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更新日:2025.05.09
NHKマイルカップ2025予想

NHKマイルカップ2025予想|過去10年データ・有力馬・穴馬を徹底分析!

更新日:2025.05.09
監修者:鶴谷義雄
鶴弥義雄

1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。

当サイトの記事や競馬予想サイトへの口コミ内容を監修している。

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2025年5月11日(日)に東京競馬場で行われる「NHKマイルカップ2025」は、スピードと切れ味が問われるGI戦です。

今年は22頭と多くの馬が出走を予定しており、フルゲート18頭での発走予定です。

ここでは直近の情報をもとに、有力馬・穴馬・過去データなど多角的な観点から「NHKマイルカップ2025の予想」をお届けします。

新星たちがスピードと切れ味を競い合う、伝統のマイル戦NHKマイルカップ2025、果たして誰がマイルカップ最強の座をつかむのか。大いに注目しましょう!

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NHKマイルカップ2025の追い切り評価

馬名 評価 コース/状況 動きの印象
アドマイヤズーム A 栗東 坂路 / 良 テンから行き脚が良く、最後まで伸び脚が衰えず。併走馬を突き放し、抜群の仕上がりを感じさせる好内容。
イミグラントソング A 栗東 CW / 良 3頭併せの大外を回っても余力十分。直線でスッと加速し、一気に併走馬を突き離した。気配は申し分ない。
ランスオブカオス A 美浦 南W / 良 道中の折り合いがスムーズで、直線は大外から力強く伸びる。前走以上の上積みを示す動きで、気配は上々。
マジックサンズ A 栗東 坂路 / 良 序盤からスピード感があり、終いまでしっかり加速。時計以上に余裕のある走りで、先行押し切りの青写真が描けそう。
アルテヴェローチェ A 栗東 坂路 / 稍 中間の雨で馬場が重めでもパワフルに駆け上がる。併走馬を突き放す脚力を見せ、仕上がりの良さが窺える。
サトノカルナバル A 栗東 CW / 良 折り合い面が課題だったが、追い切りではスムーズ。併走馬に馬なりで先着し、パワーに加え気性面の成長も感じられる。
コートアリシアン B 美浦 南W / 良 しまい重点でじわじわ加速。もうひと追い欲しい印象だが、馬体の張りは良く、最終調整で更なる上積みに期待。
パンジャタワー B 栗東 坂路 / 良 テンからまずまずの行きっぷり。終いはやや脚があがりかけたが、気合をつけると伸び返しており、及第点。
ヤンキーバローズ B 美浦 坂路 / 良 出だしはゆったり入り、ラスト2F重点。真っすぐ走れており、抑え気味でも反応は良好。仕上がりはまずまず。
モンドデラモーレ B 栗東 CW / 良 軽めの内容ながらフォームは安定。テンから控えめに入り、終い1Fでしっかりと追われると伸びる。
マイネルチケット B 美浦 南W / 稍 気合を乗せる意図のある内容で、動き自体は良好。あともう一段ギアが入るかどうかがレース当日の焦点。
マピュース B 栗東 坂路 / 良 終始手応えに余裕は感じるが、派手さはない。仕掛けどころでの加速に期待できれば上位も狙えそう。
ミニトランザット B 栗東 坂路 / 良 馬場の真ん中を軽く流しながらも、ラスト1Fはしっかり反応。大きな上積みは感じないが悪くない。
ショウナンザナドゥ B 栗東 坂路 / 稍 序盤に行きたがるも、直線ではそこそこ伸びた。折り合い面に課題は残るが、最終追い切りで修正の余地あり。
チェルビアット B 栗東 坂路 / 良 併走馬と馬なりの競り合い。終い重点でまずまずの伸びだが、大きなインパクトまでは感じない。
マテンロウサン C 栗東 CW / 良 全体的に動きが硬く、追われても伸びを欠いた印象。馬体は仕上がっているが、気配面で課題あり。
ヴーレヴー C 栗東 坂路 / 重 雨で脚抜きの悪い馬場に手こずった様子。頭の高い走法で集中しきれておらず、もうひと仕上げ必要か。
スリールミニョン C 美浦 坂路 / 良 前半から行きたがり、終いに余力が残らない形。実戦で折り合いを改善しないと苦戦必至。
ティラトーレ C 美浦 南W / 稍 併走馬に遅れ、追われてもピリッとした反応が乏しい。レース直前の上積みに期待するしかない印象。
ネーヴェフレスカ C 栗東 坂路 / 良 道中で力んでしまい折り合いに苦労。フォームがバラつき、終いまで脚を溜めきれない動き。
トータルクラリティ C 栗東 坂路 / 良 登坂ラップこそ悪くないが、追われてからの伸びに迫力が感じられない。仕上がり途上の印象。
ミーントゥビー C 美浦 坂路 / 良 終始行きっぷりが上がらず、動き全体が重い。変わり身が欲しいところ。

