【有馬記念2025】騎手や出走馬の信頼度ランキング！過去10年データで徹底分析

有馬記念は、馬の力だけで決まるレースではありません。
中山芝2500mという特殊な舞台では、どの騎手がどう乗るかで結果が大きく変わります。

実際、同じ能力の馬でも
・仕掛けの早さ
・位置取り
・ペース判断
この差ひとつで、勝ち馬にも凡走にもなり得るのが有馬記念です。

そこで本記事では、有馬記念2025で信頼できる騎手・注意すべき騎手を過去10年のデータと今年のG1実績から徹底分析。
過去の有馬記念成績はもちろん、今年の騎乗馬やレース傾向を踏まえ、買うべき騎手と過信してはいけない騎手をわかりやすく整理しました。

年末最後の大一番で後悔しないために。
有馬記念2025は、騎手選びから勝負を始めましょう。

有馬記念2025の騎手一覧と過去10年の成績(2015~2024年)

過去10年の有馬記念データを見ると、騎手ごとに成績の差がはっきり出ています。

特に注目したいのは、勝利数よりも複勝率。
有馬記念は実力馬が揃いやすく能力差が詰まりやすいため、勝ち切りよりも、安定して馬券圏内に導けているかが騎手の信頼度を測る指標になるからです。

ただし、騎乗回数が少ない騎手は数字がブレやすく、データだけで決め打ちするのは危険です。

そこで次章では、過去10年の実績に加えて2025年の想定騎乗馬との相性も踏まえ、S〜C評価で買い判断まで落とし込みます。

有馬記念2025 騎手ランキング【S〜C評価】

ここでは過去10年の有馬記念データと、2025年のG1実績を踏まえ、有馬記念で信頼できる騎手をS〜C評価で整理しました。

S評価は軸として信頼できる騎手
A評価は条件が揃えば勝ち負けになる騎手
B〜C評価は相手まで、もしくは過信禁物の騎手という位置づけです。

年末最後の大一番だからこそ、感覚ではなく根拠を持って騎手を選ぶための材料として活用してください。

S評価：C.ルメール騎手 レガレイラ騎乗

• 直近10年の有馬記念で連対率50％・複勝率70％と安定感が抜けている
• 中山芝2500mでも複勝率約7割と安定。枠順に左右されにくいのが強み
• 2025年の3歳上中央GⅠですでに4勝。今年も大舞台で信頼できる騎手

過去10年の有馬記念成績を見ると、C.ルメール騎手は【2-3-2-3】で複勝率70％と圧倒的。
「有馬記念という特殊条件で安定して馬券圏内に持ってくる騎手」であることを示しています。

特筆すべきは、中山芝2500mでの対応力です。
同条件でも【5-3-3-5】と複勝率は約7割。内外の枠順に左右されにくく、ペースや展開に応じて最適な仕掛けのタイミングを選べる判断力が、この数字に表れています。

また、2025年の3歳上中央GⅠではすでに4勝を挙げており、勝率・複勝率ともに高水準を維持。
大舞台で結果を出し続けている点は、年末のグランプリにおいて大きな強みです。

有馬記念では、
・早仕掛けで押し切る
・中団待機から差し切る
どちらの勝ち方も実績があり、レース展開に左右されにくいのが最大の武器。

有馬記念2025においてC.ルメール騎手は「枠順や脚質を問わず、まず評価を下げてはいけない存在」。
馬の能力が足りないケースを除けば、軸・相手どちらでも信頼できる騎手と言えるでしょう。

A評価：武 豊騎手 メイショウタバル騎乗

• 有馬記念は過去10年で2勝（キタサンブラック・ドウデュース）
• 逃げ・先行・差しすべてで勝利経験があり、有馬の勝ち方を知っている騎手
• 近年はGⅠ勝利数こそ減少も、大舞台での一発力は健在

武豊騎手の有馬記念成績は【2-1-1-4】、派手さはないものの複勝率50％と安定感があります。

中山芝2500mでも【3-1-1-5】で複勝率50％と、この舞台での立ち回りや仕掛けどころを熟知している点は大きな強みです。

しかし、2025年の3歳上中央GⅠ成績は勝率7％、複勝率33％と控えめ。
そのため、無条件で軸にするのは危険です。

今年はメイショウタバルに騎乗。逃げ・番手で自分のリズムを作れるかがカギとなります。

結論として武豊騎手は、展開が噛み合えば一気に浮上するA評価。
枠順やペース次第で評価を上げ下げしたい騎手です。

A評価：戸崎 圭太騎手 ダノンデサイル騎乗

• 能力上位馬と組んだ時に強いタイプ。取りこぼしが少ない
• 中山芝2500mでは勝率こそ低いが、位置取りの安定感は評価できる
• 2025年の中央GⅠでも勝利経験あり。極端に軽視すべき存在ではない

