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更新日:2026.02.10

【フェブラリーステークス2026予想】本命・穴馬・展開を過去10年の傾向から徹底予想!

監修者:鶴谷義雄
鶴谷義雄

1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。

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フェブラリーステークス2026の概要
開催日・発走時間 2026年2月22日(日)15:45頃
開催会場 東京競馬場
グレード GI(国際)定量
ダート・距離 ダート・1600m(左)
出走条件 サラ系4歳以上(国際)定量
1着本賞金 1億5000万円

フェブラリーステークス2026徹底予想

フェブラリーステークスは、年明け最初のGIとして行われる伝統のダートマイル戦です。舞台は東京ダート1600m。スタートは芝コース上で、第2コーナー奥のポケットから発走します。スタート直後に約400mの緩やかな上り坂があり、前半のペースが速くなりやすいのが特徴です。

直線は日本のダートコースで最長の約501mを誇り、最後までスピードを持続するパワーと持久力が問われます。展開次第では上がり勝負になりますが、序盤で位置取りに苦労すると挽回は容易ではありません。

本記事では、過去10年のデータ傾向とコース特徴を踏まえ、有力馬・穴馬・展開予想まで徹底的に掘り下げます。

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フェブラリーステークス2026 予想

まず初めに、枠順確定前・最終追い切り前の段階でのぶっちゃ競馬の予想から紹介します。

詳しくは後述しますが、フェブラリーステークス2026のコース特徴や過去10年のデータをまとめると以下の通りです。

  • 1~2番人気の信頼度が極めて高く、勝ち馬は近年ほぼ上位人気から
  • 後方一気の追い込みは決まりにくく、先行~中団で立ち回る馬が有利
  • 枠順の極端な有利不利は少ないが、最内枠は不振で中枠が安定
  • 4歳馬が強く、伸びしろのある若い世代がそのまま結果に直結しやすい

そのうえで、東京ダ1600m適性+近走の充実度+展開利を重視し、ダブルハートボンドを本命とします。

◎本命 ダブルハートボンド
〇対抗 コスタノヴァ
▲単穴 ウィルソンテソーロ
☆注目 ペプチドナイル

◎本命 ダブルハートボンド(牝5・坂井瑠星)

ダブルハートボンド
出典:netkeiba
評価点
  • 昨年チャンピオンズC優勝のGI馬で、現在ダート界トップクラスの実力
  • 5歳牝馬で勢い十分。過去データでも比較的若い世代が優勢
  • 先行しても差しても競馬ができる自在性があり、東京マイルへの適性◎
  • 坂井瑠星騎手とのコンビで大舞台2連勝を狙える充実のデキ
懸念点
  • 前走チャンピオンズCから中2ヶ月で、テンション維持が課題
  • 牝馬で58kgを背負う定量戦は斤量面のハンデがわずかに不安
  • 同型先行馬との兼ね合い次第では、ポジション争いが鍵に

実績・底力ともに最上位のダブルハートボンドは、「軸として最も信頼できる本命馬」です。前年のチャンピオンズカップを4歳牝馬で制した実力は伊達ではなく、東京1600mでも持ち前のスタミナとスピードを発揮できるタイプです。先行策から長く脚を使えるのが持ち味で、淀みない流れでもバテずに押し切る持久力はトップクラス。

初のフェブラリーS参戦ですが、データ的にも5歳牝馬の活躍例(※近年マリーンCなど牝馬限定戦以外にも好走例あり)は少なくなく、勢いそのままにGI2連勝の可能性十分と見ます。58kg定量がカギですが、追い切りでも好調を維持しており、ここも勝ち負け必至でしょう。

〇対抗 コスタノヴァ(牡6・C.ルメール)

コスタノヴァ
出典:netkeiba
評価点
  • 昨年のフェブラリーS覇者で東京ダート1600mの適性は証明済み
  • 前走の根岸Sでも4馬身差の圧勝と健在ぶりをアピール
  • 父ロードカナロア譲りの鋭い決め手とダート適性の高さ
  • C.ルメール騎手が連続騎乗し、勝負所での判断力に期待
懸念点
  • 6歳牡馬で、年齢的な上積みはピークを過ぎつつある可能性
  • 近走はスタートに難があり、出遅れ癖が顔を出すと苦しい
  • 昨年ほど展開が嵌らないと、差し届かずのシーンも