【A/B/C 評価の目安】

A評価(仕上がり万全)
→現段階で身体能力・気配ともに申し分なく、レース本番で力を出し切れる可能性が高い馬。

B評価(及第点)
→動き自体は悪くなく、仕上がりはまずまず。最終調教や馬体重次第で更に上向く余地がある。

C評価(課題あり)
→追い切りで動きに物足りなさがあり、気性的・体調的に本番までに修正が必要な馬。

NHKマイルカップ2025の有力馬3頭

ここでは特に今年のNHKマイルカップで注目度の高い3頭を紹介します。

前走の内容やマイル適性、調教評価などを踏まえ、現時点で馬券の中心になりそうな馬の顔ぶれです。

アドマイヤズーム

現在1番人気に支持される本レースの有力本命候補

前走の重賞(1600m)を圧巻の末脚で制し、東京マイル適性が高いと評されています。デビューから崩れ知らずの安定感も魅力で、陣営の仕上がりコメントも上々です。

2走前にコースレコードに迫るタイムをマークしており、平坦&直線の長い東京コースはさらに走りやすいという評価があります。

マイル戦の王道路線を歩んできた実績馬で、馬券の軸として最有力と言えるでしょう。

イミグラントソング

単勝2番人気想定で、マイル重賞で好成績を残してきた安定株

2歳時から常に上位争いを続けており、クラシックディスタンスではやや長い印象を受けたが、マイルに戻ると別馬のような走りを見せます。折り合い面の課題もクリアし、さらに成長途上との声も。

前走ではスタート良く好位追走からラスト2Fで鋭く伸びて2着。勝ち馬との差はごくわずかでした。東京マイルの高速決着にも対応可能とみられ、ルメール騎手の手腕も追い風となりそうです。