戸崎圭太騎手の有馬記念成績は【1-0-0-6】で複勝率14％。
数字だけを見ると高くはありませんが、人気薄での騎乗が多かった影響が大きい点は考慮が必要です。

注目すべきは、2024年のレガレイラでの騎乗。好位で折り合い、3〜4コーナーで無理なく進出し、そのまま押し切る内容は、中山芝2500mで求められる立ち回りを完遂した好騎乗でした。

中山芝2500mの通算成績は【1-2-0-15】と目立ちませんが、戸崎騎手の持ち味は無理をしない安定した騎乗。スタミナと位置取りが重要な有馬記念では、能力上位馬と組んだ時に力を発揮するタイプです。

今年はダノンデサイルに騎乗。前で運べる脚質で、展開に左右されにくい点はプラス材料と言えるでしょう。

結論として戸崎圭太騎手は、能力上位馬に乗る条件付きで評価を上げたいA評価。騎手軸ではなく、相手・連下として信頼したい存在です。

A評価：横山 武史騎手 コスモキュランダ騎乗

• 有馬記念は通算1勝（エフフォーリア）
• 中山芝2500mでも勝利経験あり。舞台適性は証明済み
• GⅠ勝率は高くないが、能力上位馬と組んだ時の安定感が武器

横山武史騎手の有馬記念成績は【1-0-0-3】。
騎乗数は多くありませんが、限られたチャンスでしっかり勝ち切っている点は評価できます。

特に印象的なのが、2021年エフフォーリアでの勝利。
好位で折り合い、3〜4コーナーから無理なく進出し、直線で力の違いを引き出した内容は、中山芝2500mの王道パターンを体現した騎乗でした。

中山芝2500m全体の成績は【1-0-1-7】と目立ちませんが、これは人気薄での騎乗を含めた数字。横山武史騎手の強みは、能力上位馬に乗った時に取りこぼしが少ない点にあります。

今年はコスモキュランダに騎乗。この馬は一瞬のキレよりも長く脚を使える持久力タイプだけに、早めに動いて消耗戦へ持ち込めるかが最大のポイントになります。直線勝負に寄せるよりも、3〜4コーナーからジワッと進出して押し切る形が理想でしょう。

結論として横山武史騎手は、馬の持久力を活かす形に持ち込める条件付きで評価を上げたいA評価。
展開が向けば上位争いも可能ですが、基本は相手・連下評価が妥当です。

B評価：C.デムーロ騎手 ミュージアムマイル騎乗

• 有馬記念では勝ち切りなしだが、複勝率40％と一定の存在感
• 中山芝2500mでは複勝率44％。コース適性自体は悪くない
• GⅠ勝率は低めで、軸向きではないが相手候補には残る

C.デムーロ騎手の有馬記念成績は【0-1-1-3】。勝利はないものの、5回中2回は馬券圏内と完全に消せる存在ではありません。中山芝2500mでも【1-1-2-5】、複勝率44％と、この条件への最低限の対応力は示しています。

一方で、2025年の3歳上中央GⅠでは勝ち切れておらず、大舞台で軸に据えるタイプではないのが実情です。今年はミュージアムマイルに騎乗で、思い切った仕掛けがハマるかどうかが鍵になります。

結論としてC.デムーロ騎手は、展開次第で浮上するB評価。軸よりも、ヒモで押さえる存在として扱うのが現実的でしょう。

B評価：川田 将雅騎手 アドマイヤテラ騎乗

• 有馬記念・中山芝2500mともに過去10年で馬券圏内ゼロ
• 2025年の中央GⅠでは複勝率40％と好調
• 実力は認めるが、舞台適性の裏付けが一切ない

川田将雅騎手はGⅠ全体ではトップクラスの成績を誇り、2025年の3歳上中央GⅠでも複勝率40％と数字上は優秀です。

しかし有馬記念では評価が一変します。過去10年の有馬記念成績は【0-0-0-8】、中山芝2500mでも【0-0-0-12】と、この舞台では一度も馬券圏内がありません。コーナー4回とスタミナ消耗の激しい条件は、川田騎手の正確な先行策と噛み合いにくい傾向があります。

