

1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。
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監修者紹介ページ7月20日(日)、小倉競馬場で行われるGIIIハンデ重賞・小倉記念2025(芝2000m)。
サマー2000シリーズ第3戦として行われるこの一戦は、例年実績馬と上昇馬が入り乱れる混戦模様となり、波乱も多い注目の夏競馬です。
今年は、小倉巧者のエピファニーや昨年3着のディープモンスター、勢いある4歳馬メリオーレムなどが出走予定。実力と勢い、そしてハンデの妙が勝敗を分ける一戦となりそうです。
この記事では、小倉記念2025の最終予想・追い切り評価・有力馬・穴馬・過去データの傾向分析まで徹底解説。
「ぶっちゃ競馬」独自の視点で、今年の勝ち馬を探るヒントをお届けします。
目次
小倉記念2025の最終予想
最終追い切り終了後、金曜日に更新予定です。
小倉記念の追い切り評価
最終予想と同じく、金曜日に更新予定です。
小倉記念2025の有力馬3頭
小倉記念2025は、重賞実績やコース適正、近走の充実ぶりから注目を集める有力馬が複数揃いました。
なかでも、小倉巧者として信頼の厚い実績馬、前走内容から上昇気配を示す伏兵、そして勢いに乗る4歳馬の存在は無視できません。
ここでは、馬券の候補馬として注目したい3頭をピックアップしました、
エピファニー(牡6)【杉原誠人騎手】
【小倉記念】小倉巧者エピファニー 実績から中心視 関東馬初制覇へ|WIN!競馬 https://t.co/XOpUUMzW9T pic.twitter.com/QURsmvI2TN
— WIN!競馬_総合【公式】 (@winkeiba_dm) July 13, 2025
2024年の小倉大賞典を制した小倉巧者です。
前走の新潟大賞典では精彩を欠きましたが、トップハンデ58.5kgや重馬場など条件が厳しかった印象。
それでも昨年小倉大賞典を含め小倉芝2000mでは重賞1勝・2着1回と相性抜群で、今年の小倉大賞典でも0.3秒差の5着と健闘しています。
得意コースに替わる今回は巻き返しが十分期待でき、小倉適性の高さと経験を武器に上位争いに加わる可能性が高いでしょう。
ディープモンスター(牡7)【北村友一騎手】
この疾走感が好き!
上がり最速であわや3着の良い脚を魅せてくれました!!ディープモンスター×松山弘平騎手 pic.twitter.com/NIZSLFakfC
— クロスFarm@一口馬主 (@Cross_farm_501) June 1, 2025
昨年の小倉記念3着馬で、G2戦でも掲示板を確保するなど衰えを感じさせない実力馬です。
前走の目黒記念(G2)では13番人気ながら上がり最速の脚で4着と健闘し、展開不問の末脚を示しました。
重賞勝利こそ無いものの、一昨年のチャレンジカップ2着やオープンクラス2勝と実績はメンバー上位。
今回も鋭い決め手が活きる展開になれば、昨年以上の好走で悲願の重賞初制覇のチャンスは十分にあります。
メリオーレム(牡4)【川田将雅騎手】
#メリオーレム pic.twitter.com/5IZOFx5kpu
— ななし (@nanashi_keiba_7) June 5, 2025
今年の上半期から台頭してきた新星で、前走のむらさき賞(3勝クラス)を1番人気に応えて快勝しました。
昨秋の神戸新聞杯では1番人気に推される素質馬でありながら伸び悩んでいましたが、前走でついに自己条件を突破して勢いに乗っています。
川田騎手が引き続き手綱を取れるのも大きな強みで、陣営の期待も非常に高いです。
初の古馬重賞挑戦かつ小倉コース適性に一抹の不安はあるものの、小回りでも器用に立ち回れる機動力がありペースが流れれば持ち味を発揮できるでしょう。
ハンデにも恵まれる4歳馬の上昇力に要注目です。
小倉記念2025の穴馬2頭
小倉記念は毎年波瀾の多い一銭で、人気薄の台頭も十分あり得るハンデ戦です。
ここでは、実力を秘めながらも人気の盲点となりそうな2頭にを紹介します。
マイネルメモリー(牡5)【田口貫太騎手】
20250629函館11R 農林水産省賞典 函館記念 12マイネルメモリー ゴールドシップの息子さん お母さんは コスモエンドレスさんです #宮徹 厩舎 馬主:株式会社 サラブレッドクラブ・ラフィアン 生産者:ビッグレッドファーム #マイネルメモリー #競馬 pic.twitter.com/LZXVgRuj7M
