【エリザベス女王杯2025予想】有力馬・穴馬・展開を過去10年の傾向・全頭追い切りから徹底予想！

エリザベス女王杯は、秋の古馬牝馬No.1を決める伝統の一戦。
1976年の創設以来、歴史に名を刻む名牝たちが“女王”の座を懸けて激闘を繰り広げてきました。

舞台は京都芝2200m。坂を2度上るタフなコースで、持続力と瞬発力の両立が問われる総合力勝負の舞台です。

2025年は、総合力で最上位のレガレイラ、成長著しい3歳馬エリカエクスプレス、勢いに乗るココナッツブラウンらが中心。
世代と世代が交錯する新時代の女王決定戦に注目です。

本記事では、過去10年のデータと追い切り傾向をもとに、京都芝2200mのコース特徴・展開予想・有力馬・穴馬まで徹底予想します。

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エリザベス女王杯 2025の最終予想

京都芝2200mはスタミナと持続力が問われる舞台。内枠有利と言われますが、今年は有力馬が外にも配置され、各馬の総合力勝負になりそうです。

ペースも先行型が揃い平均的に流れる見込みで、持久力戦で真価を発揮できる馬を重視します。

◎本命 レガレイラ（牝4・戸崎圭）

昨年の有馬記念を制した現役牝馬最上位の実力馬。前走のオールカマーも古牡馬を相手に完勝し、春の宝塚記念でも見せ場を作りました。

京都2200mの持久力勝負は得意舞台で、折り合いもつくタイプ。4枠7番と好枠を引き、力を発揮しやすい条件です。

最終追いは美浦ウッドで3頭併せ。6F80秒台－終い11秒台前半と鋭い伸びで半馬身先着。久々でも脚捌き良く、馬体重も+10kg（482kg）と理想的。状態・舞台・実績すべて揃い、GI制覇に最短距離の仕上がりです。

○対抗 エリカエクスプレス（牝3・武豊）

秋華賞で逃げて2着に粘り、世代上位の実力を示した3歳馬。気性の成長で距離延長にも対応でき、斤量54kgと枠順3枠6番にも恵まれました。先行勢が少ない今回、展開利も見込めます。

最終追いは武豊騎手騎乗で坂路4F52.6－12.1と自己ベスト。2週続けて好時計を出し、軽快で迫力ある動き。「らしさ全開」の内容で状態は万全。舞台初挑戦でもスピードを活かせれば一発十分です。

▲単穴 ココナッツブラウン（牝5・北村友）

札幌記念・クイーンSで連続2着と夏場に充実した上がり馬。父譲りのタフさと持続力を武器に、消耗戦になりやすい京都2200mは好舞台。折り合って運べれば押し切りの場面も。

追い切りは坂路4F54.3－12.7で併走馬に半馬身遅れとやや物足りない内容。ただし使われつつ良くなる実戦型で、デキ落ちは感じられず。勢いを評価して単穴に抜擢します。

☆注目 セキトバイースト（牝4・浜中）

府中牝馬Sを快勝し、勢いそのままにGI初挑戦。スタートも安定し先行力がついてきた今なら、開幕週の京都で立ち回り有利。スタミナ型の血統で距離延長も問題なく、粘り込みに期待。

最終追いはCW単走で4F51.9－1F11.4と鋭い伸び。馬なりでもしっかり脚を使い、好調をキープ。浜中騎手の積極策がハマれば一発があっても不思議ではありません。

△連下（ステレンボッシュ、パラディレーヌ、リンクスティップ、ライラック）

ステレンボッシュ（牝4・C.ルメール）
桜花賞馬。最終追いはCW7F95.4秒－12.1と自己ベストを更新し、久々でも動き良化。大外枠が課題も、末脚勝負で展開が噛み合えば浮上も。

