年エポカドーロ(7枠)が勝利しているように外から先行できる馬なら十分チャンスがあります。

注意点として、極端な大外18番は過去10年で連対ゼロ(3着1回)です。18番枠はコーナーで外を回らされやすく、余程能力が抜けていないと苦戦しがちなので押さえるなら3着までかもしれません。

皐月賞の過去10年の前走レース別成績

皐月賞では「どの前哨戦(前走レース)を使ってきたか」も重要なファクターです。

過去10年の勝ち馬・好走馬がどのレースを経由してきたか、その成績傾向を3つのポイントに分けて解説します。

前走が重賞勝ちの馬が強い

皐月賞の好走馬は前走で勝っている馬が大半です。特に前走が重賞で1着だった馬は成績が優秀で、過去10年の3着以内30頭中21頭が前走勝利馬でした。

また、その21頭のほとんどが重賞勝ち馬で占められています。例を挙げれば、コントレイル(前走ホープフルS1着→皐月賞1着)、エフフォーリア(前走共同通信杯1着→皐月賞1着)、ドゥラメンテ(前走共同通信杯2着→皐月賞1着※重賞2着実績あり)など、重賞ウイナーがその勢いを持続して皐月賞を制するケースが多いです。

今年も前走重賞を制したクロワデュノール、サトノシャイニング、マスカレードボール、ピコチャンブラックなどが該当しますが、これらは揃って有力視すべきでしょう。

一方、前走条件戦(OP特別・1勝クラスなど)を勝った馬はクラシック本番では分が悪いです。過去には2014年イスラボニータ(前走共同通信杯1着)が皐月賞馬になった例もありますが、近年はトライアルやG1で揉まれてきた馬の方が結果を残しています。

今年、条件戦勝ちから臨む馬は該当しませんが、もし出走してきても評価を上げすぎない方が良いでしょう。

傾向② 前走3着以下からの巻き返しは稀

皐月賞で馬券に絡むには前走で掲示板以内(できれば連対)がほぼ必須と言えます。

データ上、前走で3着以下だった馬が皐月賞で馬券圏に入った割合は約5%しかなく、巻き返しは非常に困難です。過去の例では、2018年3着ジェネラーレウーノ(前走弥生賞4着)くらいしか顕著な巻き返しは見当たりません。特に前走大敗(6着以下)の馬となると、よほどの特殊馬場や展開利でも無い限り激走は期待薄です。

この傾向から、前走で敗れている有力馬をどう扱うかがポイントです。今年で言えば、ミュージアムマイル(前走弥生賞4着)、ジョバンニ(前走若葉S1着なので問題なし)、ファウストラーゼン(前走弥生賞1着)などは問題ありませんが、マジックサンズ(前走ホープフルS16着)やニシノエージェント(前走スプリングS5着後に追加登録)などはデータ上は大きな減点材料です。

ただし例外的に前走G1で大敗した馬が巻き返すケースも皆無ではありません。キタサンブラック(ホープフルS3着→皐月賞3着)やワールドエース(弥生賞4着→皐月賞2着)などがそれです。今年のマジックサンズは札幌2歳S勝ち馬でホープフルS2番人気の素質馬ですから、人気が極端に落ちるようなら3着狙いの穴として一考の価値はあるでしょう。

傾向③ 多様化するローテーション

トライアル至上主義の変化

以前は皐月賞と言えば弥生賞(G2)やスプリングS(G2)経由が王道でしたが、近年はローテーションが多様化しています。実際、2015年以降の皐月賞馬で弥生賞を勝って臨んだ馬はおらず、むしろ他路線(2歳G1直行や別路線重賞組)の活躍が目立ちます。

2019年サートゥルナーリアはホープフルS直行、2020年コントレイルもホープフルS直行、2021年エフフォーリアは共同通信杯直行、2022年ジオグリフは共同通信杯2着から直行といった具合です。

近年はトライアルをあえて使わず、本番へ余力十分に向かうローテが功を奏している印象があります。

主要前走別の成績

過去10年の優勝馬の前走を見ると、共同通信杯組(2014イスラボニータ、2021エフフォーリアなど)、ホープフルS組(2019サートゥルナーリア、2020コントレイル)、スプリングS組(2018エポカドーロ)、弥生賞組(2016ディーマジェスティ、2023ソールオリエンス)と様々です。一方、朝日杯FS組からの直行は2013年ロゴタイプ(2歳G1馬)が制した例がありますが、その後は馬券絡みがありません。