— ぺんぎんさん🐧 (@penguin66) July 2, 2025
前走の函館記念(G3)で上がり爆速をマークし3着と好走した実力馬です。
重賞では常に善戦止まりですが、夏場の上がり馬として注目されます。特に洋芝で末脚を発揮した点からも、小倉の傷んだ馬場でも差してこれる可能性があります。大崩れしない安定感があり、ハンデも軽量なら一発の伏兵として警戒が必要です。
ダンディズム(セ9)【高杉崇史騎手】
#ステイヤーズS
サシ姐渾身の本命馬🐴💥◎1.ダンディズム(想定11.8倍)
ステイヤーズSの本命馬は、想定6番人気のダンディズムに決定。
能力的にも距離的にも今回のメンバーレベルであれば、十分好走を期待できると判断し狙います。
[前走:福島記念]… pic.twitter.com/h8Wt6oDEbY
— 穴馬狙いのサシ姐 (@sashiko_keiba) November 30, 2024
実績豊富なベテランで、昨年の福島記念では3着に健闘しています。
近走は掲示板止まりが続いていますが、展開や馬場が決まれば1発を秘める存在です。小倉記念でも近年、9歳馬の好走例(2021年モズナガレボシ優勝など)があり、高齢でも油断できません。
衰えを感じさせない末脚と豊富な経験を活かして人気薄の激走を演じる可能性は十分あります。
小倉記念2025の展開予想
今年の小倉記念は、中団〜先行勢が揃い、道中の位置取りと仕掛けのタイミングが鍵となりそうです。
先手を取る可能性が高いのはスズカダブルやカネフラ。いずれも先行力に長けたタイプで、外からでも果敢に出していく構え。隊列はやや縦長になりそうで、ニホンピロキーフやエピファニーあたりが好位で流れに乗り、中団にはディープモンスターやメリオーレム、シェイクユアハートらが構える形が濃厚です。
小倉芝2000mは2コーナーポケットからのスタートで、1コーナーまでの距離が長く、外枠からでも先行しやすいのが特徴。加えて、3〜4コーナーがきついため、早めに動いた馬が押し切るか、内で我慢した馬が抜け出すかの攻防になります。
メリオーレムやハピ、マイネルメモリーなど差し馬は、前がやり合う展開になれば台頭の余地あり。逆にスローペースになれば、ニホンピロキーフやショウナンアデイブら器用な先行型に展開が向くでしょう。
全体としては「立ち回り力と位置取りが重要」な一戦ですが、ペース次第では差し馬の突き抜けにも要警戒です。
小倉記念2025の概要
開催日 | 2025年7月20日(日) |
---|---|
開催場所 | 小倉競馬場(芝2000m・右回り) |
出走条件 | 3歳以上・オープン(国際・特指) |
斤量 | ハンデキャップ |
過去の波乱例 |
・2020年:アールスター(10番人気)優勝 ・2021年:モズナガレボシ(6番人気)優勝 ・2023年:エヒト(5番人気)優勝 |
小倉記念は芝2000mを舞台に行われる3歳以上馬によるハンデキャップ競走で、2025年で第61回を迎えます。
今年は7月20日(日)の15時35分に小倉競馬場で発走予定です。
サマー2000シリーズ第3戦にも位置付けられ、例年小倉開催を熱く盛り上げる一戦となっています。
昨年は中京競馬場で代替開催され、リフレーミングがレコードタイムで制しました。
小倉競馬場での開催に戻る今年は、過去の小倉記念以上に各馬のコース適性が問われるレースとなりそうです。
小倉記念2025の賞金
着順 | 賞金 |
---|---|
1着 | 4,300万円 |
2着 | 1,700万円 |
3着 | 1,100万円 |
4着 | 650万円 |
5着 | 430万円 |
本競走の1着賞金は4,300万円に設定されています。
サマーシリーズ対象重賞でもあり、優勝馬には賞金以外にシリーズポイントも付与されます。
栄冠とともに高額賞金が懸かる一戦とあって、各陣営とも仕上げに余念がありません。
小倉記念2025予想 小倉競馬場芝2000mの特徴
小倉記念2025が行われる小倉競馬場は、独特なコース形態と夏場特有の馬場状態が特徴です。
ここでは、その傾向や攻略ポイントを簡潔に解説します。
小回り・急坂のタフなコース
小倉芝2000mは小回りの右回りコースで、直線も短く、最後に急坂が待ち受けるタフな構造です。
コーナリングの器用さと持久力、瞬発力のバランスが求められる舞台となっています。
ショウナンアデイブ(小倉大賞典2着)
ペース配分と位置取りが重要
