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更新日:2024.09.03

単勝で勝ってる人はいる?回収率を高める3つのルール

更新日:2024.09.03

中央競馬も地方競馬も数多くの券種が発売されています。

その中でも、単勝は「1着の馬を予想する」馬券です。

勝ち馬を予想するという意味では。もっともシンプルで分かりやすい券種といえるでしょう。

馬券全体のシェアの半分を3連単と3連複が占めており、単勝のシェア率は10%弱しかありません。

しかしながら、世の中には単勝で勝ってる人もいます。

そこで、当記事では単勝の特徴や勝つための秘訣について解説します。

単勝を駆使して利益を得たい方は、ぜひ最後までご覧ください。

単勝とはどのような券種?

疑問1

単勝の定義は「1着に来る馬を予想する」券種です。

馬連や3連単と違って勝ち馬だけを探せば良い馬券で、また、1頭の馬を選択するだけで馬券が購入できるので予想しやすい券種といえます。

ただし、単勝は予想しやすい反面、当たった時の配当妙味は馬連や3連単に劣ります。

そのため、一獲千金を目指している人からしたら単勝はそこまで人気がありません。

しかし、単勝は時おり驚くような高配当が出ることもあります。

ここからは単勝の的中率や平均配当、そして過去の最高払戻を見ていきましょう。

的中率と平均払戻について

単勝の的中率は出走頭数によって変わってきます。

下記に早見表をまとめたので参考にしてください。

出走頭数 単勝の的中率
1頭 発売無し
2頭 50.0%
3頭 33.3%
4頭 25.0%
5頭 20.0%
6頭 16.7%
7頭 14.3%
8頭 12.5%
9頭 11.1%
10頭 10.0%
11頭 9.1%
12頭 8.3%
13頭 7.7%
14頭 7.1%
15頭 6.7%
16頭 6.3%
17頭 5.9%
18頭 5.6%

ちなみに、単勝の的中率は下記の数式を使って求めています。

◆単勝の1頭当たりの的中率

1÷出走頭数×100=(%)

単勝の平均払戻は下記の通りです。

データはJRAのデータラボにある競馬ソフト「TARGET frontier JV(ターゲット)」から引用しています。

2019年から2023年の中央競馬の全レースを対象に、年度別にまとめました。

年度 単勝平均配当
2023 970円
2022 954円
2021 988円
2020 1,064円
2019 987円
過去5年の平均配当 993円

単勝の平均配当は9~10倍で平均配当は993円でした。

人気馬の配当は1~2倍台が多いので、平均配当を見て思った以上に高く感じる人が多いのではないでしょうか。

単勝は人気馬が勝ったときは安いものの、穴馬が勝利した際は1,000円を超えることがよくあります。

穴馬が平均配当を押し上げているといってもよいでしょう。

過去最高払戻を調べた結果

中央競馬と地方競馬の単勝馬券の過去最高払戻は下記の通りとなります。

中央競馬の最高払戻 地方競馬の最高払戻
払戻金額 5万6,940円 20万5,760円
発生日 2014年4月26日 2001年7月18日
レース名 福島 4歳以上500万下 姫路競馬 C 3歳以上

中央競馬の単勝最高払戻は2014年の4月26日に飛び出た5万6,940円です。

勝ち馬のリバティーホールは16頭立ての16番人気でしたが、道中先行競馬が見事かみ合ってそのまま押し切りました。

10年以上も単勝最高ホルダーを保持し続けている波乱の立会人となったのです。

地方競馬の最高配当は2001年7月18日の姫路競馬場で発生しました。

勝ち馬ハッピーランランは出走馬の中で唯一の初出走でしたが、いきなりのレースで勝利をおさめます。

払戻20万5,760円は1987年の名古屋競馬場で飛び出た10万5,540円の記録を更新し、現在も破られていない記録となったのです。

ちなみに、ハッピーランランの単勝的中票数は1票でした。

そもそも単勝を買い続けて勝てるの?