今年も2歳マイルG1組のミュージアムマイルが出走しますが、前哨戦の弥生賞で4着とまずまず走っており“朝日杯組不振”のデータはさほど気にしなくてもよいでしょう。

穴を出す前走

穴馬の前走に目を向けると、2017年3着ダンビュライト(前走若葉S3着)、2018年2着サンリヴァル(前走若葉S1着)など若葉ステークス組が健闘しています。

若葉Sは例年メンバーレベルが高くなく盲点になりやすいですが、そこで好走した馬が皐月賞で一変するケースがある点は覚えておきましょう。

また、京成杯組も近年のクラシックでは存在感を増しつつあり、2022年には京成杯2着だったアスクビクターモアが皐月賞3着に食い込みました。よって今年のニシノエージェント(京成杯馬)も一応マークしておきたい存在です。

総じて、「前走重賞で2着以内」の馬を重視し、「前走凡走組」は割引くのが基本スタンスです。

その上で、直行組や別路線組も十分通用することを踏まえ、各馬の臨戦過程を評価していきましょう。

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皐月賞2025予想 全頭考察

最後に、皐月賞2025に出走を予定している(想定される)全馬について、それぞれの評価・考察をまとめます。

各馬の長所や不安材料をPREP法で整理し、初心者にもわかりやすく解説します。

(*出走枠抽選対象の馬も含みます。出走回避の可能性がある馬は適宜コメントしています。)

クロワデュノール【北村友一騎手予定】

世代トップの実力を証明してきたクロワデュノールは、本命視に値する有力馬です。

G1ホープフルステークスを含め3戦無敗、その内容も新馬戦3馬身差圧勝、東スポ杯2歳Sでは後続を5馬身ちぎり、ホープフルSでも着差以上の完勝と、非の打ち所がありません。

破ってきた相手(サトノシャイニングやジョバンニなど)が次々と重賞を制しており、世代最強の評価は揺るぎないです。

ぶっつけ本番となりますが、最終追い切りでも併走馬に楽々先着する貫禄の動きを見せており調整は順調です。

ホープフルSではスローペースを好位で折り合い、直線入り口で先頭に立つと持ったままで後続を突き放しました。ラスト1Fで軽く仕掛けられるとグングン伸びていき、2着ジョバンニに1馬身3/4差をつけゴール。

その走りは「さすがの貫録」と評され、後続との差以上に力の違いを印象づけました。東京スポーツ杯2歳Sでは上がり3F33秒台の末脚を発揮し、2着サトノシャイニングに3馬身差の完勝。瞬発力勝負でも完璧な強さを見せています。

二冠・三冠の期待が懸かるクロワデュノールに死角は少なく、皐月賞でも勝ち負け必至の大本命です。よほど展開や馬場が極端に向かない限り連を外すイメージは湧かず、まず中心視すべきでしょう。

サトノシャイニング(牡3)【杉山晴紀厩舎・秋山稔樹騎手】

前走重賞を勝利し勢いに乗るサトノシャイニングは、逆転を狙える有力馬です。

きさらぎ賞(G3)を快勝して重賞ウイナーとなり、これまで3戦2勝2着1回と崩れ知らずの成績です。

唯一の敗戦は東スポ杯2歳Sでの2着で、その時は勝ち馬クロワデュノールに完敗でしたが、休み明け初戦かつ折り合いに課題を残す内容でした。しかし前走では折り合い面も改善され、中団待機から抜け出す新たな競馬で勝利しており成長を感じます。

中山コースは今回が初めてですが、父キズナ譲りの持久力と母父シンボリクリスエス譲りのパワーで急坂コースにも対応可能と見られます。

前走のきさらぎ賞(京都芝2000m)では中団後方でじっくり構え、直線で馬群を割って力強く伸び2馬身差の完勝。

レース後、鞍上は「以前より競馬に幅が出てきた」と成長を評価しました。東スポ杯2歳Sではクロワデュノールにこそ離されましたが、3着以下には2馬身差をつけており能力の高さは証明済みです。最終追い切りでは栗東CWコースで長めから追われ、ラスト1Fでしっかり反応して伸びる好内容。調教パートナーにグイグイ並びかける行きっぷりで、鞍上のアクションに応えて加速する様子は高評価でした。

前走内容と調教の良化から、サトノシャイニングはクロワデュノールの対抗馬として十分な存在感を放っています。「人気次第では妙味もある」と評される通り、単勝オッズが適度につくようなら積極的に狙ってみたい一頭です。