今年はアドマイヤテラに騎乗。能力は認めつつも、騎手×コースの相性面で強調材料は乏しいのが実情です。結論として川田将雅騎手は、有馬記念では割り引きが必要なB評価。他GⅠと同じ感覚で買うのは危険で、人気先行なら評価を下げたい存在です。

B評価：松山 弘平騎手 タスティエーラ騎乗

• 有馬記念では連対1回のみで、勝ち切り経験はなし
• 中山芝2500mでは複勝率30％。掲示板争いまでは可能
• 2025年の中央GⅠでは馬券圏内が1回のみとやや低調

松山弘平騎手の有馬記念成績は【0-1-0-5】。勝利経験はなく、有馬記念では主役になり切れていないのが実情です。中山芝2500mでも【0-2-1-7】、複勝率30％と、対応力はあるが決め手に欠ける数字と言えます。

さらに2025年の3歳上中央GⅠ成績は【1-0-0-15】と低調で、今年の大舞台で勢いがあるとは言いにくい状況です。今年はタスティエーラに騎乗ですが、有馬記念では距離・舞台ともに別条件となり、展開や枠順の助けが必要になります。

結論として松山弘平騎手は、相手・ヒモまでのB評価。能力上位馬でも過信は禁物で、人気になるようなら評価を一段下げたい存在です。

B評価：北村 友一騎手 シュヴァリエローズ騎乗

• 有馬記念は騎乗1回で1勝（クロノジェネシス）
• 中山芝2500mでも勝率50％。数字上の舞台適性は非常に高い
• 2025年の中央GⅠでは勝率・複勝率ともに低調

北村友一騎手の有馬記念成績は【1-0-0-0】。出走1回ながら勝利しており、有馬記念を勝った経験を持つ騎手です。中山芝2500mでも【1-0-0-1】と、サンプルは少ないものの、クロノジェネシスで見せた後方からのマクリは、この舞台の勝ちパターンを理解している騎乗でした。

一方で、2025年の3歳上中央GⅠ成績は控えめで、今年のGⅠ戦線で勢いがあるとは言いにくい状況です。実績はあるものの、近況面で強く押せる材料は多くありません。

今年はシュヴァリエローズに騎乗。有馬記念で主役を張れるかは未知数で、過去実績だけで評価を上げるのはリスクがあります。結論として北村友一騎手は、有馬記念の勝ち方は知っているが条件付きのB評価。人気薄なら一考、上位人気なら評価を下げたい存在です。

C評価：団野 大成騎手 ジャスティンパレス 騎乗

• 有馬記念では勝利・連対はなく、3着が2回のみ
• 中山芝2500mでは複勝率40％と、掲示板圏内までは届くケースが多い
• 2025年の中央GⅠでは馬券圏内ゼロで、結果面では明確に苦戦

団野大成騎手の有馬記念成績は【0-0-2-5】。
勝利・連対はなく、3着が2回あるのみで、主役を張れる実績はありません。中山芝2500mでも【0-0-4-6】、複勝率40％と掲示板までは届くものの、勝ち切れない傾向が数字に表れています。

さらに2025年の3歳上中央GⅠ成績は【0-0-0-6】と低調。
今年の大舞台で勢いを感じさせる材料はなく、勝負どころで一段上の結果を出せていない点は明確な割り引き材料です。

今年はジャスティンパレスに騎乗。
馬の地力は上位ですが、有馬記念は騎手の判断力が結果に直結しやすい舞台。
結論として団野大成騎手は過信禁物のC評価で、相手・連下までが妥当。軸・本命での起用は避けたい存在です。

C評価：鮫島 克駿騎手 サンライズジパング 騎乗

• 有馬記念は過去1回騎乗のみで、馬券圏内の実績はなし
• 中山芝2500mは好成績だが、サンプル数が少ない
• 2025年の中央GⅠで結果が出ておらず、過信は禁物

鮫島克駿騎手の有馬記念成績は【0-0-0-1】。騎乗経験は1度のみで、同レースでの実績はまだ乏しい状況です。

一方、中山芝2500mでは【1-0-1-1】と複勝率66.7％。長距離適性は見せていますが、サンプル不足で過信は禁物。2025年の3歳上中央GⅠでは【0-0-0-3】と馬券圏内なしで、大舞台での決め手には不安が残ります。