昨年王者の意地に期待すれば、コスタノヴァは「連覇も視野に入る対抗馬」です。2025年のフェブラリーSを初挑戦で制し、その後も安定した走りを見せています。今年に入り根岸Sを快勝し、本番に向けて不安材料のない仕上がり。東京マイルの持続力勝負は望むところで、切れ味勝負でも上位の決め手を持っています。

課題はスタートで、スムーズに先行策を取れれば勝機十分。昨年同様にルメール騎手が手綱を取る点も心強く、連覇達成の可能性まで警戒します。

▲単穴 ウィルソンテソーロ(牡5・川田将雅)

ウィルソンテソーロ
出典:netkeiba
評価点
  • 前走武蔵野Sで2着と善戦し、久々の重賞好走で勢い十分
  • 好位から抜け出す脚質で展開に左右されにくい安定感
  • 川田騎手とのコンビで折り合いに不安なし、ロスなく立ち回れる
  • ハイペースの持久戦にも対応できる総合力を備える
懸念点
  • GIは今回が初挑戦で、一線級との直接対決は力量差の未知数
  • 瞬発力勝負になった場合、決め手比べで見劣る恐れ
  • 時計の速い決着でどこまで踏ん張れるかが鍵

脚質・安定感を買えば、ウィルソンテソーロは「展開次第で浮上可能な単穴候補」です。重賞初制覇はまだですが、昨秋の武蔵野ステークスで上位争いに加わった内容からも地力強化は明らか。前々で立ち回れて最後まで粘れるため、大崩れしない強みがあります。

川田将雅騎手とのコンビは折り合い面で安心感があり、東京コースでも立ち回りはスムーズでしょう。GIの壁はありますが、上位人気に死角があれば差し切りも狙える存在で、馬券的にも妙味ある一頭です。

☆注目 ペプチドナイル(牡6・富田暁)

ペプチドナイル
出典:netkeiba
評価点
  • 2024年優勝馬で、2年前に11番人気の低評価を覆した実力
  • 叩き2戦目で状態アップ見込め、最終追い切りでも動き良化
  • 父パイロ譲りのパワーで、荒れた馬場や時計の掛かる展開は望むところ
  • 55~56kg想定の斤量は魅力で、ハンデ差を活かした一発に期待
懸念点
  • 近走は大敗続きで、ピークアウトの可能性も否めない
  • 展開待ちの追い込み型で、流れが緩むと不発リスクあり
  • 7歳目前で上積みは僅か、往年の切れが戻るか未知数

伏兵の台頭余地を探るなら、ペプチドナイルは「大穴で押さえておきたい一頭」です。2024年に11番人気の低評価を覆しGI制覇を果たした実績馬で、一発の破壊力はメンバー中随一。昨年は賞金順の関係で除外となりましたが、今回は出走が叶えば2年ぶりの大舞台となります。

近走成績から人気は大きく落としそうですが、久々を叩いて気配上向きなら軽視禁物。展開が速く流れて差しが届く展開になれば、再度の大駆けがあっても驚けません。

フェブラリーステークス2026 最終追い切り評価

※フェブラリーステークス2026の最終追い切り評価は、レース2日前(2月20日予定)に更新予定です。

フェブラリーステークス2026の穴馬2頭

上位人気馬が実績的にも強力な一方、定量戦ならではの伏兵の台頭も見逃せません。過去には2024年ペプチドナイル(11番人気)や2018年ノンコノユメ(4番人気)が勝利し、二桁人気の馬券圏内突入も皆無ではありません。ここでは、人気薄でも侮れない2頭をピックアップします。

オメガギネス(牡6)– 前哨戦好走で充実、流れ次第で台頭を狙う

オメガギネス
出典:netkeiba

安定感という点で軽視できないのがオメガギネスです。昨秋は南部杯5着、そして前哨戦の根岸ステークスでは4着と善戦し、久々の重賞でも力のある走りを見せました。父ロゴタイプ譲りの持久力に加え、母系はスタミナ型の血統背景で、東京ダート1600mのタフな流れも苦にしません。

実績面では他の有力馬に一歩譲るものの、これまでGIII戦線で培った経験値は豊富です。特に東京コースとの相性が良く、昨年10月のグリーンチャンネルCを勝利している点は見逃せません。展開が前傾になり、上がりもかかる消耗戦になれば浮上の余地大。人気薄の岩田康誠騎手とのコンビも侮れず、一発の資格は十分と言えるでしょう。