展開によって有利不利が大きく変わるコースで、内枠・先行有利が基本ですが、スローなら瞬発力勝負、ハイペースなら差しも届きます。
機動力と騎手の判断力が勝負を分けるのがこの舞台の特徴です。
ディープモンスター(展開不問の末脚)
夏開催後半の特殊な馬場傾向
開催終盤のため芝は荒れており、外差しが決まりやすくなるのが近年の傾向です。
枠順にかかわらず、馬場の良い位置を通れるかが鍵になります。
ダンディズム(末脚堅実)
小倉記念2025の出走予定馬と予想オッズ
小倉記念2025の出走予定馬と想定騎手、予想オッズは以下の通りです(枠順確定後の情報に基づく)。
馬名(所属) | 性齢 | 想定騎手 | 予想オッズ(単勝) |
---|---|---|---|
メリオーレム(栗東) | 牡4 | 川田将雅 | 3.6倍(1番人気) |
ハピ(栗東) | 牡6 | 坂井瑠星 | 8.6倍(2番人気) |
ディープモンスター(栗東) | 牡7 | 北村友一 | 8.8倍(3番人気) |
シェイクユアハート(栗東) | 牡5 | 古川吉洋 | 9.5倍(4番人気) |
ニホンピロキーフ(栗東) | 牡5 | 幸英明 | 11.3倍(5番人気) |
ラスカンブレス(美浦) | 牡4 | 荻野極 | 12.9倍(6番人気) |
ナムラエイハブ(栗東) | 牡4 | 松山弘平 | 13.0倍(7番人気) |
マイネルメモリー(栗東) | 牡5 | 田口貫太 | 14.0倍(8番人気) |
ショウナンアデイブ(栗東) | 牡6 | 岩田康誠 | 16.7倍(9番人気) |
オールセインツ(栗東) | 牡4 | 酒井学 | 17.2倍(10番人気) |
エピファニー(美浦) | 牡6 | 杉原誠人 | 18.9倍(11番人気) |
リカンカブール(栗東) | セ6 | 団野大成 | 29.2倍(12番人気) |
イングランドアイズ(栗東) | 牝5 | 松若風馬 | 31.7倍(13番人気) |
スズカダブル(栗東) | 牡5 | 吉村誠 | 44.6倍(14番人気) |
グラティアス(栗東) | 牡7 | 小沢大仁 | 47.0倍(15番人気) |
ダンディズム(栗東) | セ9 | 高杉祟史 | 50.7倍(16番人気) |
カネフラ(栗東) | 牡5 | 永島まなみ | 55.5倍(17番人気) |
シュタールヴィント(栗東) | 牡5 | 未定 | 203.7倍(18番人気) |
小倉記念2025の過去10年のデータと傾向
年 | 優勝馬(人気) | 年齢 | 配当(3連単) | 備考 |
---|---|---|---|---|
2024年 | リフレーミング(3番人気) | 牡5 | 約3.4万円 | 中京代替開催 |
2023年 | エヒト(5番人気) | 牡6 | 約4.8万円 | やや波乱 |
2022年 | マリアエレーナ(2番人気) | 牝4 | 約1.6万円 | 人気馬決着 |
2021年 | モズナガレボシ(6番人気) | 牡4 | 約22万円 | 中穴決着 |
2020年 | アールスター(10番人気) | 牡5 | 約137万円 | 大波乱 |
2019年 | メールドグラース(1番人気) | 牡4 | 約1.3万円 | 順当決着 |
2018年 | トリオンフ(1番人気) | セ4 | 約2.2万円 | 1番人気勝利 |
2017年 | タツゴウゲキ(4番人気) | 牡5 | 約8.3万円 | 中穴決着 |
2016年 | クラリティスカイ(11番人気) | 牡4 | 約95万円 | 大波乱 |
2015年 | アズマシャトル(6番人気) | 牡4 | 約7.9万円 | 3歳ベルーフが2着 |
過去10年(2015~2024年)の小倉記念では、4~6歳の中堅馬が中心で、3歳馬の出走はわずか1頭(2015年ベルーフ・2着)だけ。7歳以上の高齢馬の好走も珍しくありません。
また、1番人気の成績は【3-0-1-6】とやや不安定で、ローカルのハンデ戦らしく信頼度は低め。
過去には11番人気クラリティスカイ(2016年)や10番人気アールスター(2020年)の勝利もあり、中穴・大穴の激走に要注意な一戦です。
小倉記念2025 過去10年の人気別成績
人気 | 成績 | 単勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1番人気 | 【1-2-0-7】 | 10.0% | 30.0% | 30.0% |
2番人気 | 【4-1-1-4】 | 40.0% | 50.0% | 60.0% |