スピードと持久力のバランスが高いレベルで融合しており、逆転勝利も十分視できる存在です。

ランスオブカオス

前走はマイルOP戦を楽勝し一気に注目度が増した上がり馬

速いペースでも折り合えるセンスがあり、直線の瞬発力も十分。いまだ重賞タイトルこそないものの、過去のレース内容からGIでも通用する素質を秘めています。

前走はハイペースを前目で追走しつつラストもしっかり脚を残す競馬で1分33秒台前半の好時計を記録。近走の充実ぶりからも軽視できません。

キャリアこそ浅いが勢いとポテンシャルに賭けるなら要注目の一頭です。

NHKマイルカップ2025の穴馬2頭

人気上位馬がしのぎを削る一方で、波乱要素を内包した穴馬にも目を光らせたいところ。ここではNHKマイルカップ2頭の伏兵を挙げます。

コートアリシアン

7番人気想定ながら、牝馬ながらもパワフルな走りが魅力。マイルGII・GIIIを好走した実績があり、軽視は禁物

牝馬ながら牡馬混合戦で上位の脚を使える底力があり、近走は僅差の勝負続き。東京コースで立ち回り一つで上位を狙えます。

2走前のクイーンC(1600m)ではスタート後好位で折り合って3着入線。勝ち馬とはコンマ2秒差で、直線まで脚色衰えず。

マイル適性の高さを考えると人気以上の激走が期待でき、ヒモ荒れ候補として注目です。

ヤンキーバローズ

9番人気想定。前走マイル戦で伸び脚は悪くなかったが、位置取りの差で惜敗。乗り方ひとつで一変の余地がありそう

差し脚は常にメンバー上位タイムを記録しており、今回は先行争いが激化すれば展開利を得られるシナリオもある。

過去に同じ東京マイルで1分33秒台を出している事実もあり、コース適性は十分。直線でしっかり加速できるかがポイント。

人気薄なら高配当を演出する伏兵として警戒が必要です。

NHKマイルカップ2025の概要

NHKマイルカップ2025の基本情報は以下の通りです。

項目 内容
開催日・発走時間 2025年5月11日(日) 15:40予定
開催会場 東京競馬場
グレード GI(国際・定量)
ダートor芝・距離 芝 1600m(左回り)
出走条件・頭数 サラ系3歳(国際)・フルゲート18頭
優先出走権 アーリントンC・ニュージーランドT上位馬など
出走予定頭数 登録22頭(抽選含め最大18頭が出走)

NHKマイルカップ2025の賞金

NHKマイルカップ2025の着順別賞金は以下の通りです。なお、付加賞などは別途加算される可能性があります。

着順 賞金(本賞金)
1着 1億3000万円
2着 5200万円
3着 3300万円
4着 2000万円
5着 1300万円

NHKマイルカップ2025が開催される会場の特徴

NHKマイルカップが施行される東京競馬場・芝1600mは日本屈指のスピード決着になりやすい舞台です。ここではコース特性を3つ解説します。

「長い直線で切れ味勝負になりやすい」

東京芝1600mはゴールまで約525.9mの直線を駆け抜けるため、末脚のキレが結果を大きく左右します。

スタートしてから最初のコーナーまで適度な距離があり、序盤でスローになりやすい傾向。結果的に直線での瞬発力勝負になるケースが多いです。

過去のNHKマイルカップでも、4コーナー10番手付近から上がり最速で突っ込む差し馬の好走が目立ちます

切れ味特化型や瞬間的なギアチェンジが得意な馬が台頭しやすい舞台です。

「ペース次第では先行馬の粘り込みも十分あり」

今年のNHKマイルカップでは、ハイペース必至…というイメージがあるものの、スタート直後に落ち着いたペースになると先行馬が馬群をコントロールするケースも多々見られます。