エリキング【川田将雅騎手予定】

無傷の3連勝で駒を進めてきたエリキングは、未知の魅力を秘めたダークホース的存在です。

2歳秋に野路菊S、年末の京都2歳S(G3)と連勝し、無敗のまま皐月賞本番に間に合わせてきました。

ホープフルSを回避した休養明けですが、順調に調整され動きは良好です。重賞実績こそ京都2歳Sの1勝のみで、他の有力馬に比べると実績見劣りの印象もあります。しかしその京都2歳Sでは同世代の有力馬ジョバンニを完封しており、この世代上位の能力があることは証明済みです。

陣営から「クロワデュノールを唯一負かし得る可能性がある」と評価される素材で、人気以上に警戒が必要でしょう。

京都2歳ステークスでは、スタート後に好位のインに潜り込み、直線で内から抜け出す競馬でジョバンニに2馬身差をつけました。ラスト3F34.8秒の脚はメンバー最速で、上がり勝負で遜色ない切れ味を見せています。続くホープフルSは見送ったものの、その分をリフレッシュに充て、1週前追い切りではCWコース6ハロン80.9秒-ラスト1ハロン10.9秒という破格のタイムをマークしました。

併せ馬でも楽に先着し「素晴らしい手応え」と評されており、仕上がり面の不安はありません。

G1初挑戦ながら無敗馬という点では主役級と肩を並べるエリキング。実績面の比較で人気は3~4番手かもしれませんが、「追い切りの動きはNo.1」「クロワデュノールの対抗軸になり得る」との声もあるほどで、決して軽視できない一頭です。

ジョバンニ【松山弘平騎手予定】

実力上位もあと一歩勝ちきれない競馬が続くジョバンニは、連下候補として押さえておきたい存在です。

5戦して2勝2着3回と安定感は抜群ですが、常に誰かに先着を許しており「善戦マン」の印象があります。京都2歳S・野路菊Sではエリキングに連敗し、ホープフルSでもクロワデュノールの2着と、世代トップクラスと当たるたびに惜敗してきました。

しかし前走の若葉ステークス(L)では初めて他馬相手に完勝しており、メンバー弱化とはいえしっかり結果を出しています。総合力は高く、展開や立ち回り次第で上位を脅かす力は十分あります。

前走若葉Sでは道中2番手につける積極策から、直線で早めに先頭に立ち押し切りました。稍重馬場で時計は平凡でしたが、危なげない競馬でクラシック出走権を獲得。重賞級の馬相手にはあと一押し足りない印象でしたが、この勝利で自信をつけた様子です。ホープフルSではクロワデュノールの末脚に屈したものの、それでも3着以下には2馬身差をつけており能力の高さを示しました。

展開面では前につけても良し、控えても良しと自在性があり、鞍上の松山騎手も皐月賞では2018年2着、2020年3着の実績があります。

ジョバンニは突出した武器こそないものの、全てにおいて高水準の「堅実タイプ」です。勝ち切るシーンを思い描くのは難しいかもしれませんが、展開ひとつで2~3着に食い込む可能性は十分あり、連下には是非押さえておきたい一頭でしょう。

ヴィンセンシオ【C.ルメール騎手予定】

安定感ある走りで重賞でも好走したヴィンセンシオは、まだ伸びしろを秘めた有力馬です。

3戦2勝・2着1回とパーフェクト連対中で、前走の弥生賞ディープインパクト記念(G2)では2着と重賞でも通用するところを見せました。

レコード勝ちした葉牡丹賞(1勝クラス)から中1週のハードローテで弥生賞に挑みながら、勝ち馬ファウストラーゼンに食い下がった内容は評価できます。

素質の高さは折り紙付きですが、まだキャリアが浅く完成途上という印象もあり、「今年の大舞台であと一歩及ぶか?」という見方もあります。鞍上には名手ルメール騎手を迎え、上位進出を虎視眈々と狙います。

デビュー戦(新馬・阪神芝1800m)を快勝後、2戦目の葉牡丹賞(中山芝2000m)では稍重馬場をものともせず1馬身1/4差の逃げ切り勝ち。しかも走破タイム1:58.9は中山芝2000mのレコードという優秀さでした。続く弥生賞ではレコード勝ちの反動が懸念されつつも、道中2番手追走から直線で一旦先頭に立つ粘り強い競馬で2着確保。勝ったファウストラーゼンには及ばなかったものの、3着馬にクビ差まで迫られながらもう一伸びして振り切っており、非凡な勝負根性を見せました。