3番人気 | 【3-0-0-7】 | 30.0% | 30.0% | 30.0% |
4~6番人気 | 【1-3-1-25】 | 3.3% | 13.3% | 16.7% |
7~9番人気 | 【0-4-3-23】 | 0.0% | 13.3% | 23.3% |
10番人気以下 | 【1-0-5-55】 | 1.6% | 1.6% | 9.8% |
小倉記念はハンデ戦ということもあり、人気と着順のズレが頻繁に発生するレースです。
ここでは過去10年の人気別成績からポイントを2つ紹介します。
1番人気は信頼しきれない
過去10年の1番人気の成績は【3-0-1-6】で、勝率は30.0%、連対率も30.0%に留まっています。
人気を背負った馬でも取りこぼしが多く、馬券圏外に沈んだケースも6回と、軸にするにはやや心許ないデータです。
本命視は可能でも、相手には別の人気ゾーンを加える柔軟な組み立てが求められるレースといえるでしょう。
中穴〜大穴の台頭が目立つ
4~9番人気までの中穴勢からは【4勝・複数回の連対・3着】と好走例が多数。
特に2020年は10番人気アールスターが優勝、2016年は11番人気クラリティスカイが勝利するなど、大波乱の年もありました。
複勝率でも7~9番人気が23.3%、10番人気以下でも10.0%と、人気だけでは判断できないのがこのレースの特徴。
人気上位だけに固執せず、4~9番人気の中穴ゾーンからも積極的に狙っていくべきレースです。
小倉記念2025の過去10年の枠番別成績
枠 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1枠 | 2-1-0-9 | 16.7% | 25.0% | 25.0% |
2枠 | 2-0-3-8 | 15.4% | 15.4% | 38.5% |
3枠 | 2-1-1-10 | 14.3% | 21.4% | 28.6% |
4枠 | 0-1-2-12 | 0.0% | 6.7% | 20.0% |
5枠 | 0-1-1-17 | 0.0% | 5.3% | 10.5% |
6枠 | 1-3-1-14 | 5.3% | 21.1% | 26.3% |
7枠 | 0-3-0-17 | 0.0% | 15.0% | 15.0% |
8枠 | 3-0-2-16 | 14.3% | 14.3% | 23.8% |
一般的に小倉芝2000mは内枠が有利とされますが、小倉記念に関しては外めの枠から好走する例も目立ちます。
過去10年の勝ち馬を見ても、8枠からアズマシャトル(2015年)や6枠からトリオンフ(2018年)、5枠からモズナガレボシ(2021年)など外寄り枠の馬が複数勝利しています。
これは開催後半で芝が傷んで内が荒れることも影響しており、内枠有利が絶対ではないことを示しています。
特に近年は馬場の外差し傾向もあって5~8枠の伸びが良く、外を回した差し馬が台頭しやすい状況です。
極端な大外枠でも不利になりにくく、むしろ中~外枠を引いた実力馬はプラス材料と考えて良いでしょう。
小倉記念2025の過去10年の前走レース別成績
前走着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
---|---|---|---|---|
1着 | 【5-6-2-22】 | 14.3% | 31.4% | 37.1% |
2着 | 【0-2-2-12】 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
3着 | 【2-0-1-8】 | 18.2% | 18.2% | 27.3% |
4~6着 | 【1-2-0-15】 | 5.6% | 16.7% | 16.7% |
7着以下 | 【0-0-0-?】 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
前走で好走していた馬の活躍が目立つのが小倉記念の特徴です。
2019年のメールドグラースは鳴尾記念1着から連勝、2024年のリフレーミングも七夕賞3着から巻き返して優勝しました。
特に前走1着馬は複数回馬券に絡んでおり、勝率も高め。また、前走G3で3着以内だった馬の好走例も多く、直近で好走しているかどうかが重要な判断材料となります。
一方、前走大敗からの巻き返しは少なく、凡走続きの馬よりも、直近で結果を出している馬を重視すべきでしょう。