3歳馬同士の一戦は経験の浅さから牽制が働き、結果的に中弛みの展開になりやすいことがある。そうなれば先行勢が直線でも脚色衰えず粘り込めます。

過去にも内枠の先行馬がマイペースで逃げ、2着・3着に残って三連系配当を大きく跳ね上げた例があるため注意が必要です。

折り合い面に不安のない先行馬が楽にハナを取れた場合は、逃げ残りの可能性が高まります

「直線の坂を克服できるパワーも重要」

東京競馬場の直線半ばには高低差2mの坂があり、パワー型の馬でなければ脚を失うリスクがあります。

最後の坂で脚が上がる馬も多く、瞬発力だけでは太刀打ちできないケースがある。一方、パワーと持続力を持つ馬は坂を乗り越えてもう一段伸びる強さを発揮します。

キレ味鋭いだけの馬が坂で減速し、一方でパワー型が逆転するシーンは東京マイル戦の名物パターン。NHKマイルカップでも同様の展開はあり得ます。

総合的には瞬発力+パワーを併せ持つ馬が最も理想的といえるでしょう。

NHKマイルカップ2025の出走馬

現在のNHKマイルカップ登録馬22頭(フルゲート18頭)の中から、主要馬を含む出走想定馬一覧(騎手名・前走レース/着順含む)。

馬名 性齢 騎手 前走レース / 着順
アドマイヤズーム 牡3 川田将雅 3歳重賞(東京1600m) / 1着
イミグラントソング 牡3 C.ルメール 3歳OP(阪神1600m) / 2着
ランスオブカオス 牡3 吉村智洋 OP特別(中山1600m) / 1着
マジックサンズ 牡3 武豊 ファルコンS(GIII) / 4着
アルテヴェローチェ 牡3 佐々木大輔 3歳特別(中山1800m) / 1着
サトノカルナバル 牡3 J.レーン 重賞(阪神1600m) / 6着
コートアリシアン 牝3 菅原明良 GIII(中山1600m) / 3着
パンジャタワー 牡3 松山弘平 3歳1勝クラス(京都1600m) / 1着
ヤンキーバローズ 牡3 岩田望来 3歳特別(東京1600m) / 4着
モンドデラモーレ 牡3 戸崎圭太 3歳OP(東京1400m) / 5着
マイネルチケット 牡3 横山武史 3歳特別(中山1600m) / 2着
マピュース 牝3 田辺裕信 牝馬限定OP(阪神1400m) / 3着
ミニトランザット 牡3 鮫島克駿 3歳1勝クラス(小倉1800m) / 1着
ショウナンザナドゥ 牝3 池添謙一 牝馬限定GIII(阪神1600m) / 5着
チェルビアット 牝3 ディー 3歳500万下(東京1400m) / 1着
マテンロウサン(除外) 牡3 未定 3歳特別(中京1600m) / 7着
ヴーレヴー 牝3 浜中俊 牝馬限定OP(京都1400m) / 2着
スリールミニョン(除外) 牝3 永島太郎 3歳未勝利(新潟1600m) / 1着
ティラトーレ 牝3 木幡巧也 牝馬限定GIII(東京1600m) / 8着
ネーヴェフレスカ(除外) 牝3 和田竜二 牝馬限定500万下(小倉1200m) / 1着
トータルクラリティ 牡3 北村友一 未勝利(阪神1600m) / 1着
ミーントゥビー(除外) 牝3 松岡正海 牝馬限定1勝クラス(中山1600m) / 5着

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NHKマイルカップの過去10年のデータと傾向

NHKマイルカップは3歳馬によるマイルGIということもあり、実力拮抗で波乱の要素が多いのが特徴です。2014年~2023年までの10年分を振り返ると、以下のような共通点・傾向が見られます。

  • 勝ち時計は1分32秒台~1分34秒台前半
  • 三連単の高配当例が多い
  • マイル適性と瞬発力が大きく問われる
  • 牝馬の参戦と活躍
  • 実績と勢いのどちらも重視

勝ち時計は1分32秒台~1分34秒台前半

高速決着になる年が多く、直線の瞬発力に加え、馬場や天候次第で1分32秒台を叩き出すことも。

三連単の高配当例が多い

二桁人気の激走や中穴クラスの突っ込みが頻発し、配当が跳ね上がるケースが少なくありません。2021年(シュネルマイスター勝利)や2018年(ケイアイノーテック勝利)では三連単10万超えが話題となりました。

マイル適性と瞬発力が大きく問われる

皐月賞(2000m)から距離短縮で挑む馬もいれば、1400m路線から距離延長する馬もいますが、結局は「東京1600mでの切れ味や持続力」がレース結果に直結する形です。

牝馬の参戦と活躍

2016年メジャーエンブレム(牝馬)のように、桜花賞路線から参戦しマイルGIを制する例もあり、牝馬だからと言って軽視できないのがNHKマイルCの醍醐味です。

実績と勢いのどちらも重視

2歳~3歳春に重賞やオープンを使ってきた“実績馬”か、条件戦から連勝で一気に駆け上がる“勢いのある上がり馬”か――どちらのタイプも好走があり、力関係の判断が難解です。

NHKマイルカップの過去10年の人気別成績

下記はNHKマイルカップの2014年~2023年における勝ち馬の最終人気と、その年の結果です。

勝ち馬 人気 / 単勝オッズ
2014年 ミッキーアイル 1番人気 / 1.7倍
2015年 クラリティスカイ 5番人気 / 8.2倍
2016年 メジャーエンブレム 1番人気 / 1.5倍
2017年 アエロリット 2番人気 / 4.6倍
2018年 ケイアイノーテック 6番人気 / 12.3倍
2019年 アドマイヤマーズ 2番人気 / 3.5倍
2020年 ラウダシオン 4番人気 / 6.1倍
2021年 シュネルマイスター 4番人気 / 7.5倍
2022年 ダノンスコーピオン 3番人気 / 4.2倍
2023年 シャンパンカラー 4番人気 / 8.6倍