パラディレーヌ（牝3・岩田望）
重賞未勝利ながら秋華賞トライアルで好内容。1枠1番＋54kgと条件良く、坂路では平凡も仕上がりは安定。内で溜めて一発狙える脚はあります。

リンクスティップ（牝3・C.デムーロ）
桜花賞3着・オークス5着の実績馬。1週前に好併せ、最終追いも「動き良好」と好評価。舞台相性も良く、コンビ再結成で勝負気配十分。

ライラック（牝6・藤岡佑）
エリ女4年連続出走の舞台巧者。最終追いは南Wで鋭い伸び、一週前も好時計と仕上がり万全。12番枠も好相性で、展開次第では再度上位進出も。

買い目

馬連流し（3点）：◎レガレイラ→○エリカエクスプレス、▲ココナッツブラウン、☆セキトバイースト

三連複1頭軸（6点）：◎レガレイラ－（○エリカエクスプレス、▲ココナッツブラウン、☆セキトバイースト、△ステレンボッシュ）

三連単フォーメーション（12点）：1着＝◎レガレイラ・○エリカエクスプレス、2着＝◎○▲☆、3着＝◎○▲☆△ステレンボッシュ

エリザベス女王杯2025予想 全頭追い切り評価

各馬の最終追い切りを踏まえ、動き・気配・仕上がりを総合評価しました。秋の女王決定戦に向けて好調馬のデキはどうか、SSS〜B評価で全頭を診断します。

〖評価SSS〗レガレイラ

昨年の有馬記念覇者。古馬牡馬相手の前走オールカマーも完勝し充実期に入りました。最終追い切りはアルセナール（OP牡馬）らとの3頭併せ。道中は僚馬を1馬身追走し、直線で馬なりのまま内から鋭く伸びて半馬身先着しました。

6F80秒台からラスト1F11秒前半と切れ味抜群で、終始抑えた手応えでも余力十分。1週前もしっかり負荷をかけており、陣営も「順調な良化を見せている」と感触を掴んでいます。

調教後の馬体重も+10kgと理想的で、夏を越して心身ともにパワーアップ。勝負どころで一気に突き放すような、“女王”に相応しい仕上がりです。

〖評価SS〗エリカエクスプレス

秋華賞2着馬らしく、終始スムーズで力強い動きを披露しました。武豊騎手を背に坂路を駆け上がり、全体時計52秒6は自己最高タイム。

ラスト1Fも12秒1と鋭く、僚馬を置いて単走ながら集中力のある走りでした。1週前も坂路で53秒0－12秒3をマークしており、2週続けて高水準の時計を記録。

小柄な牝馬ですが動きに躍動感があり、休み明けを一度使って状態は明らかにアップしています。折り合い面も成長しており、初距離への不安を感じさせないデキの良さ。乾

いた良馬場なら持ち前のスピードを最大限に発揮できそうです。

〖評価SS〗ライラック

今年で4度目のエリザベス女王杯挑戦となる古馬の舞台巧者。休み明け2戦使われて調子を上げてきました。最終追いは南ウッドで単走追い切り。直前は軽めでしたが、前週に南W6F81秒4－1F11秒3と鋭い伸びを見せており、最終調整でもスムーズなフットワークで好気配を維持しています。

長年コンビを組む藤岡佑騎手も「今年一番のデキ」と手応え十分とのこと。過去3年の本レースでは2着→4着→6着と善戦止まりでしたが、今年は調教内容からも更なる上積みを感じます。

過去好走時と同等かそれ以上の状態にあり、“秋の女王”戴冠へベストコンディションで臨めるでしょう。

〖評価S〗パラディレーヌ

3歳勢でも素質を秘める上がり馬。最終追い切りは坂路単走で、終始リズム良く駆け上がりました。時計は4F55秒4と目立ちませんが、前走時も同程度で好走しており問題なし。