陣営も「素質は高いが、今年は相手が強力でまだこれからの馬」とコメントしており、将来性を評価しつつも現時点での完成度に課題があることを示唆しています。

ヴィンセンシオは安定感と底力を兼ね備えた存在で、展開や仕上がり次第では上位に食い込む力があります。クロワデュノールという大きな壁はあるものの、「まだまだこれからの馬」という評価が覆る可能性も十分に秘めているでしょう。

ミュージアムマイル【J.モレイラ騎手予定】

朝日杯2歳S2着の実績を持つミュージアムマイルは、距離延長で新境地を期待したい一頭です。

2歳時に朝日杯FS(G1)で2着と実績上位ですが、その後皐月賞トライアルの弥生賞(ディープ記念)では1番人気に推されながら4着に敗れました。ただし初の2000m戦だった弥生賞は、勝ち馬から0.2秒差と大きくは負けておらず及第点と言える内容です。むしろ、朝日杯で見せた鋭い末脚から、中山2000mでも対応できるメドが立ったことは収穫でした。

父リオンディーズ(皐月賞馬)譲りの切れと、母父ディープインパクト譲りの持久力を併せ持ち、距離適性はむしろ2000m前後にあるとの見方もあります。今年のメンバーに入っても能力は見劣りしないだけに、前走4着で人気が落ちるようなら「買える馬の1頭」と評価できます。

昨年の朝日杯FS(阪神芝1600m)では、直線で馬群を捌きながら鋭く伸びて2着を確保。勝ったドルチェモアには及ばなかったものの、上がり3F33.9秒の末脚はメンバー最速タイで、この馬の瞬発力を示しました。今年初戦の弥生賞では、道中後方2番手から徐々に進出し、直線大外から追い込む競馬で0.2秒差4着。直線入口で若干スムーズさを欠いたこともあり差し届きませんでしたが、2000mのペースにも対応し最後まで脚色は鈍らず「悪くない内容」でした。

世界的名手モレイラ騎手との新コンビで挑む今回、末脚を活かす乗り方がハマれば上位を脅かしても不思議ではありません。

ミュージアムマイルは前走人気を裏切った形ですが、むしろそれで過度な注目が薄れる今回が狙い目とも言えます。「弥生賞もそこまで悪くない内容。買える馬の1頭」と評する向きもあり、展開が嵌れば一発を狙えるだけのポテンシャルを備えています。

ファウストラーゼン【杉原誠人騎手予定】

皐月賞と同舞台の前哨戦を勝利したファウストラーゼンは、展開の鍵を握る存在です。

前走の弥生賞ディープインパクト記念(G2)を逃げ切り勝ちし、中山芝2000mで結果を出してきました。その前走はホープフルステークス3着からの距離短縮ローテで、脚質転換の積極策がハマった形でした。ただしその弥生賞は超スローペースに持ち込めたことが功を奏した感もあり、同じ戦法が本番で通用するかは未知数です。

とはいえ中山コース巧者であることは確かで、先行力・粘り腰とも侮れません。人気薄の立場になるでしょうが、展開次第では残り目も十分考えられます。

ホープフルSでは中団追走から直線でしぶとく伸び、クロワデュノール・ジョバンニに次ぐ3着を確保しました。勝ち馬に0.2秒差まで迫っており、能力の片鱗を示した内容でした。そして前走の弥生賞では一転してハナを奪い、前半1000m63秒台という超スローに持ち込む巧みなレース運び。残り600mから一気にペースを上げ、後続の追撃をクビ差凌いで逃げ切りました。最後は2着ヴィンセンシオが迫りましたが、中山2000mで楽逃げを許すと簡単には止まらないことを証明した形です。

今回もメンバーを見ると目立った逃げ馬はおらず、ファウストラーゼンがすんなり先手を奪える可能性があります。そうなれば前走同様にマイペースに持ち込めるかもしれません。

ファウストラーゼンは「展開次第でソコソコやれる地力は証明済み」の穴馬です。

皐月賞本番でも自分の形(スローペースの逃げ)に持ち込めれば粘り込みのシーンがあっても驚けません。人気はないでしょうが、警戒しておきたい一頭です。

ジーティーアダマン【岩田望来騎手予定】 ★抽選対象

ジーティーアダマンは出走できれば一発の穴を秘める逃げ馬ですが、まずは抽選を突破する必要があります。

デビュー2連勝でオープン特別すみれステークスを制しましたが、賞金面で他馬と並んでおり出走枠は抽選次第です。出走できた場合、スローペースで逃げて連勝してきたスピードを武器に果敢な競馬が予想されます。前走のすみれS(阪神芝2200m)では前半ゆったり入ったとはいえ、2着馬に3馬身差の完勝でした。