ペリエール(牡6)– 3歳時の素質馬が一変ムード、距離ベストで警戒

ペリエール
出典:netkeiba

ペリエールは、かつて3歳ダート路線で注目された素材馬です。2023年のヒヤシンスSを完勝し、UAEダービーにも挑戦した経歴を持ちます。その後しばらく伸び悩みましたが、昨秋あたりから復調気配を見せ、前走の武蔵野Sでは掲示板を確保するまでに状態を上げてきました。

6歳を迎えて本格化ムードが漂い、1600mという距離はベストと言えるでしょう。ヘニーヒューズ産駒らしくスピード能力が高く、稍重~良馬場問わず対応できるパワーも兼備しています。

佐々木大輔騎手という若手ジョッキーの手綱で人気はさらに落ちそうですが、軽斤量と展開利を得られれば激走可能。大駆けの下地は秘めており、ヒモ荒れ候補として押さえておきたい存在です。

フェブラリーステークス2026 出走馬

※枠順は確定次第、表を更新いたします。

馬番 馬名 性齢 斤量 騎手 人気 予想オッズ 短評
ダブルハートボンド 牝5 56.0 坂井瑠 1 3.5 砂女王の貫禄示す。自在性と持久力で中心視
コスタノヴァ 牡6 58.0 C.ルメール 2 4.2 前年王者の意地。東京マイル巧者で対抗有力
ウィルソンテソーロ 牡5 58.0 川田 4 8.5 先行力魅力。軽視禁物の単穴候補
ペプチドナイル 牡6 58.0 富田 10 28.0 一昨年の伏兵V再び?流れ次第で台頭
ダノンフィーゴ 牡5 58.0 菅原明 3 6.8 勢い十分の新興勢力。侮れない
オメガギネス 牡6 58.0 岩田康 7 15.2 堅実派の伏兵。展開ハマれば一発
インユアパレス 牡4 58.0 未定 15 99.9 未知の魅力も大舞台では荷が重い
ウェイワードアクト 牡5 58.0 未定 14 65.0 潜在能力高いが重賞実績乏しく厳しい
ゴートゥファースト 牡4 58.0 未定 16 150.0 芝路線から転向。未知数で様子見
サイモンザナドゥ 牡5 58.0 池添 13 55.0 一瞬の脚ありもGIでは決め手不足
サクラトゥジュール 牡6 58.0 R.キング 9 25.0 海外馬との対戦経験あり。侮れず
シックスペンス 牡5 58.0 戸崎 8 18.7 東京巧者。展開ハマれば浮上も
ナチュラルライズ 牡4 58.0 横山武 6 12.4 休み明け叩いて良化。要注意
ハッピーマン 牡6 58.0 高杉 18 300.0 地方重賞勝ち馬も中央GIでは荷重
バトルクライ 牡5 58.0 12 48.0 末脚堅実も決め手一歩不足
ブライアンセンス 牡6 58.0 岩田望 11 35.5 叩き良化型。展開向けば3着拾いも
ペイシャエス 牡7 58.0 田辺 17 210.0 7歳でも衰え知らず。前崩れなら穴
ぺリエール 牡6 58.0 佐々木大 8 18.7 復調気配。距離向きでダークホース
ヤマニンウルス 牡6 58.0 武豊 14 70.0 久々重賞で未知数も武豊騎乗で一考
ラムジェット 牡4 58.0 三浦 16 130.0 良血開花途上。大駆けあれば面白い
ロングラン 牡5 58.0 未定 20 300.0 条件級から格上挑戦。厳しい戦い
ロードクロンヌ 牡5 58.0 横山和 13 50.0 近走充実も重賞未勝利で様子見

フェブラリーステークス2026の展開予想

明確な逃げ馬不在で、平均ペースからの持久力勝負を想定します。

東京ダート1600mはスタートから第3コーナーまで約640mと長く、序盤は各馬折り合い重視で進む傾向があります。しかし、芝スタートの影響でペースは緩みにくく、向正面中盤までは速めの流れが続くでしょう。先行勢は自分のリズムを保ちつつ、息を入れるタイミングを図ります。

勝負所は3~4コーナー中間から。坂の頂上付近で徐々にペースアップし、直線入口では隊列が凝縮する形が予想されます。直線が長いため、早めに抜け出した先行馬中団から差し込む馬の攻防になるでしょう。