むしろ前週から楽な手応えで時計をまとめており、余力十分の仕上げと言えます。大型馬ながら太め感はなく調教後の馬体重も+6kg（508kg）と許容範囲。

春はオークスに出走できなかった悔しさを晴らすべく、この秋で急成長中です。格上挑戦の立場ですが、追い切りの動きからはデキの良さが伝わり、一発ムードを漂わせています。

〖評価S〗リンクスティップ

春のクラシックで好走した3歳馬。C.デムーロ騎手との再コンビ復活で上昇ムードです。

1週前追い切りでは約10か月ぶりに鞍上が手綱を取り、併せ馬で僚馬2頭を突き放す力強い伸びを披露。「体もメンタルも成長している」と騎手も驚くほどで、最終追いでもウッドコースで軽快な走りを見せました。6F全体は81秒前後と平凡ですが、終い1Fは11秒台半ばと鋭く、動きに躍動感があります。

コンスタントに使われている強みもあり、仕上がりは万全。舞台適性についてデムーロ騎手は「京都芝2200メートルはいい条件」と好感触を示しており、GIでも上位争いできるだけの状態にあります。

〖評価S〗フェアエールング

前走府中牝馬Sで0.2秒差の5着と健闘した伏兵馬。調教では抜群の動きを見せるタイプで、今回も坂路で自己ベスト級の52秒9をマークしました。

併せた3勝クラス馬に半馬身先着し、終いはやや12秒台半ば要しましたが、道中の行きっぷりは良好。1週前には坂路で53秒台→終い11秒台を出しており、引き続き調子は維持しています。調教後の馬体重は+14kgと大幅増ですが、これは成長分と見て良さそうで、太め感もありません。