リフレーミング 七夕賞(3着)
モズナガレボシ 佐渡ステークス(2着)
アールスター 垂水ステークス(3着)
小倉記念2025 全頭考察
イングランドアイズ(牝5)【松若風馬】
重賞初挑戦の関西馬。 2勝クラスを勝ち上がったものの、オープン実績はなくここでは格下感が否めません。
スピードはあるタイプですが、近走内容から一気の相手強化で通用するかは未知数。展開利と軽ハンデを活かしてどこまで食い込めるかが課題です。
エピファニー(牡6)【杉原誠人】
小倉芝コースを知り尽くしたコース巧者。
昨年の小倉大賞典覇者で、同コース重賞の実績はメンバー随一。前走の新潟大賞典は凡走しましたが、得意舞台に替わる今回は巻き返し必至。
ハンデ次第ではトップ評価も可能で、状態さえ戻れば勝ち負けになる実力馬です。
オールセインツ(牡4)【酒井学】
メリオーレムと同厩の友道康夫厩舎の上昇馬。
3勝クラスを勝ち上がったばかりで重賞初挑戦。六社S(東京2400m)を快勝しており、スタミナ勝負にも対応可。
小回り適性を示せば面白い存在になりそうです。
カネフラ(牡5)【永島まなみ】
苦労人タイプの上がり馬。
オープン入り後は掲示板止まりで、重賞ではやや力不足。軽ハンデと展開の助けがあれば一発も。
人気薄の一角として警戒は必要です。
グラティアス(牡7)【小沢大仁】
一昨年の京成杯勝ち馬。
その後は成績低迷が続くものの、地力はあり立て直しが利けば穴で浮上も。
小倉の持久力勝負が噛み合えば。
シェイクユアハート(牡5)【古川吉洋】
垂水Sを快勝しオープン入りした勢いのある上がり馬。
これまで勝ち切れない競馬が続いていましたが、近走は崩れず安定感も増している。
重賞初挑戦だが、充実期に入った今ならチャンス十分。
シュタールヴィント(牡5)【騎手未定】
ラジオNIKKEI賞2着の実績馬。
その後は不振で、今回は苦しい立場。展開がハマって掲示板入りが目標といった内容で、人気は皆無だが一発に備えて抑えておきたい。
ショウナンアデイブ(牡6)【岩田康誠】
小倉大賞典2着の実績。
ムラ駆け傾向だが、小倉は好相性。良馬場でハマれば激走も期待できる存在。
穴ならこの馬という評価も。
スズカダブル(牡5)【吉村誠】
地方競馬出身の実力馬。
先行力と渋太さが武器で、小倉の馬場ともマッチしそう。
展開が嵌れば波乱を起こす可能性も。
ダンディズム(セ9)【高杉祟史】
9歳ながら重賞でも健闘を続けるタフネス型。
福島記念3着など、善戦実績多数。
展開利があれば馬券圏内に。
ディープモンスター(牡7)【北村友一】
昨年の小倉記念3着馬で、安定感抜群。
決め手は堅実で、展開次第で突き抜ける力も。
メンバー中でも上位実力馬の1頭。
ナムラエイハブ(牡4)【松山弘平】
リステッド勝ちの実力馬。
前走凡走だが、脚質的には小倉向きで松山騎手の手綱にも期待。
一発に備えたい伏兵。
ニホンピロキーフ(牡5)【幸英明】
マイラーズCで4着の実績馬。
中距離でも対応可能で、前々で運べる器用さが武器。
展開次第では好走の可能性あり。
ハピ(牡6)【坂井瑠星】
ダート路線で台頭し、前走の新潟大賞典で芝でも好走。
芝転向2戦目で慣れが見込め、高いポテンシャルを秘めた一発候補。
マイネルメモリー(牡5)【田口貫太】
前走・函館記念3着で勢いあり。
決め手よりも粘り強さが持ち味で、タフな小倉芝2000mは適性十分。
穴候補としてマーク。
メリオーレム(牡4)【川田将雅】
むらさき賞快勝でオープン入りした新星。
素質馬で、川田騎手とのコンビは大きな強み。
斤量と展開が味方すれば一気の重賞制覇も。
ラスカンブレス(牡4)【荻野極】
4歳の上昇株。
六社Sを完勝しオープン入り。安定感と底を見せていない魅力があり、初重賞でも通用する可能性は十分。
リカンカブール(セ6)【団野大成】
中山金杯勝ち馬。
近走不振だが、先行力と立ち回りのうまさが活きる展開なら人気薄での浮上も。
小倉適性に懸けたい。
小倉記念2025の予想まとめ
サマー2000シリーズ第3戦・小倉記念2025は、実績馬の巻き返しと新興勢力の台頭が交錯する混戦模様。
小倉巧者エピファニーや昨年3着のディープモンスターがタイトルを狙い、勢いあるメリオーレムや芝適性を示したハピも侮れません。
ハンデ戦らしく波乱の余地も大きく、カギを握るのはコース適性と近走内容。
特に外枠や前走好走馬の台頭が多く、展開や馬場状態の影響も見逃せません。
有力馬が力を発揮すれば順当決着もあり得ますが、夏のローカル重賞らしく最後まで油断ならない一戦です。