ダブルハートボンドは好位追走から早め進出、コスタノヴァは中団で末脚温存、ウィルソンテソーロは先行策で粘り込みを図り、ペプチドナイルは後方から一気の末脚勝負というイメージです。

最後の直線の坂2.4mを制するにはスタミナが不可欠で、失速する馬と伸びる馬が明暗を分けるでしょう。速い流れからの持久力戦で、位置取りと仕掛けのタイミングが鍵となる一戦です。

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東京ダート1600mの特徴【フェブラリーステークス2026開催コース】

東京競馬場ダート1600mのコース図
出典:JRA

東京競馬場・ダート1600mは、スピードと持久力を兼ね備えた馬が真価を発揮できるコースです。スタート地点は芝コースの第2コーナーポケットにあり、発走直後は芝→ダートへの切り替わり区間となります。

第3コーナーまで約640mと十分な距離があるため序盤の先行争いは落ち着きやすい一方、スタートから約400mの緩やかな上り坂の影響でペースは自然と速めに流れます。向正面から3~4コーナーにかけて下り坂となり、勢いをつけたまま平坦な直線へ。直線は501.6mと長く、高低差2.4mの坂(※スタンド前半ば)が最後に待ち受けます。

まとめると、序盤から淀みなく流れ、最後まで脚が要求される持続力勝負になりやすいのが特徴です。極端な逃げ切りは難しい反面、早めに動ける先行馬が粘り込むケースも多く見られます。

逆に、後方待機策の馬は長い直線で脚を使えても、前との差を詰めきれないケースがしばしばあります。総じて東京ダート1600mは「ポジション取りと持久力」が重要であり、一瞬の切れ味よりも長く良い脚を使えるタイプが安定した成績を残す傾向にあります。

フェブラリーステークス 過去10年のデータ傾向

最後に、予想の裏付けとなる過去10年(2015~2024年)のフェブラリーステークスデータを振り返ります。

人気、配当、枠順、脚質、年齢、血統、騎手など主要ファクター別に傾向をまとめました。近年の傾向を把握することで、今年のレースの狙いどころがより明確になるでしょう。

過去10年の人気別傾向

人気 勝ち数 2着数 3着数 勝率 連対率 複勝率
1番人気 4 2 2 40% 60% 80%
2番人気 4 1 0 40% 50% 50%
3番人気 0 1 1 0% 10% 20%
4番人気 1 0 2 10% 10% 30%
5番人気 0 4 0 0% 40% 40%
6番人気 0 0 1 0% 0% 10%
7番人気 0 0 1 0% 0% 10%
8番人気 0 0 2 0% 0% 20%
9番人気 0 1 0 0% 10% 10%
10番人気以下 1 1 1 2% 3% 4%

※本データは2015〜2024年のJRAフェブラリーステークスの成績をもとに独自集計

フェブラリーステークスは上位人気を軸に据え、中穴までを紐に拾うのが基本戦略です。過去10年の勝ち馬は1~2番人気が実に8勝を占め、【勝率40%・連対率60%】と抜群の信頼度を誇ります。特に1番人気は複勝率80%と安定感抜群で、大崩れするケースは稀です。

一方で3番人気は未勝利(最高3着止まり)で、代わりに5番人気が2着4回と健闘しています。これは上位人気が勝ち切る一方、2~3着には中穴どころが食い込むパターンが多いためです。

実際、馬連の高配当例も1番人気×5番人気の組み合わせで出ています。10番人気以下の大穴は【1-1-1】と3頭が馬券絡みしましたが、勝利したのは2024年のみで、大波乱は滅多に起きません。以上より、軸は1~2番人気、紐は4~7番人気までを手広く押さえるのが効率的と言えるでしょう。

過去5年の配当傾向

券種 最高配当 最低配当 平均配当
単勝 3,800円 220円 約1,060円
馬連 27,850円 970円 約7,980円
馬単 62,030円 1,420円 約16,080円
3連複 197,060円 2,140円 約48,600円
3連単 1,530,500円 7,700円 約346,000円