キャリア最多馬体重を更新して挑む今回、デキ自体はここ数戦でもっとも良い印象。展開ひとつで台頭可能な状態です。

〖評価A〗カナテープ

夏の関屋記念をレコード勝ちしたスピード馬。最終追いは南Wで3頭併せ、外を回り軽快な動きで好気配をキープ。

時計は平凡も、稽古で目立たずとも走るタイプ。距離延長も折り合いは問題なく、安定した仕上がりです。

〖評価A〗ケリフレッドアスク

紫苑Sを逃げ切った上がり馬。最終追いは坂路単走で54.3－12.4、しまい強めにしっかり伸びてまずまずの内容。

大きな上積みはないものの好調維持。夏を越えての成長も感じられ、力は出せる仕上がりです。

〖評価A〗シンリョクカ

エリザベス女王杯は3年連続の挑戦。

最終追いは美浦ウッドで3頭併せ、外を回りながら5F67.7－1F12.0と上々の伸び。竹内師が手綱を取り感触を確認し、息遣いも良化。

大きな変わり身までは微妙ながら、調整に余裕があり力は出せる状態です。

〖評価A〗ステレンボッシュ

クラシック馬の復活をかけた一戦。最終追いはCWで7F95.4と自己ベストを記録し、併せ馬にも食らいつく粘りを見せました。

1週前からしっかり負荷をかけられ、態勢は整備済み。全盛期の動きに近づいており、当日の気配次第では一変も。

〖評価A〗ボンドガール

重賞で惜敗続きの堅実派。今回は津村騎手を背に坂路単走53.8－12.7を馬なりでマークし、気配良好。中間も入念に乗り込まれ、状態面の不安はなし。

展開がハマれば上位争いも可能な仕上がりです。

〖評価A〗ヴェルミセル

桜花賞5着の実績馬で、近走も着順以上に内容は安定。最終追いは坂路単走で53.7－12.3と軽快な動き。

前週にはCWで長めに追われ、馬体の張りも良好。状態はキープしており、展開次第で浮上の可能性も。

〖評価B〗オーロラエックス

カシオペアSを快勝し勢いに乗る上がり馬。最終追いは松若騎手騎乗で7F97.7－1F11.6の自己ベストを馬なりでマーク。

長めからしっかり動き、状態はピーク近し。GIで相手強化も、展開次第では上位進出も狙えます。

〖評価B〗ココナッツブラウン

夏の好調時に比べるとややトーンダウン。坂路併せで54.3－12.7、仕掛けるも半馬身遅れと物足りない内容。

疲れの影響も懸念されますが、陣営は「動きは悪くない」と前向き。デキ落ちはわずかで、実戦での一変に注意が必要です。

〖評価B〗サフィラ

伏兵ながら近走は安定。最終追いは坂路53.2－12.4とまずまずで、1週前のCWでも終い11.4をマーク。

ただ調教駆けタイプではなく評価は平凡。加えて馬体重が前走比＋14kgと大幅増で仕上がり途上の印象もあり、上積みは見込みづらい状況です。

エリザベス女王杯2025 出走予定馬

エリザベス女王杯2025の有力馬3頭

秋の京都芝2200mで行われる牝馬ナンバーワン決定戦。
持続力・スタミナ・瞬発力の総合力が試されるこの舞台で、勝ち負けに加われる実力馬3頭を厳選して紹介します。

レガレイラ（牝4） – 総合力で再び女王の座へ

2025.9.21 中山11R
オールカマー
レガレイラ pic.twitter.com/k6Gqyw2k6y

— なでぱ (@Nadepa_) September 22, 2025

有馬記念の覇者であり、春は宝塚記念でも上位を争った実力派。
前走のオールカマーでは古馬牡馬相手に完勝し、秋に向けて状態の良化をアピールしました。

スタミナ・瞬発力ともにバランスが取れており、京都芝2200mはベスト舞台。
折り合いに優れ、道中で脚を溜めながらロングスパートに持ち込める点も魅力です。

総合力勝負の京都2200mなら、女王戴冠に最短距離。

ココナッツブラウン（牝5） – 勢いで頂点を狙う夏の上がり馬

札幌記念で涙を流した皆様、ここでココナッツブラウンの神ファンサをご覧下さい(ずっとこの顔で見つめられて可愛かった) pic.twitter.com/pDzm1Zj5o9

— 小鳥ママ🐥 (@meiden_kotori96) August 17, 2025

夏の北海道シリーズで連続好走し、一気に頭角を現した勢い馬。
札幌記念・クイーンSともに2着と、相手なりに崩れない安定感を誇ります。

父キタサンブラック譲りのタフさと粘りが持ち味で、京都2200mの長丁場はまさに適舞台。
道中でしっかり脚を溜め、3～4角で押し上げていくロングスパート型。

坂を2度上る消耗戦でこそ真価を発揮するタイプで、馬場が乾いた良馬場なら一気の押し切りもあり得ます。
安定感と勢いを兼ね備えた、今勢い最高潮の挑戦者です。

エリカエクスプレス（牝3） – 気性成長が見えた3歳の希望

エリカエクスプレス pic.twitter.com/c93LRGPMVW

— Lou (@Lou_horsePhoto) October 19, 2025

秋華賞で逃げて2着と粘り込み、3歳世代の中でも最上位級の実力を証明。
春はオークスで距離に泣きましたが、成長に伴い折り合いがつくようになり、再び距離延長でも期待がかかります。

京都芝2200mはゆったりしたコーナー構造で、スピードを生かしながら息を入れられる舞台。
斤量54kgの恩恵もあり、逃げ・先行勢が少ない今回なら展開の利も十分です。