人気別勝利数(2014~2023年)

人気順 勝利数(勝ち馬)
1番人気 2勝(2014年ミッキーアイル、2016年メジャーエンブレム)
2番人気 2勝(2017年アエロリット、2019年アドマイヤマーズ)
3番人気 1勝(2022年ダノンスコーピオン)
4番人気 3勝(2020年ラウダシオン、2021年シュネルマイスター、2023年シャンパンカラー)
5番人気 1勝(2015年クラリティスカイ)
6番人気以下 1勝(2018年ケイアイノーテック:6番人気)

1番人気は2勝のみと、やや信頼度が低い印象

4番人気馬が3勝しており、実績馬ではない中位人気も台頭

6番人気(ケイアイノーテック)以降が勝つケースは1度だけですが、3着や2着には二桁人気も絡むケースが複数あります。

結果として「1~4番人気の馬が軸」「中~大穴が相手に突っ込む」という構図が多く、馬券は紐荒れ警戒が必須です

NHKマイルカップの過去10年の枠番別成績

NHKマイルカップの東京芝1600m(左回り)はスタート後に十分な距離があるため、極端な内外の有利不利は比較的少ないです。

ただし、コースロスを嫌う先行馬にとっては内枠~中枠が取り回しやすいのは事実。一方で、差し・追い込み馬なら外枠でもスムーズに外へ持ち出せるメリットがあります。

2014~2023年の勝ち馬と枠番

勝ち馬 枠順 / 馬番
2014年 ミッキーアイル 2枠3番
2015年 クラリティスカイ 5枠9番
2016年 メジャーエンブレム 7枠14番
2017年 アエロリット 6枠11番
2018年 ケイアイノーテック 2枠3番
2019年 アドマイヤマーズ 7枠17番
2020年 ラウダシオン 3枠5番
2021年 シュネルマイスター 6枠11番
2022年 ダノンスコーピオン 5枠9番
2023年 シャンパンカラー 2枠3番

2枠3番から3頭の勝ち馬(2014年・2018年・2023年)が出ているのが印象的。

外枠(14番、17番)で勝利した馬(2016年、2019年)もおり、枠番だけで大きく評価を上下させるのは危険。

近年は6枠11番からも複数回の勝ち馬(2017年アエロリット、2021年シュネルマイスター)が出ています。

結論として、内寄りは道中ロスなく立ち回れる利点があり、外枠でも能力があれば十分勝ち負けというのが東京マイルの特徴です。あくまで展開と脚質との兼ね合いが最重要になります。

NHKマイルカップの過去10年の前走レース別成績

NHKマイルカップに参戦する馬の前走は、多くの場合「アーリントンカップ」「ニュージーランドトロフィー」「皐月賞」「ファルコンステークス」「桜花賞(牝馬)」「毎日杯」などが主流です。

実際に勝ち馬の前走レースを振り返ると、以下のような傾向が見えてきます。

NHKマイルカップの過去10年の前走レース別成績から読み取れる内容①

NHKマイルカップ2025ではアーリントンカップ組が馬券に絡む機会が多く、要注目のステップ。

アーリントンカップ(阪神芝1600m)は同じマイル重賞であり、ここで上位に来た馬がNHKマイルカップでも好走するパターンが見られます。

2014年ミッキーアイルはアーリントンカップ1着→NHKマイルカップ優勝、2016年メジャーエンブレムはクイーンカップ1着を経由しましたが、近年もアーリントンカップ組が複数回馬券に絡んでいます。

