

1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。
北海道シリーズの掉尾を飾る伝統の中距離重賞「札幌記念」。
2025年は8月17日に行われ、秋のG1戦線へ向かう実力馬とサマー2000シリーズ王者をめざす上がり馬が一堂に会します。
本記事では最新の想定メンバーと過去10年の傾向から予想し、好走馬を浮き彫りにします。
目次
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日付 | レース名 | 買い目 | 払戻金額 | 回収率 |
---|---|---|---|---|
2025/08/17(日) | 札幌11R | 3,922,950円 | 81728% | |
2025/08/17(日) | 中京7R | 1,103,070円 | 22980% | |
2025/08/17(日) | 中京6R |
|
985,530円 | 20531% |
札幌記念2025の最終予想
相手:③シュトルーヴェ、④コスモキュランダ、⑤ホウオウビスケッツ、⑦ハヤテノフクノスケ、⑨トップナイフ、⑩ヴェローチェエラ、⑫アルナシーム
ステレンボッシュを軸に、トリガミになりにくいよう調整した構成。
2列目:④コスモキュランダ、⑤ホウオウビスケッツ、⑩ヴェローチェエラ
3列目:③シュトルーヴェ、④コスモキュランダ、⑤ホウオウビスケッツ、⑦ハヤテノフクノスケ、⑨トップナイフ、⑩ヴェローチェエラ、⑫アルナシーム
人気馬と中穴組で構成。伏兵の激走も拾える広めのフォーメーションで的中すれば負けにくいように調整。
2列目:④コスモキュランダ、⑤ホウオウビスケッツ、⑦ハヤテノフクノスケ
3列目:③シュトルーヴェ、④コスモキュランダ、⑤ホウオウビスケッツ、⑦ハヤテノフクノスケ、⑨トップナイフ、⑩ヴェローチェエラ、⑫アルナシーム
前走内容・追い切り評価・展開面の総合判断で組み立てています。
3列目を手広く、展開次第で浮上可能なトップナイフや配当が高く、好走見込みのある穴馬シュトルーヴェも組み込みました。
札幌記念2025の追い切り評価
札幌記念2025の全16頭について、直前の時計と内容を精査し、ぶっちゃ競馬式の6段階(SSS→C)でランク付けしました。
時計は各媒体の表記準拠。評価は「札幌芝2000m×洋芝×先行力と持続力」を重視しています。
【評価SSS】ホウオウビスケッツ
札幌芝で終い11秒6の切れ。滞在効果でフォームに伸びがあり、実戦気配はトップクラス。攻めの“質”と“場慣れ”が両立しており、仕上がりは文句なし。
【評価SS】ステレンボッシュ
併せて先着。ダートでも終い11秒台を楽に刻み、反応良好。気持ちが前向きで、洋芝替わりもプラスに出そう。
【評価SS】ヴェローチェエラ
終い11秒5のしなやかな加速。手前替えスムーズで、2000mの持続ラップに合う推進力。
【評価SS】トップナイフ
当週は“抜く”内容でも、1週前に芝で鋭い11秒1。滞在で落ち着きも保てており、レースへ向けて余力十分。
【評価S】アルナシーム
ラスト11秒台でスッと反応。気負いを抑えてゴールまで集中。マイル色が強いが、今の気配なら2000mもこなせる態勢。
【評価S】リビアングラス
負荷を掛け過ぎずに余裕残し。それでも動きはここに来て一番との陣営談。持久戦向きの力強さをキープ。
【評価S】アラタ
コーナーからのギア上げが滑らか。滞在競馬が合うタイプで、直線のびやか。大崩れしにくい仕上がり。
【評価S】ココナッツブラウン
素軽くリズム良い登坂。終いも楽に伸び、洋芝の踏み込みが良化。距離延長も今のフォームなら対応可能。
【評価A】ハヤテノフクノスケ
気配は確実に上向き。肩の可動域が広く、消耗戦になってもしぶとい脚を使える体勢。
【評価A】コスモキュランダ
全体は控えめだが、気配は素直で前向き。楽に先行できるテンの速さがあり、逃げ・番手で怖い。
【評価A】ボーンディスウェイ
ダートでしっかり負荷。踏み込みにパワーが戻り、滞在2本で気配上昇。展開ひとつで圏内。
【評価A】アウスヴァール
大きなストライドで淡々と。先行してしぶとい同馬らしい仕上げで、展開利があれば一考。