※2021〜2025年のフェブラリーステークス払戻金をもとに独自集計

フェブラリーステークスは堅めの決着が多く、配当も比較的穏やかな年が目立ちます。単勝は1番人気が勝つ年が多く、300~500円台が主流。最高は2024年の3,800円(ペプチドナイル)ですが、他年度では1,000円未満がほとんどです。馬連も万馬券は少なく、平均で約8,000円程度と中配当が中心。

馬単は展開次第で万馬券が出る年もありますが、こちらも6万円超(2024年)を除けば概ね数千円~2万円台に収まります。3連複も堅い年は2,000~3,000円台、多少荒れても1~2万円台が主流です。ただし2024年は3連単1,530,500円と大波乱の年もありました。

総じて言えるのは、「人気サイド中心に収まることが多いGI」で、高額配当狙いの一点勝負は割に合いません。基本は上位人気の組み合わせで手堅く仕留めつつ、中穴を1頭絡めた3連系でやや配当アップを狙う程度がベターでしょう。

過去10年の枠番別傾向

勝ち数 2着数 3着数 勝率 連対率 複勝率
1枠 0 0 0 0% 0% 0%
2枠 2 0 2 11% 11% 21%
3枠 1 1 2 5% 10% 20%
4枠 2 2 2 12.5% 20% 30%
5枠 2 2 2 12.5% 20% 30%
6枠 2 1 1 10% 15% 20%
7枠 1 0 2 5% 5% 15%
8枠 0 3 0 0% 15% 15%

※本データは2015〜2024年のJRAフェブラリーステークスの成績をもとに独自集計

フェブラリーステークスでは極端な枠順の有利不利は小さいものの、最内と大外では若干差が見られます。1枠は過去10年で馬券絡みゼロと苦戦傾向が顕著です。砂を被りやすく展開が作りにくいためで、スタート後に包まれるリスクもあります。

逆に4~5枠の中枠は【勝率12.5%・複勝率30%】と安定した成績を収めています。コーナーでロスなく立ち回りつつ、進路も確保しやすいポジションが取れる点が強みでしょう。

一方、7~8枠の外枠勢は勝ち馬がわずか1頭(2019年インティ)で、特に8枠は未勝利。ただし8枠から2着が3回出ており、展開ひとつで連対まで届くケースはあります。直線が長く挽回の余地があるとはいえ、序盤で後手に回ると届かないことも多く、外枠は「勝ち切るまであと一歩」の傾向です。

枠順確定後は、有力馬の配置と脚質の兼ね合いに注目しつつ、中枠有利の傾向を頭に入れて予想を組み立てたいところです。

過去10年の脚質別傾向

脚質 着別度数 勝率 連対率 複勝率
逃げ 0-1-1-4 / 6 0.0% 16.7% 33.3%
先行 5-0-2-34 / 41 12.2% 12.2% 17.1%
差し 3-6-4-45 / 58 5.2% 15.5% 22.4%
追込 1-3-4-41 / 49 2.0% 8.2% 16.3%
捲り 0-0-0-2 / 2 0.0% 0.0% 0.0%

※2015~2024年のフェブラリーステークス出走馬の脚質をJRA公表の上がり3F順位から分類

フェブラリーステークスは逃げ切りが難しく、先行~差し馬が台頭する傾向にあります。逃げ馬は勝利ゼロですが、馬券絡みが2頭(2019年インティの逃げ切り2着含む)と健闘例もわずかにあります。一方、先行馬(道中4番手以内)が最多の5勝を挙げており、先行有利の基調がうかがえます。

ただし連対率・複勝率では差し馬(中団から)が健闘しており、3勝に加えて2着6回と2着の半数を占めます。直線の長い東京コースだけに、差し馬の台頭も十分可能ですが、差しに構えすぎると届かないケースも多い点に注意が必要です。

追込馬(後方待機)は勝ち星こそ1つありますが、基本的には複勝率16.3%と苦戦傾向です。極端なハイペースとなった2021年(カフェファラオ)が唯一追込勢の勝利例で、それ以外は掲示板までがほとんど。

概ね平均ペースからの持久力勝負が多いため、「好位差し」が最も安定した戦法と言えるでしょう。予想を組み立てる際も、前走で前目につけて粘り込んだ馬や、中団で脚を溜めて確実に差してきた馬を重視するのがセオリーです。

過去10年の年齢別傾向

年齢 勝ち数 2着数 3着数 勝率 連対率 複勝率
4歳 3 2 2 13% 21% 29%
5歳 4 3 4 9% 16% 25%
6歳 3 1 2 9% 12% 18%
7歳以上 0 4 2 0% 7% 11%