名手・武豊騎手が再び手綱を取る予定で、リズムを掴めば3歳牝馬による世代交代の可能性も。
勢いと若さで一気に女王の座を奪うか、注目です。

エリザベス女王杯2025の穴馬2頭

人気馬が強力な一方で、エリザベス女王杯は特に荒れるG1レース。

展開や馬場の変化ひとつで浮上しうる、注目の穴馬を2頭ピックアップしました。

セキトバイースト（牝4） – 前で運べる新興勢力

セキトバイースト pic.twitter.com/kDTpjdwGpt

— ぶらん (@UMA_blanc) October 13, 2025

秋の府中牝馬Sを制し、勢いそのままに初のGIへ挑む新興勢力。
近走はスタートが安定しており、スムーズに前を取れればしぶとい競馬ができます。

血統的にもスタミナが豊富で、距離延長はプラス。
ペースが落ち着けば、平均的な脚を使って粘り込むシーンも十分あります。

浜中俊騎手の積極策がハマれば、人気馬を相手に波乱を演出する可能性を秘めます。

ライラック（牝6） – 舞台巧者が再び存在感

こんな表情ずるいよ
2025/1/26 中山競馬場#ライラック#AJCC pic.twitter.com/hXZgqnIZXy

— はまやん (@Akauni294) January 27, 2025

過去3年連続でエリザベス女王杯に出走し、2022年2着・2023年4着と好走歴のある舞台巧者。
京都芝2200mはベスト条件で、ペースが流れれば末脚が生きるタイプです。

父オルフェーヴル譲りの根性とスタミナで、ロングスパートの持続戦になれば浮上必至。
近走もG2で僅差の競馬を続けており、状態は安定。

人気は毎年控えめですが、今年も侮れない伏兵。展開と馬場が噛み合えば三度目の好走も十分可能です。

エリザベス女王杯2025の展開予想

今年は逃げ・先行タイプが多く、序盤から平均的な流れが想定されます。
押し出される形でエリカエクスプレスやセキトバイーストが先手を取り、1000m通過は60秒前後。中団にはレガレイラ、ココナッツブラウンが控え、後方にライラックら差し勢が待機します。

3コーナー過ぎから一気にペースアップし、坂を2度上る京都芝2200mらしい持久戦に。
直線では先行勢が粘る中、外から差し馬が追い上げる展開が濃厚です。

京都の直線は約400mと短く、仕掛けのタイミングが勝負を分けるポイント。
スローなら前残り、ロングスパート戦ならスタミナ型の差し馬が浮上するでしょう。

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エリザベス女王杯2025が開催される京都芝2200mの特徴

エリザベス女王杯は京都競馬場・芝2200m（外回り）で行われます。スタートは4コーナー奥のポケット地点で、最初のコーナーまでの距離は約400m。
序盤は下り坂を利用してペースが上がりやすく、位置取りの主導権を巡る攻防が激しくなるのが特徴です。

道中は3～4コーナーにかけて緩やかな下り坂が続き、最後の直線手前で再び上り坂を迎えるタフなレイアウト。
坂を2度上るためスタミナの消耗が激しく、スピードだけでは押し切れません。持久力とペース配分の巧さが勝敗を分けるポイントになります。

統計的には内～中枠が優勢で、特に3～5枠の複勝率が高め。外枠は距離ロスが生じやすく、直線で外を回すと伸びを欠く傾向があります。
反対に、内で脚を溜めてコーナーをスムーズに立ち回れるタイプは好走率が高く、先行～好位勢が優位な舞台です。

また脚質面では、好位から長く脚を使える差しタイプが安定しています。
スローペースなら前残り、ハイペースになれば末脚自慢が浮上する二面性を持つコースで、いずれにしても「瞬発力より持続力」が求められるのが京都芝2200mの特徴です。

エリザベス女王杯2025 過去10年のデータと傾向

まず、過去10年（2015～2024年）のエリザベス女王杯の上位結果を一覧にします。人気や配当の傾向を把握しつつ、今年の予想に活かしていきましょう。

過去10年の人気別傾向

※参考：エリザベス女王杯（過去GⅠ成績） JRA

過去10年を見ると、エリザベス女王杯は「3番人気の信頼度が突出」する一戦です。

3番人気は【4-0-2-1】で複勝率86％・勝率57％と別格。1番人気も【1-1-2-3】で複勝率57％と安定しますが、勝ち切りはやや弱め。逆に2・4番人気は連対ゼロと不振。波乱要素は中位人気（5～6番人気）で、ときどき馬券に絡む“ヒモ穴”の主力です。