ペースに恵まれただけではなく自ら加速ラップを刻んでおり、楽逃げでなくても粘り込む可能性があります。

ただ、さすがに相手強化のG1でどこまで通用するかはやってみないと分かりません。

新馬戦(中京芝2000m)では稍重馬場を逃げ切り勝ち、2着に5馬身差をつける圧勝劇でした。続くすみれステークスでもスタートからハナを奪うと、前半1000m61秒台のペースでマイペース逃走。3~4コーナーで各馬が仕掛けてきましたが、直線に入っても脚色は鈍らずそのまま押し切りました。走破タイムは2:14.5と平凡ながら「決してペースに恵まれただけではなく完勝」と評価されています。

鞍上の岩田望騎手も「この馬はまだ奥がある」とコメントするなど手応えを感じていました。スタミナを要す阪神内回り2200mで結果を出した点からも、中山や阪神の2000mへの対応力は示したと言えます。

ジーティーアダマンは抽選を突破し出走が叶えば、「大穴候補」として注目すべき存在です。

無敗で臨む勢いと逃げ脚質の組み合わせは一発の魅力があり、展開を乱す可能性も含め目が離せないでしょう。

ニシノエージェント【津村明秀騎手予定】

今年の伏兵の中では実績上位のニシノエージェントですが、真価が問われる一戦となりそうです。

京成杯(G3)を勝利しており重賞ウイナーではありますが、そのレース内容は展開がハマった感が強く「フロック視」する声もあります。

実際、続くスプリングS(G2)では5着に敗れており、人気を裏切りました。ただ、近年は京成杯組の活躍例も出てきており(2022年皐月賞3着アスクビクターモア等)、無視は禁物です。

ニシノエージェント自身も勝負所での反応が鈍い面こそありますが、長くいい脚を使えるタイプで、展開が噛み合えば浮上の余地があります。

京成杯では中団待機から直線で馬群の間を割り、インを突いて差し切る競馬で1着。同じ勝負服の人気馬オニャンコポンが作ったスローペースを利して最後に内から抜け出す巧妙なレース運びでした。続くスプリングSでは一転して積極策を取り2番手追走も、勝負どころで手応えが怪しくなり失速。ただ稍重馬場やハイペースが響いた面もあり、一概に悲観する内容ではありません。前々走の京成杯勝利がフロックか実力か、この皐月賞ではっきりするでしょう。

調教では活気ある動きを見せており状態自体は悪くありません。

鞍上の津村騎手はクラシックで穴をあけた実績(2018年エポカドーロ皐月賞制覇など)もあり、一発を狙って積極策に出る可能性もあります。

ニシノエージェントは評価の難しい一頭ですが、「近年の京成杯組が活躍する傾向もあり一応マークしたい」存在です。

人気は低く見込まれますが、展開利を得られれば馬券圏内に飛び込むシーンもゼロではないでしょう。

マジックサンズ【佐々木大輔騎手予定】

前走大敗で評価急落のマジックサンズですが、巻き返しの余地を秘めた穴馬です。

2歳時に札幌2歳ステークス(G3)を制し、一躍クラシック候補に名乗りを上げました。しかし続くホープフルステークス(G1)では2番人気に推されながら16着と大敗。この一戦で評価を下げています。ただ、ホープフルSは当日の体調や展開が噛み合わず持ち味を出せなかったとの見方もあります。

陣営は仕切り直しを図り、皐月賞へ直行するローテを選択。休養充分で立て直されており、人気薄の今回は気楽な立場で望める点もプラスです。良血馬でポテンシャルは高く、ノーマークなら怖い存在です。

札幌2歳Sでは直線外から力強く伸び、上がり最速の末脚で差し切り勝ちを収めました。洋芝適性とスタミナを感じさせる内容で、中距離以上の資質を示しました。その後、ホープフルSでは中団追走から3コーナー過ぎで手応えが怪しくなり大敗。レース後に疲労が見られ、本来の走りではなかったとされています。2歳秋から間隔を空けたことで状態はリフレッシュされ、1週前追い切りでは美浦坂路で自己ベストタイムをマークするなど調子は上向きです。

