1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。
| フェアリーステークス2026の概要 | |
|---|---|
| 開催日・発走時間 | 2026年1月11日(日)15:45頃 |
| 開催会場 | 中山競馬場 |
| グレード | GIII(国際) |
| 芝・距離 | 芝・1600m(右・外) |
| 出走条件 | サラ系3歳(国際)牝(特指) |
| 負担重量 | 馬齢(54kg・予定) |
| 1着本賞金 | 3800万円 |
フェアリーステークス2026徹底予想!
フェアリーステークスは新年最初の3歳牝馬重賞で、クラシック戦線への登竜門となる一戦です。桜花賞やオークスに向けて素質馬が集まる舞台ですが、1番人気が10年連続で勝てていないデータからも分かる通り、波乱が起きやすいレースとして知られます。
舞台の中山芝1600m(外回り)は、序盤は位置を取りやすい一方、直線に高低差2.2mの急坂が待ち構え、スピードだけでなくパワーと持続力も要求されます。
本記事では過去10年の傾向とコース特徴を踏まえ、有力馬・穴馬・展開予想まで徹底分析。新年初の牝馬重賞で初笑いを狙いましょう!
目次
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| 日付 | レース名 | 買い目 | 払戻金額 | 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 2026/01/04(日) | 京都4R |
|
2,778,000円 | 57875% |
| 2026/01/04(日) | 中山8R |
|
1,621,550円 | 32431% |
| 2026/01/04(日) | 京都11R |
|
2,193,280円 | 54832% |
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フェアリーステークス2026の有力馬3頭
今年のフェアリーSは有力馬が拮抗していますが、過去の傾向から見ると「5番人気以内の実力馬」から勝ち馬が出るケースが多い一方で、中穴の台頭にも注意が必要です。
ここではデータ的にも信頼でき、軸に据えたい3頭をピックアップします。
トワニ(牝3)– GII好走の実力馬、末脚強烈で軸最有力

netkeiba
トワニは前年秋の京王杯2歳ステークスで上がり最速タイの末脚を繰り出し、3着に好走した素質馬です。
牡馬混合のGII戦で見せた決め手はこのメンバーでも一級品で、過去10年の勝ち馬6頭が“差し脚質”から生まれているフェアリーSでは最も信頼できる存在でしょう。
キャリア2戦で未勝利勝ちから臨んだ京王杯2歳Sで結果を残したように、一戦ごとの成長力も魅力です。折り合い面に課題がありポジション取りには工夫が必要ですが、今回は同世代同士のマイル戦と条件好転。過去10年でキャリア2戦馬が6勝と浅いキャリアの上がり馬が結果を出している点も追い風です。
道中は無理せず中団で脚を溜め、直線で外に持ち出せれば、豪脚で他馬をねじ伏せるシーンが期待できます。実績・末脚ともにメンバー上位で、軸筆頭の存在です。
サンアントワーヌ(牝3)– 重賞実績十分、先行力もあり崩れにくい

netkeiba
重賞での実績と安定感から、サンアントワーヌも見逃せない一頭です。2歳夏の新潟2歳ステークスでは4着に健闘し、前走の1勝クラス(500万)ではしっかり勝ち切って臨むローテーションは好感が持てます。中山マイルで先行して粘れる器用さもあり、展開に左右されにくい強みがあります。
サンアントワーヌは父ドレフォン×母父ハービンジャーという配合で、スピードとパワーを兼ね備えたタイプ。実際に新潟2歳Sでも直線で見せ場を作り、決め手勝負で上位と差のない競馬をしました。中山の急坂コースでも前走のようにうまく折り合えれば、最後までしぶとく脚を使えるはずです。
鞍上の戸崎圭太騎手は当レース複勝率57.1%と絶好成績で、勝負所の判断力も信頼できます。大崩れしにくい先行力と実績を兼ね備え、世代のトップクラスを狙う存在として有力な対抗馬です。
ギリーズボール(牝3)– コース新馬圧勝の素質馬、上積み十分で台頭必至

netkeiba