疑問2

単勝馬券はシンプルな馬券ですが、払戻妙味は馬連や3連単に劣ります。

馬券全体の中でも複勝に次いで配当妙味が小さいので、果たして単勝だけで勝ち続けられるのか疑問に思う方もいるでしょう。

ここからは単勝馬券の回収率や、回収率100%を超えている騎手について解説していきます。

1番人気の回収率は80%前後

1番人気がレースで勝つ確率は約30%と言われています。

3回に1回勝利しているので、他の券種と比較すると的中率は高いといえるでしょう。

では、1番人気の馬を買い続けたら儲かることができるのか、競馬ソフト「TARGET frontier JV(ターゲット)」を使って確認してみます。

2018年から2023年の中央競馬の全レースを対象に、年度別にしました。

年度 1番人気の回収率
2023 79%
2022 81%
2021 79%
2020 78%
2019 74%
回収率の平均 78%

過去5年の中央競馬全レースの単勝平均回収率は78%ほどでした。

80%を下回っていますが、2022年には81%だったので平均80%前後と判断して良いでしょう。

ただし、黒字収支を上げるには回収率が100%を超えてないといけません。

過去5年の単勝回収率はいずれも100%を下回っていたので、1番人気を買い続けても収支は赤字になることが分かりました。

回収率が100%を超えている騎手が存在!

1番人気を買い続けてもほぼ間違いなく赤字収支になることが分かりました。

楽して儲けることは不可能なのでしょうか。

データを分析したところ、単勝回収率100%を超えている騎手がいました。

どの騎手が単勝回収率100%を超えていたのか、競馬ソフト「TARGET frontier JV(ターゲット)」を使って確認してみます。

対象にしたのは2018年から2023年の中央競馬の全レースです。

なお、短期免許で来日した騎手や地方から参戦した騎手、引退した騎手は除外しています。

回収率100%を超えていた騎手 単勝回収率
水沼元輝 158%
佐々木大輔 111%
横山琉人 107
小野寺祐太 107%
荻野琢真 106%
上野貴也 104%

上記6名が過去5開催の騎乗で単勝回収率100%を超えていました。

ダントツで成績がよかったのが水沼元輝騎手で、単勝回収率は158%と抜けています。

ただ、水沼騎手は2024年7月11日にスマートフォンの不適切使用で来年2月まで騎乗停止処分を食らいました。

狙いたいところでしたが、騎乗がないのはどうしようもありません。

その他の騎手を見てみると、20歳の若さながらも第一線で活躍している佐々木大輔騎手も単勝回収率111%です。

出走機会は少ないですが、横山琉人騎手や荻野琢真騎手も100%を超えているので出走するようでしたら狙ってもよさそうです。

小野寺祐太騎手と上野貴也騎手はどちらも障害レースで結果を残していました。

障害レースを買う際は狙ってみてもいいかもしれません。

ちなみに、リーディング上位のC.ルメール騎手は単勝回収率が71%、川田将雅騎手は86%です。

単勝で勝負するメリット・デメリット

メリットとデメリット

単勝馬券は長期的に買い続けても赤字になる可能性がありますが、騎手によってはベタ買いでも利益が上げられます。

ところで、実際に単勝馬券を買う上でどのようなメリットとデメリットがあるのか気になる方もいるでしょう。

ここからは、単勝で勝負する際のメリットとデメリットを解説していきます。

メリットは「予想がシンプルで控除率が低い」こと

単勝の最大のメリットは「予想がシンプル」。これに尽きるでしょう。

馬連や3連単のように、2頭以上の馬を予想する必要はなく、出走馬の中で1着に来るであろう馬を予想するだけで馬券が買えます。

そのため、予想に割く時間も馬連や3連単ほど必要ではありません。

しかも、単勝はほかの券種と比較しても1点当たりの的中率が高いので当たった時の喜びも味わいやすいです。

その他、単勝馬券のメリットとしては「控除率が低い」ことも挙げられます。

控除率とは、馬券の売り上げに発生する手数料のようなもので、競馬を主催する胴元の主な収入源となります。

競馬のオッズとは、売上から控除率を引いたものを的中者に分配するため、控除率が高いほど配当妙味が小さくなりやすいです。

なお、競馬の控除率は券種ごとに異なり、中央競馬における控除率は下記の通りとなっています。

券種 控除率
単勝 20.0%
複勝 20.0%
枠連 22.5%
馬連 22.5%
ワイド 22.5%
馬単 25.0%
3連複 25.0%
3連単 27.5%
WIN5 30.0%