【評価A】シュトルーヴェ
最終は調整程度だが、1週前の芝がシャープ。キング騎手騎乗で感触も良好。直線勝負の舞台で末脚怖い。
【評価B】ケイアイセナ
時計は平凡。ただし手前替えは素直で、体の使い方は良化。展開と馬場が味方なら。
【評価B】シュヴァリエローズ
首の位置は高めで地味な内容。とはいえラストの反応は悪くなく、一定の力は出せる段階。
【評価C】ショウナンアデイブ
終い14秒0で反応ひと息。前走時の鋭さと比べると見劣り。実戦での前進材料が欲しい。
札幌記念2025の有力馬3頭
札幌記念の出走馬の中で好走する可能性が高い有力馬を3頭ピックアップして紹介します。
ステレンボッシュ
ステレンボッシュ#8月9日 pic.twitter.com/jotpCa8GTX
— うまっK (@umatsuk_hkd3) August 9, 2025
牝馬ながら古馬混合G2を勝ち切るだけの完成度と機動力があります。
札幌2000mは緩急の変化と小回りコーナリングが要求される舞台で、牝馬の瞬発力が活きやすいからです。
オークス以来の実戦だったクイーンS(札幌1800m)では残り2F11秒台を連発して快勝。直線が短い札幌でも鋭い差し脚を証明しています。
斤量55kg据え置きなら中心視が妥当でしょう。
コスモキュランダ
データを漁っていたら新馬戦のコスモキュランダが出てきた
可愛い♡ pic.twitter.com/NveGyzrbVp— なぎた🐴 (@NaginoKaze0310) May 1, 2025
4歳夏で本格化ムードが漂い、ハイペース適性が高い逃げ・先行型です。
札幌記念は前半1000m59秒台の持久戦になりやすく、ハイラップ経験が強みになります。
前走巴賞は58秒5の快速ペースを逃げて0.1秒差2着。強力先行馬不在の組み合わせなら展開利を見込めます。
人気薄でも馬券妙味は十分です。
アルナシーム
女性の尻を撮るな、アルしゃんの尻を撮れ#アルナシーム pic.twitter.com/wEOAjcjCKc
— アゾナ (@Azona_1925) June 30, 2025
気性的に難しいものの洋芝に替わるとパフォーマンスを一段上げるタイプです。
札幌のクッション値は5〜7台と柔らかく、行きたがる馬でも折り合いがつきやすいです。
函館日刊スポーツ杯(芝2000m)では中団追走から差し切り勝ち。終い34秒0は当日のメインで最速でした。
ムラ駆けゆえ人気が落ちる今回は狙い目でしょう。
札幌記念2025の穴馬2頭
札幌記念の出走馬の中で好走する可能性が高い穴馬を2頭ピックアップして紹介します。
トップナイフ
トップナイフ再現像
この馬ほんまカッコいいわ pic.twitter.com/4u9m7Zqz7i— みし゛んかす (@Mizinko_J062) July 18, 2025
先行力と渋太さで小回り重賞を連続好走しており、展開不問で崩れにくいタイプです。
札幌記念は過去10年で先行馬が7勝を挙げているように、位置取りが最大のファクターです。
前走函館記念ではスタートから先手を奪い、最後まで二枚腰を発揮して0.2秒差2着。洋芝適性を示しました。
開幕2週目の洋芝なら粘り込みが期待できます。
シュトルーヴェ
「どんなもんだい!」の表情?#シュトルーヴェ #日経賞
撮影:下野雄規 pic.twitter.com/taeptBNPWc— netkeiba (@netkeiba) March 23, 2024
上がり最速を連発する末脚が最大の武器で、直線平坦の札幌は加速にロスが少ない舞台です。
過去10年の札幌記念で「上がり3F最速」馬は【3‑3‑1‑3】と複勝率70%を誇ります。
鳴尾記念では残り3F33秒9の鬼脚で差し切り勝ち。洋芝での追い切りでも最後まで脚色衰えず好気配です。
展開が流れれば差し切りまで十分でしょう。
札幌記念2025の概要
開催日・発走時間 | 2025年8月17日(日)15:45予定 |
---|---|
開催会場 | 札幌競馬場 |
グレード | G2(第61回) |
芝/距離 | 芝2000m(右回り) |
出走条件・頭数 | 3歳以上オープン・フルゲート18頭 |
優先出走権 | なし(収得賞金順) |