ギリーズボールはデビュー戦で中山芝1600mを快勝した注目株です。スタートから道中スムーズに好位を追走し、直線でしっかり差し切る完勝劇は、センスと能力の高さを示しました。
父エピファネイア譲りの持久力と母父フジキセキ由来の切れ味を感じさせる走りで、急坂を含むタフなコース適性も十分です。
時計の掛かる冬の中山マイルで新馬勝ちできた点は大きな強みで、過去10年で当該条件(中山芝1600m)におけるエピファネイア産駒は複勝率28%と安定。ギリーズボール自身、キャリア1戦ながら上がり33秒台後半の末脚を使えており、重賞の流れにも対応可能でしょう。
牝馬同士の一戦で、キャリア1戦馬の連対例も少なくないデータを味方に、一気のタイトル獲得を狙います。素質開花中の勢いを評価して、3番手評価とします。
○サンアントワーヌ(重賞実績豊富な先行型。折り合い付けば勝ち負け)
▲ギリーズボール(中山マイル新馬圧勝の素質馬。さらなる上積み十分)
フェアリーステークス2026の穴馬2頭
混戦模様のメンバー構成だけに、ハンデ戦ではないものの伏兵の台頭にも警戒が必要です。
実際、過去10年で10番人気以下の大穴馬が2勝を挙げており、一筋縄ではいかないのがフェアリーS。今年も人気薄から侮れない存在を2頭ピックアップします。
アーリーハーベスト(牝3)– 先行力ある粘り込み候補、展開利あれば怖い

アーリーハーベストは、デビュー戦を逃げ切り勝ちしたあと、前走のこうやまき賞(1勝クラス)でも2着に粘った先行型の一頭です。
スッとハナに立てるスピードが魅力で、今回同型は多少いるものの、枠順とスタート次第では主導権を握る可能性があります。中山芝1600mは外回りとはいえ直線が310mと短く、楽に先頭に立てればそのまま押し切りも十分考えられます。実際、過去10年で逃げ切り勝ちは2回あり、前残りの展開になれば波乱の使者となり得るでしょう。
人気はあまりありませんが、スローペースに持ち込めれば粘り込み要警戒の一頭です。
ビッグカレンルーフ(牝3)– 元地方馬の快速娘、未知の一発に要注意

ビッグカレンルーフは、昨夏のすずらん賞(札幌2歳OP・芝1200m)を地方所属馬として制した異色の経歴を持ちます。
地方所属の身でJRA勢を破ったスピードは本物で、中央入り後は堀内厩舎(美浦)に移籍してさらなる飛躍を狙います。さすがにマイルへの距離延長は未知数ですが、父アメリカンペイトリオット譲りのスピードとパワーは坂のあるコースでも活きる可能性があります。過去のフェアリーSでも短距離志向の馬が思わぬ粘り込みを見せた例があり、人気薄でも軽視は禁物です。
展開がハマり持ち味の先行力を発揮できれば、一発を演出する可能性も十分あるでしょう。
フェアリーステークス2026 最終予想
※枠順確定・最終追い切り終了後に更新予定
フェアリーステークス2026 最終追いきり評価
※レース2日前に最終予想と合わせて更新予定です。
フェアリーステークス2026 出走想定馬
| 印 | 枠 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | 所属 | 調教師 | 寸評 | 短評 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ◎ | トワニ | 牝3 | 54.0 | 菅原明良 | 美浦 | 蛯名正義 | 京王杯2歳S3着、末脚確か | 実績上位で軸有力 | ||
| ○ | サンアントワーヌ | 牝3 | 54.0 | 戸崎圭太 | 美浦 | 鹿戸雄一 | 新潟2歳S4着、1勝クラス快勝 | 先行力あり勝ち負け十分 | ||
| ▲ | ギリーズボール | 牝3 | 54.0 | 未定 | 美浦 | 手塚貴久 | 中山新馬戦差し切り勝ち | 一戦一勝で更なる前進 | ||
| ヴァリスマリネリス | 牝3 | 54.0 | 未定 | 美浦 | 中舘英二 | 新馬戦快勝のみ | 抽選対象で出走微妙 | |||
| ヴィスコンテッサ | 牝3 | 54.0 | 石川裕紀人 | 栗東 | 松永幹夫 | 未勝利戦を2戦目で快勝 | 時計優秀で通用十分 | |||
| エゴンウレア | 牝3 | 54.0 | 大野拓弥 | 美浦 | 小手川準 | 新馬戦勝利、内容平凡 | 相手強化で一枚割引 | |||
| トラスコンガーデン | 牝3 | 54.0 | 吉田豊 | 美浦 | 星野忍 | 新馬4着が最高成績 | 未勝利馬で厳しい | |||