全ての券種に20~30%の控除率が設定されており、配当妙味の高い3連単やWIN5ほど高いです。

そして、単勝は全券種の中でもっとも低い20%に設定されています

そのため、実は当たった時の配当期待値は複勝と並んでもっとも高いのです。

デメリットは「高額払戻を狙いにくい」こと

単勝馬券のデメリットは、的中率が高い反面、「高額払戻を狙いにくい」です。

他の券種の平均はどれくらいなのか、下記の表にまとめました。

対象期間は2018年から2023年の中央競馬全レースです。

これまで同様、競馬ソフト「TARGET frontier JV(ターゲット)」を使ってまとめました。

券種 平均配当
単勝 993円
複勝 338円
枠連 2,120円
馬連 5,483円
馬単 10,867円
3連複 20,896円
3連単 130,947円

単勝の平均配当は約1,000円弱ありますが、それより平均配当が安い券種は複勝のみです。

それ以外の券種はすべて単勝よりも平均配当は高いです。

その中でも、3連複は2万円以上、3連単は13万円を超えていました。

確かに、100円が万馬券になる券種は競馬で一攫千金を狙っている人からしたら魅力に感じます。

馬券全体の売り上げシェアの半分を3連単と3連複が占めていることから配当妙味は馬券を購入する上で大きな影響を与えています。

高額払戻が得られにくいのは単勝のデメリットなのです。

単勝の回収率を高める!勝つために抑えておきたい3つのルール

勉強画像

単勝は長期的に人気馬を買い続けてもほぼ間違いなく赤字になります。

しかも、単勝は全券種の中でも高額払戻が得られにくい券種です。

しかし、世の中にはデメリットも少なからず存在している単勝馬券で年間の収支を上げている方もいます。

ここからは、単勝で勝つために心がけたい3つのルールについて解説します。

人気馬もしくは穴馬のどちらか1点勝負

一つ目の方法は、人気馬か穴馬に1点勝負することです

人気馬は単勝オッズが1倍台になることも多く、配当妙味は高くありません。

しかし、投資金額を多くすることで当たった時に高額配当にすることができます。

例えば、単勝1.5倍の人気馬に100円賭けた場合、的中しても150円しか返ってきません。

しかし、1.5倍の馬に1万円賭けて当たったら1万5,000円になって5,000円も儲かります

人気馬はもともと的中率が高いため、投資金額を釣り上げることで当たった時のリターンを高めることができます。

対して、穴馬に絞って購入する方法も面白いです。

穴馬が勝つことはそこまで多くありませんが、当たった時のリターンは非常に大きいです。

しかも、単勝でも配当が30倍以上、時には単勝万馬券が発生することもあります

穴馬を中心に予想するのであれば少額で穴馬に絞って買い続け、当たった時の回収率向上につなげることができます。

ちなみに、1点買いを推奨する理由は「トリガミ」を回避できるからです

トリガミとは、的中したにもかかわらず、払戻金が投資金を下回ることで、一言でいうと「的中したけどマイナス」になることです。

人気馬を組み合わせた多点買いでトリガミが発生することがありますが、1点買いではトリガミは絶対に発生しません

単勝は全券種の中でも払戻は小さく単勝の多点買いはトリガミになりやすいため、1点買いをおすすめします。

オッズが変動するので締め切り直前に購入

単勝馬券は全券種の中でも特にオッズの変動が激しいです。

そもそもオッズは馬券の総売上から控除率を差し引いた割合を数値化しています。

そのため、誰かがある馬に多額の投資を行うと、それだけでオッズは変化してしまうのです。

そして、オッズは馬券発売締め切りまで常に変動しています。

前もって購入した馬が、レースが開催される間際にオッズを大きく落とすことも珍しくありません。

購入したときよりも配当妙味が小さくなるリスクを回避するには、馬券締め切り直前に馬券を購入するのがよいです。

ただし、馬券締め切り直前は多くの人が馬券を買うため、券売機は行列、そしてネット投票はつながりにくくなります。

他の人のために購入できないのが一番辛いので、オッズの変化を考慮したうえで馬券購入するのが得策といえるでしょう。

競馬予想サイトを活用して勝負レースを判断

単勝馬券で勝つためには競馬予想サイトを利用するのもおすすめです。

競馬予想サイトとは、競馬予想を提供しているサイトを指し、販売している予想プランの多くは有料です。

しかし、専門の馬券師やプロ顔負けの分析力で、業界屈指の高回収率を叩き出しているサイトも存在しています

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まとめ

単勝馬券は全券種の中でも予想しやすく、控除率が低い券種です。

配当妙味が小さいなど、デメリットもいくつかありますが、競馬で利益をあげるには的中が大前提です。

そういった意味ではもともとの的中率が高い単勝は可能性に秘めた券種といえるでしょう。

当記事では単勝の基本的な情報や勝つために心がけたいルールもまとめました。

単勝馬券で収支を上げたい方はぜひ参考にしてみてください。