出走予定頭数 | 想定18頭 |
札幌記念2025の賞金
着順 | 本賞金 |
---|---|
1着 | 7,000万円 |
2着 | 2,800万円 |
3着 | 1,800万円 |
4着 | 1,100万円 |
5着 | 700万円 |
札幌記念2025が開催される会場の特徴
カーブが緩やかな小回り2000m
コーナー4つをスムーズに立ち回れる器用さが不可欠です。
騎手はペースを落としやすく、直線だけで差すのは困難だからです。
過去10年で逃げ・先行馬が計7勝。道中の位置取りが勝敗を左右しました。
先行馬を軸に組み立てるのがセオリーです。
洋芝特有のパワーと持久力勝負
緩い馬場が持久力を要求し、瞬発力一辺倒では通用しづらいです。
芝丈が長くクッション値が低いため、脚抜きが重くなりがちです。
近5年の勝ち時計は平均2分01秒5。京都や東京より1秒以上遅い決着が続いています。
持続ラップ適性を備えた馬を高く評価すべきでしょう。
開幕2週目で内外の芝コンディション差が小さい
極端な外枠不利がなく、枠順以上にペースが影響します。
Aコース使用2週目は内柵の芝がまだ荒れていません。
枠番別成績(過去10年)は1〜4枠【5‑4‑6‑45】、5〜8枠【5‑6‑4‑52】でほぼ互角です。
枠より位置取りを重視したいです。
札幌記念2025の出走馬
馬名 | 性齢 | 想定騎手 | 前走レース/着順 |
---|---|---|---|
アウスヴァール | セ7 | 未定 | 目黒記念G2 8着 |
アラタ | 牡8 | 横山和生 | 函館記念G3 3着 |
アルナシーム | 牡6 | 池添謙一 | 巴賞OP 2着 |
ヴェローチェエラ | 牡4 | 未定 | 白富士S L 1着 |
オールナット | 牡4 | 団野大成 | 天の川S 1着 |
ケイアイセナ | 牡6 | 藤岡佑介 | 函館巴賞OP 6着 |
コスモキュランダ | 牡4 | 丹内祐次 | 巴賞OP 2着 |
シュヴァリエローズ | 牡7 | 未定 | 小倉大賞典G3 4着 |
シュトルーヴェ | セ6 | 川田将雅 | 鳴尾記念G3 1着 |
ショウナンアデイブ | 牡6 | 鮫島克駿 | エプソムC G3 3着 |
ステレンボッシュ | 牝4 | 西村淳也 | クイーンS G3 1着 |
トップナイフ | 牡5 | 横山典弘 | 函館記念G3 2着 |
ハヤテノフクノスケ | 牡4 | 未定 | 日本海S 1着 |
ボーンディスウェイ | 牡6 | 石橋脩 | 七夕賞G3 5着 |
リビアングラス | 牡5 | 武豊 | 大阪杯G1 7着 |
エコロブルーム | 牡4 | 未定 | 谷川岳S L 4着 |
ココナッツブラウン | 牝5 | 未定 | クイーンS G3 2着 |
ホウオウビスケッツ | 牡5 | 岩田康誠 | 大阪杯G1 5着 |
札幌記念2025の過去10年のデータと傾向
年 | 着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 所属 | 人気 | 単勝 | 騎手 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2024 | 1 | 8 | 12 | ノースブリッジ | 牡6 | 58.0 | (美) | 5 | 14.5 | 岩田康 |
2024 | 2 | 2 | 2 | ジオグリフ | 牡5 | 58.0 | (美) | 3 | 7.8 | 横山武 |
2024 | 3 | 7 | 9 | ステラヴェローチェ | 牡6 | 58.0 | (栗) | 4 | 13.4 | 横山典 |
2023 | 1 | 7 | 13 | プログノーシス | 牡5 | 58.0 | (栗) | 2 | 5.1 | 川田将 |
2023 | 2 | 6 | 10 | トップナイフ | 牡3 | 55.0 | (栗) | 9 | 49.6 | 横山和 |
2023 | 3 | 1 | 1 | ソーヴァリアント | 牡5 | 58.0 | (美) | 4 | 7.9 | ルメール |