| △ | アーリーハーベスト | 牝3 | 54.0 | 小沢大仁 | 栗東 | 小林真也 | 新馬逃げ切り、1勝クラス2着 | マイペースなら粘り怖い | ||
| ノーザンタイタン | 牝3 | 54.0 | 田辺裕信 | 美浦 | 中舘英二 | 新馬戦好位差しで快勝 | 良血で底知れず一考 | |||
| ハーディジェナー | 牝3 | 54.0 | 上里直汰 | 美浦 | 西田雄一郎 | 2戦目で未勝利勝ち | 時計平凡で展開待ち | |||
| △ | ビッグカレンルーフ | 牝3 | 54.0 | 松岡正海 | 美浦 | 堀内岳志 | すずらん賞勝ちの実績 | 距離延長も侮れない | ||
| ファンクション | 牝3 | 54.0 | 斎藤新 | 美浦 | 斎藤誠 | 新馬戦先行して快勝 | 切れ欠くも粘り強い | |||
| フォルナックス | 牝3 | 54.0 | 未定 | 栗東 | 奥村豊 | 未勝利勝ちから転戦予定 | 出走なら試金石 | |||
| ブラックチャリス | 牝3 | 54.0 | 津村明秀 | 栗東 | 武幸四郎 | 函館2歳S2着、重賞実績 | 距離延長も能力上位 | |||
| マカレイ | 牝3 | 54.0 | 三浦皇成 | 美浦 | 上原博之 | 秋の未勝利戦を勝利 | 決め手不足で展開待ち | |||
| モルニケ | 牝3 | 54.0 | 丹内祐次 | 美浦 | 金成貴史 | 未勝利勝ちのみだが良血 | 持久力あり侮れず | |||
| リュクスパトロール | 牝3 | 54.0 | 未定 | 美浦 | 加藤士津八 | 新馬戦を逃げ切り大穴V | 展開嵌れば一発も | |||
| レオアジャイル | 牝3 | 54.0 | 未定 | 美浦 | 杉浦宏昭 | 東京新馬→昇級戦で伸び欠く | 先行粘り込み注意 |
フェアリーステークス2026の展開予想
今年は逃げたい馬が複数おり、平均~やや速めの流れになりそうです。
まず、アーリーハーベストやリュクスパトロールといった新馬戦を逃げ切った組がハナ争いに加わり、外枠ならビッグカレンルーフも先行圏を伺うでしょう。一方でサンアントワーヌやヴィスコンテッサなど好位差し型の馬も多く、道中は縦長の展開になりやすいかもしれません。
ペースが上がれば、中団後方で脚を溜めるトワニやギリーズボールに展開が向き、坂上の瞬発力勝負で台頭してくるでしょう。逆に前半が緩めば、先行勢がそのまま粘り込む場面も十分考えられます。直線の短い中山コースだけに4コーナーで先頭集団が押し切りを図りますが、内外から総合力の高い馬が力強く差を詰めてくる混戦になりそうです。
最後は坂を克服した馬同士の根比べとなり、一瞬の切れ味だけでなく底力が要求されるゴール前になるでしょう。
※枠順発表前の想定展開です。馬場状態や当日の風向きなどで変わる可能性があります。
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| 日付 | レース名 | 買い目 | 払戻金額 | 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 2026/01/04(日) | 京都4R |
|
2,778,000円 | 57875% |
| 2026/01/04(日) | 中山8R |
|
1,621,550円 | 32431% |
| 2026/01/04(日) | 京都11R |
|
2,193,280円 | 54832% |
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中山芝1600m(外回り)の特徴【フェアリーS開催コース】

このコースは、追い込み一辺倒が決まりにくく、4コーナーで前めにつけられる先行~差しが有利です。直線が短く、ゴール前の急坂で減速もしやすいため、後方待機では届かないケースが多くなります。
中山芝1600m(外回り)は向正面のポケットからスタートし、最初のコーナーまで約540mと距離があるため、序盤は位置取りがしやすいのが特徴です。1~2コーナーは下り坂でペースが上がりやすく、3コーナーにかけて上り、4コーナーは下りでスピードが乗りやすい形。直線は約310mと短いものの、高低差2.2mの急坂を越える必要があり、持続力とパワーが問われます。