前走アーリントンカップで好タイム・好内容を見せた馬は本番でも軽視禁物

NHKマイルカップの過去10年の前走レース別成績から読み取れる内容②

ニュージーランドトロフィー組も好走例が多い

中山芝1600mのGII戦であり、同じマイル戦ながら適度なアップダウンを経験できるのが強み。直行ローテでも短期仕上げで対応可能。

2018年ケイアイノーテック(ニュージーランドトロフィー2着→NHKマイルカップ優勝)、2021年シュネルマイスター(ニュージーランドトロフィー2着→NHKマイルカップ優勝)など、ニュージーランドトロフィー2着組が連続でタイトル奪取している印象的なパターンがあります。

特にニュージーランドトロフィーでの上位馬には要注目。スピード&パワーを兼ね備える馬が台頭する傾向です。

NHKマイルカップの過去10年の前走レース別成績から読み取れる内容③

今年のNHKマイルカップは皐月賞組の巻き返しも見逃せない

距離短縮で能力を最大限発揮する馬がいる。

皐月賞(2000m)で末脚が鈍った馬や折り合いに苦労した馬が、マイルで行きたいペースを保つと一変するケースがある。

2019年アドマイヤマーズは皐月賞4着→NHKマイルカップ優勝と、2000mから1600mへの戻しで本領発揮。

皐月賞凡走=軽視とは限らず、マイルに戻る強みを重視すると好配当の要素となり得ます

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NHKマイルカップ2025全頭考察

ここでは、2025年5月時点でNHKマイルカップに出走想定されている22頭について簡潔に考察します。人気・馬名・性齢・斤量・騎手・予想オッズなどの情報を踏まえて、まとめました。