今年はサンライズジパングに騎乗。クセの強い条件だけに判断は難しく、評価は相手までのC評価。人気先行なら割り引いて考えたい存在です。

C評価：大野 拓弥騎手 アラタ 騎乗

• 有馬記念は過去2回騎乗も、上位争いの実績はなし
• 中山芝2500mは一定の騎乗数があるが、勝ち切るまでは至らない
• 2025年の中央GⅠで結果が出ておらず、展開待ちの立場

大野拓弥騎手の有馬記念成績は【0-0-0-2】で、上位争いの実績はありません。

中山芝2500mでは【6-1-2-37】、複勝率19.6％。掲示板止まりが多く、勝ち切るイメージは薄めです。2025年の3歳上中央GⅠでも【0-0-0-1】と結果は出ていません。

今年はアラタに騎乗。堅実さはあるものの、有馬記念では決め手不足が懸念材料。評価は展開待ちのC評価で、押さえても3着までとしたい存在です。

C評価：坂井 瑠星騎手 シンエンペラー騎乗

• 有馬記念では馬券圏内ゼロ。舞台適性の裏付けはない
• 中山芝2500mでは複勝率33％と一定の対応力
• 2025年の中央GⅠでは複勝率14％と低調

坂井瑠星騎手の有馬記念成績は【0-0-0-3】。出走数は少ないものの、これまで馬券圏内はなく、有馬記念で実績があるとは言い難い状況です。中山芝2500mでは【0-1-1-4】、複勝率33％と一定の対応力は見せていますが、勝負所での一押しに欠ける傾向があります。

2025年の3歳上中央GⅠ成績も安定感に乏しく、大舞台で強調できる数字ではありません。今年はシンエンペラーに騎乗ですが、有馬記念という舞台では騎手とコースの相性面が課題になります。

結論として坂井瑠星騎手は、舞台適性を優先して評価を下げたいC評価。上位人気になるようなら、思い切って割り引く判断が現実的です。

C評価：丹内 祐次騎手 マイネルエンペラー騎乗

• 有馬記念は騎乗1回で馬券圏内ゼロ
• 中山芝2500mでも複勝率13％と、数字的な裏付けは弱い
• 2025年の中央GⅠでは3着1回のみで苦戦傾向

丹内祐次騎手は有馬記念での騎乗経験が少なく、現時点では舞台実績の裏付けが弱い存在です。中山芝2500mでも好走例は多くなく、展開に左右されやすい立場になりやすい点は割り引き材料と言えます。

今年はマイネルエンペラーに騎乗。中山芝2500mの勝ち方が問われる舞台だけに、流れに合わせて早めに動けるかがポイントになります。

結論として丹内祐次騎手は、基本は軽視のC評価。押さえるとしても、相手・3着候補までに留めたい存在です。

C評価：西村 淳也騎手 エルトンバローズ騎乗

• 有馬記念は過去10年で騎乗経験なし
• 中山芝2500mでも馬券圏内ゼロ
• 2025年の中央GⅠでは連対1回のみ

西村淳也騎手は有馬記念での騎乗経験がなく、この舞台での適性は未知数です。中山芝2500mでも【0-0-0-1】と実績はなく、スタミナ戦・多コーナー戦への裏付けは不足しています。

2025年の3歳上中央GⅠでは2着が1回あるものの、勝ち切りや安定感という点では物足りない印象です。今年はエルトンバローズに騎乗ですが、距離延長と舞台替わりが重なり、騎手・馬ともに不確定要素が大きい組み合わせとなります。

結論として西村淳也騎手は、経験・実績ともに不足しているC評価。展開が極端に向いた場合の押さえまでに留めたい存在です。

C評価：荻野 極騎手 エキサイトバイオ 騎乗

• 有馬記念は過去10年で騎乗経験なし
• 中山芝2500mでは1回の騎乗で2着と結果は出している
• 2025年の中央GⅠでも1回の騎乗で3着と最低限の爪痕

荻野極騎手は有馬記念での騎乗経験がなく、この舞台での適性は未知数です。ただし中山芝2500mでは【0-1-0-0】と、1度の騎乗で2着に好走しており、スタミナ戦への最低限の対応力は示しています。

2025年の3歳上中央GⅠでも3着が1回ありますが、いずれもサンプル数が少ない点は大きな不安材料です。有馬記念のように経験が問われる舞台では、この不確定要素はそのままリスクになります。