内枠が基本有利ですが、外枠でもポジションを取れるため極端な枠不利は少なめ。全体としては、好位で運んで坂で踏ん張れるタイプを重視したいコースです。
フェアリーステークス 過去10年のデータ傾向
最後に、予想の裏付けとなる過去10年(2016~2025年)のフェアリーSデータを振り返ります。
人気、配当、騎手、血統、枠順、脚質、キャリアなど主要ファクター別に傾向をまとめました。
波乱含みのレースだけに、データからも狙い所と落とし穴をしっかり把握しましょう。
過去10年の人気別傾向
| 人気 | 勝ち数 | 2着数 | 3着数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 0 | 2 | 0 | 0% | 20% | 20% |
| 2番人気 | 2 | 0 | 0 | 20% | 20% | 20% |
| 3番人気 | 4 | 0 | 0 | 40% | 40% | 40% |
| 4番人気 | 0 | 2 | 1 | 0% | 20% | 30% |
| 5番人気 | 2 | 0 | 2 | 20% | 20% | 40% |
| 6番人気 | 0 | 2 | 2 | 0% | 20% | 40% |
| 7番人気 | 0 | 2 | 4 | 0% | 20% | 60% |
| 8番人気 | 0 | 1 | 0 | 0% | 10% | 10% |
| 9番人気 | 0 | 0 | 1 | 0% | 0% | 10% |
| 10番人気以下 | 2 | 1 | 0 | 3% | 4% | 4% |
※本データは2016〜2025年のJRAフェアリーSの成績をもとに独自集計(詳細な出典は下部参照)
フェアリーSは「波乱上等」のレースで、上位人気の信頼度が低いのが特徴です。過去10年で1番人気は【0勝・連対率20%】と未勝利に終わっており、10年連続で敗れています。
代わって勝ち馬の中心となっているのが3番人気で、4勝を挙げ連対率・複勝率とも40%と優秀な成績。人気薄では7番人気が複勝率60%と健闘していますが、勝ち切った例はありません。
10番人気以下からも勝ち馬が出ており、2023年には11番人気キタウイングが勝利。毎年のように中穴~大穴が馬券に絡むレースだけに、人気を絞り切らず、配当妙味を重視した組み立てが向いています。
過去10年の配当傾向
| 券種 | 最高配当 | 最低配当 | 平均配当 |
|---|---|---|---|
| 単勝 | 3,580円(2023年) | 250円(2018年) | 約1,000円 |
| 馬連 | 21,140円(2023年) | 1,550円(2022年) | 約6,000円 |
| 馬単 | 48,190円(2023年) | 2,700円(2025年) | 約15,000円 |
| 3連複 | 68,150円(2023年) | 8,250円(2022年) | 約25,000円 |
| 3連単 | 517,430円(2023年) | 39,100円(2022年) | 約150,000円 |
※2016~2025年のフェアリーS(JRA)の払戻金をもとに独自集計
フェアリーSは「当てにいくより高配当を狙う」レースです。配当の振れ幅が大きく、単勝は250円から3,580円まで年ごとの差が激しく、オッズ面での安定感はありません。
馬連は半数以上の年で万馬券、2023年は2万円超。三連複も堅くても8,000円台、荒れれば6~7万円台、三連単は平均15万円前後で50万円超も出ています。
狙い方は、中位人気を軸にヒモ荒れを拾うか、中穴~大穴に振り切るのが現実的。配当妙味を最優先に考えたい一戦です。
過去10年の騎手別成績
| 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 戸崎圭太 | 2-1-1-3 / 7 | 28.6% | 42.9% | 57.1% |
| 丸田恭介 | 1-1-0-2 / 4 | 25.0% | 50.0% | 50.0% |
| C.ルメール | 1-0-0-4 / 5 | 20.0% | 20.0% | 20.0% |
| 杉原誠人 | 1-0-0-1 / 2 | 50.0% | 50.0% | 50.0% |
| 西村淳也 | 1-0-0-0 / 1 | 100.0% | 100.0% | 100.0% |
