「地方競馬の当て方が知りたい!」
「中央競馬は勝てるのに、地方は難しい…。」
そう感じている方も多いのではないでしょうか。
中央競馬よりも開催数が多く、レース展開を比較的推測しやすい地方競馬は稼ぎやすいと言えます。
筆者は、地方競馬で勝つには地方競馬のコース形状などの情報と、それに伴った対策方法をしっかりと講じておけば勝てると考えています。
そこで、本記事では地方競馬の当て方を徹底解説していきます。
是非、最後までお読みください。
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地方競馬を当て方①:特徴を完璧に把握する
地方競馬を当てるためには、まずはそのレースの違いについて把握する必要があります。
というのも、地方競馬は中央競馬と大きな違いが4つあります。
- 開催はダートコースのみ
- 直線距離が短い
- 1番人気の勝率が高い
- 中央競馬とは控除率が異なる
これらを把握しないまま中央競馬と同じ感覚で勝負すると当てることは難しいです。
地方競馬にはどのような特徴があるのかを解説してきます。
特徴①:開催はダートコースのみ
地方競馬を当てるならダートコースでのレース展開を知っておく必要があります。
中央競馬では芝とダートの割合は半々くらいであるのに対し地方競馬では芝コース併設の盛岡競馬場を除き、全てがダートコースで開催されるからです。
内枠が有利な芝コースに比べて、ダートコースではスピードに乗りやすい外枠が有利だとされています。
また、雨で馬場が濡れた時にタイムが遅くなる芝コースに比べてダートコースでは重馬場の方がスピードが出ます。
芝とダートでは特性が真逆であるため、中央競馬と同じ感覚で臨むと痛い目を見ることになります。
特徴②:直線距離が短い
地方競馬ではどの競馬場でも全体的に直線距離が短い傾向にあります。
直線距離が短いことでコースの小回りが多くなりスピードに乗りづらく、坂も少ないことから先行馬が速度を落としにくいため差し馬には不利なシチュエーションが多いのです。
実際、最長のダートコースがある東京競馬場の直線距離が501mあるのに対して地方競馬で最も直線距離が長い大井競馬場では386mしかありません。
つまり、逃げ馬や先行馬の方が有利になるレース展開が多発するのです。
特徴③:1番人気の勝率が高い
地方競馬では1番人気が圧倒的な実力を誇り、2番以降はどんぐりの背比べ状態であることが多いです。
地方競馬では中央競馬よりもクラス分けが細かく行われるため、実力が拮抗しやすいのです。
地方競馬での1番人気は勝率が高いことはデータとしても上がっています。
最も高いもので2017年の名古屋競馬場での勝率は54.2%を誇り、その他の競馬場でも35~50%の勝率を誇ります。
つまり、1番人気を軸馬に選ぶことをおすすめします。
特徴④:中央競馬とは控除率が異なる
地方競馬の控除率は中央競馬とは異なります。
地方競馬では1頭を選ぶ券種では20%。2頭を選ぶ券種は25%、3頭を選ぶ券種は27.5%です。
地方競馬を当て方②:6つのコツを抑える
1章で紹介しました地方競馬の特徴を踏まえ、本章では地方競馬を当てるための6つのコツを紹介します。
- 主戦場を決める
- 逃げ馬を軸にして買う
- 2番人気以降の馬を軸にすることも検討
- 予想に自信があるなら連系馬券を購入する
- 中央競馬出身の馬は避ける
- 会場ごとの特徴を抑える
これら全てを意識できれば的中率を高めることも難しくないでしょう。
コツ①:主戦場を決める
地方競馬を当てるためには自分が予想の得意な主戦場を決めておくべきでしょう。
というのも、前述した通り地方競馬場はコースが地方競馬に比べて特徴的です。
基本的に地方は逃げ・先行の馬が有利になる傾向があり、南関東公営競馬場は差し馬が有利になる傾向があります。
つまり、中央競馬のように競馬会場全体で使えるセオリーをアテにするのではなく、戦場を絞って挑むべきでしょう。
コツ②:逃げ馬を軸にして買う