結論として荻野極騎手は、データ不足がネックとなるC評価。人気薄なら押さえまでに留め、軸・本命での起用は避けたい存在です。

C評価：松本 大輝騎手 ミステリーウェイ騎乗

• 有馬記念・中山芝2500mともに騎乗経験なし
• 3歳上中央GⅠでも実績データが存在しない
• 舞台・格・経験のすべてが大きな課題

松本大輝騎手は有馬記念・中山芝2500mともに騎乗経験がなく、2025年の3歳上中央GⅠでも実績はありません。大舞台で評価できる材料が現時点では見当たらないのが実情です。

有馬記念は経験値とコース理解が強く問われるレースであり、その点でデータ・経験の両面で大きく見劣るのは否めません。今年はミステリーウェイに騎乗ですが、馬・騎手ともに上積み材料は乏しい状況です。

結論として松本大輝騎手は、最も割り引きが必要なC評価。展開が極端に向かない限り、馬券的には基本的に見送りが妥当でしょう。

有馬記念で騎手を判断材料として使う2パターン

ここまで紹介してきた騎手データを、有馬記念の馬券にどの程度反映させるべきかを紹介します。

有馬記念は、馬の能力が拮抗しやすい舞台だからこそ、騎手の判断力をどう使うかが回収率を左右します。

パターン① 能力差が小さい上位人気馬で迷った時

能力評価が拮抗した上位人気馬が複数いる場合は、騎手で優劣をつけるのが有馬記念の基本です。

この時は、
・有馬記念
・中山芝2500m
で実績を残している騎手を優先します。
つまり同程度の能力なら、本記事の騎手ランキング上位を選べば問題ありません。

実際に2022年の有馬記念では、イクイノックス、ボルドグフーシュ、ジェラルディーナと上位馬が拮抗する中、C.ルメール騎手が騎乗したイクイノックスが勝利しました。

中団外で折り合い、3コーナーからスムーズに進出して差し切る内容は、中山芝2500mを熟知した騎乗が結果に直結した一例と言えます。

このように、上位人気で迷った時は、有馬記念実績のある騎手で選ぶのをおすすめします。

パターン② 能力上位だが枠順・展開に不安がある時

馬の能力自体は明らかに上位だが、外枠や展開面に不安がある場合でも騎手で評価を調整します。

具体的には、本記事でA評価以上としている騎手なら評価を大きく下げない判断で問題ありません。一方、B評価以下の騎手なら同条件でも評価を一段下げたほうが良いでしょう。

実際に2019年の有馬記念では、外枠からの発走となったリスグラシューを、中山芝2500mとGⅠで実績豊富なD.レーン騎手が騎乗。道中は無理に位置を取りに行かず、流れに乗って運び、直線で一気に抜け出す完勝でした。

能力上位馬＋信頼できる騎手であれば、枠不利は致命傷にならない好例です。

有馬記念の騎手に関するよくある質問

Q1. 騎手がもらえる賞金はいくらですか？

A. 有馬記念で騎手が受け取る賞金は、獲得賞金の約5％が目安です。
有馬記念の1着賞金は5億円のため、勝利騎手の取り分は約2,500万円になります。

Q2. 有馬記念に出場できる騎手の条件は何ですか？

A. 有馬記念に出場できる騎手に特別な条件はありません。
有馬記念は出走馬に対して出場条件が設けられているレースであり、騎手自身に資格・制限・ランキング条件などはありません。

ファン投票や賞金順などで出走資格を得た馬に騎乗することで、その馬の主戦・依頼を受けた騎手が有馬記念に騎乗する形になります。

Q3. 有馬記念では騎手変更はプラスになりますか？

A. 基本的にはマイナス評価ですが、乗り替わり騎手が有馬記念や中山芝2500mで実績を持つ場合は例外です。
特に実力馬への有馬記念実績騎手への乗り替わりは、評価を下げる必要はありません。

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まとめ

有馬記念2025は、馬の能力を軸にしつつ、騎手評価で精度を上げるのが最も失敗しにくい考え方です。

中山芝2500mは位置取りや仕掛けの判断が結果に直結しやすく、能力差が小さいほど騎手の立ち回りが着順に影響します。

そのため馬柱を見る時は、まず馬の力を評価したうえで、有馬記念・中山芝2500mで実績のある騎手かどうかを必ず確認しましょう。

特に迷った時は、
・能力が拮抗しているなら騎手実績のある方を上に取る
・枠や展開が不安でもA評価以上の騎手なら大きく下げない

この2点を押さえるだけで、馬券のミスは大きく減ります。

最後は枠順・馬体・当日の気配も合わせて、騎手評価を仕上げの判断材料として使うのが理想です。

参考・参照元一覧