| 三浦皇成 | 0-1-1-5 / 7 | 0.0% | 14.3% | 28.6% |
| 津村明秀 | 0-1-0-4 / 5 | 0.0% | 20.0% | 20.0% |
| 木幡巧也 | 0-1-0-2 / 3 | 0.0% | 33.3% | 33.3% |
| 横山典弘 | 0-1-0-1 / 2 | 0.0% | 50.0% | 50.0% |
| 横山武史 | 0-0-1-4 / 5 | 0.0% | 0.0% | 20.0% |
| 石川裕紀人 | 0-0-1-2 / 3 | 0.0% | 0.0% | 33.3% |
| 菅原明良 | 0-0-0-4 / 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 坂井瑠星 | 0-0-0-2 / 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 佐々木大輔 | 0-0-0-2 / 2 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| 横山和生 | 0-0-0-4 / 4 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
| その他 | 6-6-7-54 / 73 | 8.2% | 16.4% | 26.0% |
※2016~2025年のフェアリーS結果をもとに主な騎手を抜粋
騎手別で見ると、戸崎圭太騎手の信頼度が明らかに高いレースです。2016年ビービーバーレル、2025年エリカエクスプレスで2勝を挙げ、複勝率も57.1%。中山マイルを得意とし、馬群を捌く判断力や仕掛けのタイミングは、この舞台で大きな武器になります。
関東のベテラン勢では、横山典弘騎手が2017年アエロリットで2着に入った例がある程度で、勝ち切れていないのが実情。関西の主力騎手も参戦自体が少なく、存在感は控えめです。
その反面、丸田恭介騎手(2017年ライジングリーズン)や杉原誠人騎手(2023年キタウイング)など、普段は目立たない騎手が波乱を演出するケースも目立ちます。
全体としては、中山を知り尽くした関東騎手が強いレースで、今年も戸崎騎手を中心に手綱捌きに注目したいところです。
過去10年の種牡馬別成績
| 種牡馬 | 条件 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|
| エピファネイア | 当該重賞 | 2-0-1-8/11 | 18% | 18% | 27% |
| 当該条件 | 5-1-5-28/39 | 13% | 15% | 28% | |
| オルフェーヴル | 当該重賞 | 1-0-0-1/2 | 50% | 50% | 50% |
| 当該条件 | 2-0-2-11/15 | 13% | 13% | 27% | |
| キズナ | 当該重賞 | 1-0-0-3/4 | 25% | 25% | 25% |
| 当該条件 | 3-3-2-19/27 | 11% | 22% | 30% | |
| ハービンジャー | 当該重賞 | 1-0-0-2/3 | 33% | 33% | 33% |
| 当該条件 | 3-4-7-19/33 | 9% | 21% | 42% | |
| ロードカナロア | 当該重賞 | 0-0-1-5/6 | 0% | 0% | 17% |
| 当該条件 | 7-8-3-31/49 | 14% | 31% | 37% | |
| ルーラーシップ | 当該重賞 | 0-2-0-6/8 | 0% | 25% | 25% |
| 当該条件 | 5-5-2-15/27 | 19% | 37% | 44% | |
| ドゥラメンテ | 当該重賞 | 0-1-1-2/4 | 0% | 25% | 50% |
| 当該条件 | 0-2-2-17/21 | 0% | 10% | 19% | |
| ドレフォン | 当該重賞 | 0-1-0-1/2 | 0% | 50% | 50% |
| 当該条件 | 1-2-0-6/9 | 11% | 33% | 33% | |
| リアルスティール | 当該重賞 | 0-1-0-0/1 | 0% | 100% | 100% |
| 当該条件 | 0-1-0-4/5 | 0% | 20% | 20% | |