※2015~2024年のフェブラリーステークス出走馬の年齢別成績

フェブラリーステークスは比較的若い世代の活躍が目立つレースです。過去10年で4歳馬が3勝・複勝率29%と優秀な成績を収めており、5歳馬も4勝・複勝率25%と安定しています。6歳馬になると勝率・連対率は低下傾向ですが、それでも3勝を挙げており、力量のある6歳馬なら侮れません。

一方、7歳以上になると勝ち馬はゼロ。連対率7%・複勝率11%と明らかに数字が落ちます。昨年(2025年)のガイアフォース(7歳牡馬)の2着など健闘例はありますが、基本的には高齢馬には割引が必要です。

以上を踏まえると、今年も4~5歳の勢いある世代には注目です。特に4歳馬は斤量面でも有利な存在が多く、近年も2023年レモンポップ(4歳)、2018年ノンコノユメ(4歳)が優勝しています。6歳勢は実績馬が多いものの、ピークを過ぎた馬も混在します。7歳以上の古豪は人気でも過信禁物と言えるでしょう。

年齢データからは「軸は5歳以下から、7歳以上は押さえ程度」が無難な戦略です。

過去10年の種牡馬別成績

種牡馬 条件 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ゴールドアリュール 当該重賞 1-2-1-8/12 8% 25% 33%
当該条件 3-4-3-27/37 8% 19% 27%
キングカメハメハ 当該重賞 1-1-1-5/8 13% 25% 38%
当該条件 4-6-4-33/47 9% 21% 30%
ロードカナロア 当該重賞 1-1-0-5/7 14% 29% 29%
当該条件 6-5-5-24/40 15% 28% 40%
キタサンブラック 当該重賞 0-1-0-2/3 0% 33% 33%
当該条件 3-1-0-6/10 30% 40% 40%
キズナ 当該重賞 0-1-0-0/1 0% 100% 100%
当該条件 1-4-3-15/23 4% 22% 35%
シニスターミニスター 当該重賞 0-0-1-8/9 0% 0% 11%
当該条件 1-1-1-25/28 4% 7% 11%
ヘニーヒューズ 当該重賞 0-0-1-6/7 0% 0% 14%
当該条件 9-5-8-44/66 14% 21% 33%
ドレフォン 当該重賞 0-0-1-0/1 0% 0% 100%
当該条件 4-2-1-17/24 17% 25% 29%
オルフェーヴル 当該重賞 0-0-0-4/4 0% 0% 0%
当該条件 0-2-0-9/11 0% 18% 18%
ドゥラメンテ 当該重賞 0-0-0-3/3 0% 0% 0%
当該条件 1-3-1-26/31 3% 13% 16%

※2015~2024年
種牡馬別成績(当該重賞=フェブラリーS、当該条件=東京ダ1600m)

フェブラリーステークスでは、ダート適性の高い種牡馬の産駒が好成績を収める一方で、芝向きの血統でも高い順応力を見せるケースがあります。過去10年で最多勝利の種牡馬はゴールドアリュール(産駒:コパノリッキー等)とキングカメハメハ系で、それぞれ1勝ずつながら複数頭を馬券内に送り込んでおり、総合力の高さを示しています。

中でもロードカナロア産駒は意外な伏兵で、2025年コスタノヴァが勝利したように、芝血統ながらダートマイルへの適性が光ります。当該条件(東京ダ1600m)での複勝率は40%と突出しており、近年のダート戦線で新勢力となっています。

逆に、従来ダート巧者とされたシニスターミニスター産駒やオルフェーヴル産駒は、この舞台では勝ち星に恵まれていません。パワー型の産駒が多い一方で、平坦な高速決着への対応や決め手勝負で見劣るケースが多いためです。

ヘニーヒューズ産駒はモーニン(2016年優勝馬)を筆頭に東京マイル巧者が多く、条件戦では勝率14%と安定していますが、近年の当該GIでは勝利がなくやや不振です。

今年の出走馬で注目は、父キズナのダノンフィーゴや父ドレフォンのサイモンザナドゥでしょう。キズナ産駒は昨年2着サンライズジパングを輩出し、芝×米国血統の配合がダートで奏功しています。