2022 | 1 | 2 | 4 | ジャックドール | 牡4 | 57.0 | (栗) | 3 | 4.6 | 藤岡佑 |
2022 | 2 | 2 | 3 | パンサラッサ | 牡5 | 57.0 | (栗) | 2 | 3.3 | 吉田豊 |
2022 | 3 | 5 | 9 | ウインマリリン | 牝5 | 55.0 | (美) | 5 | 13.6 | 松岡正 |
2021 | 1 | 8 | 13 | ソダシ | 牝3 | 52.0 | (栗) | 2 | 3.8 | 吉田隼 |
2021 | 2 | 4 | 4 | ラヴズオンリーユー | 牝5 | 55.0 | (栗) | 1 | 1.9 | 川田将 |
2021 | 3 | 5 | 7 | ペルシアンナイト | 牡7 | 57.0 | (栗) | 8 | 28.2 | 横山武 |
2020 | 1 | 1 | 1 | ノームコア | 牝5 | 55.0 | (美) | 2 | 3.7 | 横山典 |
2020 | 2 | 2 | 2 | ペルシアンナイト | 牡6 | 57.0 | (栗) | 6 | 20.6 | 大野拓 |
2020 | 3 | 5 | 6 | ラッキーライラック | 牝5 | 55.0 | (栗) | 1 | 1.9 | M.デムーロ |
2019 | 1 | 1 | 1 | ブラストワンピース | 牡4 | 57.0 | (美) | 3 | 4.7 | 川田将 |
2019 | 2 | 6 | 10 | サングレーザー | 牡5 | 57.0 | (栗) | 4 | 7.8 | 岩田康 |
2019 | 3 | 6 | 9 | フィエールマン | 牡4 | 57.0 | (美) | 1 | 2.3 | ルメール |
2018 | 1 | 1 | 2 | サングレーザー | 牡4 | 57.0 | (栗) | 2 | 5.2 | 福永祐 |
2018 | 2 | 3 | 5 | マカヒキ | 牡5 | 57.0 | (栗) | 1 | 4.3 | ルメール |
2018 | 3 | 8 | 15 | モズカッチャン | 牝4 | 55.0 | (栗) | 4 | 6.9 | M.デムーロ |
2017 | 1 | 1 | 1 | サクラアンプルール | 牡6 | 57.0 | (美) | 6 | 19.9 | 蛯名正 |
2017 | 2 | 2 | 2 | ナリタハリケーン | 牡8 | 57.0 | (栗) | 12 | 68.1 | 藤岡康 |
2017 | 3 | 3 | 3 | ヤマカツエース | 牡5 | 57.0 | (栗) | 1 | 2.7 | 池添謙 |
2016 | 1 | 7 | 13 | ネオリアリズム | 牡5 | 57.0 | (美) | 5 | 17.2 | ルメール |
2016 | 2 | 8 | 15 | モーリス | 牡5 | 57.0 | (美) | 1 | 1.6 | モレイラ |
2016 | 3 | 1 | 2 | レインボーライン | 牡3 | 54.0 | (栗) | 4 | 12.3 | 福永祐 |
2015 | 1 | 6 | 11 | ディサイファ | 牡6 | 57.0 | (美) | 5 | 11.1 | 四位洋 |
2015 | 2 | 3 | 5 | ヒットザターゲット | 牡7 | 57.0 | (栗) | 8 | 29.8 | 小牧太 |
2015 | 3 | 3 | 4 | ダービーフィズ | 牡5 | 57.0 | (美) | 4 | 9.6 | 岩田康 |
総合傾向
先行馬が7勝と好成績を残しています。
4コーナー出口で加速できる位置にいないと直線268mでは差し切れないからです。
過去10年の勝ち馬7頭が4角4番手以内。昨年も逃げ馬が2着に粘りました。
位置取り重視の予想が有効です。
血統傾向
種牡馬 | 条件 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 当該重賞 | 3‑3‑1‑15/22 | 14% | 27% | 32% |
ハービンジャー | 当該重賞 | 2‑1‑2‑5/10 | 20% | 30% | 50% |