| キタサンブラック | 当該重賞 | 0-0-1-2/3 | 0% | 0% | 33% |
| 当該条件 | 0-0-1-9/10 | 0% | 0% | 10% | |
| サートゥルナーリア | 当該重賞 | 0-0-1-0/1 | 0% | 0% | 100% |
| 当該条件 | 1-0-1-1/3 | 33% | 33% | 67% | |
| モーリス | 当該重賞 | 0-0-0-2/2 | 0% | 0% | 0% |
| 当該条件 | 3-0-2-21/26 | 12% | 12% | 19% | |
| スクリーンヒーロー | 当該重賞 | 0-0-0-4/4 | 0% | 0% | 0% |
| 当該条件 | 1-6-2-29/38 | 3% | 18% | 24% | |
| スワーヴリチャード | 当該重賞 | 0-0-0-1/1 | 0% | 0% | 0% |
| 当該条件 | 0-0-0-7/7 | 0% | 0% | 0% |
※2016~2025年
種牡馬別成績(当該重賞=フェアリーS、当該条件=中山芝1600m)
フェアリーSは、中山の急坂に対応できるパワー型血統が結果を出しやすいレースです。瞬間的な切れよりも、最後まで脚を使えるスタミナと持続力が重要になります。
エピファネイア産駒はフェアリーSで2勝を挙げ、複勝率も27%と安定。ハービンジャー産駒も中山芝1600mで複勝率42%と信頼度が高く、いずれも坂で踏ん張れるタイプが多いのが特徴です。中山向きの血統が、そのまま結果に直結しています。
逆に、切れ味に寄った血統は勝ち切れていません。ロードカナロア産駒は好走止まりが多く、瞬発力勝負になると分が悪い印象です。
その中で、ルーラーシップ産駒は中山芝1600mで勝率19%・複勝率44%と優秀で、粘り強さを活かして安定した成績を残しています。
まとめると、狙いたいのはパワー型サンデー系とキングカメハメハ系。今年の出走馬では、ギリーズボール、サンアントワーヌ、レオアジャイルは血統面から見てもプラス材料が揃っています。
過去10年の枠番別傾向
| 枠 | 勝ち数 | 2着数 | 3着数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 2 | 0 | 4 | 10.5% | 10.5% | 31.6% |
| 2枠 | 0 | 3 | 0 | 0% | 15.8% | 15.8% |
| 3枠 | 1 | 1 | 2 | 5% | 10% | 20% |
| 4枠 | 1 | 2 | 1 | 5% | 15% | 20% |
| 5枠 | 1 | 2 | 0 | 5% | 15% | 15% |
| 6枠 | 1 | 0 | 1 | 5% | 5% | 10% |
| 7枠 | 2 | 1 | 2 | 10% | 15% | 25% |
| 8枠 | 2 | 1 | 0 | 10% | 15% | 15% |
※本データは2016〜2025年のJRAフェアリーSの成績をもとに独自集計(詳細な出典は下部参照)
過去10年の傾向を見ると、枠順だけで大きな有利不利は出にくいレースです。勝ち馬は1枠から8枠まで幅広く出ており、4~6枠の中枠が特別強いという傾向もありません。7枠・8枠の外枠が合計4勝と、内枠と同じ勝利数を挙げている点からも、外だから不利と決めつける必要はないでしょう。スタート後にポジションを取りやすいコース形態が影響しています。
内枠では1枠が複勝率31.6%と安定。一方で2枠は勝ち切れておらず、馬群に包まれる形になると力を出し切れないケースが目立ちます。外枠も7枠・8枠ともに勝ち馬が出ており、数字上は十分戦えています。
結局のところ、枠そのものよりもその枠からどの位置を取れるかが重要。枠順だけで切る・買うを決めるのではなく、脚質や展開とセットで判断したいところです。
過去10年の脚質別傾向
| 脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 2-0-1-10 / 13 | 15.4% | 15.4% | 23.1% |
| 先行 | 2-4-2-26 / 34 | 5.9% | 17.6% | 23.5% |
| 差し | 6-5-4-49 / 64 | 9.4% | 17.2% | 21.9% |