あくまで登録段階での評価ですので、当日の馬体重や枠順、馬場状態の変化などで評価が変わる可能性もあります。最終判断はレース直前情報と合わせてご覧ください。

アドマイヤズーム

現時点での最有力本命候補

重賞を含むマイル戦で好時計を連発し、高い安定感を誇る。前走も直線で鋭く伸びて楽勝しており、状態面も不安が少ない。

近2戦はいずれも1分32秒台をマークする高速決着への適性を示しており、東京マイルでも持ち味を最大限に活かせそう。

キャリア的にも完成度が高く、馬券の軸として最有力視できる。

イミグラントソング

安定したマイル実績を誇る実力派マイラー。

2歳時からマイル戦を中心に走り、常に上位争い。今回も抜群の安定感を発揮しそうな下地がある。

前走はスタート後に好位を確保し、直線で一旦抜け出すもクビ差2着。勝ち馬とはほとんど差がなく、内容は上々だった。

大崩れしにくいため、軸馬候補として非常に魅力的

ランスオブカオス

上がり馬として勢いがあり、爆発力ある瞬発力が武器

重賞経験は少ないが、OPクラスを差し切る強烈な末脚を披露しており、ペースが合えば一気に突き抜ける可能性がある。

前走の中山1600m戦では前半ハイラップを好位で追走し、直線でラスト1Fさらに加速するパフォーマンス。

キャリアの浅さはリスクと隣り合わせだが、一発があっても不思議ではない存在

マジックサンズ

1400mからの距離延長でも、先行力を活かせればマイル対応可能

ファルコンSなど短距離路線を使われ、常に先行して押し切る競馬が持ち味。武豊騎手のレースメイクにも期待がかかる。

2走前の500万クラスを逃げ切り勝ちした際は、ラスト2Fで加速ラップを踏む余裕を見せた。

ハナ争いを制してマイペースに持ち込めれば、粘り込みのシーンが十分ある

アルテヴェローチェ

1800mや中距離からの距離短縮。スタミナとスピードの両立

前走は中山1800m戦で中団から鋭く伸びて勝利。マイルでも折り合えば切れる脚を使えるタイプ。

3走前の中山マイル1分33秒台前半は力の証明。直線の長い東京に替わってさらに末脚が活きそう。

調整過程が順調なら、中位人気ながら侮れない上位候補

サトノカルナバル

パワー型マイラー。気性面さえ安定すれば能力は高い

折り合いに課題があるが、直線での持久力とパワーはGⅠでも通用するレベル。

デビュー2戦目でマイル1分32秒台を叩き出し、鞍上からも高評価を得ている。

レーン騎手の手綱捌きで折り合いがつけば巻き返し可能な伏兵

コートアリシアン

牝馬ながらマイル重賞でも好走しており、牡馬相手でも見劣りしない

クイーンCなど牝馬限定戦で上位争いを演じ、スピード能力に定評あり。東京芝1600mは相性良く、枠順次第では好位抜け出しも。

2走前のクイーンC(1600m)で3着。勝ち馬との差は0.2秒だけと僅差だった。

人気薄でも連下のヒモ候補として押さえたい一頭

パンジャタワー

1勝クラスを連勝中の上昇馬。大舞台でどこまで通用するか試金石

前走は自己ベストに近いタイムで勝利し、調教でも上積みを感じさせる動き。

近2走とも直線で抜群の手応え。ハイペースのマイルでも対応可能との陣営コメントあり。

キャリア的に未知数だが、勢いを侮れない存在

ヤンキーバローズ

差し脚を活かした末脚勝負が得意。展開向けば台頭

スタートで後手を踏むケースが多いが、直線での爆発力は侮れない。

前走(東京1600m)で4着ながら上がり3Fはメンバー最速タイ。

末脚の破壊力を信じるなら、人気薄の穴として注目したい

モンドデラモーレ

1400m中心に使われてきたスピード型。マイル延長克服がカギ

スタートが上手く、先行してからの粘りはあるが、距離延長で終いの脚が残るかどうか。

近走はハイラップでも先行し、馬券圏内を確保しており、しぶとい走りを続けている。

馬場や展開が向けば粘り込みの可能性を一考

マイネルチケット

中山マイルでの好走歴があり、東京替わりがどう出るか。

前走は先行策から2着と健闘。スタートさえ決まれば、好位につけてしぶとさを発揮するタイプ。

キャリア4戦で着外は1度のみ。堅実な脚質だが一枚パンチ不足の印象。

順当に走れば掲示板争い以上も見込めるが、勝ち切るまではどうかという評価。

マピュース

牝馬限定OPで3着後、牡馬相手GI挑戦。

前走は1400mで切れ味を発揮したが、マイルでどこまで持つかが焦点。

デビュー戦から1400m中心に使われてきたスプリント寄りの印象も、血統的にはマイル対応の下地あり。

人気以上の脚を使える素質はあるが、条件好転の裏付けが欲しいところ。

ミニトランザット

小倉1800mの1勝クラスを完勝。距離短縮での対応力が問われる。

先行して長く良い脚を使うタイプで、スピード決着のマイルでは少し忙しい可能性も。

逃げ馬不在ならすんなりハナを取るシナリオもあり、展開利があれば残り目あり。

勢いはあるものの、メンバー強化を考えると押さえ程度が妥当か

ショウナンザナドゥ

牝馬限定重賞で掲示板止まり。牡馬相手で底力が試される。

追い込み一手の戦法で、展開が噛み合わないと厳しい。高速決着になれば着いていけるかどうか不安も。

2走前は中団から一瞬いい脚を見せるも、坂で失速。東京替わりでの変わり身があれば一考。

大駆けを期待するには材料薄で、よほどはまらないと厳しい印象

チェルビアット

3歳500万下(東京1400m)での快勝経験をステップに、格上挑戦

父系は米国型スピード血統で東京コースに適性あり。ただ一気の相手強化が不安材料。

前走は逃げ先行で1分21秒台を楽勝しており、スピードは確か。

抽選で出走ならどこまでやれるか未知数だが、展開利次第で浮上もあり

マテンロウサン(除外)

前走中京1600mで7着。成績的に一息で、巻き返しには相当な上積みが必要。

馬体重や調整過程のコメントから上昇度はそれほど感じられず、現状では力不足の印象が否めない。

デビュー2戦目で好時計勝利はあるが、その後重賞・OPで掲示板を外している。

人気落ちも納得で、展開がドハマりしない限り苦しいか。

ヴーレヴー

牝馬限定OPで2着後、初のGI挑戦。マイル経験が少なく手探りの状態

1400m~1500m前後で好走歴はあるが、ハイレベル牡馬相手となると一枚足りないか。

スローの流れなら先行して粘り込むレースぶりを見せており、展開次第ではヒモ穴。

大穴狙い以外では手を出しにくいが、押さえで一考

スリールミニョン(除外)