モーリス | 当該重賞 | 2‑0‑0‑2/4 | 50% | 50% | 50% |
キングカメハメハ | 当該重賞 | 1‑2‑1‑14/18 | 6% | 17% | 22% |
ドゥラメンテ | 当該重賞 | 0‑0‑0‑1/1 | 0% | 0% | 0% |
キズナ | 当該重賞 | 0‑0‑0‑1/1 | 0% | 0% | 0% |
エピファネイア | 当該重賞 | 0‑0‑0‑1/1 | 0% | 0% | 0% |
種馬にディープインパクトを持つ馬は安定性があり優秀です。
洋芝の重厚さに対し欧州血統がパワー面で適性を示すためです。
2023年勝ち馬プログノーシス(父ディープ×母父オブズボーン)は母系にサドラー系。19年ブラストワンピースも同系統でした。
欧州血統の内包は注目材料です。
馬齢傾向
年齢 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
3歳 | 1‑1‑1‑5/8 | 13% | 25% | 38% |
4歳 | 3‑0‑2‑28/33 | 9% | 9% | 15% |
5歳 | 3‑6‑5‑25/39 | 8% | 23% | 36% |
6歳 | 3‑1‑1‑28/33 | 9% | 12% | 15% |
7歳以上 | 0‑2‑1‑25/28 | 0% | 7% | 11% |
4〜5歳馬が【6‑6‑7‑53】で連対率約25%をマークしています。
これは上がり馬の成長力と古馬G1へ直結する位置付けが影響しています。
昨年3着のソーヴァリアント(5歳)、22年勝ち馬ジャックドール(4歳)が好例です。
今年も伸び盛りの世代を重視したいです。
札幌記念2025の過去10年の人気別成績
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 0‑3‑3‑4/10 | 0% | 30% | 60% |
2番人気 | 4‑1‑0‑5/10 | 40% | 50% | 50% |
3番人気 | 2‑1‑0‑7/10 | 20% | 30% | 30% |
4番人気 | 0‑1‑5‑4/10 | 0% | 10% | 60% |
5番人気 | 3‑0‑1‑6/10 | 30% | 30% | 40% |
6番人気 | 1‑1‑0‑8/10 | 10% | 20% | 20% |
7番人気 | 0‑0‑0‑10/10 | 0% | 0% | 0% |
8番人気 | 0‑1‑1‑8/10 | 0% | 10% | 20% |
9番人気 | 0‑1‑0‑9/10 | 0% | 10% | 10% |
10番人気以下 | 0‑1‑0‑50/51 | 0% | 2% | 2% |
上位人気の信頼度
2番人気は勝率40%・連対率と複勝率がともに50%と比較的堅実です。
これは実績馬が目標を定めて参戦するため、能力差が結果に直結しやすいからです。
ジャックドール、ソダシ、サングレーザーなど近年の1番人気馬は馬券圏内を外していません。
軸は上位人気から選ぶのが無難でしょう。
波乱パターンの特徴
穴を開けるのは6〜9番人気の先行馬です。
人気薄でも楽に前へ行けるとスローペースに持ち込み、押し切れるためです。
18年サングレーザー(6番人気)、21年パンサラッサ(11番人気2着)が好例です。
逃げ・番手に入る穴馬は警戒したいです。
札幌記念2025の過去10年の枠番別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 4‑0‑2‑7/13 | 31% | 31% | 46% |
2枠 | 1‑4‑0‑10/15 | 7% | 33% | 33% |
3枠 | 0‑2‑2‑11/15 | 0% | 13% | 27% |
4枠 | 0‑1‑0‑17/18 | 0% | 6% | 6% |
5枠 | 0‑0‑3‑17/20 | 0% | 0% | 15% |
6枠 | 1‑2‑1‑16/20 | 5% | 15% | 20% |
7枠 | 2‑0‑1‑17/20 | 10% | 10% | 15% |