ドレフォン産駒は出走数こそ少ないものの勝率17%と優秀で、2024年武蔵野Sなど重賞でも躍進中です。血統面からは「米国型のスピード血統+持続力型」が理想と言え、適性と勢いを兼ね備えた血統背景にも注目しましょう。

過去10年の騎手別成績

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率
C.ルメール 2-2-0-5 / 9 22.2% 44.4% 44.4%
武豊 1-0-1-3 / 5 20.0% 20.0% 40.0%
キング(R.キング) 1-0-0-1 / 2 50.0% 50.0% 50.0%
坂井瑠星 1-0-0-0 / 1 100.0% 100.0% 100.0%
戸崎圭太 0-1-1-5 / 7 0.0% 14.3% 28.6%
岩田康誠 0-1-0-2 / 3 0.0% 33.3% 33.3%
川田将雅 0-1-0-2 / 3 0.0% 33.3% 33.3%
鮫島克駿 0-1-0-1 / 2 0.0% 50.0% 50.0%
横山典弘 0-0-1-5 / 6 0.0% 0.0% 16.7%
松山弘平 0-0-1-4 / 5 0.0% 0.0% 20.0%
三浦皇成 0-0-1-2 / 3 0.0% 0.0% 33.3%
浜中俊 0-0-1-1 / 2 0.0% 0.0% 50.0%
横山武史 0-0-0-4 / 4 0.0% 0.0% 0.0%
岩田望来 0-0-0-2 / 2 0.0% 0.0% 0.0%
横山和生 0-0-0-2 / 2 0.0% 0.0% 0.0%
菅原明良 0-0-0-3 / 3 0.0% 0.0% 0.0%
田辺裕信 0-0-0-7 / 7 0.0% 0.0% 0.0%

※2015~2024年のフェブラリーステークス結果をもとに主な騎手を抜粋

フェブラリーステークスは関東・関西のトップジョッキーの腕が光る一戦です。C.ルメール騎手は2017年モズアスコット(※注:芝GI馬のダート挑戦で2着)や2021年カフェファラオの勝利など、【2-2-0-5】複勝率44.4%と安定した成績を残しています。

また、昨年(2025年)女性騎手としてGI初制覇を成し遂げたR.キング騎手はわずか2回の騎乗で1勝とインパクトを与えました。坂井瑠星騎手も2023年レモンポップでGI初勝利を飾り、今回も本命馬に騎乗予定と勢いがあります。

一方、武豊騎手は2019年インティで逃げ切り勝ちを収めていますが、それ以外では3着1回と近年やや苦戦傾向です。川田将雅騎手は東京ダート1600m自体は得意(勝率37%)ながら、このレースではまだ勝ち星がなく2着1回に留まっています。

ただし今年は有力馬に騎乗予定で、悲願成就のチャンスでしょう。岩田康誠騎手や戸崎圭太騎手といったベテラン勢も連対例こそあるものの勝利まではあと一歩。逆に坂井騎手や菅原騎手といった新世代が台頭しており、「世代交代の波」がジョッキー面でも感じられます

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フェブラリーステークス2026予想まとめ

フェブラリーステークスは上位人気の信頼度が高く、波乱は少ない傾向のGIです。今年も実績馬が揃ったことで、順当なら堅めの決着が見込まれます。ただし東京ダート1600mは芝スタートや長い直線といった特徴から、展開次第で伏兵の台頭余地も残るコースです。

特にハイペースになればスタミナを温存した差し馬の台頭も十分あり得ますし、逆にスローなら前残りも警戒が必要です。

データ面では若い世代(4~5歳)が優勢で、今年もダブルハートボンドやダノンフィーゴなど伸び盛りの馬が注目されます。一方、7歳以上の古豪は過去に勝利例がなく、人気でも過信は禁物でしょう。枠順は最内以外大きな偏りはありませんが、中枠を引いた先行馬は恵まれる傾向があります。

騎手面ではルメール騎手や川田騎手といった信頼できる腕に注目しつつ、伏兵では岩田康誠騎手や池添謙一騎手の一発にも配慮しておきたいところです。

最後に、本命には安定感と実績を兼ね備えたダブルハートボンドを推しましたが、コスタノヴァの連覇や新興勢力の台頭も十分考えられます。新年最初のGIにふさわしい熱戦に期待しつつ、好配当と的中で一年のスタートを飾りたいものです。

参考・参照元一覧

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