一方、8番人気以下はほぼ苦戦（複勝率0～4％）。結論としては、軸は3番人気、相手に1番人気＋5～6番人気を添える王道パターンが有効で、リスクを取るなら9番人気前後を三連系の3列目に薄く。

過去5年の配当傾向

エリザベス女王杯は毎年のように荒れる牝馬GⅠです。

3連単10万円超えが当たり前で、2021年には300万超の超波乱。
人気馬が崩れ、中位～二桁人気が絡むのが定番パターンです。

牝馬同士の気まぐれな展開も多く、本命一点は危険。
今年も波乱前提で、穴絡みの中荒れ狙いがセオリーです。

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過去10年の枠番別傾向

過去10年の枠順データを見ると、外枠は明確に不利です。
7枠・8枠は【0勝】で複勝率も一桁台。特に7枠は馬券圏ゼロと苦戦傾向が顕著です。

一方、好走が目立つのは内～中枠（1〜6枠）。
なかでも6枠は勝率21％と優秀で、内の馬が馬群を捌ければ展開利を得やすい舞台です。

京都芝2200mはコーナーが多く、外を回されると距離ロスが致命的。
よって今年も内〜中枠中心の立ち回り巧者が有利で、大外勢は展開や馬場の後押しがないと厳しいでしょう。

過去10年の脚質別傾向

脚質別の成績を見ると、今の京都芝はタフな馬場で差し・先行タイプが主役です。

逃げ馬は連対率こそ29％ありますが勝ち切れず、直線で捕まる展開が多い傾向。
一方で、差し馬が最多の5勝を挙げており、スタミナと持続力のあるタイプが強いのが特徴です。

追い込み勢は【0-0-0-34】と全滅で、極端な後方待機では届きません。

ペースが落ち着きやすい京都2200mでは、中団から長く脚を使える“タフな差し馬”が最も信頼度高め。
今年も馬場を味方にできる持久型の差し・先行馬が軸になります。

過去10年の種牡馬別成績

エリザベス女王杯は、ハービンジャー系とハーツクライ系が圧倒的に強いレースです。
この2系統で過去10年6勝を挙げ、京都外回りのタフな舞台と抜群に相性が良い傾向。

スピード型よりも、持続力とスタミナを備えた血統が結果を残しています。
今年もハービン・ハーツ系中心で狙うのが堅実です。

過去10年の騎手別成績

データを見ると、エリザベス女王杯は騎手による明暗がはっきり分かれるレースです。
安定感ではルメール騎手が抜群で、勝率・連対率ともにトップクラス。京都芝2200mでも信頼度は高めです。

一方で意外なのが川田将雅騎手がこの条件で未勝利という点。複勝率こそ30％超ありますが、勝ち切れていません。
逆にC.デムーロ騎手は少ない騎乗数ながら勝率33％と好相性。外国人騎手の存在感が際立ちます。

また、藤岡佑介騎手は重賞未勝利ながら条件戦での連対率64％と安定型。
総じて、京都外回りはリズム重視の騎乗が得意なタイプが結果を出しており、勝負強さよりもペース判断がカギと言えます。

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エリザベス女王杯2025予想まとめ

京都芝2200mは「立ち回り」と「持続力」が勝敗の鍵。
枠順は内〜中枠が優勢で、脚質は先行〜好位差しの“長く脚を使えるタイプ”が安定します。

過去傾向では人気の偏りが少なく、上位人気を軸に中位人気の一頭を添える中荒れ狙いが有効。
血統は持久力型（ハーツ系／欧州的スタミナ血統）が好相性、騎手はペース判断に長けたタイプを重視。

当日は馬場（内外の伸び）とペースの傾向を見極め、隊列と仕掛けどころを意識した買い目構成がポイントです。