8枠 | 2‑1‑1‑16/20 | 10% | 15% | 20% |
内外で大差なしも中枠優勢
4〜6枠が複勝率25%超でやや優勢です。
1〜2角で包まれにくく、コーナリングもスムーズに動けるからです。
近5年の勝ち馬3頭は5枠。大外8枠は2着が1回と勝ち切れない状況です。
最終的にはペースですが、中枠に入れば割引材料はありません。
札幌記念2025の過去10年の前走レース別成績
前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
OPEN(非L) | 0‑0‑0‑6/6 | 0% | 0% | 0% |
OPEN(L) | 0‑0‑0‑3/3 | 0% | 0% | 0% |
GⅢ | 3‑1‑3‑51/58 | 5% | 7% | 12% |
GⅡ | 1‑1‑0‑7/9 | 11% | 22% | 22% |
GⅠ | 4‑7‑6‑25/42 | 10% | 26% | 41% |
函館記念組
前走函館記念組が【3‑2‑1‑25】で最多3勝でした。
同じ洋芝2000mを経験している分、適性移行がスムーズだからです。
ブラストワンピースやヤマカツエースが函館経由で連勝しています。
今年2着トップナイフには追い風でしょう。
G1・G2直行組
春のG1・G2からぶっつけの馬は複勝率30%超と高水準です。
地力が高く、調整を整えて狙い撃ちしてくるためです。
ジャックドール(大阪杯経由)、ソダシ(ヴィクトリアM経由)が勝利しています。
実績馬のぶっつけを軽視できません。
巴賞・オープン特別組
巴賞組は【1‑2‑3‑20】で馬券率はまずまずです。
札幌替わりの一戦で洋芝適性を測れるため、本番での上積みが期待できます。
22年ジャックドールは巴賞1着後の本番2着、昨年プログノーシスも巴賞1着から本番1着。
巴賞連対馬は積極的に評価したいです。
札幌記念2025全頭考察
ステレンボッシュ
桜花賞馬。洋芝でも機動力を発揮できるタイプで、差し届く流れなら首位争い。追走がスムーズなら一気の差し切りまで。
ヴェローチェエラ
函館記念をレコードで制覇。タフな持続戦で真価。ペースが締まれば再度の突き抜けが見える。
シュトルーヴェ
直線で末脚は確か。キング騎手との再コンビも好感。道中で脚を温存できれば突き抜けまで。
ホウオウビスケッツ
洋芝でパワーを活かすタイプ。先行~好位で運べればしぶとく、展開ひとつで上位圏。
コスモキュランダ
行き切ればしぶとい。マイペースで刻めれば逃げ残りのシーンも。馬場が軽すぎない方が理想。
アルナシーム
テンション次第。折り合えれば鋭く伸びるが、力みが出ると甘くなる。道中リズムが鍵。
トップナイフ
先手を奪えば粘り込み濃厚。内々でロスなく運べれば、直線短い札幌でしぶとさが生きる。
リビアングラス
先行力と持久力が武器。平均以上のラップが続くほど良さが出る。展開が締まれば浮上。
シュヴァリエローズ
武豊騎手との新味に期待。外差しが利く馬場なら末脚の持続で上位圏に届く。
ココナッツブラウン
近走で差し脚の確実味が増加。スタミナを要する洋芝2000mなら末の伸びが生きる。外目スムーズなら怖い一頭。
アラタ
洋芝巧者で器用さが身上。立ち回りが生きる札幌なら掲示板以上が見える。直線で進路さえ確保できれば。
アウスヴァール
自分のリズムで運べれば粘り強い。隊列が落ち着けば残り目十分。早め進出で押し切りたい。
ハヤテノフクノスケ
タフな流れを苦にしない。早めに動いて長く脚を使う形が合う。時計が掛かる馬場なら一気浮上。
ケイアイセナ
中距離での前受けが板につく。内で脚を温存できれば直線でジワジワと脚を伸ばす。展開の後押し待ち。
ショウナンアデイブ
渋い差し脚でジワッと浮上するタイプ。馬群を苦にせず割って来られれば上位食い込み。
ボーンディスウェイ
持続力勝負は歓迎。決め手勝負より消耗戦で良さが出る。ペースが流れれば穴で一考。
札幌記念2025のまとめ
洋芝適性と機動力が問われる札幌記念では、差し脚鋭いステレンボッシュと粘り強いコスモキュランダが中心です。
函館記念組の勢いと巴賞組の上積みに注意しつつ、持続ラップ向きの穴馬トップナイフ・シュトルーヴェを絡めて馬券を組み立てたいところです。