| 追込 | 0-1-3-42 / 46 | 0.0% | 2.2% | 8.7% |
| 捲り | 0-0-0-1 / 1 | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
※2016~2025年のフェアリーS出走馬の脚質をJRA公表の上がり3F順位から分類
脚質で見ると、フェアリーSは追い込みがかなり厳しいレースです。過去10年で追い込み勝ちはゼロ、3着内に入ったのも4回のみ。後方待機から一気に差し切る形は、まず期待しない方が無難でしょう。
結果が出ているのは、4コーナーで中団より前にいる馬。差し馬が6勝で最多ですが、先行馬も複勝率23.5%と安定しており、展開次第で入れ替わる印象です。ペースが流れれば差し、落ち着けば先行がそのまま残る形が多くなります。逃げ馬も2勝しており、楽に運べた年は粘り込んでいます。
整理すると、狙いたいのは好位~中団で競馬ができるタイプ。差し届くのは中団までで、最後方一気を前提に追い込み馬を評価するのは危険です。基本は好位差し、本線は先行~差しで組み立てたいレースです。
過去10年のキャリア別傾向
| キャリア | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|---|
| 1戦 | 1-0-4-18 / 23 | 4.3% | 4.3% | 21.7% |
| 2戦 | 6-4-3-41 / 54 | 11.1% | 18.5% | 24.1% |
| 3戦 | 1-3-1-25 / 30 | 3.3% | 13.3% | 16.7% |
| 4戦 | 1-1-1-22 / 25 | 4.0% | 8.0% | 12.0% |
| 5戦 | 1-2-1-11 / 15 | 6.7% | 20.0% | 26.7% |
| 6戦 | 0-0-0-6 / 6 | 0% | 0% | 0% |
※2016~2025年のフェアリーS出走馬のキャリア別成績(中央のみ)
キャリア別で見ると、結果を出しているのはキャリア2戦の馬です。過去10年で6勝を挙げ、勝率11.1%・複勝率24.1%はいずれもトップ。2戦2勝、もしくは2戦1勝といった「使われすぎていない馬」が、そのまま力を発揮しやすいレースと言えます。今年の出走想定馬でも、トワニのような2戦組は注目しておきたい存在です。
反対に、キャリア6戦以上の使い詰め組は3着内ゼロ。早い段階から数を使われてきた馬は、ここでは割引が必要です。キャリア1戦の新馬勝ち直行組も1勝・3着4回と悪くなく、ギリーズボールのように勢いのあるタイプは軽視できません。
総じて、フェアリーSはフレッシュさが大きな武器になるレース。経験値よりも、余力と伸びしろを重視したいところです。
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| 日付 | レース名 | 買い目 | 払戻金額 | 回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 2026/01/04(日) | 京都4R |
|
2,778,000円 | 57875% |
| 2026/01/04(日) | 中山8R |
|
1,621,550円 | 32431% |
| 2026/01/04(日) | 京都11R |
|
2,193,280円 | 54832% |
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フェアリーステークス2026予想まとめ
フェアリーSは波乱が起きやすい一戦ですが、データを整理すると狙いははっきりします。
中山芝1600mは急坂を越えるタフな舞台で、スピードだけでなくパワーと器用さを兼ね備えたタイプが有利。過去10年で1番人気は未勝利という事実からも、人気馬を過信せず、中位人気までの実力馬を軸に据えるのが現実的です。
馬券は、3番人気前後を中心に、6~9番人気までヒモに広げる組み立てが基本。展開次第で先行の粘り込みもありますが、全体としては差しが届きやすく、直線が短い分、早めに動ける機動力と坂で踏ん張れる底力が重要になります。
高配当も十分狙えるレースだけに、2026年のスタートはフェアリーSでしっかり妙味を拾いたいところです。
参考・参照元一覧