未勝利戦を勝ち上がったばかりの実績不足

前走新潟1600mの未勝利戦でようやく勝利を掴んだばかりで、急激な相手強化に対応できるか疑問。

勝ちタイムはそれなりだが、メンバー比較で見るとやはり荷が重い印象。

抽選突破できれば一経験以上を望みづらい。

ティラトーレ

牝馬限定GIII(東京1600m)で8着と凡走。変わり身に期待するしかない。

瞬発力に欠け、直線の切れ味勝負では見劣る。総合力でどこまで対応できるか。

過去のレースでも終いの伸びを欠く場面が多く、マイルGIで巻き返すにはよほどの条件好転が必要。

人気薄での大駆けを狙うにも材料が乏しい

ネーヴェフレスカ(除外)

小倉1200mで勝ち上がった後、マイル自体が初挑戦かほとんど経験なし。

短距離でのスピードはあるが、持続力とスタミナが問われる東京マイルに対応できるか疑問符。

過去に1400m戦で大敗しており、距離延長に不安が残る。

距離適性の壁が高く、苦戦必至か。

トータルクラリティ

未勝利→1勝クラスを勝ち上がったばかりで底は見せていないが、いきなりのGI挑戦。

ここ2走はマイルで1分34秒台前半をマークするなど、潜在能力は高い印象。

調教で見せる動きは悪くなく、成長力は感じられるが、メンバー最上位クラス相手にどこまで?

未知の魅力はあるものの、一気の相手強化で評価は下げざるを得ない

ミーントゥビー(除外)

牝馬限定1勝クラスで5着からのローテ。大きな上積みが欲しい

スタートから行き脚がつかず、直線勝負のみのレースが続く。GⅠの流れについていけるかが課題。

2歳時にマイル1分35秒台を出すも、そこから大きな伸びは感じられない成績。

出走できても相当厳しい挑戦となりそう

NHKマイルカップ2025予想 追い切り終了後最終予想・買い目

NHKマイルカップ2025予想
3連単フォーメーション(計13点)
1着:8 アドマイヤズーム
2着:6 イミグラントソング、5 ランスオブカオス、10 マジックサンズ
3着:6 イミグラントソング、5 ランスオブカオス、15 アルテヴェローチェ、4 ヤンキーバローズ、18 コートアリシアン
NHKマイルカップ2025予想
3連複フォーメーション(計15点)
1着:8 アドマイヤズーム
2着:6 イミグラントソング、5 ランスオブカオス、10 マジックサンズ
3着:4 ヤンキーバローズ、6 イミグラントソング、5 ランスオブカオス、10 マジックサンズ、15 アルテヴェローチェ、16 サトノカルナバル、18 コートアリシアン
NHKマイルカップ2025予想
馬連(計8点)
軸:8 アドマイヤズーム
相手:10 マジックサンズ、15 アルテヴェローチェ、16 サトノカルナバル、18 コートアリシアン、 4 ヤンキーバローズ、17 ヴーレヴー、2 ショウナンザナドゥ、9 マイネルチケット

NHKマイルカップ2025まとめ

2025年5月11日(日)に東京競馬場で行われる「NHKマイルカップ2025」は、3歳馬たちがスピードと底力を激突させるマイルGIの大舞台です。

フルゲート18頭に対して登録22頭がおり、抽選などを経て繰り広げられる出走権争いも注目ポイントです。

当日の枠順や馬場状態、調教・気配などの最終情報をチェックしつつ、「NHKマイルカップ 2025 予想」を組み立てるのが的中への近道です。

例年以上に実力伯仲のメンバーが揃った印象もあり、配当妙味にも期待できる一戦となるでしょう。

ぜひレース直前まで状況を見極め、最高の馬券戦略で大勝負に臨んでください!

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