今回コンビを組む佐々木騎手は新人ですが減量騎手(※本レースは減量無し)として勢いがあり、思い切った騎乗で新風を吹かせる可能性もあります。

マジックサンズは「人気薄なら一考の価値あり」と評される巻き返し候補です。

前走の惨敗で見限るのは早計かもしれません。極端な人気落ちとなる今回こそ、持ち前の切れ味を発揮できれば馬券圏内に飛び込むシンデレラストーリーもあり得るでしょう。

カラマティアス【戸崎圭太騎手予定】

共同通信杯2着の実績を持つカラマティアスですが、強力メンバー相手に苦戦が予想される一頭です。

前走の共同通信杯(G3)で勝ち馬マスカレードボールにクビ差迫る2着と健闘しました。しかしそれまでの成績は新馬勝ちとこうやまき賞1着以外は着外と、相手なりに走るタイプと言えます。今回メンバーが一層強化される中、前走以上のパフォーマンスが求められますが、どうしても見劣り感は否めません。総賞金1700万円で滑り込んだ形、このメンバー相手では「苦しい印象」との評価で、人気的にも買いづらい存在かもしれません。

共同通信杯では中団から早めに仕掛け、直線でマスカレードボールを内から追撃しましたがクビ差届かず2着。ただ3着以下には差を付けており、この馬なりに力を付けていることを示しました。逆に言えば展開と仕上がりが噛み合えば重賞でも通用する地力はあるものの、自分から突き放すほどの切れ味や底力には欠ける印象です。

今回も展開利を活かしてどこまでという競馬になるでしょう。鞍上の戸崎騎手は関東のベテランで中山コースも得意としており、この馬の末脚を引き出す騎乗に期待がかかります。

総合的に見てカラマティアスは「メンバーが強力なだけにここは苦しい」という評価になります。

よほど展開がハマり、かつ他馬に不利が出るようなことでも無い限り、掲示板確保が精一杯かもしれません。

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皐月賞2025追い切り評価

今年の皐月賞は、全馬57kgの定量戦でフルゲート18頭立て。コースは中山芝2000m(Cコース)で行われ、枠順も確定しました。

追い切りを踏まえた印象では、中心視されるクロワデュノールは「抜群の出来」ではないものの、走れる態勢は整っており8割以上の仕上がりと見られます。

一方で、ジーティーアダマンフクノブルーレイクの2頭は追い切りで抜群の動きを見せており、明らかに状態が良く「穴の資格あり」と評価されます。

S評価

ジーティーアダマン(4枠8番)

CWで3頭併せ、ラスト11.1秒。唸るような末脚で追い切り抜群。穴馬の資格充分。

フクノブルーレイク(4枠7番)

ウッドで豪快な動き。終い10.9秒の鋭さ。馬体に丸みが出て成長を示す。こちらも一発候補。

A評価

クロワデュノール(5枠10番)

中間しっかり乗り込まれ、最終追いでもCWで鋭い脚。やや頭の高さはあるが「これで十分」と陣営の手応えあり。

キングスコール(2枠3番)

坂路で鋭い反応。折り合いも良く、ゴーサインに即座に反応し突き抜ける。キビキビ感が目立ち《良い》評価。

マスカレードボール(3枠6番)

坂路で手応え十分の動き。右回り・中山への適応が鍵だが、気配は高い。

B評価

エリキング(1枠2番)

骨折明けだが乗り込み量十分で最終追いもスムーズな走り。”間に合った”と陣営も前向き。

ミュージアムマイル(6枠11番)

坂路で楽走ながら好内容。馬体の迫力も十分で動き良好。内枠が欲しかったところ。

ジュタ(2枠4番)

力強いフットワークで息遣い良し。調整は順調で、「運もある」存在。

C評価

サトノシャイニング(8枠16番)

楽走で気配重視の調整。やや上体が高く、まだ本気の仕上げには至っていない印象。

マジックサンズ(8枠18番)

軽めの調整で内容は良いが、全体的な量は不足気味。状態は復調傾向だが評価は控えめ。

皐月賞2025予想まとめ

以上、皐月賞2025の総合的な予想・分析でした。クラシック一冠目に相応しいハイレベルな戦いが期待されます。当日はぜひ競馬場やライブ中継でその熱戦を見届けましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。皆さんの予想的中とレースのご健闘をお祈りいたします!