地方競馬では逃げ馬を軸にした買い方をするのがおすすめです。
というのも、地方競馬はダートコースが大半で、ダートコースは直線距離が短いのが特徴です。
直線が短いということはつまり、ラストスパートをかけられる区間が短いということになるので逃げ馬が逃げ切りやすいのです。
このような背景から、地方競馬では序盤から先頭にいる馬が勝ちやすいレース展開が多くなるのです。
コツ③:2番人気以降の馬を軸にすることも検討
地方競馬では一番人気の馬の勝率が圧倒的に高いと説明しました。
的中率を上げるなら積極的に一番人気の馬を軸に購入すべきでしょう。
本節で解説したいのは地方競馬で回収率を上げる方法です。
地方競馬にて1番人気が最も強いのはもはや常識、単勝1番人気の馬は常に低オッズです。
その分他の馬はオッズが高く、回収率を考えるなら2番以降の馬に目を向けてみましょう。
中には実力が伴っているのにも関わらず高オッズな馬も存在します。
コツ④:予想に自信があるなら連系馬券を購入する
もし、予想に自信を持てるレースがあるのなら、連系馬券の購入を検討してみましょう。
中央競馬ではなかなか見られない高配当を得ることができます。
というのも地方競馬ではクラス分けが細かくされているため実力が拮抗しており、馬の優越を予想するのが難しいのです、
逆に予想力がなければ連系馬券はおすすめしません。
コツ⑤:中央競馬出身の馬は避ける
中央競馬から来た馬に関してはあまり購入をおすすめしません。
というのも、中央競馬出身の馬が絡む馬券を購入する際には必ず、中央競馬でやっていけなかった理由を考えて欲しいのです。
多くの馬は中央競馬では勝てずに地方競馬落ちしていることが大半です。
いくら地方競馬と言えど中央競馬でパッとした成績を出せなかった馬が圧勝できるほど甘くありません。
中央競馬の広いダートを走ってきた馬が急に中央競馬の狭いダートに対応できるのかといった問題もあります。
しかしながら、その逆に中央競馬では凡走でも地方競馬では輝くパターンもあるので見極めが大事です。
コツ⑥:会場ごとの特徴を抑える
地方競馬は中央競馬に比べて形状が特徴的なコースで開催されるため、会場ごとの特徴を把握しておくことをおすすめします。
競馬場によって枠の有利不利が変わってくるため、会場の特徴を知ることが的中に繋がるからです。
実際に地方競馬のダート戦では外側が有利とされているものの、川崎競馬場ではスタート直後に1,400mの急カーブが設けられており、内枠が有利になるなど例外が存在します。
人によっては自分の予想が当てやすい会場を見つけたら、そこでしか予想をしない人もいるくらいです。
このように、地方競馬ではコースの特徴によって勝ち方が変わってくるので競馬場の情報は常日頃から集めておくことをおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本記事では地方競馬の当て方について徹底解説しました。
地方競馬は中央競馬とは異なり、当て方が異なってくることがお分かりいただけたかと思います。
地方競馬の特徴は以下4つ。
- 開催はダートコースのみ
- 直線距離が短い
- 1番人気の勝率が高い
- 中央競馬とは控除率が異なる
そして当てるためには以下6つのコツを抑えておきましょう。
- 主戦場を決める
- 逃げ馬を軸にして買う
- 2番人気以降の馬を軸にすることも検討
- 予想に自信があるなら連系馬券を購入する
- 中央競馬出身の馬は避ける
- 会場ごとの特徴を抑える
本記事をきっかけに、地方競馬に挑戦してみていただければ幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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1969年デイリースポーツ入社。その後、専門誌・馬三郎にて本紙予想担当。50年越えの競馬記者人生を通して、競馬予想界の大御所と言われるほどに。